ブリーチなしの明るさの限界は？色別の染まりやすさやおすすめのカラー剤も紹介！

髪を染める時に、ブリーチなしで明るい色にしたいと考える人は少なくありません。透明感のある明るさのある髪色にするために、ブリーチは欠かせないと考える美容師もいます。ブリーチなしで明るい髪色にしたい場合、明るさの限界はどのぐらいなのでしょうか？

ブリーチをすると、どうしても髪が傷みます。それが嫌でブリーチなしで髪を染めたいと考える人は多くいます。しかし、日本人が黒髪を染める場合、どうしても明るさを求めます。ブリーチなしで明るさを求めるのは無理な話なのでしょうか？明るさの限界はどの程度でしょうか？

ブリーチなしの髪色の明るさについて、詳しくみていきましょう。明るさの限界の他、より満足いく明るさになるおすすめのカラー剤の使い方や、人気でおすすめのカラー剤も合わせて見ていきましょう。

ブリーチなしで髪を染める時、どのぐらい明るい髪色になれるのでしょうか？ブリーチなしである点は了解しているので、ある程度、明るさに限界があることは納得できることでしょう。しかし、せっかく髪を染めるのですから、明るさのある髪色にしたいものです。

そもそも、ブリーチなしで髪色を明るくすることはできるのでしょうか？日本人の黒い髪にブラウンやベージュといった色をのせても、もとの黒髪の黒い色によって、明るさは求めることができないのかもしれないという疑問を感じる人もいるかもしれません。

日本人の黒い髪にはどういった性質があるか、カラー剤がどういった仕組みで髪に明るさを与えてくれるのかを知っていきましょう。そうすることで、ブリーチなしで髪に明るさを与える限界が見えてきます。

日本人の髪には特有の赤みがあり、透明感ある明るさのある髪色にすることを阻害しています。ブリーチなしではその赤みがどうしても抜けないので、明るさに限界が起きてしまいます。それでは、ブリーチなしで髪色を染める時の明るさの限界はどのぐらいなのでしょうか？

そもそもカラー剤によってできあがるヘアカラーは1トーンから20トーンまで、明るさのレベルがあります。数字が大きくなればなるほど、髪に明るさがあるという意味になります。日本人の赤みのある髪はナチュラルな状態だと4トーンぐらいだと言われています。

ブリーチなしで髪に明るさを与えるためには、どうしても限界があることを知っておきましょう。日本人の髪色の黒は、数多くある色の中でも最も暗い色です。カラー剤によって髪色を染めても、色が入りにくいという特徴があります。

色を綺麗に出すため、明るさを出すため、手っ取り早いのはブリーチをすることです。しかしカラー剤にはメラニン色素を抜く成分も含まれています。そのため、ブリーチなしでも、限度はありますがある程度のカラーレベルまで、明るさのある髪色にすることができます。

日本人の髪色はほぼ、黒色です。黒色というのは、カラーレベルでいうと1トーンから3トーンに当たります。この黒色というのは、地毛より黒い色になります。このレベルの黒髪の場合、カラー剤で色を入れても限界があります。

日本人の地毛は一般に、4トーンから6トーンだと言われています。これはダークブラウンと呼ばれるカラーになります。一般に「日本人の黒髪」と呼ばれるのがこのレベルに入ります。しかしもともとの地毛に明るさがある人もいます。

これが7トーンから9トーンです、一般にミディアムブラウンと呼ばれている色になります。そもそも元から暗い黒髪である場合と、茶色っぽい髪色である場合では、ブリーチなしで明るさある色にする限界はどのように違ってくるのかを見ていきましょう。

まず日本人に多い、漆黒の髪の場合の限界を見ていきましょう。黒髪からブリーチなしでカラーリングをした場合の明るさの限界は、12トーンまでと言われています。12トーンと言われても、ピンと来ない人もいるでしょう。12トーンは、明るめの茶色です。

12トーンまで行くと、パッと見た目も明るさのある髪色になります。地毛に含まれている日本人特有の赤みも少なくなります。そのため、色味がベージュっぽい印象になります。室内にいても、ブリーチなしで明るさのある印象の髪色になります。

しかし縛ったり、まとめたりしていると、ナチュラルな色みに見えます。屋外の太陽光線の元だと、赤みが少ない髪色の人の場合は、金髪に見えるくらいの明るさになります。根元が伸びてくると、元の髪色との差がかなり目立つようになるので、頻繁に染める必要があります。

次に、もともと明るさのある茶髪の場合の限界について見ていきましょう。茶髪の場合、ブリーチなしでカラー剤によって髪を染めた時の明るさは、14トーンから15トーンになります。ここがブリーチなしの限界になります。

茶髪は黒髪より明るい色であるため、ブリーチなしでもかなり明るさのある髪色に染まります。カラー剤によって、髪の赤みはかなり抑えられます。黄みが強く出るようになってくるので、ベージュっぽい印象や、ミルクティーのような印象の髪色にすることができます。

屋内でも屋外でも、どちらで見ても金髪に近い印象の明るさにすることができます。14トーンや15トーンは明るさだけでなく、透明感が出てきます。外国人風の髪色に憧れる人は、ブリーチなしでも満足のいく髪の明るさにすることができるでしょう。

