「慎ましい」の意味や使い方まとめ!慎ましい人の特徴や性格もチェック!

「慎ましい」の意味や使い方まとめ!慎ましい人の特徴や性格もチェック!

「慎ましい」という言葉は、「慎ましい人」「慎ましい生活」といった使い方をされていますが、正確な意味や使い方を知る人は意外と少ないものです。そこで、「慎ましい」の正しい意味や使い方、慎ましい人の特徴や性格について解説します。

記事の目次

  1. 1.「慎ましい」の意味
  2. 2.「慎ましい」の類義語
  3. 3.「慎ましい」の対義語
  4. 4.「慎ましい」の使い方
  5. 5.「慎ましい」の例文
  6. 6.慎ましい人の特徴【性格】
  7. 7.慎ましい人として生きるには
  8. 8.「慎ましい」は遠慮深い人に対して使う言葉

「慎ましい」の意味

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「慎ましい」という言葉は、「慎ましい人」「慎ましい生活」といった使い方をされ、古き良き日本人の性格や特徴をイメージさせます。一般的に「慎ましい」は「遠慮深い」「控えめな」といった意味で、人の性格やライフスタイルを表す際に使われます。

しかし、その他にも様々な意味があり、それらを全て理解している人は意外と少ないのではないでしょうか。そこで、「慎ましい」の意味や使い方、慎ましい人の特徴や性格をまとめてみました。

①遠慮深い

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「慎ましい」という言葉には、「遠慮深い」といった意味があります。人を押しのけたり、自分を主張するのではなく、相手のことを考えて一歩引いたり、控えめで物静かな人を形容する際に使われます。

その反面、消極的で目立たないといった、少しネガティブなイメージの使い方もされます。どちらかというと、女性の性格や態度を表すイメージが強くありますが、男性に対する使い方をして問題ありません。

➁礼儀正しくしとやか

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「慎ましい」には、「礼儀正しくしとやか」といった意味でもよく使われます。礼節を重んじて、相手に対して敬意を表する様子は、まさに控えめで物静かなイメージに合致しますから、「慎ましい」の意味に相応しいと言えます。

また、ここで意味する「礼儀正しくしとやか」には、単にあいさつができるといった意味ではなく、「品が高い」「上品である」といった意味も含まれています。このことからも、「慎ましい」には、古き良き日本人の特徴や性格がよく表されています。

➂控えめ

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「慎ましい」の意味を考える際、最初に思いつくのが「控えめ」である人も少なくありません。つまり、「慎ましい」を一言で言い表せば「控えめ」となります。したがって、「慎ましい」という言葉の根底には「控えめ」といった意味が含まれていると言えます。

周囲と争うことなく、一歩身を引いて相手を立てる様子は、日本人の特徴であり美徳とも言えます。しかし、「慎ましい」が意味する「控えめ」は、単に一歩身を引くだけでなく、冷静に周囲を見渡す観察力を指すことを忘れてはなりません。

「慎ましい」の類義語

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「慎ましい」の意味を正しく理解して使うためには、「慎ましい」の類義語を把握しておくことが大切です。もちろん、類義語は似た意味を持つ言葉であり、決して同じ意味をもつ言葉ではありません。

しかし、微妙なニュアンスの違いを理解することで、「慎ましい」の正しい意味や使い方を理解することができます。そこで、「慎ましい」の代表的な類義語について、その意味や使い方を紹介します。

①恭しい

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「慎ましい」の類義語である「恭しい」はあまり使う頻度の高くない言葉であり、正確に読める人は多くありません。「恭しい」の読み方は「うやうやしい」です。その意味は「丁寧で礼儀正しい」となり、「格式の高さ」や「品の高さ」を強める表現であるのが特徴です。

したがって、「正装を必要とする儀式に参列する」「格式の高い会合」などの場面で使われることが多く、使い方としては、「式典には恭しい態度で臨まなくてはならない」などとなります。「慎ましい」の「礼儀正しい」といった意味と共通しますが、「恭しい」の方がより格式を重んじる場面で使われるのを理解しておきましょう。

➁消極的

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「慎ましい」の同義語である「消極的」には、「自分から進んで物事に取り組まない」「引っ込みがち」といった意味であり、人の性格を表す場合によく使われるのが特徴です。使い方としては「あの人は消極的な人だ」「消極的な態度だとダメだ」など、人の性格を表する場面で使うのが大半です。

「慎ましい」の持つ「控えめ」といった意味と共通しますが、「消極的」には、相手を批判するネガティブなイメージを持っています。しかし、「慎ましい」には批判的な意味はあまり含まれませんから、しっかりと使い分けをすることが大切です。

