台湾の物価は日本と比較するとどうなの?
台湾旅行に行こうと思っている人で、2020年現在の台湾の物価をご存じでしょうか?基本的にどのような国においても、物価のレートは変動するものなので、いざ海外旅行に行く際にしっかりと把握することをおすすめします。
そこでこの記事では、2020年現在の台湾の物価を、日本の物価と比較しながらご紹介します。せっかくの台湾旅行を存分に楽しむためにも、日本の物価と比較をして、台湾の物価が高いのか低いのか把握しておきましょう。
合わせて、台湾旅行での食事や、観光で必要な物の値段について詳しく解説していきます。これから台湾を旅行で訪れようと考えている人は、しっかりと台湾の物価を知って、思いっきり旅行を楽しんでください。
台湾の物価は日本と比べて安い?
一般的に台湾で使われている通貨は、台湾元や、台湾ドル、NT$、圓、TWDと呼ばれていて、すべて同じ通貨のことを指しています。ガイドブックの中には、ドルや元と表記されている場合もありますが、どれも共通の通貨であることを把握しておきましょう。
さらに台湾元として使用されている硬貨は、1元や、5元、10元、50元といった種類があります。一方で台湾元の紙幣は、100元や、500元、1000元などの種類があり、2000元は2000円札のように珍しい紙幣として扱われています。
もちろん台湾元は、中国で使われている元と違ったお金なので、しっかりと違いを把握しておきましょう。次の項目から、台湾と日本の物価のレートの違いについて解説していきます。
近年物の値段は上がっている
一般的に台湾に対して、日本と比べて物価が低いといった認識もあるものの、近年物の値段は上がってきているようです。特に物価の上昇は、個人経営店のレストランなどに影響を与えていて、食事なども値上げせざるを得ない状況となっています。
シンプルに食事だけでなく、観光入場料や、交通費、お土産といった分野も物価が上昇していることから、全体的に値段も高くなっていると言えます。数年前まで日本と比較して格段に低かった物価は、ほぼ日本と同レベルに変化してきています。
今現在で日本と比較して低いものは、交通費や、庶民的な食堂での食事とされています。基本的にブランド品は、ブランドのレートにも左右されるので、しっかりとチェックしておくことをおすすめします。
台湾元の日本円のレート
ここまで台湾元について解説してきましたが、具体的に台湾元の日本円レートをご存じでしょうか?もちろん時期によって台湾元のレートは変動するものの、2020年現在において、1台湾ドル=3.61円とされています。
いざ日本円を台湾元に変えようとすると、為替手数料などもかかってくるため、おおよそ1台湾ドル=4円となります。ここ数年のレートを確認していくと、3円から4円の間で変動していることから、しっかりとチェックすることをおすすめします。
2020年現在において、35台湾元のコンビニおにぎりを買おうとすると、150円に相当する計算です。いざ台湾旅行に行く際は、台湾元の日本円のレートをチェックして、お得に旅行をしましょう。
台湾の物価①食事
ここまで台湾元の日本円のレートについて解説してきましたが、実際の台湾の物価も気になっていませんか?せっかくの台湾旅行を楽しむにあたって、食事や観光などは欠かせないものですが、分野によって台湾の物価も異なっています。
そこでこの項目からは、何かと気になる台湾の物価の中でも、食事に関する物価について解説していきます。お手軽に利用できるようなマクドナルドや屋台飯から、本格的なレストラン、日本料理の物価について説明していくので、いざ台湾旅行に行くときの参考にしてみてください。
レストラン
レストランの種類によって物価は変わってくるものの、老舗の台湾レストランであれば、一品500元~700元ほどするとされています。2、3人といった人数で行く場合は、1500元ほどかかる計算になり、比較的物価が安いと言えます。
基本的に台湾のレストランは、フルコース料理が用意されているというより、好きな料理を自分で選ぶような形式です。高級レストランに入らない限りは、本当に安い値段で地元の料理を楽しめるので、安い値段で台湾料理を楽しみたいときにおすすめとなります。
屋台飯
