アロエの上手な育て方を解説!お手入れのコツや室内での置き場所は?

アロエの上手な育て方を解説!お手入れのコツや室内での置き場所は?

観葉植物としてだけではなく実用品にもなる植物として人気のアロエですが、その育て方はわからないという人も少なくないでしょう。葉が茶色くなった場合の対処方法や、室内での育て方や挿し木の方法や土の選び方などアロエの育て方についてご紹介します。

記事の目次

  1. 1.アロエとはどんな植物?
  2. 2.アロエの種類
  3. 3.アロエの育て方【準備】
  4. 4.アロエの育て方【土選び】
  5. 5.アロエの育て方【植え付け】
  6. 6.アロエの育て方【室内】
  7. 7.アロエの育て方【増やす方法】
  8. 8.アロエの育て方【注意点】
  9. 9.アロエの花を咲かせたい場合どうすれば良いか
  10. 10.アロエは育て方に注意すれば育てやすい!

アロエとはどんな植物?

Photo bykarishea

アロエと言えばヨーグルトに入った物や食用としてアロエだけで売られているものが良く知られていますが、実は過程で栽培することもできます。実際、ガーデニングなどが好きな人の中にはアロエを育てているという人も多く、街のあちこちでアロエを見ることもできます。

ヨーグルトなどで食べたことはあるけれど、アロエを育てたことはないという人も多いので、まずはアロエとはどういう植物なのかについてご紹介しましょう。

アロエの特徴

Photo bycasellesingold

アロエは多肉植物と言われる分厚い葉を持った植物の一種で、アフリカ南部からマダガスカル島が原産です。古代史に名を連ねる古代エジプトや古代ギリシャでは、紀元前から下剤として栽培されていました。古代エジプトや古代ギリシャからアロエは大陸を伝って中国にも広まり、中国では漢方薬として栽培されました。

そして中国から日本に渡来したのは意外にも早く、鎌倉時代です。日本では、キダチアロエは胃腸ややけどや切り傷などに効く民間薬として昔から親しまれてきました。意外なことにアロエ・ベラも鎌倉時代から栽培されています。

このようにアロエは日本においても、かなり昔から栽培され愛されてきた植物ですが、薬用ではなく観賞用に栽培している人もいます。

アロエの種類

Photo byAnnaliseArt

アロエがどういう植物なのかを先にご紹介しましたが、次はアロエにはどのような種類があるのかについてご紹介します。日本で有名なのはキダチアロエとアロエ・ベラの二種類ですが、まだ他にも種類があります。一般的に栽培されているのは鎌倉時代に渡来したキダチアロエとアロエ・ベラですので、他の種類のアロエは意外に知られていません。

良く知られているキダチアロエとアロエ・ベラを含む、アロエの種類をいくつかご紹介しましょう。

キダチアロエ

Photo byWandererCreative

アロエの種類の一つ目は、キダチアロエです。キダチアロエは漢字では「木立アロエ」と書きます。良く見かけるアロエは大体このキダチアロエで、しっかりとした茎から葉が伸びるさまが「木が枝を広げているよう」に見えることから「キダチアロエ」という名前が付きました。

昔から良く栽培されていて、葉の内側のゼリー状の部分を薬用として使われることが多いです。アロエの仲間の中では最も育てやすくとても丈夫なため、キダチアロエを栽培する人はかなり多いと言えます。

のこぎりのような葉の幅は大体最大で5cm程度で、葉の厚さは1cmぐらいです。薬用に栽培する人も多いですが、単に観賞用として栽培する人もいる人気のアロエです。

アロエ・ベラ

Photo byStockSnap

アロエの種類の二つ目は、アロエ・ベラです。アロエ・ベラもキダチアロエと同じぐらい昔から日本で栽培されてきました。アロエ・ベラもキダチアロエと同じぐらい育てやすく丈夫ですが、アロエ・ベラは単なる薬用ではありません。アロエ入りの化粧水などが販売されていますが、化粧水に使われているのはアロエ・ベラです。

また、ヨーグルトに入っているアロエもアロエ・ベラです。アロエ・ベラはキダチアロエに比べると葉がとても大きくて厚いため、葉の中のゼリー状の部分がとても多いという特徴もあります。

食べられるアロエは栽培が難しいのではないかと思い込んでいる人も多いですが、実はそうではありません。アロエ・ベラも栽培が簡単なアロエです。

千代田錦

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アロエの種類の三つ目は、千代田錦というアロエです。千代田錦という名前でわかるとおり、日本で品種改良されたアロエです。葉に白っぽい模様が入っていることからタイガーアロエとも言われている、見た目も美しいアロエです。こちらも育てやすく自力で株を増やしてくれるため、人気が高いアロエと言えます。

