ワイングラスの正しい持ち方とマナー! 持ち方の種類や回し方もチェック!

ワイングラスの正しい持ち方とマナー! 持ち方の種類や回し方もチェック!

ワインの飲み方のマナーに、ワイングラスの持ち方があります。日本ではOKでも国際的にはNGなど、ワイングラスの正しい持ち方に違いがあったりします。そして、ワインの種類でグラスが違うなどのこともあります。そんなワイングラスの正しい持ち方とマナーなどを紹介します。

記事の目次

  1. 1.ワイングラスの正しい持ち方・マナーを覚えよう!
  2. 2.持ち方の前に知りたりワイングラスの部位の名称
  3. 3.ワイングラスの正しい持ち方・マナー
  4. 4.その他覚えておきたいワインのマナー
  5. 5.レストランでよく見るワイングラスの回し方のマナーは?
  6. 6.各ワインに適したワイングラスの種類も覚えよう
  7. 7.ワイングラスの正しい持ち方やマナーを覚えてワインを楽しもう!

ワイングラスの正しい持ち方・マナーを覚えよう!

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ワイングラスの正しい持ち方?ワインをレストランなどで飲むときのマナーには、ワイングラスの持ち方もあります。しかし、このワイングラスの持ち方には、日本と海外では違いがあるといわれています。

ワインを好んで飲む人には、レストランなどでマナーを守り雰囲気を楽しみ、美味しくワインを飲むというシチュエーションを好むというおしゃれな飲み方をする人が多くいます。

単にワインを飲みたいという気持ちだけで飲むというよりも、ワインに合ったワイングラスを傾けて飲む、至極のひと時を楽しむという言います。ワイングラスの正しい持ち方・マナーを紹介します。

持ち方の前に知りたりワイングラスの部位の名称

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ワイングラスの正しい持ち方は、日本国内と海外では違いがあると言います。どこが違うののかと言うことは後で触れます。その前に、是非知っておきたいことがワイングラスの形状と部位の名称です。

赤・白・ロゼやスパークリングとワインの種類は、この4つに大別されています。そしてワインの種類で、飲み方にも違いがあるし、ワイングラスにも違いがあると言います。

しかしワイングラスには共通した形状・見た目があります。楕円形に見えるコップの部位とそれを支える様に伸びる細い棒状の部位、そしてお皿を逆にした様な着地の部位です。そんなワイングラスの部位には名称があります。

リム

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ワイングラスの部位の名称で「リム」があります。ワイングラスには、厚みの違いがあります。その厚みで、風味やのど越しが変わると言われています。そんな感覚を知る最初の飲み口のことをリムと言います。

ワイングラスでは、このリムの厚さがワインの風味・味わいを左右する部位と言われています。ワイングラスのリムの厚みが薄いほど、美味しいワインが楽しめると言います。

ワインを飲むときの唇に触れるリムの感覚が少なくなるほど、ワインの繊細な風味感が味わえて美味しく飲めると言われています。それ程にワイングラスのリムの部位には、重要な要素があります。

ボウル・カップ

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ワイングラスの部位の名称で「ボウル・カップ」があります。いわゆるワインが注がれる楕円状見えるコップの部分のことを言います。形状は様々あるのですが、ワイングラスのこの部位は全般がボウル型をしています。

このボウル部分の空間の広さが、ワインの香りや芳醇さを楽しませてくれます。そして、リムの部分の狭い形状と広い形状では、口当たりも異なるというボウル・カップの部位です。

そして何よりも、このボウル・カップの空間が広いことはスワリング(グラスを回す動作)がしやすくなり、よりワインの風味が楽しめるというものです。ワインの種類で、ボウル・カップを選ぶと良いです。

ステム

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ワイングラスの部位の名称で「ステム」があります。大概のワイングラスには、カップを支える様に伸びる細い棒状の部位があります。いわゆる脚と呼ばれるところです。そこの部位をステムと言います。

このステム自体には、ワインの風味や味をどうこうするということはないのですが、ワイングラス全体の見た目やデザインに大きく影響してきます。

美味しいものは、美しい見た目を楽しむという遊び心があります。その様にワインは、マナーや雰囲気を大切にして飲むという飲み方があります。美脚のワイングラスは、その場の雰囲気をグッと盛り上げてくれます。

