一人暮らしで犬を飼う方法を調査!おすすめの犬種や留守番時の注意点は?

一人暮らしで犬を飼う方法を調査!おすすめの犬種や留守番時の注意点は?

一人暮らしをしていると、家に帰った時にどうしても孤独感を感じてしまう時があります。そんな時にペットの存在は非常に重要で、多くの方が一人暮らしで犬を飼っています。ここでは犬の飼い方や犬を飼う条件の他にもおすすめな犬種、留守番させる時の注意点も紹介します。

記事の目次

  1. 1.一人暮らしで犬を飼う条件
  2. 2.一人暮らしにおすすめな犬種
  3. 3.一人暮らしで犬を飼うときの入手方法
  4. 4.犬の飼い方の基本
  5. 5.一人暮らしの犬の飼い方の注意点
  6. 6.一人暮らしで犬を飼う際に買うべきもの
  7. 7.一人暮らしで犬を飼うときは準備と資金が必要

一人暮らしで犬を飼う条件

一人暮らしをしているとどうしても犬を飼いたいという方はいますが、多くは様々なことを理由に断念してしまいます。犬を飼うということは色々と考慮するべき点もあり、簡単には買えないというのが現状です。以下では犬を飼うことの条件について詳しく説明していきます。

住宅環境の確認

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住宅環境というのはまず最初に考えるべき条件です。住んでいる物件によってはペットを飼うことができないという所もあります。もちろん、一戸建て住宅よりも賃貸の方が犬を飼える確率は低いです。基本的に大家といった住宅の管理者に許可をとらなければいけません。

そもそも、自分の部屋自体が小さかった場合、犬が自由に過ごせる空間はありません。買った以上は犬もその部屋で暮らすので、家そのもののスペースも犬を飼う時に考えなければいけません。

経済的な余裕

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犬を飼うには多くの費用がかかります。最初に犬を買う費用もそうですが、ペット全般に言えることは維持費が結構かかってしまうということです。餌代やワクチンの費用、その他犬が病気にかかってしまった時の治療費が必要です。犬も子どもと一緒で世話をすることは金銭的にも簡単なことではありません。

犬を飼うのにかかる費用

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犬を飼うのに最初かかる費用は最低でも4万円、最高で15万円ほど必要になります。狂犬病予防注射や健康診断、ワクチンに加えて犬に使う道具などを想定してこの値段です。ですが重要なのは年間にかかる費用です。

小型犬の犬でも年間9万円から53万円、大型犬であったら12万円から74万円といわれています。人によって値段変わってきますが、おもちゃや消耗品などの費用を節約したとしても薬やワクチン、ドッグフードといったものは犬を買う時に必須です。

上記の値段を予測して犬を買わないと後々に大変な思いをすることがあります。犬を飼うのは簡単ではありません。

時間的な余裕

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時間が確保できることはとても重要な条件のひとつです。犬を飼うのに金銭的な余裕があったとしてもそれだけでは犬を飼うことおすすめできません。犬を飼ったら毎日の散歩やしつけ、犬のお手入れがあります。

主婦など、いつも家にいて時間に余裕がある方ならまだ大丈夫ですが、働いている方は大変です。大学生が飼うのはもっと大変です。

現代の社会に住んでいる方々は皆忙しくしているため、せっかく犬を飼うのにバイトをしたお金を貯めたとしても、世話をしてあげるだけの時間を犬と共有してあげなければ本末転倒です。

良好なご近所付き合い

特に日本人というのは世間体を気にします。近所の住民が犬の鳴き声などにうなされるような事態になるのであれば、地域のコミュニティとしても上手くいきません。

その地域に住んでいる以上責任もついてくるので、自分のわがままだけで家に犬を持ち込んでしまうのも考え所です。犬が住みづらい環境におかれるのも犬が可哀想なので、こちらも犬を飼う前に考えなければいけない条件です。

もしもの受け入れ先の確保

犬を飼っている以上、家に必ず滞在し、犬を世話する時間を設けなければいけません。だからといって緊急事態も起きてしまうことがあります。

病気などによる急な入院もそうですが、仕事の転勤や出張などで長期の遠出をしなければいけない時に、受け入れ先を用意していないと犬が大変なことになってしまいます。

そういった事態にも備え、しっかりと一定期間世話を変わりにしてくれる相手を探しておかなければいけません。

一人暮らしにおすすめな犬種

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もちろん犬種というのも人それぞれです。自分の好きな犬種を飼うのが理想的ですが、上記のような条件も考えると必ずしも自分の好きな犬を家に迎えるということができません。小さなアパートの部屋で大型犬を飼うなんてことは絶対にできません。以下では一人暮らしで選ぶ犬種に対する条件を紹介していきます。