アロエ・プリカティリス

Photo byPollyDot

アロエの種類の四つ目は、アロエ・プリカティリスです。アロエ・プリカティリスという名前に聞き覚えがあるという人は少ないでしょう。実はこのアロエ・プリカティリスというアロエは、とんでもなく大きく育つ種類です。木のように枝を広げて2mもの高さの木になりますので、あまり栽培されていません。

アロエ・ポリフィラ

Photo byAtlantios

アロエの種類の五つ目は、アロエ・ポリフィラです。アロエ・ポリフィラは高地産なので暑さに弱く、そのため猛暑の日本では栽培は難しいと言われたアロエです。しかし近年では観賞用のアロエとして市場に出回るようになりました。他のアロエとは少し違い、葉が螺旋状になることが大きな特徴の、見た目がとても美しいアロエです。

アロエの育て方【準備】

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アロエの種類をご紹介しましたので、次はいよいよ育て方をご紹介します。アロエを育ててみたいと思ってもなかなか踏み切れないという人は意外に多いです。それは、アロエの育て方が難しそうだというのが理由です。「家に広い庭が無いから」などという理由で、アロエを育てるのを諦める人もいます。

実はアロエはマンションなどでも意外に簡単に育てることができます。それでは、アロエの育て方を準備からご紹介していきましょう。

鉢植えが一般的

Photo byPollyDot

アロエの育て方の準備の一つ目として、アロエは鉢植えが一般的だということをご紹介します。アロエは意外に大きく育ちますので、広い庭が必要だと勘違いする人もいますが、実はアロエは鉢植えで育てるのが一般的です。ですからあまりスペースのないマンションのベランダなどでも育てることが可能です。

それに鉢植えにしておけば移動が簡単です。台風の時や雪が降る時などには、アロエを屋内に避難させるという人も多いですが、それは鉢植えだからこそ可能なことです。このような理由からも、アロエは鉢植えが一般的だと言えます。

鉢植えで準備するもの

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アロエの育て方の準備の二つ目として、鉢植えで準備するものをご紹介します。鉢植えで準備するものはまずアロエの苗です。アロエの苗は、ホームセンターなど植物の苗を売っている所で購入できます。そしてアロエを植える土と肥料、植木鉢や横に長いタイプのプランター、植木鉢の底に敷くネットと鉢底石、スコップやジョウロを準備しましょう。

アロエを育てる植木鉢は吸水性と通気性が良い物がおすすめです。どのような植木鉢が良いのかわからない時は、売り場の店員さんに尋ねましょう。

アロエの育て方【土選び】

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アロエを育てるための道具類は簡単に準備できますが、実は土選びはアロエの育て方において、意外に重要なポイントになります。アロエは元々乾燥した地域が原産の植物なので、多少の乾燥には強いです。通常の植物は乾燥に弱いこともありますが、アロエは逆に水が多すぎるなどが原因で枯れることもあります。

アロエの土は、そういった点に留意して選ぶ必要があります。それでは、アロエの土選びのポイントについてご紹介しましょう。

土選びのポイント

Photo bydifotolife

アロエの土選びのポイントとしてまず、排水性が良い土を選ぶということが重要です。排水性の悪い土を選ぶと、腐って枯れてしまうということもあります。次に重要なのは、適度な保水性です。排水性が良いのに保水性も良いというと矛盾しているようですが、ホームセンターなどで販売されている赤玉土などがこれに当たります。

また他に、土の酸度も大切です。アロエに適した酸度は中性で、微酸性でも構いません。サボテン用の土というものも販売されていますので、こちらがおすすめです。

土を自分で作る場合の配合

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アロエを育てるための土の選び方がわかったら、自分で土を配合してみましょう。小粒の赤玉土6に対して腐葉土3に川砂1といった配合にすると、排水性も保水性も良いアロエ用の土ができます。他に小粒の鹿沼土2に小粒の赤玉土2、ピートモスと川砂と燻炭もそれぞれ2ずつの割合でもアロエ用の土として適しています。

ですが色々な種類の土をたくさん買っても他に使い道が無ければ余ってしまいますので、サボテン用の土を購入するという人も多いです。アロエを何鉢も育てたいという場合には、土を自分で配合しても良いでしょう。

アロエの育て方【植え付け】

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アロエの育て方の大切なポイントである土の選び方をご紹介しましたので、次は植え付けについてご紹介します。アロエを育てるための道具類はすべて、ガーデニング用の苗などが売られているホームセンターでそろえることができますが、植え付けもとても大切なポイントですので、苗の選び方などをご紹介しましょう。