ブリーチなしで髪の明るさに限界があることは理解できたことでしょう。髪色を染める時はただ明るさだけが問題ではありません。ブリーチなしで染めるカラー剤の色によって明るさの限界は変わります。次に色別でブリーチなしで出せる明るさの限界について見ていきましょう。

色別のブリーチなしで出せる明るさの限界を見る1つ目の色はブラウンです。黒髪である日本人が、まず髪に明るさを与えようとする場合は、ブラウンに染めるのが一般的ではないでしょうか？ブラウンは日本人の黒髪が染まりやすいカラーです。

黒髪にブラウンだけで染める限界は、チョコレートのようなに色味です。控えめなおしゃれをしたい場合におすすめのカラーリングです。最初から明るめの髪をブラウンカラーに染めると、明るさの限界は上がります。

光が当たるとより透き通って綺麗な髪色にすることができます。ブリーチしなくても透明感のあるカラーにすることができるので、徐々に明るくしていく方法もおすすめです。

色別のブリーチなしで出せる明るさの限界を見る2つ目の色はベージュです。暗めの髪の場合の限界は、ブラウンより明るく温かい色です。イメージチェンジに手軽に挑戦できるカラーだと言えるでしょう。

髪が最初からある程度明るい場合の限界の色味は、かなりトーンアップした髪色になります。色落ちをしてきたら、すぐにベージュカラーを入れるようにしましょう。

そうして次第にカラーを育てていくことができ、トーンアップしていくことができます。ブリーチなしで、傷みが少ない柔らかいベージュカラーにすることができます。

色別のブリーチなしで出せる明るさの限界を見る3つ目の色はグレージュです。グレージュはグレーとベージュを合わせたような色合いのカラーです。暗めの黒髪に入れると、明るさの限界は光のアングル次第で変わる程度です。グレージュのグレーが強めの色合いです。

見た目はどうしても暗くなります。明るめの髪で出せる限界は、透き通った雰囲気のグレージュです。ブリーチなしでも透明感のある柔らかいカラーに仕上がります。髪質によってイメージが変わりやすいので、明るい髪にブリーチなしで入れると面白いヘアカラーになります。

色別のブリーチなしで出せる明るさの限界を見る4つ目の色はミルクティーです。ミルクティーは人気でおすすめのカラーです。ブリーチなしで暗い髪色に出せる明るさの限界は落ち着いたミルクティーカラーになります。

ほんのりと甘いカラーです。明るめの髪の場合の限界は、ブリーチしたような髪色で、柔らかさを出すことができます。ブリーチなしでも、充分な明るさを出すことができます。外国人のようにしっかりとした柔らかさのあるカラーにすることができます。

色別のブリーチなしで出せる明るさの限界を見る5つ目の色はアッシュです。アッシュ系はグレー系やシルバー系とも言われるカラーです。暗い髪にブリーチなしで入れると、暗くても光に透けるカラーにすることができます。

一見黒髪に見えるという限界はありますが、外の光の下では絶妙で清楚なカラーにしてくれます。明るめの髪にブリーチなしで施すと、より明るさのある髪色に仕上げることができます。

グレーにシルバーをミックスすることで透明感のある綺麗な髪色にすることが可能です。アッシュ系の限界は透明感が出るまでにすることができます。

色別のブリーチなしで出せる明るさの限界を見る6つ目の色は赤です。暗い髪でのブリーチなしの限界は濃い目に入れることが前提ですが、光に当たるとはっきりと赤色の存在感が出る程度です。黒髪から少しアレンジをしたいと考えている人にブリーチなしの赤はおすすめです。

明るめの髪にブリーチなしで入れる限界は、かなり発色の良いカラーになります。ブリーチなしでも、ブリーチありに負けないくらいの鮮やかな赤色を出すことができます。暖色系は、日本人の暗い髪に色が出やすいカラーです。男女問わず人気でおすすめのヘアカラーです。

色別のブリーチなしで出せる明るさの限界を見る7つ目の色はオレンジです。暗い髪にブリーチなしでオレンジを入れると、自然に馴染み、冒険をすることができます。

オレンジカラーは日本人の髪にもともと馴染みやすいおすすめのカラーです。オレンジメイクと合わせても可愛く仕上げられます。明るい髪色に入れる限界は、しっかりオレンジ色に発色する明るさになります。

ブリーチなしでもしっかり発色する上に、色落ちもしにくいというおすすめポイントがあります。とりあえず色味を変えて、明るさのあるカラーにいしたいと考える場合におすすめのカラーです。

色別のブリーチなしで出せる明るさの限界を見る8つ目の色はピンクです。暗い髪にブリーチなしで染めた場合の限界は、かなりしっかり発色します。特に元の髪が赤みが強い場合、ピンクがしっかり発色し、明るさもある髪色にすることができます。

根本にぼかすように入れるという工夫もおすすめです。髪が伸びてきても気にならなくなります。明るい髪にブリーチなしで入れる限界も、しっかり色がのった明るさを実現してくれます。

