裾上げの縫い方は?まつり縫いやミシン縫いなど簡単に出来る方法をご紹介!

裾上げの縫い方は?まつり縫いやミシン縫いなど簡単に出来る方法をご紹介!

ズボンの裾上げはお店で裾上げをしてもらっている人も多いでしょうが、自ら裾上げをするのもそれほど難しくはないのです。縫い方はミシンを使っても手縫いでも好きな縫い方で作業時間もかかりません。最近のミシンはまつり縫いも出来ますので裾上げの簡単な方法をご紹介します。

記事の目次

  1. 1.裾上げの縫い方の種類
  2. 2.裾上げをするコツ【手縫い】
  3. 3.裾上げ方法①流しまつり縫い
  4. 4.裾上げ方法②たてまつり縫い
  5. 5.裾上げ方法③並み縫い
  6. 6.裾上げ方法③返し縫い
  7. 7.裾上げ方法④ミシンでの縫い方
  8. 8.裾上げ方法⑤糸なしでの作業
  9. 9.裾上げの持ち込みができる店舗
  10. 10.裾上げは自分に合った縫い方を選ぼう!

裾上げの縫い方の種類

裾上げ
Photo by kellyhogaboom

お気に入りのズボンを買ったけど履いてみると裾が長い場合には裾上げをしたいところですが、その前に長さの基準を覚えましょう。裾上げが出来ても短すぎたり長すぎたりすると大変です。採寸はきちっとしてから裾上げをします。また、ジーンズの場合は新しいジーンズは濡れると縮みますので一度洗濯で縮ませてから裾上げをするといいでしょう。

ズボン丈

採寸の仕方は、履くズボンによって長さが変わってきます。カジュアルにしたい場合は短めがおしゃれですし、フォーマルなら長めの方が趣があります。また靴の厚みも考慮してそのズボンを履いたイメージで裾丈は決めるとピッタリきます。ベルトの締め方ややパンプスの高さなどでかなり長さは変わってきますのでご注意下さい。

ズボン丈
Photo by Gonmi

お気に入りのズボンやスラックス、ジーンズなどの裾丈が合わない場合ジーンズなどは無料で裾上げをしてくれるお店もありますがお店で裾上げをしてもらうと基本裾上げ代が必要です。わずかな金額かも知れませんが、意外とその裾上げ代を出したくない時もあります。そんな時に自宅で裾上げが出来るならそれに超した事はありません。

ミシンと格闘
Photo by roger_mommaerts

そこで自分で裾上げをする上で裾上げの縫い方をマスターしたい方のために裾上げの縫い方を解説しましょう。一度覚えてしまえば簡単に裾上げが出来るようになりますので余分な出費も防げます。どうしても裾上げの作業が難しいとか無理だという人のために後半には裾上げをお任せ出来るショップもご紹介しますのでそちらの利用も出来ます。

裾上げ
Photo by cremeglace

裾上げの縫い方には基本2つの方法があるのですが、どちらも簡単に出来ますので不器用だからとか縫い方が分らないとかそれほど考えなくても大丈夫です。慣れてくると徐々に作業時間も短くなりますし、何より仕上がりが綺麗になってきます。

習うより慣れろという言葉通りやっていくうちに作業の効率も上がり技術も上がってきます。お店に頼むと最低1000円くらいは取られます。自宅ですれば針と糸さえあれば出来ますので経済的ですしいつでも時間のあるときに出来るという余裕が出て新しいズボンやスーツをためらいなく購入できるでしょう。では裾上げの縫い方を解説していきます。

手縫い

手縫い
Photo by kellyhogaboom

裾上げの方法として針と糸の使用で縫う方法は、手縫いでするのとミシン縫いでする場合がありますが、まず手縫いの縫い方を解説します。用意するものは針と糸の他にアイロンがあれば一層美しく仕上がります。また、しつけ糸やまち針や裁ちばさみなどもあれば便利ですが一般的なソーイングセットで賄えるでしょう。

手縫い
Photo by kellyhogaboom

手縫いをする時の縫い方はまつり縫いが一番馴染むでしょうが、まつり縫いの中にも種類があります。後で詳しくご説明しますが手縫いした後の縫い目が斜めになっている縫い方とまっすぐになっている縫い方があります。

お店に頼むとほとんどがミシンですのでまつり縫いか並み縫いが大半です。ショップによっては裾を切ったあとを飾り縫いして処理してくれて仕上がりは綺麗です。手縫いの場合はせいぜいまつり縫いか並み縫いですが、作業を丁寧にすることでより強度が増しますのでミシン縫いとはまた違う味が出て来ます。糸も2本取りならより強くなります。

