包丁の正しい使い方と切り方の基本!置き方など安全に使うための注意点も!

包丁の正しい使い方と切り方の基本!置き方など安全に使うための注意点も!

料理の初心者もベテランも、意外に包丁の正しい使い方を意識しないで、指を切らない程度に安全に使えればOKかな?などと思っている人がいる様です。ところが、包丁の使い方と切り方は料理の基本中の基本と言われています。そんな包丁の正しい使い方と切り方について紹介します。

記事の目次

  1. 1.包丁の正しい切り方・使い方って知ってる?
  2. 2.包丁の切り方・使い方の基本
  3. 3.包丁の切り方・使い方の注意点
  4. 4.包丁の切り方・使い方の練習法
  5. 5.包丁の切り方・使い方初心者におすすめの切り方
  6. 6.包丁の切り方・使い方を練習しよう!

包丁の正しい切り方・使い方って知ってる?

フリー写真素材ぱくたそ

包丁の使い方・切り方には、様々な基本があります。一般家庭に限らず料理に馴染むという人の多くは、一度や二度指を切ったという経験があります。この様に、包丁は扱い方によっては大変危険な刃物と化すことが稀にあります。

偏に包丁の使い方・切り方の基本を知らず、我流で包丁を扱っている証でもあります。そんな事に遭遇することなく、美味しい料理をこしらえるには、改めて包丁の使い方・切り方の基本を知ることです。

そこで包丁の使い方・切り方そして置き方など、包丁の基本についてまとめました。そして、使い方を間違うと指を切ったり、危険な刃物に化してしまう包丁の安全な使い方などの基本を紹介します。

包丁の切り方・使い方の基本

フリー写真素材ぱくたそ

料理には絶対的に欠かすことのできない包丁は、誰に教わるわけでもなく野菜を切ったり、魚をさばいたりなどできる様になっています。しかし、その様になるまでは、料理本など見たり試行錯誤を繰り返しています。

そんな我流とも思える包丁さばきは、一歩間違えると指を切ったりという様にケガが伴うことも事実です。包丁の使い方や切り方にも基本があります。その基本を身につけることで、より美味しい料理が楽しめます。

包丁は、料理には欠かせない刃物です。その刃物は、扱い方を間違うとケガをします。それ程に包丁の使い方・切り方には日ごろの注意が必要です。包丁の切り方・使い方の基本を紹介します。

包丁使用時の姿勢について

Photo by089photoshootings

包丁の切り方・使い方の基本は、包丁使用時の姿勢から入ります。包丁を使う時は、自分に一番合った姿勢が最高のポジションと言う人が大半です。わざわざ基本を知らなくても、我流で通せると言う人がいます。

しかし、自らが料理をしているときの姿勢を見直してみると、意外に基本に近い姿勢で料理をしていたなどのことがあります。まな板に向かう時には、調理台から約10cm身体を離して、利き足を心持下げて開き加減にします。

そして少し腰をかがめにして上半身を安定させます。これが一般的にいう包丁の使い方の基本姿勢です。そして両肩の力を抜いて、両腕を前に出して切る作業をします。調理台に寄りかからないことが基本です。

包丁の動かし方について

フリー写真素材ぱくたそ

包丁の切り方・使い方の基本は、包丁の動かし方にもあります。包丁の使い方・切り方の基本姿勢から、実際に包丁を動かしていきます。右利きの人は、右手に包丁を持って、左手は手のひらと指を丸めて材料を押さえます。

実際に包丁を動かすときは、魚や肉は包丁を手前に引く様に引き切りします。野菜は、反対に手前から向こう側に押し切りします。包丁の切り方・使い方の基本です。

そして皮をむく時は、包丁を動かすのではなく左手に持つ材料を右に回し、向けた皮は右手の親指で右に送り出します。この様に包丁は、切る時には引いたり押したり、剥く時は滑らすなど切り方・使いかたの基本があります。

包丁の持ち方について

フリー写真素材ぱくたそ

包丁の切り方・使い方の基本で、大切な包丁の持ち方があります。単に包丁の柄を持つというにではなく、持ち方にも基本があります。いずれにしても、力を抜いて軽く握ることが大切です。

