手のツボマッサージの効果や作用は?癒す場所を把握してセルフケア!

手のツボマッサージの効果や作用は?癒す場所を把握してセルフケア!

疲れを感じた時の気分転換に、手のツボマッサージをすると、スッキリとリフレッシュした気持ちになります。手のツボマッサージの効果や作用は、身体のいたる部分を癒す働きで、心地よくさせてくれます。セルフケアで簡単に出来る。手のツボマッサージを覚えてみましょう。

記事の目次

  1. 1.手のツボマッサージの効果・作用を徹底解説!
  2. 2.手のツボマッサージの効果・作用
  3. 3.手のツボマッサージのコツ
  4. 4.手のツボマッサージをする時の位置
  5. 5.手のツボマッサージで効果を得よう!

手のツボマッサージの効果・作用を徹底解説!

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疲労回復の方法は、たくさんのやり方と情報があります。その中で誰でも簡単に出来る手のツボマッサージは、テレビを見ている時や、音楽を聴いている時、通勤通学時、散歩をしながらなど、空いた時間に効率よくできます。手のツボマッサージは、気分転換をする時に最適です。

手のツボを知っていると、ピンポイントでリフレッシュが出来ます。一般的なマッサージに含まれる手法は、揉む・叩く・押す・なでる(さする)・震わせる・こねるの6種類になります。今回は自分で出来る、手のツボマッサージの効果・作用やツボ押しのコツをご紹介します。

手のツボマッサージの効果・作用

手のツボマッサージは、手のひらや手の甲にある、身体の各臓器に影響を与えるツボを刺激することで、身体のバランスを整える事が出来ます。手のツボマッサージは、疾患を治すのではなく、ツボを押すことで神経に刺激が加わり、循環が良くなる事で、リラックスしていきます。

手のツボマッサージは、筋肉の緊張が緩み、脳の活性化や血行促進します。身体全体の懲りや固さもほぐれ、ストレスを癒す効果をもたらします。手は第2の頭脳とも呼ばれ、脳と密接な関係で、脳の活性化や緊張緩和、疲労回復など期待ができます。

①眠気防止・集中力アップ

手のツボマッサージの効果・作用①眠気防止・集中力アップは、中指の爪の付け根を、反対の手の親指と人差し指でつまみ、ぎゅっと押します。中指の爪の生え際から2~3mm下に中衝(チュウショウ)というツボがあり、そこを押すと居眠り防止の眠気覚ましになります。

中衝のツボはストレス解消になり、集中力を高めます。心臓の働きと密接な関係があるツボで、刺激をすることで血液の循環が良くなって、心が安定すると言われています。車が渋滞し眠気が襲ってきた時や、イライラしてきた時におすすめのツボです。

②鼻炎の対策

手のツボマッサージの効果・作用②鼻炎の対策に効果のあるツボは、合谷(ゴウコク)です。場所は手の甲で、親指と人差し指の付け根の骨が交わる手前にあるくぼみで、やや人差し指よりにあります。

鼻炎や花粉症、鼻づまり、喉の痛み、風邪、頭痛などに効果のある合谷は、万能のツボと呼ばれています。合谷のツボを刺激すると、自律神経の乱れを正常にして、気持ちを落ち着かせることが出来ます。

合谷は疲れ目や歯痛にも効果あり、美肌作りにも効くツボです。ツボの押し方は、逆手の親指を合谷に当て、くぼみを押します。鼻づまりや、疲れ目を感じたら即、合谷を刺激しましょう。

③不安・イライラ防止

手のツボマッサージの効果・作用③不安・イライラ防止に効くツボは、労宮になります。このツボは手のひらの血流が悪くなると、自律神経を緊張させたり、心臓に負担をかけることになってしまいます。労宮はこぶしを握ったとき、中指と薬指の先端の間にあります。

手のほぼ中心にある労宮を押すことで、身体の血行を良くし、緊張を緩和させて落ち着くことが出来ます。そのことで不安やイライラを押さえ、気分をリラックスさせます。上半身の血行を改善するので、首や肩こりにも効果を上げます。

④胃腸への働きかけ

手のツボマッサージの効果・作用④胃腸への働きかけをするツボは、胃腸点(イチョウテン)です。暴飲暴食や、ストレスなどの様々な胃痛・胸焼け・腸の問題など、消化器系の不調時に効果があります。手のひらを横に四等分し、手首側の1/4の中央にあります。