「慎ましい」の対義語

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前項では「慎ましい」の代表的な類義語を紹介しました。これらの言葉の持つ意味は、「慎ましい」に共通している部分も多いものの、正確には大きくニュアンスが異なることがわかりました。それでは、「慎ましい」の対義語にはどういったものがあるのでしょうか。ここでは、「慎ましいの」代表的な対義語について、その意味や使い方を紹介します。

①図々しい

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「慎ましい」のもつ「控えめ」の対義となる言葉が「図々しい」です。「図々しい」とは「人に迷惑をかけることを何とも思わない」「恥知らずでずぶとい様子」「厚かましい」という意味で使われます。

例文としては「あの人は失敗しても誤らない図々しい人だ」「図々しい人にはなりたくない」となります。いずれにしても、良い意味で使われることはありませんから、例文を参考にして使い方には注意しましょう。

➁厚かましい

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「慎ましい」のもつ「遠慮深い」の対義となる言葉が「厚かましい」です。「厚かましい」とは「言動や行動に慎みがない様子」「遠慮がない様子」という意味で使われます。

例文としては「呼ばれていないのに参加するなんて厚かましい人だ」「社会人になったのだから厚かましい行動は控えなさい」となります。「図々しい」と同様に、良い意味で使われる言葉ではありませんから、例文を参考にして、使い方には注意しましょう。

「慎ましい」の使い方

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「慎ましい」には、「遠慮深い」「礼儀正しくしとやか」「控えめな」といった意味がありますが、実際の使い方はどうでしょうか。「慎ましい」の使い方には、大きく分けて「生活面」「マイナス面」の二通りがあるのが特徴です。

つまり、その両方を理解することで、「慎ましい」の正しい使い方をマスターできます。そこで、「生活面」と「マイナス面」における「慎ましい」の使い方を紹介します。

①生活面

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「慎ましい」には、「控えめな」といった意味がありますが、生活面を表す際には、贅沢をせず質素倹約に努めていることを指します。使い方としては、「事業で成功しても慎ましい生活を続けている」「慎ましく生きることが人間の本質である」となります。

類義語として「貧しい」を上げる人もいますが、これは間違いです。「貧しい」は、お金がないのでやむなく質素な生活をしているのが特徴です。これに対して「慎ましい」は、お金の有無に関わらず、自ら質素な生活を選んでいることを表します。

➁マイナス面

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「慎ましい」はマイナス面を表す言葉の使い方もできます。例えば「あの人は、慎ましいから自ら意見を出すことは少ない」といった使い方です。これは「慎ましい」の持つ「遠慮深い」「控えめな」といった意味から使われるものですが、前項で説明した類義語である「消極的な」と同じ使い方であり、人の性格のネガティブな特徴をとらえた表現です。

「慎ましい」の例文

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ここまで、「慎ましい」の意味や類義語、「慎ましい人」の性格や行動について説明してきました。それでは、実際に日常会話や文書で「慎ましい」を使う場合はどうでしょうか。実は「慎ましい」を文書で使う場合、独特の言い回しもあります。そこで、「慎ましい」の使い方をマスターするために、いくつかの例文を紹介します。

①慎ましい様子で寄り添う

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「慎ましい」の意味である「遠慮深い」「控えめ」の例文として、「彼の奥さんは、慎ましい様子で寄り添う姿が素敵だね」といった使い方があります。

もちろん、褒め言葉としての例文であり、「奥さん」の奥ゆかしい姿が想像できます。「遠慮深い」「控えめ」といった類義語でも例文では代用はできますが、「慎ましい」を使った方が、より奥さんの姿がリアルにイメージできる例文となります。

➁あの人は慎ましい

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慎ましい人の特徴を言い表す例文として、「あの人は慎ましいので、他人の悪口など言わないよ」といった使い方があります。類義語である「恭しい」を例文に当てはめると、少し品格が高くなり過ぎるので注意が必要です。

また、「礼儀正しい」を例文に当てはめても間違いではありませんが、少しニュアンスが伝わりません。ところが、「慎ましい」を例文に当てはめると、誠実で礼儀正しい、人柄までもがしっかりと表現されます。

③慎ましい生活

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慎ましい人の生活を表す例文として、「あの人は大きな成功を収めても慎ましい生活を続けているようだ」といった使い方があります。慎ましい生活とは、無駄を省いた質素な生活のことです。勘違いしやすいのが、類義語である「貧乏」を例文に当てはめることです。