包丁の柄の付け根を親指・人差し指と中指で、しっかり握ります。いわゆる包丁を、軽く握り込むという最初の動作です。そして材料に適した切り方をして行きます。

硬い材料は、柄の後方を手の平で包むように持ちます。又、包丁の背に人差し指を添える様に持つと、刃先の方向が定まり固定されます。握り型・押さえ型と指差し型と言う包丁の持ち方の基本があります。

包丁の置き方について

Photo byqimono

包丁の切り方・使い方の基本では、包丁の置き方も重要です。包丁の刃先は、手が少し触れるだけでも切ったりします。包丁で、ケガをするのは使っているときはもちろんですが、不用意に置いておく時もケガをしたりします。

ということで包丁の使い方・切り方では、包丁の置き方も十分な注意が必要です。料理を始めるとまな板の上での作業が多くなります。包丁で材料を切っては、容器などに移したりします。

そんな時には、まな板の上に包丁を普通に置きます。この時の刃の向きが、どちらに向くかで基本がずれてきます。包丁の置き方の基本は、自分とは反対側に刃を向けて、まな板に平行に置くことです。

包丁の収納方法まとめ!引き出しや扉裏を活用した安全で便利なアイデアも!のイメージ
包丁の収納方法まとめ!引き出しや扉裏を活用した安全で便利なアイデアも!
包丁はキッチン道具の中で最も使用頻度が高い道具ですが、最も危険な道具でもあります。家のキッチンに包丁を収納する専用のスペースが無い家庭なら、引き出しや扉裏を使った収納術がおすすめです。この記事では包丁の収納術やあると便利な包丁収納アイテムをご紹介します。

包丁の切り方・使い方の注意点

フリー写真素材ぱくたそ

包丁の切り方・使い方の基本は、包丁の持ち方にあるといっても過言でないほどに、安全に注意した扱いをすることです。包丁の刃先の鋭さは、時に触れただけでケガをするという危険性もあります。

そんな包丁の切り方・使い方には、注意点が様々あります。ハサミも同様ですが、刃がついて物を切るという道具には利き手の問題もあります。右利きの人が左利き用のものを使っても使いこなせないのです。

同じように左利きの人が右利き用の道具を使っても、馴染めないのです。そして、作業的にも効率が悪いということになります。この様に包丁の切り方・使い方は、特に初心者には注意点がたくさんあります。

利き手に合った包丁を使う

フリー写真素材ぱくたそ

包丁の切り方・使い方で、包丁にも使う人の利き手の問題があります。特に初心者の人には、使って最初に気づく使い勝手の悪さです。大概の包丁は、右利き用にできています。左利きの人には、向いていないのです。

一般的に出回っている包丁の刃は、右手に持つ包丁で刃先の角度が右利き用にできています。そんな包丁を左利きの人が使うと、切れない・切りにくいということがあります。

その様に右利き用の包丁は、左利きの人が使うと不都合が起こりやすくなります。包丁は、利き手に合った包丁を使うことが、切れ味も良く美味しい料理がいただけます。そして、切り傷が減ります。

刃の部分も正しく持つ

Photo byFree-Photos

包丁の切り方・使い方で、前の項で持ち方の紹介をしました。初心者の人は、特にこの持ち方の基本を守った持ち方を覚えることが大切です。いわゆる基本に忠実な、包丁の持ち方を知ることは大切なことです。

包丁の持ち方は、包丁の柄の根元を親指・人差し指と中指でしっかり支える様にもちます。この時親指と人差し指は、包丁の刃の部分を挟むようにして持ちます。

刃先のブレを押さえて安定させるのです。包丁は、単に柄を持つだけでは、正しい持ち方とは言えません。包丁は、柄を軽く手に平で包み込むようにして、包丁の刃の部分を正しく持つことです。

片方の手で切るものを押さえる

フリー写真素材ぱくたそ

包丁の切り方・使い方で、実際に材料を切るときには、その材料が動かない様にすることが大切です。そのためには、右手の包丁が材料にあたるとき、左手で材料を押さえることです。初心者は、特に注意が必要です。

材料に左手(左利きは右手)の指を手の平に向けて軽く握ります。決して指先が前に出ない様に、巻き込むようにします。その状態を保ちながら、材料を押さえます。このことで、ケガの防止にもなります。

