シャトルランとは?記録を伸ばすコツや平均回数などを詳しく解説!

シャトルランとは?記録を伸ばすコツや平均回数などを詳しく解説!

シャトルランとはどんなことをするのか知っていますか。シャトルランとは20m間を往復した回数を記録する持久力を測る体力テストです。シャトルランの記録を伸ばすコツや小・中・高生の平均回数などの紹介と平均回数を超える記録を出せるコツについて説明をします。

記事の目次

  1. 1.シャトルランとは
  2. 2.シャトルランの仕方
  3. 3.シャトルランの目的とは
  4. 4.シャトルランの記録を伸ばすコツとは
  5. 5.シャトルラン前日までの対策・コツとは
  6. 6.シャトルラン男子の平均回数とは
  7. 7.シャトルラン女子の平均回数とは
  8. 8.シャトルランの注意点とは
  9. 9.シャトルランのコツを把握して平均記録を伸ばそう!

シャトルランとは

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シャトルランとはどんなことをするものなのか知っていますか。高齢者や20歳から30歳前後の成人にはあまり馴染みがないのがシャトルランです。シャトルランとは笛などの合図音によりスタートして20mのゴールの地点の線まで走っていってスタートした方に体の向きを変えて次の合図音共にスタート地点に走ります。

20m間を往復

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つまり20m間を往復することになります。最初の合図音が鳴らされる間隔は長いのですが、約1分ごとに短くなります。そのためスタート地点に引かれた線とゴール地点に引かれた線にたどり着く前に合図音が鳴らされることになります。

合図音が鳴らされてスタート地点に引かれた線またはゴール地点に引かれた線に2回連続してたどり着くこと出来ない時に体力テストは終了となり、合図音が鳴らされてスタート地点に引かれた線またはゴール地点に引かれた線を最後にたどり着いた回数が記録となります。

新体力テストの科目の1つ

シャトルランとは12歳~19歳が対象となる従来行われていた男子は1500m、女子は1000mで計測する持久走にプラスされた科目です。シャトルランとは持久走の体力テストの科目の1つで、男子は1500mを希望するかシャトルランを希望するかを自分で選択することが出来ます。

また女子の場合は1000mを希望するかシャトルランを希望するかを自分で選択することが出来ます。

シャトルランには上限が?

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従来行われていた体力テストの科目に追加されたシャトルランには、折り返しをする回数に上限があります。シャトルランの折り返し回数は247が上限です。また折り返し回数7回のレベル1、折り返し回数94のレベル10、折り返し回数157のレベル15など折り返し回数などによりレベル1~レベル21までに分類されます。

またレベル1の場合は折り返し時間が9秒でレベル21になると折り返し時間が3.89秒と大きな差があります。さらに走った累積の距離でみると、レベル1の場合は140m、レベル10で1880m、レベル21になると4940mになります。

シャトルランの仕方

シャトルランに必要なるものやシャトルランの仕方について説明をします。シャトルランでは、20m間隔のある2本の線を引く必要があります。またシャトルランのスタートとターンの合図となる笛などが必要です。合図音を録音したCDでも問題はありません。シャトルランは片方の線上に立って合図を待ち合図音と共に20m先に引かれた線まで走っていきます。

合図音が鳴ったら

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20m先に引かれた線を越えるか過ぎたら体の向きを変えて次の合図音を待ち、合図音が鳴ったらスタート地点の線に向かって走っていくこの動作を繰り返して折り返し回数を測ります。

合図音が鳴ってから2本の線に2回到達出来なかった時にシャトルランは終了になり、そこまでの折り返した回数が記録され、その折り返した回数によってシャトルランのレベルが決まる仕組みです。

シャトルランの目的とは

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シャトルランとは距離や時間を計測する体力テストではありません。シャトルランとは20m間を往復しながら折り返し回数によって全身の持久力を測する体力テストです。シャトルランとは心拍数が変化するように徐々に負荷をかけて、その時の持久力を測することが目的で行われる体力テストです。

またシャトルランとは肺・血管・心臓などの機能が働く有酸素運動能力に対する体力を測することが出来る体力テストでもあります。

長距離走のように持久力を測る

シャトルランとは合図音の間隔を徐々に短くして、折り返す回数が多くなるほど体に負荷がかかる体力テストです。体に負荷をかけながらどのくらいの折り返し回数を記録することが出来るかを測ります。

つまり長い距離を走っても心拍数が上がりづらくまた、走るスピードが落ちない足の筋肉の発達などの長距離走のような持久力を測ることが出来る体力テストがシャトルランになります。