「貧乏」は、「慎ましい」の類義語ではありません。「慎ましい生活」とは、自ら望んで質素な生活を送ることです。反対に「貧乏」は自分の意思には関係なく、やむを得ずシンプルな生活を送っていることを忘れてはなりません。したがって、例文のように、自ら質素な生活をしている場合は「慎ましい生活」が正しい使い方です。

慎ましい人の特徴【性格】

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慎ましい人とは、日本人の特徴である遠慮深く控えめな性格の人のことです。なお、類義語としては、「お淑やかな人」「品のある人」となります。しかし、最近では他人を差し置いて自己主張ばかりする性格の人も多く、慎ましい人が少なくなっています。そこで、古くから受け継がれてきた、日本人の特徴である慎ましい人の性格をまとめてみました。

①敵対心を持たない

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慎ましい性格の人は、争いごとが嫌いです。そもそも、慎ましい性格の人は、他人に対して敵対心がありません。人と争って自分だけ利を得るよりも、相手に利を譲り自分は平和に過ごしたいと思っています。周囲からすれば「もったいない」「もどかしい」と思われることも少なくありませんが、本人にとっては争わないことが、最も快適な方法なのです。

もちろん、仕事や日常生活の中で他人とは意見が対立することもあります。しかし、慎ましい性格の人は、「そういった考え方もある」と相手の意見を尊重しますから、相手から敵対心を持たれることもありませんし、自らを成長させることにもつながっています。

➁周りの意見を取り入れる

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前項で説明したとおり、慎ましい性格の人は誰に対しても敵対心を持たず、人と意見が違っても柔軟に対応することに長けていますから、周りの意見を素直に取り入れることができます。

そして、職場や学校、地域活動などチームで意見を交わす場では、対立する意見を上手く取りまとめる調整力を発揮します。そのため、慎ましい性格の人は「頼りになる人」として、周囲から大いに信頼されています。

③害がない

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慎ましい性格の人は、しばしば「害がない」と評されます。人を「害がない人」と評する際、「面白みがない人」「おとなし過ぎる人」といった類義語に置き換えると少し悪意が感じられます。

しかし、「嫌味がない人」「控えめな人」といった類義語で表現すると、慎ましい性格の人の人柄が良く表されるのではないでしょうか。つまり、慎ましい性格の人は、誰に対して謙虚に接するので、面白みがないと思われがちですが、裏を返せば、嫌味がなく控えめな信頼できる人だと言えるのです。

④大人しい

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慎ましい性格の人の特徴として、「大人しい」ことがあげられます。これは、「慎ましい」の意味の一つである「控えめ」「消極的」から来ているものですが、決して「消極的」だけをイメージするものではありません。類義語で表現するなら「品がある」「お淑やかである」「清楚である」の方がより近い表現となります。

また、慎ましい性格の人は「大人しい性格」であることから、自分の考えを持っていないと誤解されることも少なくありません。しかし、本来は芯がぶれることなくしっかりしている人が大半です。だからこそ、物事に動じることなく物静かに過ごすことができるのです。

⑤物欲が無い

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生活面での「慎ましい」の使い方については、前項でも解説しましたが、「慎ましい生活」は決して貧乏な生活ではありません。自ら質素倹約を心がけ、贅沢をしない生き方をしているのです。したがって、慎ましい性格の人には物欲が無いのも大きな特徴です。

余計なものや必要のない物は身の回りに置かず、必要なものを大切に使うのが慎ましい人のポリシーです。つまり、慎ましい生活を実践することとは、貧乏な生活を送るのではなく、精神的に豊かな生活を実践しているのであって、生活水準は非常に高いのも特徴です。

⑥冷静である

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慎ましい人は、常に冷静で適確な判断を下すことができる人です。というのも、慎ましい人は、いつも周りの人の行動を観察しており、誰がどういった性格をしているのか、どんな考え方をしているのか無意識のうちに把握しているのです。そのため、何かトラブルが起きたり、意見が対立しても慌てることなく、冷静な判断ができるのです。

慎ましい人として生きるには

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慎ましい人とは、消極的な意味でも使われますが、大抵は礼儀正しく、相手を思いやるがゆえに控えめになる、古き良き日本人が美徳とする性格です。その生き方は、贅沢をせず心豊かに生活しようというものです。それだけに、慎ましい人として生きたいと思う人も少なくありません。そこで、慎ましい人として生きるには、どうしたらよいのかを解説します。

①周囲を観察

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慎ましい人の特徴的な性格の一つに、「周りの意見を取り入れる」があります。しかし、慎ましい人は、単に意見を取り上げるのではなく、その意見が本当に正しいのか、周囲に反対する者はいないのか、しっかりと見極めて判断します。

