ファンドとは何?メリット・デメリットなど投資初心者にもわかりやすく解説!

ファンドとは何?メリット・デメリットなど投資初心者にもわかりやすく解説!

ファンドとは何と聞かれて、正確に答えられる人は少ないでしょうから、その意味を初心者にもわかりやすく解説します。それとともに、ファンドと投資信託の違い、ファンドのメリットやデメリットとはどんなものなのかなどについても見てみましょう。

記事の目次

  1. 1.ファンドとは何かを初心者にわかりやすくご紹介!
  2. 2.ファンドの基礎知識
  3. 3.ファンドへの投資のメリットとは
  4. 4.ファンドへの投資のデメリットとは
  5. 5.ファンドの種類や特徴とは
  6. 6.公募ファンドと私募ファンドの違いとは
  7. 7.自分に合うファンドの探し方
  8. 8.ファンドとは投資家から資金を集めて運用する会社

ファンドとは何かを初心者にわかりやすくご紹介!

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投資をしたことがない人や投資初心者でもファンドという言葉をお聞きになったことがあるかもしれません。そのファンド(fund)は英語から来た言葉で、意味を英和辞典で調べてみると、「基金」「資金」などと出ています。しかし、投資用語としてのファンドとはそれだけの意味ではないので、わかりやすく解説します。

投資家から資金を集めて運用する会社

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投資用語でいうファンドとは、基金や資金そのものではなく、投資家から集めた資金を運用する会社のことを言います。つまり、資金が対象なのではなく、それを動かす会社を指した言葉です。また、会社だけではなく、運用の仕組みをファンドと言ったり、金融商品自体もそう呼んだりすることがあります。

ファンドの基礎知識

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ファンドの意味をわかりやすく解説したので、大体の感じはつかめたでしょうが、この解説だけではまだぴんと来ないかもしれません。そこで、ファンドの基礎知識をわかりやすく取り上げてみます。つまり、ファンドが生まれた理由、ファンドと投資信託の違いなどです。これでファンドとは何なのか理解が少し深まるでしょう。

ファンドが生まれた理由とは

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お金をたくさん持っているお金持ちは、そのお金をさらに増やしたいと考えていますが、お金持ちは投資や運用のプロではありません。中には自分で投資や運用をして、資産を増やしている人もいますが、それはごく一部で、投資や運用についてはよくわからないというケースも多くあります。

そのようなお金持ちが、投資や資産運用をプロに任せたいと思うのも道理で、それが理由となってファンドという仕組みが生まれました。お金持ちはファンドにお金を預けて、投資や資産運用をしてもらい、それで得られた利益を貰うことで、お金を増やしていくのです。

ファンドと投資信託の違いとは

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投資家からお金を集めて、プロが投資や資産運用をする仕組みに投資信託があります。この投資信託とファンドがどのように違うのかわかりやすく解説しましょう。実をいうと、ファンドと投資信託は同じように使われることも多いです。それは、投資信託を「○○ファンド」とよく呼ぶことからもわかります。

では、違いをわかりやすく解説するといったのは間違いかというと、そんなことはありません。どう違うのかというと、ファンドとは私募ファンド、投資信託とは公募ファンドのことを指します。

私募ファンドと公募ファンドの違いについては後程わかりやすく解説しますが、ここでは簡単に触れておきます。まず私募ファンドとは、一部の専門家やお金持ちを対象に資金を募る形態です。一方、公募ファンドとは、幅広く多くの人から出資を求めるファンドです。

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ファンドへの投資のメリットとは

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このコーナーでは、ファンドに投資するメリットについて考えてみましょう。プロの投資家(会社)に資金を渡して、投資をしてもらうというファンドにはいくつものメリットがあります。投資初心者にとっては難しい数々の手続きや手間も省略できます。それを含めて、どんなメリットがあるのか見てみましょう。

