40代の平均年収はいくらくらい?中央値や男性・女性での違いを解説!

40代の平均年収はいくらくらい?中央値や男性・女性での違いを解説!

現在、40代の平均年収はいくらくらいなのかご存知でしょうか。平均年収というのは男性と女性によっても異なるため、それぞれの年収や平均値についても見ていきましょう。また、どんな職業が年収アップに向いているのか、40代に向いている職についても解説していきます。

記事の目次

  1. 1.40代の平均年収はいくら?
  2. 2.40代の学歴に応じた平均年収
  3. 3.中小企業・大企業別での平均年収
  4. 4.40代会社員にもいる周辺的正社員とは何か?
  5. 5.平均年収以上の稼ぎがある職業は?
  6. 6.40代で年収から差し引いた平均手取りはいくら?
  7. 7.40代の平均年収と比較して豊かな生活を築こう

40代の平均年収はいくら?

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高校や大学を卒業し、就職して仕事を継続すると、その方々は40代になるとどれほどの年収になっているのでしょうか。年功序列が崩れてきているとはいえ、キャリアの長さの違いにより、40代の場合平均年収が多いのが通常です。

年収が多い分、40代になると様々な出費があります。40代の頃やってくる子どもの教育費の中には、大学の学費や受験における塾のお金など様々です。40代で年収が安定しているとはいえ、安心していられないといのも事実です。

ここでは40代の働いている大人の平均年収を見ていきます。また、職種によっては男性と女性とで違いがあるため、平均年収もお互いに差が見えます。

そのため、男女を別に見た平均年収を見ていきましょう。また、年収の平均値についてはどうなっているのかについても解説していきます。

40代前半~後半まで(男性・女性)の平均年収の推移

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まず、男性と女性を合わせた40代前半の平均年収について説明していきます。40代前半の平均年収は468万円と、日本の平均年収の約420万円よりも若干高くなっています。男性の平均年収が569万円な一方で、女性の平均年収は308万円です。

そして、40代後半の平均年収について、男女合わせた場合には496万円となったいます。40代前半の平均年収と比べると30万円ほど上がっていることがこの結果から見て取れます。

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その理由は男性側の平均年収が増加したことに依ります。男性が630万に増加したのに対して、女性の平均年収は309万円と、40代前半と比べても変化がありません。

女性には出産や育児があるため、男性よりも過程にいなければいけない時間も多く、その差によって平均年収にこれほどの差が見られていると推測できます。

またそういった男女の価値観の差により企業側が女性の年収を落としていることもあるので、会社側に関しても過ちに関しては改善が必要です。

40代前半~後半まで(男性・女性)の年収の中央値

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中央値というのは、特定の範囲に存在している人やものの中で中間の位置に値する数字のことを言います。統計では40代としてでなく、41歳、42歳でも年齢別での平均年収も統計に表れています。

その記録に基づいて、40代前半の中央値を見ると510万円、40代後半の場合は550万円となっています。中央値において言えば平均年収よりも金額が高いことが分かります。

また、男女別の年収中央値についても見てみると、40代男性の場合の中央値は599万円、女性の中央値は412万円となっています。男女間でも中央値は大きな差がある事が見て取れます。

平均年収だけを見ると分かりませんが、中央値を見ると、40代の方は年収が高い人の割合が多いということが分かります。また、中央値よりも平均年収が低いというから、40代の中で年収の高低に差があることも分かります。

性別や職業、能力の差により、成功する方はそのまま年収が上がっていきますが、逆にいつまでも年収が上がらないという労働環境の中で働いているというケースも稀ではありません。そのような状況が中央値に表れています。

各年代別に平均年収を比較

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他の年代の平均年収も見てみましょう。20代前半の平均年収は262万円から始まります。そこから平均年収は徐々に上がっていき、50代後半でピークに達します。平均年収額は516万円となっています。

40代というのは年収が上がっている最中です。今後65歳まで定年まで伸びたり、年金が不安定だと言われている社会では、この40代の時期にある程度年収を上げておかないと老後の生活にも影響してくることがあります。

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40代の学歴に応じた平均年収

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40代というのは会社の中でも安定期に入ります。しかし、安定期だからこそ、学生時の経歴が後になって響いてきます。例えば、名門の大学を卒業すると、大手の企業に入るので、企業の業績が安定、工場している程、会社員の平均年収も挙がります。