プレート・フット

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ワイングラスの部位の名称で「プレート・フット」があります。一般的にいう土台の部分のことを言います。ワイングラスでは、このプレート・フットの部分は、単に安定した置き場所と言うことでは済まされない役割があります。

ワインを美味しく飲むポイントにボウル・カップの空間の広さがあります。この空間が広いことは、ワインの風味感を楽しめるということになります。

そういう意味からすると、ワイングラスの見た目の形状は、上部が大きくて非常に安定性に欠けるイメージにつながります。その部分をしっかりと支えて、安定感を持たせるという重要な役割がプレート・フットです。

ワイングラスの正しい持ち方・マナー

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ワインとワイングラスの関係は、切り離して考えられないほどに密接なものがあります。美味しいワインを飲むための道具としての見方もありますが、ワインのマナーにはワイングラスの正しい持ち方があります。

マナーいわゆる礼儀作法のことですが、ワインと真摯に向かい合うには、日本流でいう礼儀作法が重んじられています。レストランなどでワインを本格的に楽しむなどと言う時には、このマナーが大切になります。

そして、注文から飲み終わるまでの作法は、その要所要所にあります。そんな中でもワイングラスの持ち方は、日本と外国の違いがありますが、美味しいワインを飲むためには注視したいマナーです。

日本での持ち方・マナー

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ワイングラスの正しい持ち方のマナーは、日本と海外では違うという様に紹介しています。それでは、日本での持ち方のマナーは、どのようになっているのかと言う事です。

日本では、ワイングラスのステム(脚)を持って飲むことが一般的です。このステムを、親指と人差し指・中指で軽くつまむような持ち方をします。この持ち方で、ワインの味の変化を防ぐことができます。

手の温度がワインに伝わりにくくなるということがあります。そして、ワインの色合いなどの観察ができて、スティングがしやすいという理がかなったマナーです。おしゃれ感もある日本流の持ち方です。

国際的な持ち方・マナー

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ワイングラスの正しい持ち方のマナーで、海外の持ち方のマナーは、どうなのかと言うことです。日本では、ステムを持つ持ち方がマナーと紹介しました。海外では、ボウルを持つことが一般的なマナーと言われています。

ある意味、ワイングラスを持った時の安定性を考えると、確かにボウル持つことは、ワイングラスに並々注がれたワインを想定すると、ボウル部分の持ち方は安定性も良く見えます。

そして、日本流ではステムを持ってワインの香りを楽しむという楽しみ方ですが、海外ではボウルを手で包み込むことで、手から伝わる温度が香りを高め楽しめると言います。この様な違いがあります。

ステムを持つのがNGな理由

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ワイングラスの正しい持ち方のマナーで、日本ではステム・海外ではボウルという様に紹介しました。それぞれに、それなりの理由があったのですが、それでは何故、海外ではステムを持つことがNGなのかと言うことです。

レストランなどでワインを飲むときは、大概ソムリエが案内してくれます。その際にソムリエ(プロ)は、ワイングラスにワインを注いで、スティングしてワインの色見などを確認してくれます。

その時に、ソムリエはステムを持って行います。その様に海外では、ワイングラスのステムはソムリエ(プロ)が行うマナーとして持つ場所と言う認識があります。ステムを持つ持ち方がNGと言われる理由です。

その他覚えておきたいワインのマナー

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ワインを美味しく飲むには、ワインの種類を考えたワイングラスの選択も大切なことであり、ワイングラスの持ち方にもマナーがあるという様に紹介してきました。しかし、ワインを楽しむ楽しみ方は、その他にもあります。

マナーを楽しむというか、ワインを飲む雰囲気やシチュエーションを楽しむというワインの楽しみ方があります。それは、ワイングラスの持ち方の他のマナーを知ることです。

日本酒やビールを飲むときに、さしつさされつと言う楽しみ方があります。ところがワインには、その様な楽しみ方はなく、ソムリエが飲み始めるまで様々なマナーで進めてくれます。そんなワインのマナーを紹介します。