苗の場合

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それではまず、アロエを苗から育てる場合の大切なポイントからご紹介します。ホームセンターのガーデニングコーナーなどで、アロエの苗は売られています。こういった所で売られているアロエの苗は、夏型と言われる暑さに強いタイプのアロエですが、どれでも良いというわけでもありません。

ホームセンターなどでアロエの苗を選ぶ場合どういった所に気をつければ良いのか、アロエの苗の選び方と植え付けの時期などについてご紹介しましょう。

苗の選び方

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それではまず、アロエの苗の選び方のポイントについてご紹介します。アロエの苗は強くてしっかりしたものを選ぶ必要がありますので、棘がしっかりしているというのも大切なポイントになります。また葉は短く硬く肉厚で色が濃いものを選びましょう。その他、葉に傷がついているものは選ばないというのも大切なポイントです。

ガーデニングコーナーなどであってもあまり元気のない苗があることも時々ありますので、良く見て元気な苗を探しましょう。

植えつけ時期・方法

Photo bybstad

次にアロエの苗の植え付け時期と方法をご紹介します。アロエの苗を購入したらすぐに植木鉢に植え替えをしましょう。購入してきたときにアロエが入れられていたポットより大きな植木鉢やプランターに植え替えます。植木鉢の底にはネットと鉢底石を入れ、土を四分の一程度入れておきましょう。

準備した植木鉢やプランターに、土を落とさないようポットから取り出したアロエの苗を入れます。苗を入れたら残りの土を少しずつ入れて苗についていた土となじませます。苗が安定したら、植木鉢の底から水が流れるほどたくさんお水をあげましょう。

種の場合

Photo bymarcegaral

それでは次は、種からの育て方についてご紹介します。アロエは苗だけが売られているわけではありません。他の花と同じように、アロエの種も販売されています。種から発芽させる段階で失敗することも多いため苗から育てるという人もいますので、発芽させるという段階で気をつけることが大切です。

アロエの種はインターネット通販などでも入手することができますので、種から育てたいという人はそちらで探してみると良いでしょう。それでは、種からの育て方についてご紹介しましょう。

1)種まき時期

Photo byDevanath

主に販売されているアロエの種は夏向きのアロエなので、冬には種まきは不向きです。春から秋にかけてのあまり寒くない時期や暑いぐらいの時期に生長しますので、4月の上旬ぐらいから5月の下旬ぐらいにかけての時期に種まきをしておきます。生長する時期より少し前に種まきをすると覚えておくと良いでしょう。

2)発芽のコツ

Photo byGregMontani

種まきをする場合にはまず発芽をさせるということが大切ですが、この発芽の段階で失敗する人も意外に多いです。アロエの種の発芽に最適な温度は20℃前後なのですが、春先の急な冷え込みなどで発芽が遅れる場合もあります。種まきをしたら、日光がよく当たる日当たりの良い場所に置いてあげることが発芽の重要なポイントになります。

3)種まきの方法

Photo byMetsikGarden

次はアロエの種まきの方法についてご紹介します。苗を作る時に使うセルトレーに種まきをしても良いですし、植木鉢にじかにまいても構いません。セルトレーの場合は、セルトレーのトレー穴にすりきり一杯の湿らせた土を入れて指で穴をあけ、種を入れたら土を軽くかぶせればOKです。

植木鉢に種まきをする場合は鉢に入れた土を湿らせておき、その上に種をまきます。土はかぶせなくても軽くかぶせても、どちらでも構いません。種まきが終わったらたっぷりと水をあげましょう。

水やり

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次にアロエの水やりについてご紹介します。アロエは水を与えすぎると根が腐って枯れてしまうことがあります。なので、水はあまりたっぷりと与え続けてはいけません。アロエなどの多肉植物は葉の中にたくさんの水分を蓄えていますので、あまり水をこまめに与える必要はありません。

春から秋にかけての時期には土の表面が乾いたらたっぷりと水をあげますが、冬には水を与えない方が良いです。冬には冬眠状態になるため、水を与えない方が寒さに耐えられるというのがアロエの不思議なところです。

肥料

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次にアロエの肥料についてご紹介します。アロエは基本的に丈夫で、肥料を与えすぎると逆に弱る傾向にあります。ですが春から秋にかけての生長期には2週間に1回程度、液体肥料を与えると良いでしょう。ただし栄養過多はアロエには良くないので、倍に希釈した液体肥料を使うことをおすすめします。