しかし、学歴の問題によって小さな企業などに入ると、40代になっても大きな額をもらえるという可能性はあまり高くありません。ここでは、学歴によって平均年収がどのように変わっていくのかを具体的に見ていきましょう。

40代で大学卒の平均年収が高い

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まず、大学を卒業した場合の平均年収について説明していきます。統計によると、大卒の場合、約512万円となります。40代後半になると、平均年収は約584万円と、72万円の上昇していることが分かります。高卒の場合、力仕事であるケースが多いです。

一方、大学卒業となると多くの知識を蓄えているため、その知識が企業でも大きく貢献されるチャンスがあります。そのため大学卒業生は40代になっても年収がいいということが分かります。

学歴別に全年代の平均年収を比較

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企業側が学歴を見るときに一番の分け目となるのは大卒か高卒かというところです。実際、大学を卒業しているかどうかの違いだけで年収が大きく異なります。

40代前半の統計を見てみると、高卒の場合、約375万円です。大卒の場合、約512万円なので、ここで100万円以上の差が出ています。40代後半の平均年収を見ても、高卒の方だと395万円程となっています。

お互いの年齢別にみるだけでなく、年齢による平均年収の変化を見ても、大卒の方の方ば伸びしろが大きいということが分かります。このように、学歴に応じて平均年収は大きな差が出ているということが分かっています。

中小企業・大企業別での平均年収

ここでは中小企業と大企業での違いによる平均年収の差について説明していきます。企業に入社できるかどうかは規模が大きく、有名度が高いほど困難になります。

そのため、上記の大卒か高卒かということも関わってはいます。とは言え、高卒でも能力によっては大きな企業に就職できる方もいます。では、単純に企業の規模によると平均年収はどのように変わるのでしょうか。

40代(男性・女性)の企業規模に応じた平均年収

40代前半の平均年収を見た時、大企業、中企業、小企業から順に述べていくと、男性も場合は約490万円、約410万円、約380万円。女性となると統計は約350万円、約310万円、約280万円となります。

ではこれが40代後半となると平均年収はどう変わるのでしょうか。男性の場合、約550万円、約450万円、約400万円となります。女性は約360万円、約320万円、約280万円という結果になっています。

企業規模別に40代の平均年収を比較

上記のデータからも分かるように、年収は企業の規模によって大きく変わる事が見て取れます。例えば、40代前半の時点で大企業と小企業を比べると、既に100万円以上の差が出ています。40代後半になるとさらに差が開き、150万円程となっています。

自分がどこの企業に就職するかによって、今後の年収も大きく変わってきてしまうということが良くわかります。やはり大企業の就職は金銭的には一番安定しているということは明白です。

都道府県と平均年収の関係

都道府県によっても平均年収というのは大きく変わってきます。こちらに監視はかなり予測しやすいです。都会に出ればでるほど人が増え、有名なブランドを買う人も多いからです。都会の方がビルも人も多く、経済が動いているので平均年収と大きく関連していることは納得がいきます。では統計は実際にはどのように表れているのでしょうか。

40代で平均年収が最も高くなるのは東京都

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統計では、もちろん東京が一番です。東京は世界的に見ても有名な都市であり、日本経済の中心といって間違いありません。平均年収は40代前半で約570万円、40代後半に入ると約610万円という結果になっています。大企業も多く立ち並んでいるので、これほどの年収でもおかしくはありません。

40代会社員にもいる周辺的正社員とは何か?

現在では40代であっても年収400万円に満たない低所得者が都内でも増加しています。伸びあがる消費税と物価の上昇は彼かの生活を苦しいものへと変えています。また、現在では周辺的正社員という人たちが増えてきました。

周辺的正社員とは、会社員ではあるものの、会社員内でのヒエラルキーので舌立場におり、ボーナスがなく年功賃金も、福利厚生もないため年収が400万円を切るということになります。

貧困浪人という言葉が流行している中、収入が安定していない日本人たちが多いことは日本の中でもかなり大きな問題となっています。

平均年収以上の稼ぎがある職業は?