台湾旅行の醍醐味の一つとして、屋台飯を特徴としているわけですが、実際に台湾の夜市は毎日のようににぎわっています。屋台飯の中でも、小皿タイプの屋台飯は、おおよそ50元前後で販売されています。
一般的に台湾の人々は、自分で自炊をしないと言う習慣を持っているため、できるだけ安い食事を提供しようといった考えを持っているわけです。もちろん屋台飯の種類は多岐に渡っているので、いざ台湾の夜市を観光するときに、どういった屋台が用意されているのか把握しておきましょう。
日本料理
あまり台湾の料理を好きではないと感じる人に、日本料理を食べることをおすすめしますが、ほぼほぼ日本で提供されている値段と変わりはありません。高級な日本料理のお店に行けば、もちろん高い値段ではあるものの、日本のチェーン店も数多くあります。
こういった日本のチェーン店の料理は、多少台湾風のアレンジが加えられていることもあるので、観光の際に味を比較するのもおすすめです。台湾の物価を安いと思って、日本料理を食べてしまうと損をしてしまうものの、気になる人はぜひ日本料理を楽しんでみてください。
マクドナルド
日本だけでなく、全世界に点在しているマクドナルドの物価は、日本と比較してもあまり差もありません。実は日本で提供されているような、安い100円マックといったメニューがないため、人によって台湾の物価の方を高く感じることもあります。
一般的に台湾で販売されているビッグマックは、単品で82元、セットで135元といった価格で買うことができます。デザートも取り扱っているわけですが、マックフルーリは55元、アップルパイは32台湾元といった値段になっていて、お得にデザートを食べたいときにぴったりです。
スターバックス
台湾はカフェの種類がふんだんにあり、個人経営店のカフェも少なくありません。もちろんスターバックスといったチェーン店のカフェも利用することができ、日本の物価と比較しても同じくらいの値段でドリンクを楽しむことができます。
ドリップコーヒーのショートサイズを買う場合は、おおよそ75台湾元で販売されていて、日本円で280円に換算されます。日本のスターバックスにおけるドリップコーヒーのショートサイズが、280円で販売されていることから、本当に日本の物価と変わらないのです。
タピオカ
台湾旅行と言えば、タピオカを外すことはできないわけですが、現地のタピオカも美味しいと評判を呼んでいます。もちろんお店にもよるのですが、台湾で販売されているタピオカは、30元~45元(120円~180円)ほどで販売されています。
一般的に日本のタピオカは、300円以上で販売されている商品も多く、台湾でタピオカをいただく方が断然お得です。ここまで台湾における食事の物価について解説してきましたが、基本的に食事の物価は安いと言えます。
台湾の物価②観光
台湾旅行に行く際は、シンプルに食事を楽しむだけでなく、観光したいと思っていませんか?基本的に台湾を観光するときは、タクシーやバスといった交通費を欠かせないので、しっかりと交通費の物価を知っておくことも大切です。
台湾旅行とひとえに言っても、九分ツアーや、高雄・台南といった観光スポット、ホテルなどを利用することは少なくないため、合わせて物価を把握しておきましょう。これから台湾旅行の計画を立てる人は、観光に関する物価を要チェックです。
交通費
一般的に台湾で使うことの多い交通機関は、バスや、タクシー、地下鉄となっていて、比較的物価が安いとされています。台湾のタクシーは、初乗り1250mまで70台湾元ほど請求されて、200mごとに5元追加されるシステムが取り入れられています。
台湾のバスのほとんどは、15元、30元、45元といった料金を支払うか、交通カードで支払うことで知られています。台湾の地下鉄に関しては、2駅まで20台湾元ほど請求され、それ以降も1駅ごとに5元追加されていきます。
九分ツアー
「千と千尋の神隠し」のモデルとなった九分は、台湾観光におけるメジャースポットとなっていて、数多くの観光客が訪れることで知られています。個人で向かうには移動手段が複雑になっているため、できるだけ九分ツアーを利用することをおすすめします。
日本で事前に九分ツアーを手配しておくと、おおよそ5000円程度で九分のツアーをしてくれるだけでなく、バスまで手配してくれることがほとんどです。オプションによってお茶代やガイド付きのツアーも用意できるので、しっかりとチェックしておきましょう。