投資のプロに任せられる

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投資初心者や一般投資家にとって、何にいくらどう投資をしたらいいのかはかなり難しい問題です。知識も経験も乏しければ、いい決断ができません。ところが、ファンドへの投資なら、プロに任せることができるので、運用成功の確率が自分でやるよりも高くなるメリットがあります。いくら頑張っても、プロにはかなわないというわけです。

ファンドの一部である投資信託でも、プロに投資や資産運用を任せます。それが必ず成功すると保証されているわけではありませんが、大きな利益を得られる可能性があることは確かです。また、投資信託は低い金額からでもスタートできるメリットがあります。

投資初心者でも安心

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投資初心者にとって、投資自体が怖いものです。下手をすれば大損してしまうこともあり、気が気ではありません。しかし、プロに任せるファンドの場合、専門家が運用しているのだとの安心感があります。しかも、ファンドにはいくつかのメリットがあって、リスクが減るようになっているので、冷静に推移を見守れます。

自分が何かをすることがない

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ファンドでは、プロに投資を任せるのですから、自分ですることはありません。これはファンドの大きなメリットです。投資初心者でも投資をある程度した人でも、ほかに仕事がある場合は、資産の流れを四六時中追っているわけにはいきません。それがプロ任せとなれば、自分は何もしないので、本業に専念ができます。

したがって、ファンドは忙しい人に合っている投資方法だと言えます。公募ファンドである投資信託を利用する場合でも、すべてはプロ任せなので、落ち着いて待っていればいいのです。

分散投資でリスク管理ができる

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ファンドに投資する場合、分散投資という形態になります。分散投資にもメリットがあり、一つの投資商品に投資した場合のリスクを減らすことができます。どういうことかというと、投資対象を一つの商品に絞ると儲かる時はいいですが、うまく行かなくなると、資産が底をついてしまう場合があるのです。しかし、分散投資ならそれを防げます。

分散投資をすると、一つの商品で損をしても、もう一つの商品で取り返すということもあり得ます。分散投資をしたすべての商品で損失を出すということは少ないので、メリットを最大限に活かせます。

もう一つファンドによる分散投資のメリットがあり、個人で分散投資した場合に比べて、かなり大きな金額で分散ができます。個人で分散投資をしてしまうと、一つの商品への投資額が少なくなりますが、ファンドなら複数人の資産を集めるのでまとまった投資ができます。

投資をする機会が増える

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投資初心者でも経験を積んだ投資家でも、個人でできることには限度があります。大きな投資はできません。ところが、ファンドなら個人では無理と思われるような投資機会も得られます。たとえば、REIT(不動産投資信託)というものがありますが、これを購入して、大型オフィスビルにも小口投資ができるようになります。

絶対的収益を目指せる

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投資信託や不動産投資信託などでは、相対的収益というものを狙います。これは、ベンチマーク(株価指数や債券指数など)を上回るように運用をすることです。一方、ヘッジファンドのような商品の場合は絶対的収益を目指します。これは、対象とするものがないという意味で、ベンチマークに左右されない収益のことです。

絶対的収益は、その時その時の景気動向には影響されない収益で、短期投資ではなく長期投資に向いています。絶対的収益は投資初心者でも目指すことができるもので、あまり難しく考えなくてもいい場合があります。

ファンド側のメリット①大きな資金を集められる

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ファンドのメリットを考える場合、ファンド側のメリットという側面もあります。第一のファンドのメリットとは、ファンドだけでは集められない資金を募ることができることです。ファンドでは、運用規模が10億円以上というものもざらですが、そんなに大きな資金を集めるのは一ファンドでは不可能です。しかし、多数の資金を募れば可能となるでしょう。

ファンド側のメリット②手数料が入る

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ファンド側のメリットで一番大きなものは、手数料収入が入ることです。普通投資をする場合、利益が生じなければ収入は得られません。しかし、ファンドではファンドマネージャーが資産運用をすることだけで、収入になります。その結果がマイナスでも収入自体は確実に得られるので、ファンド側にとっては大きなプラスになります。