胃腸点は食欲不振や食欲制御、二日酔いなどにも効き目があります。胃腸点のツボは、手のひらで厚い部分にあるので、少し見つけづらいですが、ツボをしっかり押してマッサージし、痛みを感じるところが、胃痛点となります。

⑤目の疲れを癒す

手のツボマッサージの効果・作用⑤目の疲れを癒すツボは、三間(サンカン)となります。場所は人差し指の付け根の関節を、親指方向へ探していくといへこんだ部分があります。合谷のやや上にあり、次の⑥写真の5.三間の位置になります。

目の疲れ、眼痛、歯痛に効果があり、特に目が疲れたときは、三間と合谷の両方を、揉み押しマッサージしてみましょう。三間は目の疲れや歯痛の他にも、神経痛や喉の痛み、咽頭が腫れているときにも効き目があります。

⑥背中の痛み・肩こりの解消

手のツボマッサージの効果・作用⑥背中の痛み・肩こりの解消に効くツボは、後𧮾(コウケイ)です。後𧮾は手の小指側の側面にあり、小指の付け根から1cm下で、写真の17番に位置します。後頭部から肩にかけての筋肉をほぐし、特につらい肩こりに効果があります。

その他にも寝違えたときや、手のしびれ、背中の痛みに効き、発汗を押さえる作用もあると言われています。手のツボマッサージは、ツボを刺激しますが、手の場所によって、押す強さが変わります。後𧮾を押すときは、後𧮾の上側にある、少し出っ張った骨に向かって、強めに押すと効果的です。

⑦血行促進・冷え性対策

手のツボマッサージの効果・作用⑦血行促進・冷え性対策に効くツボは、虎口(ココウ)と指間穴(シカンケツ)です。虎口は親指と人差し指の間にあり、指間穴は人差し指から小指の間の3ヵ所にあります。虎口は自律神経を整えて、血流促進、手足を温めます。不眠にも効果があります。

虎口と指間穴は4ヵ所マッサージすることで、血行促進・冷え性対策になるので、左右両手で8ヵ所となります。親指側の虎口から人差し指と中指の指簡穴の順にツボ押した場合、もう一方の手も同じ方向でツボ押しマッサージをしましょう。

手のツボマッサージのコツ

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手のツボマッサージをする時に、より効果的にするためにコツがあります。やみくもにツボを押すのではなく、ツボ押しの癒す効果を最大限引き出すには、まず自分の呼吸を整えます。深い呼吸を数回繰り返しましょう。

次に手のひらを合わせて、手を温かくします。手の冷たい人は両手をこすって、指先も温めましょう。そして手のツボを押す場所を確認し、ゆったりとした気持ちで始めます。それではここから、ツボマッサージのコツを見ていきましょう。

①ツボ押しに6秒かけて呼吸を意識

手のツボマッサージのコツ①ツボ押しに6秒かけて呼吸を意識していきますが、親指の平で3秒かけてゆっくり押して、3秒かけて指の力を抜きながら戻します。ツボ押しマッサージは、気持ちいいと感じる場所があり、そこを優しくゆっくり押していきましょう。

ツボ押しは、呼吸法を使って一緒にやると効果が上がり、リラックスして出来ます。まずは呼吸を整えて、お腹を使った腹式呼吸をしましょう。落ち着いたところで、呼吸を吐くタイミングでツボ押しし、息を吸いながら指の力を抜いていきます。3秒で吸って3秒で吐くタイミングです。

②適度な力加減で3~5回押す

手のツボマッサージのコツ②適度な力で3~5回押しましょう。身体のツボは1度に刺激を与えすぎても、筋肉の組織を痛めてしまいます。気持ちいい痛さの加減で押しましょう。手のツボマッサージは、基本的には両手を同じように行います。

③くぼみがあって強く押すと痛みを感じる場所を押す

手のツボマッサージのコツ③ツボの位置はくぼみがあって、強く押すと痛みがあるところです。ツボを正確に探し当てると、自分でわかります。しかし体調によってツボの位置が微妙に変わるので、毎回自分のツボを探り、くぼみを見つけましょう。

ツボの探し方のコツは、ツボのあたりを押した痛みは、1点だけのピンポイントで痛いのとは違い、ズーンと全身に響くような痛みです。手にはたくさんのツボがあり、手の小さい人は1cmずれると違うツボになってしまいます。注意深く探してみましょう。