ワンカラーでしっかりピンクに染まります。ブリーチなしで温かみのあるカラーにしたい場合、ピンクはおすすめのカラーです。

色別のブリーチなしで出せる明るさの限界を見る9つ目の色はネイビーです。暗めの髪にブリーチなしで染める限界は、光が当たる角度で変化するといった程度です。光の当たり方で透明感やネイビーの色合いが変わってきます。ちょっと雰囲気を変えたい場合におすすめのカラーです。

明るい髪にブリーチなしで染める限界は、赤みがなくなり、派手になりすぎない明るさです。ネイビーのような寒色系のカラーは、落ち着いた雰囲気にもすることができる髪色です。色落ちも綺麗なので、色落ちを楽しむカラーとしてもおすすめです。

色別のブリーチなしで出せる明るさの限界を見る10個目の色はラベンダーです。暗い髪にブリーチなしで染める限界は、ほんのりと色づく程度です。全体に柔らかい印象に仕上がります。

ラベンダーにアッシュを混ぜたカラーにすると透明感も出て、印象的な明るさにすることができます。しっとりと女性らしい髪にすることができるヘアカラーです。

明るい髪にブリーチなしで入れる限界は、ツヤがプラスされてしっかり色づく程度になります。色が落ちていくと、少しピンク色になっていきます。色落ちしても可愛らしいイメージを保ちたい人におすすめのカラーです。

色別のブリーチなしで出せる明るさの限界を見る10個目の色はカーキです。カーキは緑がかったカラーです。暗い髪にブリーチなしで染める限界は、黄みや赤みが少し落ちた程度の落ち着いた明るさです。

肌を美肌に見せてくれるといった効果もあるので、女性が染めると嬉しい効能があります。明るい髪にブリーチなしで入れる限界は、さらに澄んだ髪色になります。

この場合は、カーキだけでなく、グレーやベージュも混ぜて染めてみることをおすすめします。日本人の髪にある赤みを消してくれながら、くすんだ柔らかい色味にすることができます。髪に透明感も出ます。

ブリーチなしでも、明るさを増すことができるカラー剤は多くあります。カラー剤そのものがメラニン色素を減らすので、ブリーチなしでも髪の色に明るさを与える効果があります。その他に、ブリーチをしないで明るさのある髪色にする方法があるのかを見ていきましょう。

ブリーチなしで明るさを出す方法の1つ目は、クリア剤を使用して色を重ねていくというものです。クリア剤とはどういった薬剤かはあまり知られていないかもしれません。クリア剤はカラー剤に入れて色を薄めて使うことを主目的としています。

クリア剤を使うことでヘアカラーの色合いを薄め、その薄い色を重ねていくことで、髪色を明るくすることができます。トーンが高いカラーはどうしても髪にダメージを与えます。

この場合、クリア剤を加えることで、髪のダメージを軽減することもできます。クリア剤を上手に使って、髪に明るさを出していくのもおすすめです。

ブリーチなしで明るさを出す方法の2つ目は、明るめのカラー剤を数回使っていくというものです。普通のヘアカラー剤にも髪色を明るくする性質があるので、この効果を上手く利用していきましょう。

重ね塗りしていくことで、髪のメラニン色素を減らしていくことができます。しかし、1度に何回もカラー剤を使ってしまうと、ブリーチなしでも髪はかなり傷みます。

そうしたことを避けるために、最低でも2回目のカラーリングに1週間は期間を空けるようにしましょう。また、市販のカラー剤でこの方法をすることはおすすめできません。行きつけの美容院に行き、対応をしてもらいましょう。

ブリーチなしで明るさを出す方法の3つ目は、カラーリムーバーを使用するというものです。このカラーリムーバーを使うと、白髪染めをした髪を明るめにすることができます。白髪は染めたいけれど、明るさのあるカラーにしたいという人に、カラーリムーバーはおすすめです。

通常はブリーチをして色を抜き、元に戻さなければなりません。しかし、ブリーチをする代わりにカラーリムーバーを使うという方法をとることができます。

カラーリムーバーを使うと、髪の内部に定着した白髪染めやカラー剤を除去して髪色を戻すことができます。髪内部を傷めることなく脱色ができるのでおすすめです。

ブリーチなしで髪を明るくする限界を知ったところで、ブリーチなしで染められる市販のカラー剤について見ていきましょう。ブリーチなしでも充分に明るい髪色にすることができる、市販のカラー剤が出ています。

赤やピンクといった暖色系だけでなく、アッシュ系のような寒色系の市販のヘアカラー剤があるので、好みの色に染めることができます。市販のカラー剤で、あなたが許容できる明るさの限界であるのなら、試してみるのもいいのではないでしょうか？

髪を明るくしたいと考えている場合、ブリーチなしでもカラー剤を使うと、ある程度明るくすることができます。しかしブリーチなしなので、明るくするのには限界があります。

その限界の中で満足できるのなら、ブリーチなしでカラー剤を使って髪を明るくしていくのもいいでしょう。まずは自分の髪色が標準より明るいのか暗いのかで判断していきましょう。