ファンドへの投資のデメリットとは

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ファンドにはいくつものメリットがあるので、そのメリットを見た人は早速始めてみようかしらと思うかもしれませんが、メリットの裏にはデメリットも存在します。そのデメリットとは何なのかよく考えてから、ファンド投資をするかどうか決めなければいけません。そこで、項目ごとにデメリットを取り上げてみます。

運用方針や内容に口出しできない

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ファンドとは、プロに投資や運用を任せる手法なので楽ではありますが、逆に言えば、その運用の内容ややり方には一切口を出せないということです。投資初心者ならそれでもいいでしょうが、少し経験を積んだ人だと、何か言いたくなることもあるでしょう。しかし、それは無理な注文で、これはファンドの第一のデメリットです。

資産運用が順調にいっている間は口出しできないというデメリットがあっても納得するでしょうが、問題なのはうまく行っていない時です。そのような時は、注文の一つも出したくもなり、不満が鬱積するかもしれません。

ファンドによって最低投資額が高い

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投資信託のような公募ファンドの場合、小額から始められるケースも多く、それがメリットになっています。しかし、ヘッジファンドのような私募ファンドでは、かなりの資金がないと投資できないデメリットがあります。最低でも1000万円くらいは必要ですが、そのくらいのお金を投資できるのはやはりお金持ちでしょう。

中には1億円以上の資金がないと購入できない私募ファンドもあります。ファンドでは、集まった資金が多ければ多いほど、投資対象や選択肢も増え、幅広い資産運用ができるのですが、その分個人が渡す資金がかなり大きくなるデメリットがあります。

運用会社に手数料がかかる

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運用をプロに任せるという以上、そのプロには一定の報酬を支払わなければいけませんが、それは手数料という形になります。プロも仕事でやっている以上、それ相応の報酬を得て、投資をやっていくことになります。したがって、運用で収益が出たしてもそれがそのまま投資者のもとに入るわけではありませんが、これはデメリットと言えばデメリットです。

コストという点では、ファンドを利用せず、自分で資産運用をした方が安くなります。そうすれば、手数料のデメリットを気にしないで済みますが、自分で資産運用をするのは簡単ではなく、手間も時間も取られますから、ファンドを利用したほうがいい場合も多いです。

投資のスキームが複雑になる場合も

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ファンドという仕組みの特徴から言って、複雑な投資手法を用いている場合があります。ファンドが別なファンドに投資をしていたり、複雑なポートフォリオを組んでいたり、わかりにくいオプション取引を利用していたりなどのケースです。このような場合、投資家が自分の資産がどのように運用されているのかつかめなくなるデメリットもあります。

特に投資初心者や経験が浅い人の場合、ファンドでどのような資産運用がされているのかわからないと不安になる場合があります。そのようなことを考えた場合、投資のスキームが複雑になり過ぎないようなファンドに資金を入れた方がいいでしょう。

ファンド側のデメリット①勝手な運用はできない

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投資家がファンドに投資する場合、ファンド側は、戦略、手法、リスク・リターンなどについて説明を行います。その説明の内容に沿って資産運用をしていくことになります。投資家もその内容でいいのかどうかを判断して投資を行っているのですから、ファンド側やファンドマネージャーが勝手な運用をすることは許されません。

ファンド側のデメリット②投資家が離れることがある

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ファンド側が当初の方針と違う資産運用を始めようとすると、投資家が離れてしまう場合があります。そうなれば、手数料収入は入らなくなり、何もいいことはありません。このようなことになってはデメリットも大きくなりますが、公募ファンドである投資信託では、まず「投資信託説明書 」を発行することが法律で定められています。

ファンドの種類や特徴とは

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一口にファンドといっても、その種類はたくさんあります。そのすべてを紹介することはできませんが、主なものを取り上げてみましょう。その多くは、投資の経験が豊富な人だけでなく、初心者や経験が少ない人でも利用ができるものです。したがって、興味を持ったら、購入を検討してください。