ミシン縫い

ミシン縫い
Photo by steffenz

次にミシンの場合には、ミシンの押さえ金を変えることで作業も簡単で色々な縫い方が出来ますので縫い方はお好きな方法で、ジーンズやカジュアルパンツのように表に縫った糸が出ても良ければ並み縫いの方がおしゃれでしょう。糸も色を変えたりして個性的にアレンジする事も可能です。

ミシン縫い
Photo by Rusin3s

表に縫い目をあまり出したくないなら、まつり縫いの押さえ金に変えれば簡単です。最近ではまつり縫いでもパネルにステッチが多数あるミシンもありますので色々と選択できて楽しいでしょう。ステッチはお好みで選んで下さい。ズボンの種類によっても変わってきますが、基本的なまつり縫いは変わりませんので安心してミシンに任せましょう。

ミシンの押さえ金
Photo bymoritz320

ミシンの機種によって押さえ金の種類も違いますので、ご自分の持っているミシンにどんな押さえ金が揃っているのかを確認した方が作業しやすいです。裾上げに適している縫い方はまつり縫いか並みり縫いで、また裾を切って裾上げをする場合には、切った端をかがり縫いをするとほつれが処理されますのであとの作業がやりやすいです。

裾上げをするコツ【手縫い】

裾上げのコツ
Photo by luigig

裾上げをするコツは、ズボンの長さの決め方でも記しましたが一般的な裾丈はかかとが隠れるか、かかとと同じ位置にズボンの裾丈にすると違和感がありません。ハイヒールなどで調整したズボンならかかとより長いですから靴を脱いだ時に踏みつけて汚れたり、つまずいたりしますので注意が必要です。

スーツの裾
Photo byOlichel

ズボンを履いてみて裾丈を決める時にはズボンの裾を折り返してまち針を打ちます。針に気をつけて脱ぎカットが必要ならカットして裾上げをしますが、手縫いならすぐにそのまま、裾上げに取りかかれます。まち針の位置を確認して念のためしつけ糸をしておくとより仕上がりが綺麗に出来るでしょう。

手縫いで裾上げする時のコツ

裾上げのコツ
Photo by kellyhogaboom

手縫いで裾上げをする時のコツは、やはり見た目が美しくするために均等に糸が付いている事ともう一つは裏面の生地の糸の間隔も均等であることです。間隔が広すぎると強度が弱くなります。そして裾上げをした後はズボンの裾にアイロンを掛けしっかり折り目を効かせることで美しく見えますのでアイロンは重要です。

靴ずれ
Photo byEngin_Akyurt

また、ボトムの広がったスーツやスラックスなどは、かかとにズボンが常に当たっている状態ですからズボンの裾がすり切れてくることもあります。特にスーツなどで革靴を履くズボンには、端がすり切れてしまわないように靴ずれを付けて予防をすると良いでしょう。これは手縫いでもミシンでも付けることは可能です。

ズボンの裾カットの有無の確認

裾カット

ズボンの裾カットの有無は、そのズボンによって変わってきます。ジーンズのような分厚い生地の場合はカットした方が裾の処理がしやすくまたスーツやスラックスなどで薄手の生地の場合はカットせずとも折り返して処理してもごわつきません。裾上げをしたいズボンの生地の厚さでカットの有無は決まりますがジーンズは折って履く人もいます。

裾上げ方法①流しまつり縫い

流しまつり縫い
Photo by kellyhogaboom

裾上げの定番とも言えるまつり縫いでもいくつか種類があります。まず流しまつり縫いを解説します。一般的にまつり縫いと言えばこの流しまつり縫いを指します。流しまつり縫いというのは、まつった後の裏面の糸の向きが斜めになって全体に流れているようなラインを作る事から来ています。この流しまつり縫いが裾上げには最も多く使用されます。

流しまつり縫いの縫い方

針と糸
Photo bytookapic

裾上げを手縫いする場合、二つ折りまたは三つ折りにした生地を手縫いしていくのですが、流しまつり縫いは、折り曲げた生地の裏から針を刺して手前に出します。そこから1cmほど左側の表地の織り糸を1本引っかけてそのまま同じ位置の折り曲げた生地に下から出します。これがまつり縫いの基本手順です。これを繰り返して左へ進んでいきます。