乾杯でワイングラスを合わせてはいけない

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ワインのマナーでは、乾杯でワイングラスを合わせてはいけないと言います。何かにつけて、乾杯と言うとグラスとグラスを合わせて、グラス同士のカチッと言うかすかな音を楽しむという傾向があります。

ワイングラスは、ワインの味・風味をを楽しむという楽しみ方があり、そのためにワイングラスのリム(飲み口)の部分を薄く加工してあります。

そんなこともあり、乾杯でグラスを合わせることは、ワイングラスにひびが入ったりすることがあります。ワイングラスでの乾杯は、ワイングラスを目の高さまで持っていき、相手に会釈する様にすというマナーです。

グラスは置いたままでワインを注いでもらう

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ワインのマナーでは、グラスを持って注いでもらうということはNGで、ワイングラスを置いたままでワインを注いでもらうことがマナーです。差しつ差されつの考え方は、ワインを飲むときには控えることがおすすめです。

ワイングラスを注いでもらう時に、持ち上げたりすると注ぎ手が安定感を失いワインをこぼしたりしてしまうことがあります。そして、注がれる側もワイングラスの重さや味を損なうということも伺えます。

そんなこともありワインを美味しく飲むには、グラスは置いたまま注いでもらうというマナーがあります。相手に気を悪くされてしまうという心配もありますが、この注ぎ方がワインのマナーです。

女性がワインを注ぐのはNG

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ワインのマナーでは、女性がワインを注ぐのはNGです。何かと日本では、女性が気を利かして空のグラスに注いであげるということがあります。しかし、欧米では女性がお酒を注ぐということはしません。

あまり好ましい習慣ではないですが、男性でも女性でも目の前に、ボトルなどがあると手に取ってお酌をするということがあります。特に、女性は気を使いすぎて美味しいお酒が飲めなかったなどのことがあります。

ワインのマナーでは、そんなこともなく目の前にワインボトルがあっても、ソムリエを呼んで注いでもらうということが、マナーでもあります。決して、女性がワインを注がなければいけないということはありません。

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レストランでよく見るワイングラスの回し方のマナーは?

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レストランなどでワインを飲むときの光景に、ワインをくるくる回していることがあります。この回し方を「スワリング」と言いますが、これには立派な理由があり、マナーとしても決して外れていることではありません。

ワイングラスをまわして、リム(飲み口)の近くに鼻をよせてワインの香りを楽しむ作法があります。その様にワインは、味と香りを楽しむ楽しみ方があります。レストランなどでは、おしゃれな回し方で飲むことは普通です。

レストランでワインを飲むには、様々なマナーがあります。マナーと言うと、堅苦しい雰囲気で楽しめないなどのことも感じたりしますが、ワインの回し方はマナーは楽しんで飲むための作法でもあります。

ワイングラスを回す「スワリング」をする理由

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レストランなどでワインを注文して、ワインを飲むというおしゃれな雰囲気を楽しむという機会は、居酒屋などでワイワイ砕けて飲む雰囲気とは違った上品さがあります。

レストランで、ソムリエが進めるワインの美味しさは、様々な飲み方がマナーとして紹介されるなど、その流れを楽しむ飲み方があります。そこでは、ワイングラスをグルグル回すスワリングができます。

ワインの飲み方のマナーでもあるスワリングは、ワインをワイングラスの中でグルグル回すことを意識的に行い、ワインを空気に触れさせることで、ワインの味・風味に変化を持たせて美味しく飲むという理由があります。

ワイングラスを回す方向

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ワイングラスの回し方スワリングは、ワインの変化を意識的に楽しむというマナーです。特に赤ワインは、スワリングすることで味の変化が、より楽しめるといわれています。

そんなスワリングをすることで、味の変化が楽しめるというワインの回し方には、ワイングラスの回し方の方向があるといわれています。スワリングの時は、ワイングラスのステム一番下を持ちます。

持ち方は、親指と人差し指で挟むようにして持ちます。そして、ワイングラスを内側に向けて軽く回します。その方向は、右利きの人は「反時計回り」左利きの人は「時計回り」に優しく回します。