高雄
九分と同じように離れている位置にある高尾は、台湾の人気の観光地であることから、数々のオプショナルツアーが用意されています。自然豊かな景色に加えて、屋台やショッピングも楽しめるので、九分と同じくらいおすすめできます。
一般的な高尾のオプショナルツアーは、日本で事前に手配しておくと、5000円~15000円といった価格帯になっています。現地でツアーを申し込むと、日本の7割程度でツアーを頼むことができることから、できるだけお得にツアーを利用したい人はぜひ現地で手配してみてください。
台南
ここまで台湾におけるメジャーは観光地ツアーの物価について説明してきましたが、ここ最近話題となっている、台南というスポットもおすすめです。昔懐かしき台湾の雰囲気と、自然のバランスが良く、日本人に人気のある観光地とされています。
ヨーロッパ風のカフェや、台湾らしい屋台も揃っていることから、台湾旅行を満喫したいときにぜひ行ってみてください。台南ツアーに関しては、現地で450台湾元ほどで頼むことができるので、お得にツアーを頼みたいときにぴったりです。
ホテル
台湾のホテルとひとえに言っても、ビジネスホテルや、高級ホテル、簡易的なホテルがあるため、それぞれ違った値段となります。基本的にお得に利用できるビジネスホテルや簡易的なホテルに関しては、一泊10000円ほどとされています。
グレードの高い高級ホテルになってくると、40000円ほど請求されるものの、様々なオプションを楽しむことができます。台湾の地域によっては、あまり治安が良くないこともあるので、できるだけ安全なホテルを選択することをおすすめします。
台湾の物価④お土産
台湾旅行へ行くときは、シンプルに自分だけで楽しむだけでなく、家族や友人へのお土産を用意する必要がある人も少なくありません。そこでどのような方にも渡せるような、台湾旅行で手に入る、おすすめのお土産の候補をご紹介します。
簡潔に言えば、パイナップルケーキや、ドライマンゴー、シートマスク、小物・雑貨といったアイテムをお土産として買うことをおすすめします。次の項目から、台湾のお土産の物価について解説していくので、いざ買うときの参考にしてみてください。
パイナップルケーキ
数ある台湾旅行のお土産の候補の中でも、パイナップルケーキは定番となっていて、実際にお土産として買う人も多いとされています。他の人と被るようなパイナップルケーキを避けたいときは、話題のチョコレート味の商品を買うことによって、独自性を演出することができます。
「一之軒」が取り扱っているチョコ味のパイナップルは、240台湾元といった安い値段で販売されていて、まさしく台湾土産におすすめです。もちろん空港でも手に入るようなお土産なので、気になる人はぜひ手に入れてみてください。
ドライマンゴー
南国に位置している台湾は、マンゴーやバナナといったフルーツが有名となっていて、ドライマンゴーもお土産におすすめです。基本的に台湾においては、スーパーやコンビニで手に入ることから、お手軽にお土産を手に入れたい人から人気があります。
一般的なドライマンゴーは、200台湾ドルといった値段で販売されていて、日本円に換算すると800円程度になります。もちろん台湾には他のドライフルーツも販売されているので、ぜひ友達や家族好みのドライフルーツをお土産として買ってみてください。
シートマスク
日本であまり知られていないシートマスクは、台湾の定番お土産の一つで、美容好きの女性から人気があります。シートマスクは、ある一種のフェイスパックのようなもので、台湾のドラッグストアで必ず販売されています。
ここ最近では、「我的美麗日記」といったシートマスクが日本で販売するようになり、使いやすいと話題を呼んでいます。基本的に台湾でシートマスクは、1シートあたり60台湾元といった値段となっていて、お得にフェイスケアグッズが欲しいときにおすすめです。
小物・雑貨
台湾の小物や雑貨の中とひとえに言っても、様々な商品の中から選ぶのは難しいと思っていませんか?特にかごバッグや、台湾シューズ、キッチン雑貨が可愛いと評判を呼んでいて、お土産として日本に持ち帰る人も数多くいます。