流しまつり縫いのコツ

縫い方のコツ
Photo by ~Merete

手縫いでまつり縫いをする場合、どのまつり縫いも表に出る側の糸を出来るだけ目立たない量にする事です。織り糸が太めの糸なら1本で細い糸なら2本くらいがいいでしょう。裏面の糸も均等になるように間隔を取って下さい。最初は手縫いの作業に時間がかかってもゆっくりやれば均等に出来るはずです。表の糸が目立つ様でしたらやり直しましょう。

手縫いでの流しまつり縫いの基本の縫い方です。まち針で止めていますが、まち針に慣れない人やまち針が怖い方は、全体にしつけ糸をするといいでしょう。まつり縫いが終わった後にしつけ糸を外すことを忘れないように気を付けましょう。斜めの縫い目が均等に並んでいれば手縫いの流しまつり縫いの作業は成功です。

裾上げ方法②たてまつり縫い

たてまつり縫い
Photo by Sappymoosetree

裾上げの手縫いの縫い方で次はたてまつり縫いの縫い方の解説です。といっても流しまつり縫いとほとんど変わりません。この縫い方の違いで強度が出るのですが流しまつり縫いとの区別が若干わかりにくいかも知れません。激しい活動する時のズボンにはたてまつり縫いの方が合っていますのでお子さんのズボンなどに向いています。

たてまつり縫いの縫い方

縦まつり縫い
Photo by susan402

たてまつり縫いの縫い方ですが、たてまつり縫いも折り曲げた生地の裏から針を刺して手前に出すところは流しまつり縫いと同じです。ここからが違います。流しまつり縫いは1㎝左に移動しましたが、たてまつり縫いは真上の位置の表地の織り糸を1本引っかけます。そして1㎝左の折り曲げた生地に下から出します。ほんの少しの作業の違いです。

たてまつり縫いのコツ

縦まつりのコツ
Photo bymoritz320

たてまつり縫いの縫い方のコツは各縫い目の間隔を流しまつり縫いより狭くする事です。折り返した生地の側からの見た目では縦の縫い目が折り返し生地と表地の間に約1ミリ~2ミリ程度あるのが特徴で、横の縫い目と縫い目の間隔が約5ミリから8ミリくらいになるように縫っていくのがコツです。流しまつり縫いよりも作業時間はかかり根気も要ります。

裾上げ方法③並み縫い

並み縫い
Photo byhydrocat

ジーンズなどの分厚い生地を裾上げする場合の縫い方に並み縫いがあります。これは表地にステッチがそのまま出ますので縫い目がデザインにもなります。縫い幅を変える事でおしゃれにデザインする事も可能です。単純な直線縫いですので誰でも簡単に出来る縫い方ですので初心者に向いています。

並み縫いの縫い方

まち針を打つ
Photo by osiristhe

並み縫いの縫い方は、誰もが経験のある小学校の家庭科の時間にぞうきんを縫った時と同じ縫い方で直線にズボンの裾を縫い上げるのが並み縫いです。まず折り返した側の生地に上から針を刺して糸の結び目は折り返し側の位置に置いてあとは折り返した生地と表地を一緒にザクザクと右から左へ縫えば完成します。

針山

並み縫いをする時のポイントは、まっすぐに縫う事です。しつけ糸をする時の要領で、もっと目を細かくしていきます。目の間隔は狭ければ狭いほど強度が増します。昔から手縫い仕事は母のトレードマークともされていましたが、和服を縫う時も並み縫いは活躍します。慣れないうちはゆっくりと縫っていきましょう。

並み縫いのコツ

並み縫いのコツ
Photo by Bill Selak

並み縫いの縫い方のコツは特にありません。強いて言うなら縫い目の間隔をあまり空けない事です。大体5ミリ前後の間隔で縫っていけば強度も出ます。並み縫いをするズボンは分厚い生地が多いですから作業用などのズボンは強度が大切です。また、糸も手縫いの場合は2本取りで縫うと、より強度が出ますのでその時の状況で使い分けて下さい。

裾上げ方法③返し縫い

返し縫い
Photo by thewebprincess

裾上げの縫い方に返し縫いというのもあります。返し縫いとは、並み縫いで空いていたスペースも埋めてしまう縫い方です。並み縫いでは点々と目の流れがありますが、点ではなく線になるように縫う縫い方です。これはミシンで普通に縫うとこの返し縫いになります。仕上がりはミシンの様に美しく丈夫だというのがこの縫い方のメリットです。