シャトルランとは20m間隔を往復する回数によって持久力を測る体力テストで、20mの距離を速く走る時間を計測する体力テストではないことを覚えておきましょう。

シャトルランの記録を伸ばすコツとは

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シャトルランとは折り返し回数によって持久力を測ることが出来る体力テストです。シャトルランは体力テストとはいえスポーツですから、シャトルランの折り返し回数を増やす、つまり折り返し回数の記録を伸ばすコツがあります。

シャトルランの折り返し回数を増やすコツとはどんなことなのでしょうか。シャトルランの折り返し回数を増やすコツとはについて説明をしていきます。

コツ①呼吸法

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シャトルランの折り返し回数の記録を伸ばすコツには「呼吸法」があります。シャトルランの折り返し回数の記録を伸ばすコツ「呼吸法」とは口を開けてハアハアといったような呼吸はしないことです。口を開けての呼吸ではなく、心をリラックスする時にするように鼻からゆっくりと空気を吸って鼻から5秒ほどかけて吐くといった呼吸法がおすすめです。

シャトルランでは呼吸が大事

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つまりシャトルランの折り返し回数の記録を伸ばすコツとは鼻呼吸をすることです。とは言っても、シャトルランは走ったり、体の向きを変えたりする体力テストです。ですので鼻からゆっくりといったような呼吸法をすぐに取り入れることはそう簡単ではありません。

そこで、鼻からゆっくりと空気を吸って鼻から5秒ほどかけて吐くといった呼吸法をあまり意識しないで、まずは口を開けての呼吸の仕方しないといった意識が必要です。シャトルランの呼吸は折り返し回数の記録を伸ばすのに大変大事なことですのでしっかり意識をして行うようにしましょう。

コツ②ターン前

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シャトルランの折り返し回数の記録を伸ばすコツには「ターン前にスピードを落とす」があります。シャトルランは20m間隔を往復する回数で持久力を測る体力テストです。そのため何回もターンを繰り返すことになります。折り返し回数が増えるたびにターンの回数も増えていき、体力も消耗することになります。

スピードを落とす

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シャトルランの折り返し回数の記録を伸ばすコツ「ターン前にスピードを落とす」とは体力を消耗するターンを出来るだけスムーズにするために行う方法のことです。つまり線の手前でスピードを落とさずにターンをした場合は、体への負担が大きくなります。

その体への負担を少なくすることに加えて、ぎこちないターンにならないためにもターン前にスピードを落とすことが大事になり、折り返し回数の記録を伸ばすコツになります。

コツ③ターン後

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シャトルランの折り返し回数の記録を伸ばすコツには「ターン後は徐々にスピードを上げる」があります。シャトルランの折り返し回数の記録を伸ばすコツ「ターン後は徐々にスピードを上げる」とはターンした後にいきなり走るスピードが上げてしまうと、転倒することになるのでターン後は徐々にスピードを上げることです。

スムーズな走り方

またシャトルランでのターンは右回りでも左回りでもどちらで行っても問題がありません。いつも同じ向きでターンをしていると同じ足の筋肉に負担をかけることになり、スムーズな走り方が出来なくなる可能性があります。

そのようなことにならないようにするためには、右回り左回りと交互にターンをすることもシャトルランの折り返し回数の記録を伸ばすコツです。

コツ④ペース配分

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シャトルランの折り返し回数の記録を伸ばすコツには「ペース配分を考える」があります。シャトルランは最初のうちは合図音が鳴らせれる間隔が長いため、20mを走った後、次の合図音まで休める余裕があります。この休める時に休んでしまうと次の合図音で走り出すのに体力を使うことになります。

歩く

シャトルランの折り返し回数の記録を伸ばすコツ「ペース配分を考える」とは走ったり休んだりをしないで、走った後に余裕がある時には完全に止まるのではなく、歩くなどを入れることで体力の消耗を防ぐことです。また完全に止まってしまうとまた走り出す時に筋肉の負担になります。そのためにも止まるのではなく歩くことが大事です。

シャトルラン前日までの対策・コツとは

ここまでは、シャトルランの体力テストを行う時の折り返し回数の記録を伸ばすコツについて説明をしてきました。ここでは、シャトルランの体力テストを行う前日の対策・コツについて説明をします。

シャトルランの体力テストを行う前日の対策・コツにはストレッチをする、走り込みをする、消化に良い食事するがあります。次項からそれら対策・コツについて項目ごとに説明をします。