④不調が右側の場合は右手・左側の場合は左手

手のツボマッサージのコツ④不調が右側なら右手、左側なら左手と、同じ側がヒットします。手のツボをマッサージしていると、右手と左手のツボで痛みが違います。

例えば肩が痛いときの後𧮾を押したとき、左手はそれほど痛くないのに、右手は激痛がする場合、右肩のこりがひどいと事になります。不調があるのは右側で、効果のある右手のツボ押しをしますが、両方同じようにバランス良くマッサージすると、さらに良いでしょう。

⑤ツボを押していたい時は不調の合図

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手のツボマッサージのコツ⑤ツボを押して痛い時は不調の合図です。特に不調はなく、普段通りでも、手のツボマッサージをしてみると、以外に痛い箇所があります。手のひらは身体の前側、手の甲は後ろを表しています。

手のひらは内臓と繋がっている場所が多く、痛む箇所の臓器や部分が、弱っている可能性があります。手のひらを片手づつ、全体的にマッサージをして確かめてみましょう。マッサージは、ハンドクリームや乳液などをつけて、滑りやすくしましょう。

手のツボマッサージをする時の位置

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ここからは、手のツボマッサージをする時の位置をご紹介します。手のツボマッサージの効果と作用の項目で、症状別のツボは見てきました。手のひらと手の甲のツボは、どこの場所が身体のどの部分に、作用するか決まっています。

手のひらや手の甲にあるツボは、数多くありますが、ここからは簡単に疲れを癒す効果のある場所や、リフレッシュできるツボを見ていきましょう。痛みのある箇所がどこなのかで、不調がわかり、手のツボマッサージは健康のバロメーターになります。

手のひら

手のツボマッサージをする時の、手のひらのツボは、労宮・後𧮾・胃腸点・腎穴(ジンケツ)・心穴(シンケツ)・魚際(ギョサイ)・脱毛点他、数多くあります。手のツボマッサージの効果・作用で労宮・後𧮾・胃腸点はご紹介しましたが、その他腎穴は小指の第一関節の真ん中にあります。

腎穴はホルモンバランスを整え、ストレス緩和、髪のトラブル、むくみに効果があります。心穴は中指の第一関節の真ん中にあり、イライラ解消や頭痛に効果あり、心臓や神経を落ち着かせます。手のひらには中央の縦のラインに多くのツボが集まっています。

手の甲

手のツボマッサージをする時の、手の甲のツボは、合谷・中衝・商陽(ショウヨウ)・大骨腔(ダイコックウ)・腰腿点(ヨウタイテン)などがあります。合谷と中衝は前半で見てきましたが、商陽は人差し指の、親指側の爪の付け根にあります。血の巡りを良くし、肩のこりをほぐします。

大骨腔は親指の第一関節にあり、涙目、疲れ目、光のまぶしさに弱い目など、眼病に効果があります。また、膝の痛みにも有効とされています。腰腿点は、腰痛点とも呼ばれ、名の通り腰痛に効果があります。位置は第1・第2中手骨の間と、第4・第5中手骨の間の2ヵ所にあります。

手首

手のツボマッサージをする時の、手首のツボは、手のひら側に神門(シンモン)・内関(ナイカン)があります。神門は手首の内側、小指側の横ジワの上あたりの少しくぼんだところで、精神的な緊張をほぐします。イライラや不安感を和らげ、眠れない時にも効果があります。

内関は手と手首の境目のシワから、指3本ひじ側に進んだ中央にあります。胃の不快感や吐き気を和らげ、乗り物酔いに効きます。また、二日酔いに効くツボとして知られています。

手の甲側のツボは、外関(ガイカン)と言い、内関のちょうど反対側にあります。自律神経を整える働きがあり、疲労回復、肩こり、頭痛に効果があります。

手のツボマッサージで効果を得よう!

フリー写真素材ぱくたそ

セルフケアの出来る手のツボマッサージは、手のひらと手の甲とそれぞれ数カ所覚え、仕事の合間の気分転換や、同じ姿勢で疲れたときなど、手軽にやってみましょう。脳を癒す効果のある中衝や合谷は、覚えておくとてもと役に立ちます。

疲労回復・冷え性対策・血行促進など、日頃のたまった疲れや、毎日のセルフケアマッサージで、効果を得てみましょう。手のツボマッサージは、長時間続けるのではなく、短時間毎日続けると、より効果が上がります。手のツボマッサージで癒されましょう。

Sasaki vivien
ライター

Sasaki vivien

美容・食・健康関連の仕事をしています。 食と心と美容・ライフスタイルに関する記事など、 生活に役立つ執筆をしていきたいと思っています。 料理を作って皆様が喜ぶのを、幸せに感じています。 ワーケーションの受入れを始めました。

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