その状態で、いわゆる手指の背中を利用して、材料を軽く押さえます。片方の手で、切るものを押さえるようにします。これで、ケガ防止になり材料の加工がしやすくなります。初心者は、特に注意が必要です。

包丁の切り方・使い方の練習法

フリー写真素材ぱくたそ

初心者にとっての包丁は、とにかく指を切ったりしない様に注意して、目の前のまな板の上の材料を切ることです。何しろ包丁は、長さ・太さや形など様々な材料を切らなければなりません。だからこそ練習が必要なのです。

そこで、包丁初心者や新しい包丁を馴染ませるための包丁の切り方・使い方の練習方法を紹介します。ここでも注意したいのは、材料を切らないで指を切ってしまうということだけは避けたいです。

準備物

Photo by2102033

包丁の切り方・使い方の練習に入りますが、練習にかかわらず包丁を使う時には、事前に準備しておくものがあります。これこそが包丁の切り方・使い方の基本のはじめです。

包丁の他に「まな板」と「布巾」を用意します。まな板は、包丁を使う上ではセットと言うか必需品です。そして布巾は、汚れを拭き取ったり、材料のすべり止めなどに使います。この2点は準備します。

ニンジンを切る

フリー写真素材ぱくたそ

包丁の切り方・使い方で、ニンジンを使った切り方の練習を紹介します。ニンジンを切る前に、ピューラーなどで皮をむいて両端を切り落とします。ニンジンは意外に固さがありますから、多少力強く押し切りすることがあります。

包丁の握り方や構え方と動かし方を基本通りにしっかりと復習します。ニンジンを縦に切るときは、しっかり握って押すようにして切ります。そしてざく切りなどでは、軽く引くように切ると上手に切れます。

トマトを切る

フリー写真素材ぱくたそ

包丁の切り方・使い方で、トマトを使った切り方を練習します。トマトのような比較的やわらかめの野菜を切るときは、まな板と平行に奥側から手前に引く様に切ります。

この時包丁を動かす幅が広いほど、繊維を壊さずにきれいに切れます。トマトの様な材料の場合は、包丁を押す・引くの動作が切り方のポイントになります。この様にして練習を重ねると上手に切ることができます。

片付けまで行う

フリー写真素材ぱくたそ

包丁の切り方・使い方の基本は、調理台への向き方から包丁の握り方そして切り方などが、それぞれにあります。この動作の全てが包丁の使い方の基本になります。

包丁の切り方・使い方の練習の最後は、片づけです。使い終わった包丁は、食器用洗剤で洗い、水分を拭きとって乾かします。片付けが、これで終了します。この基本の繰り返しが日常であり、上達の道です。

キャンプ用包丁17選!安全に持ち運びができる商品などおすすめピックアップ!のイメージ
キャンプ用包丁17選!安全に持ち運びができる商品などおすすめピックアップ!
キャンプ用の包丁は普段自宅で使っている包丁とは何が違うのでしょう。キャンプ用におすすめの包丁の選び方やおすすめの包丁、また安全に持ち運びできる方法などキャンプ用の包丁について詳しくご紹介します。まな板とセットになった人気商品もぜひチェックです。

包丁の切り方・使い方初心者におすすめの切り方

フリー写真素材ぱくたそ

包丁の切り方・使い方の基本を習得したところで、次は初心者におすすめの切り方を紹介します。包丁は、食材を切ることがメインの用途です。美味しく見える食材の様々な切り方があります。

もちろん見栄えだけでなく、食材の用途に合わせた切り方などもあります。繊維にそった切り方やその逆の切り方などがあります。そこで初心者におすすめの切り方を紹介します。

更に、初心者は特に注意したいことがあります。それは食材など切る材料の置き方です。まな板におさまる食材の置き方と丸くて不安定な食材の置き方では、丸くて不安定な食材などの置き方に注意することです。

いちょう切り

最初に紹介するのは「いちょう切り」です。食材の切り方の特徴は、切った形がそのまま切り方の名前になっているところがあります。このいちょう切りも、いちょうの葉をイメージしています。

切り口の丸い食材などを、縦に十文字に切ります。そして、その端から直角に一定の厚さに揃えて包丁を入れて行きます。大根などは、縦四等分に切って切り口を下にして縦に切るといちょう切りができます。