①ストレッチ

シャトルランに限らず、体を動かす前には、怪我を防止することや体をスムーズに動かすためのストレッチが大事になります。ストレッチをやると筋肉や筋がよく伸びます。しかし、ストレッチをやり過ぎると筋肉や筋が伸びた状態で体を動かすことになります。

筋肉は少しハリがある状態の方が肉離れなどの怪我をしないと言われています。そのためストレッチをやり過ぎないように注意をしましょう。

足の筋肉を多く使う

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またシャトルランの体力テストでは、足の筋肉を多く使います。また急にターンすることになりますので足以外の腰のストレッチもしっかりやっておきましょう。さらにどの部位のストレッチを行う時にもある程度体を温めてから行うことでよりストレッチの効果が上がることを覚えておきましょう。

②走り込み

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シャトルランは長距離走のように持久力を測る体力テストです。シャトルランの前日の走り込みは効果的な対策です。シャトルランの体力テストで使う足の筋肉を慣らす意味で大事になります。また心肺機能の向上にも役に立ちます。

しかし、ストレッチと同じように走り過ぎないこも大事になります。走り過ぎることで筋肉を痛めることや疲労を残すことにもなりかねません。そのため走り込みも程々にしましょう。

②消化に良い食事

シャトルラン前日の食事は大変重要です。シャトルランは持久力を測る体力テストです。そのためスタミナがつく食材を利用した食事をとることが大事になります。スタミナがつく食材といっても胃に負担を掛けてしまっては意味がありません。そのため消化がよくスタミナがつく食材を利用した食事を心がけましょう。

炭水化物も大事

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また、いくらスタミナがつく食事をしても腸の状態が悪ければ吸収されづらくなります。そのためスタミナがつく食材と共に、腸の働きをよくすることが出来る食物繊維が豊富な食材も忘れないようにしましょう。

また長距離ランナーなどが試合前によく摂っているシャトルランに必要なエネルギーになるミカン・リンゴ・バナナなどの単糖類、ご飯、パスタなどの多糖類といった炭水化物も大事です。

シャトルラン男子の平均回数とは

シャトルランが苦手な人のためにシャトルランの折り返し回数の小学3年生の男子平均、中学2年生の男子平均、高校3年生の男子平均、小学3年生の女子平均、中学2年生の女子平均、高校3年生の女子平均を紹介します。この平均を参考にしてシャトルランの折り返し回数を増やす目標にしましょう。

①小学3年生の男子平均33回

野球少年・サッカー少年などで頑張れる体力と筋肉の発達が目覚ましいのが 小学3年生です。そんな小学3年生のシャトルランの体力テストでの男子平均の折り返し回数は33回です。小学3年生の折り返し回数を詳しく見てみますと、小学3年生の折り返し回数60回以上と優れた記録を持っている小学3年生もいます。

また折り返し回数11回以下の小学3年生もいるなど大きな差があります。さらに参考として小学1年生の最高の折り返し回数32回以上、平均が18回、小学2年生の最高の折り返し回数50回以上、平均が29回といった記録を残しています。

また小学4年生の最高の折り返し回数78回以上、平均が48回、小学5年生の最高の折り返し回数89回以上、平均が57回、小学6年生の最高の折り返し回数98回以上、平均が64回といったデータがあります。

②中学2年生の男子平均80回

物の考え方や骨格、筋肉が大人のようになっているのが中学2年生の男子です。そんな中学2年生の男子のシャトルランの体力テストでの男子平均の折り返し回数は80回です。中学3年生の折り返し回数を詳しく見てみますと、中学3年生の折り返し回数131回以上と優れた記録を持っている中学3年生もいます。

さらに中学1年生の最高の折り返し回数107以上、平均が72回、中学2年生の最高の折り返し回数124回以上、平均が89回といった記録になり、中学1年生の少ない折り返し回数は35回以下、中学2年生の少ない折り返し回数は54回以下といったデータがあります。

③高校3年生の男子平均86回

がっちりとした骨格になり、自己主張が強いのが高校3年生の男子です。そんな高校3年生の男子のシャトルランの体力テストでの男子平均の折り返し回数は86回です。高校3年生の折り返し回数を詳しく見てみますと、高校3年生の折り返し回数135回以上と優れた記録を持っている高校3年生もいます。

さらに高校1年生の最高の折り返し回数124以上、平均が84回、高校2年生の最高の折り返し回数132回以上、平均が85回といった記録になり、高校1年生の少ない折り返し回数は45回以下、高校2年生の少ない折り返し回数は48回以下といったデータがあります。