返し縫いの縫い方

ミシンで返し縫い
Photo by Gloria Salgador

この縫い方は表地を見ながら縫います。裏面の糸が線になっているか確認しながらすると綺麗に仕上がります。折り返し生地の裏から針を刺して手前に出し糸の結び目を止めます。5ミリ~8ミリ空けて今刺した位置から戻って針を刺し先ほどの位置を通過して5ミリから8ミリ先の表面に出します。次に一針目の位置に戻って通過して3針目という縫い方です。

返し縫いのコツ

まち針
Photo byStockSnap

返し縫いのコツは一目一目を確実に縫い上げる事で決して縫い忘れの無いように気を付けましょう。縫い方が慣れてくるとつい一目飛ばしてしまったりする事があります。また、返し縫いをする生地には厚手のものもありますので、針の選び方にも気を付けましょう。あまり細い針ですと折れる可能性もあります。

裾上げ方法④ミシンでの縫い方

返し縫いのコツ
Photo by wildgift416

ミシンを使って裾上げをする方法を解説しましょう。手縫いよりミシンを使った方が断然早く仕上がります。しかし古いタイプのミシンには、縫い方の種類が限られているものもあったりますが近頃のミシンには様々な縫い方が出来ますので、ステッチも色々と試しながら裾上げするのも楽しいですので是非挑戦してみて下さい。

ミシンでの縫い方は二通り

ミシン縫い
Photo by kellyhogaboom

ミシンでの縫い方は二通りあります。二通りとはまつり縫いと並み縫いです。並み縫いは一般的な縫い方ですが、ミシンの押さえ金を替える事でまつり縫いも簡単に出来ます。またミシンによってはまつり縫いのステッチも数種類ある場合もあります。表に縫い目を目立たせない為にはアイロンを裏から優しくかけると目立ちません。

ミシンかけ
Photo by Chris Winters

また、ズボンの生地によっても縫い方は変わってきます。スーツやチノパンのような薄手の生地とジーンズなどの分厚いデニム地です。分厚い生地を縫う時には針を太くしてゆっくり縫う事で裾上げも出来ます。この時決して生地を引っ張らないようにしながら縫わないと形が崩れますので十分気を付けて引っ張らないで縫いましょう。

ミシンで縫うコツ

ミシン掛け
Photo byjackmac34

ミシンでの縫い方のコツは、先ほども記しましたがゆっくり行なう事がコツになります。慌てずに一目一目を丁寧に縫っていきましょう。ミシンの場合、進め方の調整が慣れない時には難しいですが、それも慣れてくれば徐々に作業も早くなります。特に分厚い生地を縫う時には、早く縫うと針が折れる危険がありますので注意しましょう。

一見難しそうに見えますが、実はそれほど難しくもありません。最初はゆっくりと落ちついて作業することをおすすめします。ポイントは最初は股下の延長線上の縫い目から始めて最後もそこで終わることです。4箇所にまち針を打ったら、縫いながらまち針を外すのを忘れないようにしましょう。まち針の代わりにしつけ糸をしても構いません。

裾上げ方法⑤糸なしでの作業

アイロンでとめる
Photo byRitaE

裾上げを針も糸も使わずに仕上げる事は出来るでしょうか。実はこれが可能なのです。最近では100円ショップなどでも販売されている裾上げテープや布用の糊を利用します。これらを使うと手縫いもミシンも必要なく、作業が驚くほど簡単に出来ますので、単身赴任のお父さんなどに人気があります。ただ、耐久性には欠けますのでそれを覚えておきましょう。

両面裾上げテープ

裾上げテープ
Photo by yvonnep

両面の裾上げ用テープの場合にはアイロンも要らず超簡単な方法で仕上がりますので便利です。裾上げをしたい位置をまち針で止めておきます。裾上げしたい生地の裏にテープの片側の糊面を貼ります。これは一般用の両面テープと同じような使い方ですので、誰でも出来る簡単なこの仕方ならお子さんと一緒にやってみるのも楽しいでしょう。

両面テープ
Photo by yamakk

全体の長さを一気に貼るのではなく、5㎝くらいずつ分けて貼った方がズレずに綺麗に仕上がります。両面テープの片側糊面が一周したら、もう片方のテープを剥がして生地と付けます。最後にズボンの上から当て布をしてアイロンをかけて完成です。全体が仕上がるまでの作業時間は大体10分くらいです。

片面裾上げテープ

裾上げテープ
Photo by rmkoske

片面裾上げテープの場合はアイロンと水が必要です。まず裾上げをするズボンをぐるっと一周させてテープの長さを測って2~3㎝残して切ります。次にコップなどに水を入れておいてその水にテープを浸けて軽く絞ります。