一人暮らしにおすすめの犬種の条件

まず1つ目の条件は、一人暮らしでそこまで部屋のスペースが広くないという方には小型の犬種がいいでしょう。次に、毛が抜けにくい犬種は一人暮らしをしている方でも負担が少なくなります。

お手入れを最低限すればよく、部屋の中も毛でいっぱいになって掃除を頻繁にしなければいけないという事態にはなりません。

近所の住民のことを考えたらあまりほえない犬種を飼うというのも条件の1つです。その他の条件としては運動量が少ない、性格が穏やか、しつけがしやすいといった犬種を飼うことがおすすめです。

具体的な犬種

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まず、毛があまり抜けず、かつ性格が温和で運動量も少ない小型犬のシーズーは一人暮らしをしていてもかなり飼いやすい犬種の1つです。

毛が抜けにくいという観点から見ればマルチーズやトイプードルもおすすめの犬種です。一人暮らしをする上でキャバリアやパグ、フレンチブルドッグは性格が穏やかで吠えることも少ないので飼いやすいです。

また、小ささだけで見たらチワワといった犬種も一人暮らしには適しています。まだまだ一人暮らしに適する犬種はいますが、飼いやすい条件を基に探していくと見つけていくことができます。

一人暮らしで犬を飼うときの入手方法

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犬を飼う時、ほとんどの方はペットショップを想像します。しかしペットショップで犬を購入することにもデメリットがあります。一人暮らしをしているからには自分の境遇にあった犬の買い方をしなければいけません。ここでは犬を飼うときの方法と、それぞれの方法に対するメリットとデメリットについた紹介していきます。

ペットショップのメリット

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代表的な犬の買い方であるペットショップです。ペットショップには想像通り、店に様々な犬種がいるため、その中から自分で選ぶことが可能です。ペットショップでない場合、いちいち犬を見て回らなけばいけないといった面倒さがあるので、ペットショップは選択肢が多いのがメリットと言えます。

ペットショップのデメリット

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ペットショップはあくまでもお店です。店員が必ずしも全ての犬を把握しているとは限りません。もちろん、アルバイトで働いている店員であれば自分よりも犬に対して無知という場合もあります。

しっかりと一人くらいの自分に合う条件の犬種を探すのであれば、自分が犬に対してある程度の知識を備えていなければいけません。

里親のメリット

里親の場合は犬が保護犬であったり、親がいない犬である場合があります。その場合、犬を世話してあげるというのはある意味ボランティアとも言えます。

また、生体にかかる費用は無料であることも稀ではなく、比較的費用を抑えて犬を飼うこともできます。一人暮らしの方であれば金銭的に抑えられるのはかなりの利点です。

里親のデメリット

デメリットとしてはペットショップで犬を飼う場合と逆で、自分が選べる犬の種類が少ないということです。里親であるので人気な犬種を飼うことも容易ではありません。

また、成犬を飼う場合にはすでに飼い慣らされたしつけを直すのはかなり困難です。健康的な部分においても不安はあります。子犬の場合でも、どれまでの大きさに成長するのかという予測がしづらいです。

ブリーダーからのメリット

ブリーダーから犬を譲り受けるというのも1つの選択肢としてあります。ブリーダーは長年犬を世話し続けているだけあって犬に関する知識は豊富です。

育て方に関してはかなりの腕前があるのでおだやかで飼いやすい犬に育てられている場合が多いです。

ブリーダーは特定の犬種を専門的に繁殖していることが多いのでその犬の特徴や注意点もよく把握しています。また、犬の健康チェックなども確認することで犬の健康的な面にも安心できます。

ブリーダーからのデメリット

ブリーダーから犬を譲り受ける際のデメリットとしては、犬を購入する前に一度見学の際、事前予約を取らなければいけないということです。

自分の欲しい犬がブリーダーから譲り受けてもらえるとしても、ブリーダーが遠方に住んでいる場合があります。その場合、犬のお迎えの時間や空輸の運賃、空輸による子犬への負担等などは考えておかなければいけません。

もちろん、その前に一度犬と対面することは必須です。忙しい方であったらブリーダーのところまで向かうのは難しいという方もいます。

一人暮らしにおすすめな入手方法

一人暮らしをしている方であれば一番考慮すべき点は犬の健康状態です。犬が病気になりやすい状態にあった場合、毎回時間とお金を削られてしまいます。

治療費も安くはないので、里親として譲り受けた犬の健康状態が悪かったりしたら後で大変な思いをしてしまいます。その為、健康面を第一に考えれば、ブリーダーから犬を譲り受けることがおすすめです。

最初だけ犬を譲り受けるときに時間とお金はかかってしまう場合もありますが、その後は治療費といった問題を抱えることもありません。

犬の飼い方の基本

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犬を飼うのであれば飼い方の基本は抑えてきましょう。まず、新鮮な水と、種類と年代に応じたドッグフードを与えるのは基本です。散歩などをあまりさせない飼い方をしているとストレスがたまって吠えや噛みつきが頻繁になることがあります。