ワイングラスを回す回数

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ワイングラスの回し方スワリングは、ワインを空気に触れさせて味の変化を楽しむという、ワイングラスの回し方です。しかし、むやみやたらな回し方は逆に味を損なうということにもなりますから気を付けることです。

ワイングラスの回し方は、反時計回り・時計回りと利き手によって異なりますが、ワイングラスを回す回数は同じです。そして、スワリングの効果を知るにはスワリング前と後の香りを確認すると分かります。

スワリングの回数は「2から3回」で十分です。そっと優しく空気に触れさせてあげるという意識で、スワリングするという仕草は、味の変化を楽しむこととおしゃれを楽しむという効果もあります。

回さなくても良いワインもある?

Photo by kohrogi34

ワイングラスの回し方スワリングをしなくても良いワインがあります。ワインの種類は、赤・白・ロゼとスパークリングがあることは、前の項でも触れました。この中には、回さなくても良いワインがあります。

それは、スパークリングワインです。スパークリングワインは、グラスを回してしまうと発泡して泡が飛んでしまい、味が落ちていしまいます。発泡性の飲み物共通する味の変化です。

レストランで、ソムリエのおもてなしを受けて、おしゃれにワインの種類をを楽しみ、スワリングでワイングラスの味の変化を楽しんでいるときに、スパークリングワインをスワリングしてしまうという失敗には注意したいです。

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各ワインに適したワイングラスの種類も覚えよう

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美味しいワインを楽しく飲むには、様々なマナーがあることが分かりました。そして、ワインの種類ごとにワインの飲み方やワイングラスの持ち方などがあります。更に美味しさを引き出すワイングラスの回し方など様々です。

そんなワインを飲むワイングラスにも種類があります。レストランなどでワインを飲むと、微妙にワイングラスの種類に違いがあることに気づきます。各種ワインに適したワイングラスの種類を紹介します。

赤ワインにおすすめのグラス

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ワイングラスには大別すると、白ワイン用と赤ワイン用の2種類のワイングラスがあります。その内の赤ワインにおすすめのグラスが、やや大ぶりのワイングラスです。

ボウル部分がたまご型で縦長の「ブルゴニュータイプ」と金魚鉢の様なふくらみを持った「ブルゴーニュタイプ」があります。ブドウの品種や産地などの特徴と飲み方などで選別される赤ワイン用のワイングラスです。

白ワインにおすすめのグラス

Photo bystevepb

ワイングラスの種類のもう一つが、白ワインにおすすめのグラスです。白ワイン用のワイングラスは、赤ワイン用よりも小ぶりにできています。小ぶりな理由は、白ワインの飲み頃温度にも関係しています。

辛口の白ワインの飲み頃は、約6度から12度と言われています。白ワインを美味しく適温で飲むには、温度の変化のないうちに飲むことがおすすめです。そんことも含めて白ワインにおすすめのワイングラスは、小ぶりにできています。

スパークリングワインにおすすめのグラス

Photo byvbosica

ワイングラスの種類は、赤ワイン用と白ワイン用に大別できると紹介しましたが、スパークリングワインにおすすめのワイングラスもあります。それは、フルートタイプの細長い形のワイングラスです。

シャンパングラスの様にきめ細かい泡立ちを逃がさない様に、細長くフルートを吹くようにして飲むことがおすすめです。最近では、繊細できれいな泡立ちを感じながら香りを楽しめるというスパークリング用のワイングラスもあります。

ワイングラスの正しい持ち方やマナーを覚えてワインを楽しもう!

Photo byPexels

レストランなどでワインを美味しく飲むマナーがあります。しかし、ソムリエのおもてなしなどで気遣いもなく、意外に気軽にワインを楽しめるという雰囲気が素敵です。そして、おしゃれにワイングラスを傾けます。

そんなワインの飲み方には、ワイングラスの正しい持ち方を知ることが美味しいワインとの出会いにもなります。そこで、ワイングラスの正しい持ち方やマナーを覚えてワインを楽しむことをおすすめします。

柄目木036
ライター

柄目木036

長い人生で培った経験を活かして、様々な側面から様々なジャンルのレポートを紹介しています。齢70のフリーランサーです。

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