軽く絞ったテープを折り返したズボンの裾の端の半分と表面の生地の半分に渡るようにテープを乗せます。その上に当て布をして150°~160°の中温で温まったアイロンをそっと押約10秒そのままで一度生地から離して横に少しずつ移動しながら全体にテープを押しつけて糊を接着させていきます。

アイロン
Photo byPublicDomainPictures

この時にアイロンをスライドさせると生地がよれてしまいますのでスライドさせないように押しつける事に徹します。軽く体重を掛けるように押し当てるのがコツです。テープの端を置く位置は股下からかかとに伸ばした線上に端を置いてそこから始めて一周します。最後は少しくらいなら重なっても大丈夫です。

接着剤でズボンの裾上げ

ズボンの裾上げ
Photo by HousingWorksPhotos

最も簡単な裾上げは接着剤ですることです。布用がありますので100円ショップでも販売されています。ただ接着剤は剥がれるというのを前提に考えて下さい。簡単だからといってこの仕方で裾上げをしてそのまま使い続けるのはおすすめできません。

洗濯OKという接着剤もありますが、基本洗濯には向いていません。接着剤で裾上げをしたズボンは洗濯をすると糊の部分が弱くなり外れてきます。ですからこの接着剤を使用する方法は、外出前に急に裾がほつれてきたとかなどの緊急で仕方ない時の応急処置としての裾上げに限った方が無難でしょう。

裾上げの持ち込みができる店舗

ユニクロ
Photo byauntmasako

例えばネットでスーツなどを購入した場合は、裾上げは自分でしなくてはなりません。しかし裾上げなんで自信がないしどうすれば分らない人にピッタリの裾上げショップがあるのはご存じでしょうか。またネットで買った商品をネットで裾上げ出来るシステムもあります。ではどんなショップがあるのか見てみましょう。

PCでショッピング

まず裾上げの持ち込みからですが、そこで購入した商品でなくても裾上げだけをしてくれるお店があるのです。洋服のリフォームをしているお店なら大抵は受け付けてくれます。絶対に確実なのがお直し専門店です。お直しの専門ですからメーカーやブランド、店舗などは全く関係なく洋服のお直しをしてくれますので当然裾上げも含まれます。

お直し専門店

お直し専門店
Photo by bellaellaboutique

洋服のお直し専門店に持ち込む場合は直接そこで裾合わせをしてもらえるお店もありますが、時間を短縮したい場合には前もってどの程度裾上げをしてもらうかを測って行けば受付で事足りますので手軽です。また仕上がった品物を郵送してくれたりお店に出向かなくても宅配業者が集荷に来てくれてお直しが終われば送り返してくれるお店もあります。

マジックミシン

カジュアルショップ
Photo byFree-Photos

マジックミシンは、全国規模で展開されている洋服のお直し専門店です。大手のショッピングモールに店舗として入っていることが多く、分りやすい場所にある店舗です。マジックミシンの裾上げについてはメニューが豊富でシングルの簡単な裾上げからデザイン製の高い裾上げまで幅広く行なっています。裾上げだけでなく他のサービスもあります。

お直し店
Photo byStockSnap

裾上げの料金は、シングルは972円から、ダブルとモーニングは1296円から、ジーンズは864円からで、裾のほつれのお直しは540円から受け付けてくれます。お店に持ち込みをして混み具合にもよっては作業時間がかかる場合もありますが、通常の混み具合なら1時間以内に仕上げてくれます。お急ぎでなければ後日受け取りに行くといいでしょう。

ビックママ

お直し店
Photo byPexels

ビックママの店舗は東京の首都圏を中心に全国70店舗ほどで展開しています。ここでおすすめなのは宅配サービスをしている事です。洋服のお直しとリフォームの専門店ですので洋服の買い取りもしてくれます。またジーンズの裾上げの希望者にビンテージ物のジーンズなどダメージを残したままおしゃれに裾上げしてくれます。

お直し店
Photo by Urban Mixer

このビックママはリフォームも専門にしているだけあってただ単に裾上げをするだけでなくそこにデザイン製をプラスしておしゃれに仕上げたりと作業に工夫が見られます。持ち込みの際に相談にも乗ってくれますので、希望通りの仕上がりになることは間違いありません。若干料金は加算される場合もありますが、自分だけの裾上げは魅力的です。