つまり、慎ましい人は常に周囲を観察し、誰がどんな考え方を持っているのか、また、調子の良い人やスランプに陥っている人を把握しています。だからこそ、正しい意見を見極めることもできますし、困った人を見かければ何気ない一言で励ますこともできるのです。慎ましい人になるには、まずは周囲をしっかりと観察することから始めましょう。

➁贅沢はしない

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慎ましい人の多くは、控えめな性格をしていますが、決して芯が弱いわけではありません。むしろ、自分というものをしっかりと持っていますから、生活面においても「身の丈」に合っているか否かを重要視します。

そのため、贅沢を嫌い質素倹約こそが心を豊かにすると考えています。したがって、衝動買いをしたり暴飲暴食に走ることもなく、落ち着いた生活を送っているのが特徴です。慎ましい人になるには、身の回りをシンプルに整理して、心の豊かさを追求することが大切です。

③丁寧な行動

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慎ましい人は「消極的な性格」だと言われることもありますが、実は一つひとつの行動を見てみると、とても丁寧であることがわかります。つまり、慎ましい人は「消極的な性格」なのではなく、「丁寧な行動をする性格」だと言えるのです。したがって、職場などでは慎ましい人は目立たなくとも丁寧な仕事をするので、周囲から信頼されます。

また、日常生活においても、食べる時、あいさつをする時など、一つひとつの行動が丁寧なので、周囲のお手本とされることも少なくありません。慎ましい人を目指すなら、日々の行動を振り返って、行動が雑になっていないかチェックしてみるとよいでしょう。

④他人の気持ちを考える

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慎ましい人の遠慮深い性格は、他人の気持ちを考えることにもつながります。そもそも、自分の都合ばかり優先する人は、「慎ましい人」とは言いません。先に、慎ましい人は周囲をよく観察していることを紹介しましたが、相手のことを観察しているからこそ、その気持ちを考えることができるのです。

時には自我を押し通すことも必要ですが、円滑な人間関係を築きたいなら、まずは相手の気持ちを優先することを考えましょう。そうすれば、人間関係は広がりますし、思わぬところで助けられることもあるのです。

⑤清潔感を持つ

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実は、慎ましい人には清潔感溢れる人が多くいます。「清潔感があること」と「慎ましい人の行動」には、あまり関連がないように思えます。しかし、慎ましい人は、遠慮深く礼儀を重んじる性格なので、衣服はもちろん、頭髪や靴、ハンカチといった小物類まで清潔でないと、相手に対して失礼だと思ってしまうのです。

そのため、洗濯やアイロンがけは丁寧に行いますし、髪や靴にも気を使いますから、初めて会った人からも「清潔感が溢れる人」だと評価されるのです。したがって、慎ましい人を目指すなら、行動だけでなく身なりにも気を配ることが大切です。

⑥人を褒める事を意識

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慎ましい人といると、「勇気づけられる」「自身が持てる」と感じる人は少なくありません。なぜなら、慎ましい人は、人を褒めることがとても上手です。誰もが気付いていない長所も探し出し、適確に褒める事ができます。

これも、日頃から周囲を観察しているが故ですが、人の短所は気付いていても、見て見ぬふりをするのが慎ましい人の素晴らしい部分です。人の短所を指摘すれば、意識しなくとも「悪口」になってしまうことを慎ましい人は知っています。慎ましい人になるのであれば、人を褒めても悪口は絶対に言わないことが鉄則です。

「慎ましい」は遠慮深い人に対して使う言葉

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「慎ましい」という言葉には、「遠慮深い」「礼儀正しくしとやか」「控えめ」といった意味があります。使い方としては、「あの人は慎ましい人だ」「お金持ちになったも慎ましい生活を続けたいものだ」など、人の性格やライフスタイルを表す際に使います。いずれにしても、日本人の気質をよく表した言葉の一つです。

往々にして「慎ましい」は、良い意味で使われますが、マイナスの意味で使われることもあります。例えば「あの人は慎ましい人なので、人前で意見を出さない」といった使い方です。しかし、慎ましい人は、単に遠慮深いだけでなく相手の気持ちを考えられる人です。

したがって、マイナスの意味で使うのは適切ではありません。さて、慎ましい人になるには、周囲をしっかりと観察し、相手の気持ちを思いやる心をもつことが大切です。さらには、丁寧な行動に心がけ、贅沢をせず身の丈に合った生活を送ることが重要になります。

nuutarow
ライター

nuutarow

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