シャトルラン女子の平均回数とは

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小学3年生の男子、中学2年生の男子、高校3年生の男子のシャトルランの体力テストでの折り返し回数の平均を説明しました。では小学3年生の女子、中学2年生の女子、高校3年生の女子はいったいどれくらいの回数になるのでしょうか。

小学3年生の女子、中学2年生の女子、高校3年生の女子などシャトルランの体力テストでの折り返し回数の平均について説明をします。

①小学3年生の女子平均26回

小学3年生の女子のシャトルランの体力テストでの女子平均の折り返し回数は26回です。小学3年生の折り返し回数を詳しく見てみますと、小学3年生の折り返し回数48回以上と優れた記録を持っている小学3年生もいます。

小学1年生女子の最高の折り返し回数25回以上、平均が16回、小学2年生女子の最高の折り返し回数37回以上、平均が23回といった記録を残しています。

小学4年生女子の最高の折り返し回数60回以上、平均が38回、小学5年生女子の最高の折り返し回数70回以上、平均が45回、小学6年生女子の最高の折り返し回数77回以上、平均が50回といったデータがあります。

②中学2年生の女子平均53回

中学2年生の女子のシャトルランの体力テストでの女子平均の折り返し回数は53回です。中学2年生の折り返し回数を詳しく見てみますと、中学2年生の折り返し回数91回以上と優れた記録を持っている中学2年生もいます。

さらに中学1年生の最高の折り返し回数79以上、平均が53回、中学2年生の最高の折り返し回数92回以上、平均が61回といった記録になり、中学1年生の少ない折り返し回数は25回以下、中学2年生の少ない折り返し回数は29回以下といったデータがあります。

③高校3年生の女子平均46回

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高校3年生の女子のシャトルランの体力テストでの女子平均の折り返し回数は46回です。高校3年生の折り返し回数を詳しく見てみますと、高校3年生の折り返し回数85回以上と優れた記録を持っている高校3年生もいます。

さらに高校1年生の最高の折り返し回数78回以上、平均が49回、高校2年生の最高の折り返し回数84回以上、平均が51回といった記録になり、高校1年生の少ない折り返し回数は20回以下、高校2年生の少ない折り返し回数は18回以下といったデータがあります。

シャトルランの注意点とは

シャトルランの体力テストを行う時に注意点とはどんなことがありますか。シャトルランの体力テストを行う時の注意点には無理なく取り組むこと、水分補給を忘れないこと、自分が体調が悪いと感じたらシャトルランをしないことシャトルラン前とシャトルラン後にストレッチをすることなどがあります。

①無理なく取り組む

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シャトルランの体力テストで折り返し回数を増やそうと無理をしてしまうと足を筋肉などを痛めてしまうことにもなりかねません。シャトルランは自分の持久力を測る体力テストであって時間や距離などを人と争うような競技ではないので、自分のペースで行うことがとても大事になります。

②水分補給を徹底

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シャトルランの注意点としては水分補給が大事です。シャトルランの体力テストは、長距離走のような持久力を測ることになります。そのため、汗を多くかくことになり、水分補給は欠かせません。シャトルランの体力テストを無事に終えるためにこまめな水分補給をするように心がけましょう。

③体調不良時は実施をしない

自分の体調が悪いにも関わらずシャトルランの体力テストを受けることは避けましょう。 体調不良の状態でシャトルランの体力テストを受け場合は、体調を悪化させることになります。

また、体調不良の状態でシャトルランの体力テストを受けた場合は、自分の正しい持久力を測るこになりません。そのため体調が回復してからシャトルランの体力テストを受けるようにしましょう。

④準備運動・運動後にはストレッチ

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シャトルランの体力テストを受ける前にはシャトルランで使うことになる足首、アキレス腱、膝などを丁寧にストレッチすることで筋肉を痛めるなどを防ぐことが出来ます。またシャトルランの体力テストを受けた後は筋肉疲労を残さないために軽くウオーキングなどをして筋肉を徐々に休めるクーリングダウンをするようにしましょう。

シャトルランのコツを把握して平均記録を伸ばそう!

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シャトルランとはどんな種目かシャトルランの仕方、シャトルランの折り返し回数を増やすコツなどについて説明をしてきましたが、いかがだったでしょうか。シャトルランは長距離走のような持久力を測る体力テストです。

今回紹介した小学生の男子、女子、中学生の男子、女子、高校生の男子、女子のシャトルランの体力テストでの折り返し回数の平均の記録を参考にしながら無理のない範囲でシャトルランのコツを把握して平均記録を伸ばすようにしましょう。

kawakei
ライター

kawakei

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