40代前半の平均年収は以下の通りですが、ではそれ以上の年収を手に入れるためにはどうしたらいいのでしょうか。将来の過程のことを考えると、子どもや老後の自分のためにもお金をできるだけためておく必要があります。

自分と自分の家族を養うためにはどのような職業が向いているのでしょうか。以下では、平均年収が高いとされる職業についていくつか挙げてみました。では、それぞれの職業について1つずつ見ていきましょう。

一番高い職業は電気・ガス・熱供給・水道業

ある統計の基、日本にある職業の中でも一番平均年収の高い業種は電気・ガス・熱供給・水道業で、その平均額は769.4万円という結果が分かっています。

金融業・保険業や情報通信業がそのあとに次いでいますが、一番は上記のようになっています。電気・ガス・熱供給・水道業などは昔から年収のいい職業として一躍を浴びていました。現在でもそれは変わることもなく、年収の高い職業として君臨しています。

正社員か非正規かでも平均年収は大きな差

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しかし職業から言って、電気・ガス・熱供給・水道業で働けばいいということではありません。もちろん、会社内にも正規雇用、非正規雇用というものが存在しています。年収が高い分、需要も高いので現実的には正規雇用として雇われるのも簡単ではありません。

正規社員の平均年収は486.9万円に対して、非正規の場合は172.1万円と、これほどの大きな差があります。非正規雇用として働いてこれほどの年収であれば、他の職業でも良いよいうくらいです。

なので、こちらの職業での仕事を望むのであれば、正規雇用として雇われることをおすすめします。非正規雇用であっても、都用試験にチャレンジするなど、機会はあるので挑戦してみましょう。

40代で年収から差し引いた平均手取りはいくら?

ここまで述べた平均年収はそのまま自分の収入のになるわけではありません。税金や社会保険料などにより、日本では多くの額が取られてしまいます。

また、収入が多ければ多いほど税額が増え、自分が思っているよりも手取りが少なくなってシムというのはよくある話です。ここでは、40代の方々が年収から引いた手取りはいくらほどになるのかについて説明していきます。

40代前半(男性・女性)の平均手取りの目安

ここでは40代前半の社会人の平均年収にいついて説明していきますが、年収から引かれる額については、これは個人差があります。子どもの数や住んでいる地域によっても変わってくるので一概にはいいがたいです。今回は東京住まいの場合を想定します。

また、年収の基準については、40代前半の平均年収は468万円であることから、468万円から計算して手取り額を計算していきます。

年収から引かれるものは税金と社会保険料が主です。これらを引いた最終的の手取りの額は約370万円となっています。税金と社会保険料だけで100万円取られるということは、かなり日本の税制度が厳しくできているということが分かります。

40代後半(男性・女性)の平均手取りの目安

一方、40代後半の働いている方々の平均年収は496万円なので、496万円を基準にして計算します。最終的に自分の手元にくる手取り額は合計390万円でした。

40代前半の年収とそこまで大差がないので分かりづらいですが、40代後半の方々の方が給料が多い分、払う税額なども上昇しています。これは日本の税政策であり、年収が高いほど払う税金額も上がるというものです。

手取り比率を高める方法がある?

自分の年収を上げれるように、年収の多い会社に入社にて働き続けることもいいですが、働いてるだけでは他の方よりもっと多くの税金を払い続けなければいけないことになります。そのため、自分で税金対策をすることが求められています。会社員ができる税金対策としてiDeCoというものがあります。こちらを利用するとかなりの節税をすることができます。

iDeCo(確定拠出年金)を始めるのがおすすめ

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iDeCoとは個人型確定拠出年金のこおとぉ言います。毎月5000円から1000円単位で自分の老後のお金を積み立てすることができるシステムです。積み立ても金融商品が対象となっており、自分が積み立てしたい時に自由に積み立てできるといった利点があります。

こちらの最大の特徴は、全額所得控除の対象になるということです。自分が積み立てた金額は自分の年収の中に含まれないため、その分税金の額も低くなるということです。

そのため、自分が多くの金額を積み立てれば積み立てるほど、より税金対策ができるということです。年収の少ない方は自分の現在の生活に精いっぱいということがあるかもしれませんが、これは自分が高収入の場合に得するシステムです。

40代の平均年収と比較して豊かな生活を築こう

初めに話したように、40代は出費の多い年代になってきます。子どもに充実した時間を過ごしてもらうためにも収入を気にする必要があります。

しかし、年収だけを気にしていると、肝心な手取りが少ないという事態にもなってしまいます。そのため、自分で税金対策として、iDeCoを活用して自分の手取り額を確実に上げる工夫も必要です。

大橋 泰成
ライター

大橋 泰成

よろしくお願いします。

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