輪切り

次に紹介するのは「輪切り」です。大根やニンジン・キュウリなど切り口が丸い食材などの切り方です。この切り方は、初心者でも簡単に切れる、いわば誰もが最初のころからする切り方です。

まな板に乗せて、丸いまま厚みを考えて切りそろえていくだけの切り方です。しかし、注意しなければいけないことは、丸い表面は非常に不安定ですから、置き方や動かない様に扱うことがポイントです。

半月切り

次に紹介するのは「半月切り」です。この切り方は、丸い棒状の食材などを、半月に見立てた切り方です。そして、この状態を更に扇状に切るといちょう切りにもなります。最初は、不安定ですから置き方に注意することです。

切り方としては、丸い棒状の食材などを縦に半分に切ります。そして、切り口をまな板に合わせてから、端から垂直に切り込むと半月状に切れてきます。食材などによって厚みは工夫したります。

乱切り

次は「乱切り」を紹介します。この乱切りは、形の不揃いな食材などを切るときに多用します。そして、一口大に切りそろえることで、料理がしやすくなり且つ、食べやすい食材になります。

切り方は、ニンジンやゴボウなどの細長い食材などを、回しながら切っていくという切り方です。煮物などに多く使われる切り方です。注意したいのは、置き方もそうですが不揃いになりがちというところです。

小口切り

次は「小口切り」を紹介します。この小口切りは、長ネギやキュウリなどの細長い食材を一定の幅で切りそろえます。用途によって切り幅が薄いものや厚みのあるものなどに切り分けて使います。

切り方は、長ネギなどの端から包丁を入れて行きます。比較的単純な切り方ですが、厚みを一定にするなど使い勝手で異なりますから注意が必要です。左手は、しっかり猫の手を真似て押さえおくことです。

千切り

次は「千切り」を紹介します。カツなどの揚げ物の脇に良くあるキャベツなどの切り方です。食材を1から2mmくらいに細かく線状に切られています。見た目は、細切りよりも細い切り方です。

その切り方は、キャベツの場合を例にすると、複数枚はがして重ねて丸めます。そして細く(1・2mm程度)切っていきます。そうすることで、カツなどに添えられている千切りのキャベツができます。

ぶつ切り

次は「ぶつ切り」を紹介します。このぶつ切りは、形や大きさにこだわらないで、無造作に食べやすく食材をブツブツ切る様にしたことからぶつ切りと言われる様になったようです。

切り方は、簡単で長ネギなどを適当なサイズに切ったり、肉・魚なども形にこだわらず食べやすい大きさに切ります。この様に、長ネギや肉・魚料理によく使われる切り方です。

ザク切り

次に「ザク切り」を紹介します。このザク切りは、食材を3cmくらいの大きさ(角・長)に、ざっくり切ることからザク切りと言われています。炒め物やなべ物に適した切り方です。

切り方は、小松菜やキャベツのような葉野菜を3cm程度の大きさに切るだけです。キャベツなどは、何枚かはがして切るか丸いまま切るなどの切り方があります。

沢山ある包丁の切り方や使い方

Photo bybazinga1k980

包丁の切り方・使い方の基本で、初心者におすすめの切り方を紹介しました。包丁を使った切り方は、初心者から上級者まで様々なテクニックを駆使した切り方があります。

千六本・拍子木切り・短冊切りなど初心者でも手が届く切り方や、切る回数が増えるたびに白髪ねぎやささがきやシャトー切りなど、様々な包丁の切り方と使い方のテクニックを覚えることができてきます。

包丁の切り方・使い方を練習しよう!

Photo by MIKI Yoshihito. (#mikiyoshihito)

包丁の切り方・使い方の基本を紹介しました。包丁は、食材を美味しく加工できる最高の道具です。そんな包丁の切り方や使い方を覚えるだけでも、料理の幅が広がります。

包丁は、何度かくりかえし使いこむことで、いつしか手に馴染んできます。初心者は、正しくそのスタートライン上にいます。ベテランの包丁さばきができる様に、包丁の切り方・使い方を練習しましょう。

柄目木036
ライター

柄目木036

長い人生で培った経験を活かして、様々な側面から様々なジャンルのレポートを紹介しています。齢70のフリーランサーです。

関連するまとめ

人気の記事