台湾シューズであれば、1足1200円といった値段で売られているので、コスパよくおしゃれな靴を手に入れたい人におすすめです。ここまで台湾のお土産の物価について解説してきましたが、ぜひお気に入りのお土産を見つけてみてください。
台湾の物価③飲料・食品
基本的に台湾の物価は安いことについて説明してきたものの、いざ台湾を観光しているときに必要な、飲料や食品気の値段をご存じでしょうか?実は台湾にセブンイレブンや、ファミリーマートといったコンビニがあることから、安い値段で飲食物を手に入れることもできます。
数ある飲食物の中でも、水や、果物、ジュース、缶ビール、スナック菓子、コンビニおにぎりといった商品の物価について解説していきます。台湾のコンビニは日本と比較すると違った雰囲気を持っているので、ぜひ訪れてみてください。
水
台湾の水道水はそのまま飲むことができないので、水を飲みたいと思ったときに、ミネラルウォーターを飲むことをおすすめします。スーパーやコンビニで「自來水」と書かれている水は、水道水が濾過されていて、5~10元といった安い値段で手に入れられます。
「礦泉水」と書いてある水は、ミネラルウォーターとなっていて、10元~30元といった少しお高めな値段で販売されています。スーパーやコンビニを訪れた際は、しっかりと2種類の水を比較しておきましょう。
果物
台湾の市場などには、新鮮な果物が売られていることもあり、それぞれ違った価格設定を特徴としています。特に台湾のマンゴーは、89台湾元といった安い値段で手に入れることができ、日本と比較するとお得なことで知られています。
一方でりんごやいちごといった輸入されている果実は、比較的値段が高く、季節によっては美味しくない可能性があります。もちろんお店によっても、果実の値段は変動するので、気になる人はぜひ比較をしてみてください。
ジュース
台湾に数多くのジューススタンドもあるわけですが、ソフトドリンク類においては、日本より安くジュースを買えるのも嬉しいポイントです。コーラやスプライト、お茶のほとんどは、たった25元といった安い値段で販売されています。
ジューススタンドが独自で作っているようなジュースだとしても、40元~60元といった値段で提供していて、お得にジュースを飲みたいときにぴったりです。もちろんタピオカミルクティーもお手軽な値段なので、気になる人はジューススタンドをチェックしておきましょう。
缶ビール
基本的に台湾のビールは、日本と比較すると安い値段で提供されていて、お得にビールを飲みたい人か人気があります。特に定番の「台湾ビール」は、350ml缶が30元といった値段になっていて、日本円に換算すると110円ほどとなります。
台湾では、ハチミツやマンゴーが含まれているビールが販売されていることもあり、ここ最近話題を呼んでいます。もちろんコンビニなどでキリンビールやアサヒビールも売られていて、お得な値段で手に入れることができます。
スナック菓子
ちょっと小腹が空いたときに最適なスナック菓子も、台湾のスーパーで販売されていて、お土産として買うのもおすすめです。特に台湾で有名な「新貴派」と呼ばれているウエハースは、39元で手に入るコスパのいいスナックの一種となります。
もちろん、どのようなスナック菓子もお得でおすすめではありますが、その中でも「ヌガークラッカー」が人気です。あまじょっぱいねぎ入りのクラッカーとなっていて、お土産として買う人も少なくありません。
コンビニおにぎり
ここまで台湾における飲食物の物価について解説してきましたが、お手軽に食べられるコンビニおにぎりの値段をご存じでしょうか?上記でも軽く触れましたが、セブンイレブンやファミリーマートもある台湾は、コンビニおにぎりの種類も豊富です。
一般的に台湾のコンビニおにぎりは、20元~40元といった価格帯になっていて、日本と比較するとあまり差を持っていません。お弁当も70元~100元ほどで販売されているので、お得に食事をとりたいときにおすすめです。
物価を把握して台湾旅行を楽しもう!
この記事では、台湾の物価について紹介してきました。台湾の物価は上昇していることから、近年物の値段も高くなっています。
合わせて、台湾の物価を食事や観光といった分野別に解説してきました。台湾の食事やお土産の中には、コスパよく手に入る商品も数多くあります。ぜひ物価を把握して、台湾旅行を楽しんでみてください。