アロエには水も肥料もやりすぎると逆に良くないので、その点に注意して水や肥料をあげましょう。

アロエの育て方【室内】

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アロエを育てたい人の中には、ベランダではなく室内で育てたいという人もいるでしょう。また、ベランダも庭もないため、室内でしか育てられないという人もいます。室内でアロエを育てるにはどのような点に注意すれば良いのか、アロエの室内での育て方についてもご紹介します。

直射日光の当たる場所

Photo bySelmaK

アロエを室内で育てる場合、まず直射日光の当たる場所に植木鉢を置くことが大切です。アロエを育てるには日光に当てることが大切なので、直射日光の当たる窓際などに植木鉢を置いてください。室内であっても窓際なら意外に日光が良く当たりますので、アロエの植木鉢は窓際に置いてあげましょう。

アロエが葉焼けで茶色になったら

Photo bysarangib

アロエを室内で育てる場合には直射日光が当たる窓際が良いとご紹介しましたが、ある日気が付くとアロエの葉が茶色く変色しているということがあります。これは「葉焼け」という現象で、アロエの葉の一部が茶色や赤っぽく変色します。葉が茶色くなる「葉焼け」は、実は葉が茶色く日焼けしているということです。

緑が美しいアロエが茶色く葉焼けしてしまった場合、どう対処すれば良いのかについてもご紹介しましょう。

間接光の場所に移動

Photo byLernestorod

アロエを室内で育てるには日光が必要ですが、室内であっても過度の直射日光によって茶色く葉焼けしてしまうことがあります。アロエが茶色く葉焼けしてしまった場合には、同じ室内でも間接光の当たる場所に植木鉢を移動してあげましょう。茶色く葉焼けしてしまったら直射日光が当たる所に置き続けると、さらに他の葉まで茶色くなってしまいます。

人工光は避ける

Photo byHans

アロエの葉が茶色く葉焼けしてしまったら植木鉢を間接光の当たる場所に移動すればさらに茶色くなることは防げますが、その場所は人工光の当たる場所以外にしましょう。室内の人工光も茶色く葉焼けする原因になりますので、アロエが茶色く葉焼けしたら人工光が当たらず間接光の当たる場所に植木鉢を移動させてください。

ただし一度茶色く葉焼けしてしまった部分は元に戻りませんので、その点は注意が必要です。アロエを室内で育てる場合葉焼けを予防するため、植木鉢の位置を時々変えると良いでしょう。

冬の寒さ・乾燥に強い

Photo bycegoh

アロエを室内で育てる場合、あまり冬の寒さに注意する必要はありません。アロエは日本の冬の寒さにもある程度耐えますので、冬だからといって暖かくしてあげる必要はないということです。また乾燥にも強いため、乾燥する日本の冬にも充分耐えられます。冬でも凍らない場所なら、アロエは0℃程度でも耐えることができます。

ですが雪が降るような寒い冬には要注意です。アロエは冬にもある程度強いですが、雪国の冬や雪国でなくても雪が降るような厳しい冬には凍ってしまうこともあります。冬にベランダなどに出して雪が積もったりすると、葉が凍ってぐったりしてしまいます。

葉が凍ると復活はほぼ出来ませんので、冬はベランダなどに出して凍らせないよう注意が必要です。

アロエの育て方【増やす方法】

Photo bySkitterphoto

次はアロエを増やす方法についてご紹介します。他の花などでも「挿し木」という方法でたくさん増やして、同じ園芸好きな友達に分けてあげるということをしますが、アロエは挿し木ができないと考えている人も多いでしょう。実はアロエもバラなどのように、挿し木で増やすことができます。

アロエは挿し木だけではなく株分けで増やすこともできますので、挿し木や株分けでアロエを増やす方法についてご紹介しましょう。

挿し木の時期と方法

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まずアロエの挿し木の時期と方法についてご紹介します。アロエの挿し木をするには「仕立て直し」をする必要があります。アロエの上部が伸びすぎたら株の上の方を30cmぐらいの所で切りますが、その切った部分を挿し木に使います。5月から9月ぐらいがアロエの挿し木の時期で、切った葉を陰干しして切り口を乾かしたものが挿し木に使えます。

切り口が乾いて挿し木に使えるようになった葉を、土を入れた植木鉢に挿し木します。「挿し木」とは字の通り「挿す」「木」ですので、土に挿すだけで「挿し木」になります。とても手軽な増やし方なので、是非挿し木をしてみましょう。