犬が家から逃げ出してしまった時の場合を考えてマイクロチップ、最低でも名前札はつけておきましょう。また、飼い主さんがペットの繁殖を望まないのであれば手術を事前にする必要があります。

以上のような犬の飼い方は犬を大切に世話する意味でとても重要です。適切な飼い方を心がけましょう。

一人暮らしの犬の飼い方の注意点

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一人暮らしをしている場合、犬の世話をするのは自分だけであるため、犬の飼い方に関しては特に気を付ける必要があります。飼い方によって犬の性格が変わってしまうこともあり、犬に悪影響も及ぼします。ここでは犬の飼い方の基本について見ていきます。あまり知られていない飼い方の説明なのでしっかりと把握した上で犬を飼うようにしましょう。

留守番のしつけについて

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仕事をしていたり、毎日が忙しい方にとって一人暮らしでは犬を留守番させてしまうことはよくあります。しかし留守番というのは犬にとって最も退屈な時間です。

特に子犬である時期は親犬や兄弟犬と一緒に遊んだりすることで社会性を学んだりすることができます。しかし人間と同じように、犬も留守番で誰もいない状況になると孤独を覚えてしまいます。

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時には耐えきれず吠えてしまうという習慣も付いてしまう場合があります。一人暮らしでしょうがないとはいえ、犬を留守番にさせるときもできるだけ落ち着かせるような飼い方が必要です。

留守番のときに備えたしつけはクレートに入る訓練やトイレトレーニング、自分だけでいてもおとなしくいられる訓練などです。留守番は犬にとって一番つらい時間なのでなるべく寂しがらないようにしつけをして慣れさせてあげましょう。

餌の注意点について

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犬は幼いころは1日の間に2回複数回、成犬になると2回餌を与える必要があります。出勤前と出勤後に1回ずつと工夫することができます。

しかし会社勤務の場合は出張なりで毎日スケジュール通りに変えれない場合があります。そういった場合には自動給餌器を活用するといいです。

フードを用意し、タイマーを設定すると自動的に餌を与えることができます。今ではスマホと連動した遠隔操作アプリもあるので、工夫して犬の負担を抑えましょう。

室内の温度管理について

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犬は気温の変化でかなり体調を崩しやすくなります。なので室内の温度を暑すぎず、寒すぎず設定してあげる必要があります。

室温の目安は犬種によって異なりますが、シングルコートの犬種だと夏季に22~25℃、冬季に20~25℃です。ダブルコートの犬種の場合だと夏季に23~26℃、冬季に19~23℃です。

また、犬が転倒事故に巻き込まれないように石油ヒーター、ファンヒーターなどは使わないようにしましょう。エアコンなどを使って犬にとっても安全なものを利用するのがおすすめです。

一人暮らしで犬を飼う際に買うべきもの

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犬を飼うには様々なものが必要となります。犬にとって必ず必要なアイテムもあれば、飼い主が犬のために尽くしてあげるオプションのアイテムもあります。実際、あった便利だという犬用のアイテムがあります。ここではそういったおすすめアイテムと、逆におすすめできないアイテムについて説明していきます。

おすすめのアイテム

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まず、犬をかごに入れてどこかへ移動する際のクレートはもっていると移動時に便利です。家で留守番しているときや寝るときにサークルを用意しましょう。

サークルを大きくすると留守番のときもそこまで犬に気持ち的な負担がかかりません。犬は寝るとき、ふかふかなものを好むので犬用のベッドを用意してあげると快適に寝てくれます。

ごはん用のはかりやデジタル体重計は犬の健康管理のために持っていると有効です。餌をあげすぎるという事態もなくなります。

その他ペットシーツや犬の毛を切るようのはさみなど、犬を世話する上では様々なアイテムが存在します。自分で必要だなと思うものを徐々に揃えていきましょう。

おすすめしないアイテム

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おすすめしないアイテムに関して、まずはトイレトレーはそこまで必要であるとはいえません。理由は、犬が噛んだ時、口の中で傷ができてしまう可能性があること、または網の間に犬のふんが入るとなかなかとれないといったトラブルが発生してしまうためです。

先ほど述べたベッドは人によってはいらないという意見も多いです。ベッドでトイレシーツと間違えてふんをしてしまうこともあるので、ブランケットなどを飼ってあげても十分です。

一人暮らしで犬を飼うときは準備と資金が必要

一人暮らしをしている場合、犬を世話するのは色々な意味で大変です。時間的にも金銭的にも準備が必要です。犬に対する適切な知識も必要です。

また、時間が本当にない方にとって犬を飼うということは留守番させる犬がとても可哀想なので考え所です。飼う前に様々なことを考慮した上で犬を飼うという決断をするようにしましょう。

大橋 泰成
ライター

大橋 泰成

よろしくお願いします。

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