ママのリフォーム

服のリフォーム

ママのリフォームも全国各大手ショッピングモールに店舗を構えているところがほとんどです。裾上げも含めたリフォームの料金は各店舗によって様々ですが、基本ジーンズで1080円から、シングルで1296円から、ダブルで1836円からです。ママのリフォームの口コミには作業も丁寧で仕上がりが綺麗だと絶賛する声が多数寄せられています。

洋服の修理 リフォーム ノック

西武百貨店
Photo by Dick Thomas Johnson

このショップは、少し高級な百貨店に店舗を置くショップです。高級と言ってもジーンズの裾上げも気軽に受け付けてくれますので安心です。もちろん持ち込みでの裾上げもしてくれますが、お宅まで佐川急便が集荷に来てくれるサービスもしています。支払いはカードか代引きか銀行振り込みで、ニットからジーンズまで幅広いお直しをしてくれます。

ネットで裾上げ

ヤマト運輸
Photo by Michael Francis McCarthy

ネットでズボンを購入した場合の裾上げは、自宅に届いてから自分でする事も出来ますが、それが困難な場合に商品を送って裾上げをして送り返してくれる裾上げサービスがあります。わざわざショップに出かけなくても、自宅に宅配業者が引き取りにきてくれて何の作業もせずに待っていれば裾上げされた商品が届くなどこんな楽な方法はありません。

お直しコム

ゆうパック
Photo by Kentaro Ohno

ネットの裾上げ店で好評なのが「お直しコム」です。早くて安くて便利な裾上げサービスという謳い文句の「お直しコム」は、そう言うだけあってリピート率が96%という人気ショップです。会員登録をすれば専用のアドレスを作成し、そのアドレスでのやり取りで発注から受け取りまで簡単に出来ます。採寸の仕方や指定方法も図解され分りやすいです。

宅急便コンパクト
Photo by TAKA@P.P.R.S

裾上げだけでなく、スカートやTシャツの丈詰めなども請け負う万能的なサービスがあります。代金はカードか代引きです。また、ネット通販などで購入したズボンを直接お直しコムに郵送して裾上げが終了後自宅に届けてくれるサービスもあります。お直しコムのサイトでは様々なサービスが利用出来ます。

ラクレア

ヤマト運輸
Photo by Tamago Moffle

こちらもネットで裾上げの依頼が出来るショップです。専門の宅配業者が自宅まで引き取りにきて裾上げ後は同じ宅配業者が届けてくれます。注文の指示の仕方も注文フォームへの書き方も丁寧に掲載されています。送り状も先方が用意します。総額が5000円以上になると送料が無料になりますので、複数のズボンなどを依頼するとお得です。

アトリエマエダ

ヤマト運輸
Photo by zmtomako

このアトリエマエダは、裾上げの料金が安いのが特徴でリピート率が90%です。ジーンズで360円、チノパンや作業ズボンで450円など、他社と比較しても安さはダントツです。対応の早さも売りのひとつのようで、かなり対応は早いです。人間味のある店長ブログがお直しのH.Pに掲載されています。状況を把握するには便利です。

宅配サービス
Photo by TAKA@P.P.R.S

ネットでの利用方法は、まず金額を確認したあと発送用紙に採寸の仕方が図解されていますので、その空白を埋める形で採寸して記入します。その配送用紙をプリントアウトして裾上げしてほしい商品に付けて送ります。その後約3営業日前後で返送してくれます。支払いは代引きか振り込みです。

裾上げは自分に合った縫い方を選ぼう!

裾上げ
Photo by tsuacctnt

裾上げの縫い方は色々ですが、まず一番大事なのは自分には何が合っているのかという事です。ミシンが得意ならミシンを使って素速く裾上げが出来ますし、手縫いの方が楽だという人もいます。また、裾上げなんてしてられないという人はテープや接着剤を使う人もいます。これは全て自分で裾上げをする人です。

裾上げ

ショップで裾上げをしてもらうと簡単で楽ですがそれなりに代金が伴ってきますので、時間があるなら自分で挑戦してみる事をおすすめです。裾上げは見た目に拘るのか手軽さに拘るのかでそれぞれ考え方は違いますが、もし裾上げを自分で縫ってみようと思うなら自分に合った縫い方を選んで存分に楽しみましょう。

vivikoma
ライター

vivikoma

楽しく情報配信します。色々なジャンルのライターとしての技術を磨きたいと思っています。 特に花屋務めが長かったため、ガーデニングや植物に関する知識はある方です。 分かりやすい文章を書くことを心がけています。

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