株分けの時期と方法

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次にアロエの株分けの時期と方法をご紹介します。5月から9月ごろに株元から子株が出てきたら、アロエを鉢から抜いて子株を手で外して軽く土をふるい落とします。根が乾かないうちに土を入れた植木鉢に植え付けて、一週間後に水を与えればOKです。親になる株は古い土や根を少し落としてから、新しい土に植え替えましょう。

アロエの育て方【注意点】

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それでは次は、アロエの育て方の注意点についてご紹介します。アロエの育て方は意外に簡単で、そう難しくありません。ですが注意しなければならないポイントがいくつかあります。水をやったり光に当てたりするだけではいけない、アロエの育て方の注意点をいくつかご紹介しましょう。

害虫

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アロエの育て方の注意点の一つ目は、害虫です。どんな植物にも害虫がつきまといますが、丈夫なアロエも害虫につかれると病気になってしまったりすることがあります。アロエにつきやすい害虫の種類や病気、そしてそれによって引き起こされる症状などについてご紹介しましょう。

アブラムシ

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アロエにつきやすい害虫の一つ目は、アブラムシです。アブラムシはどこからともなく発生し、気づけば葉の裏にびっしりとついているといったこともあります。こうなるとアロエの元気がなくなってしまいますので、葉の裏をこまめにチェックして専用の殺虫剤で駆除しましょう。

カイガラムシ

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アロエにつきやすい害虫の二つ目は、カイガラムシです。アブラムシに比べて認知度は低いですが、その名の通り貝殻のような殻ができて殺虫剤がききにくくなります。カイガラムシは初夏に繁殖しますので、成虫になって殺虫剤がききにくくなる前にこまめにチェックしましょう。

病気

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アロエを育てていくうえでの注意点として、害虫の他には病気が挙げられます。他の植物にも色々な病気が発生することがありますが、アロエも同じで色々な病気にかかってしまうことがあります。アロエがかかりやすい代表的な病気について、その原因や対策をご紹介しましょう。

ウィルス菌

Photo bysurdumihail

アロエの休眠期にかかりやすいのは、ウイルスによる感染症です。ウイルスによる感染症は葉に斑点ができることでわかりますが、こうなってしまった葉は元に戻すことができません。なので気がついたらすぐに、病気にかかってしまった葉を取り除き、病気の拡大を防ぎましょう。

ボトリチス菌

Photo byLernestorod

アロエのかかりやすい病気として、他にボトリチス菌という菌による病気もあります。こちらも休眠期を終える頃にかかりやすい病気で、アロエの下の方の葉が枯れている部分に発生します。発見したら枯れた葉を取り除いて殺虫剤で殺菌しましょう。この病気は枯れた葉を取り除くことが予防になりますので、こまめに枯れた葉を取り除きましょう。

剪定は不要

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アロエを育てる上での注意点として他に、アロエに剪定は必要ないということが挙げられます。木などには余分な枝を切って形を整えたりする剪定が必要ですが、アロエは大きな木になっても剪定する必要はありません。高くなりすぎて高さを止めたい場合には、葉がある節で切り取ってあげればOKです。

アロエの花を咲かせたい場合どうすれば良いか

Photo byannca

アロエを育て始める人には、アロエの花が咲くのが楽しみで育て始めたという人も多いでしょう。しかし、何年も育て続けているのにアロエの花が一向に咲かないと嘆く人も意外に多いです。実はアロエの花を咲かせるにはある条件が必要になります。アロエの花を咲かせる方法についてご紹介しましょう。

アロエの花を咲かせる方法

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アロエの花を咲かせるには、まず日光に良く当てることが挙げられます。他には肥料を適度に与えることや毎年植え替えをすることなどが挙げられますが、それでもだめな場合は真夏にしばらく水をやるのをやめましょう。そうすると種を残す本能のようなものによって、アロエは花を咲かせます。ですがこれは究極ですので、まずは大切にお世話をしましょう。

アロエは育て方に注意すれば育てやすい!

Photo byAdmiral_Lebioda

アロエの苗の選び方や土や育て方の注意点などについて色々とご紹介してきましたが、如何だったでしょうか。アロエは基本的にとても丈夫な植物ですので、いくつかの育て方の注意点を守れば育てやすいと言えます。アロエは観賞用だけでなく薬用などにも役立ちますので、育ててみることをおすすめします。

モモ
ライター

モモ

女性向けの美容関係の記事や心理関係の記事、難解な言葉の解説の記事などの作成を得意としていますが、ダイエット関連は自分自身でも色々試していますので、特に得意だと言えます。その他にも興味のあるものがたくさんありますので、お役に立てて楽しめる色々な記事を提供していきたいです。

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