ヘッジファンド

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ヘッジファンドとは私募ファンドのことで、どのような局面でも利益を狙う絶対的収益の獲得を目指しています。ヘッジファンドのヘッジとは、英語の「hedge」のことで、その意味は「避ける」ということです。何を避けるのかというと、相場が下がっても損をすることを避けるということです。

投資信託の場合、運用手法に限りがありますが、ヘッジファンドの場合はかなり自由な資産運用が可能です。その手法は、先物取引や信用取引を活用して、相場状況や景気情勢に影響されない利益を目指します。

先物取引・信用取引とは

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先物取引とは、将来のある日に現在取り決めた価格で商品を売ったり買ったりできる取引のことです。現在の価格で取引ができるといっても、実際には1割程度の証拠金を支払って取引をするので、その10倍もの金額が投資対象になります。その結果、大儲けすることもあれば、大損する場合もあります。

信用取引とは、自分を信用してもらって行う取引のことで、担保を預けることによって借入をして、その金で株式投資をすることです。信用取引にはいくつものいいことがありますが、そのうちの一つは預けた担保の3.3倍までの投資ができることです。

なぜこのような形態の取引があるのかというと、現物取引だけだと株式投資をする人が限られてくるからです。信用取引があるおかげで、多くの人が株式投資をできます。

ヘッジファンドのメリット①絶対的収益

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ヘッジファンドでは、絶対的収益を追求します。これは相対的利益と違い、株式市場などの相場動向や景気状況に影響されない利益であり、どのような局面でもプラスになることを目指します。もちろん、絶対的収益を追求しているからと言って、必ず利益が得られると保証されているわけではありませんが、大きなリターンを得られる可能性はあります。

ヘッジファンドのメリット②モチベーション

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ヘッジファンドのファンドマネージャーのモチベーションは高いとされています。というのも、成功報酬制だからです。成功報酬制とは、値上がり分の○○%というように、出した成果に応じて報酬が支払われる仕組みのことです。この仕組みにより、ファンドマネージャーは持てる知識と技術をフル稼働して、運用成功を目指します。

ヘッジファンドのメリット③手数料コストが安く高利回り

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成功報酬制とはどんなものかわかりやすく解説しましたが、この成功報酬制により運用益が得られない場合は、手数料が無料になる場合があります。また、投資信託や不動産投資信託と違い、販売手数料を支払う必要がありません。コストが低い一方で、高利回りが期待できるなど、メリットが非常に大きくなっています。

ヘッジファンドのデメリット②すぐに現金化できない

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ヘッジファンドでは、最初に資金をファンド側に預けたら、一定期間は解約不可で、現金化ができません。このシステムのおかげでファンドマネージャーも思い切った投資をして、大きな利回りを得られる場合があるので、これ自体はメリットとも言えますが、現金化を急いでいる人にはデメリットです。また、早く解約したい時は手数料や違約金が高いです。

ヘッジファンドのデメリット②情報が少ない

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投資信託のような公募ファンドの場合、投資の内容について説明する義務があることが法律で定められています。それに対して、ヘッジファンドの場合は、情報開示義務がありません。そのために、投資家はどのような資産運用がされているのか把握しにくくなっています。これも大きなデメリットでしょう。

ヘッジファンドのデメリット③破綻することがある

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ヘッジファンドでは、高利回りとなって、大きな運用益が得られる場合もあります。したがって、かなり資産が増える可能性もあるということですが、その逆のパターンがないわけではありません。投資元本を大きく割れこみ、損失がでかくなる場合もあります。時には、ヘッジファンド自体が破綻するという最悪の事態も生じます。

アクティビストファンド

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アクティビストファンドとは何かと聞かれて答えられる人は少ないでしょうが、わかりやすく解説すると、企業の株式を一定数保有して、その企業の価値を上げるためにいろいろな提案をするファンドのことです。提案内容は、役員の交代、M&A、合併・分社化・不採算事業売却をはじめ、配当・自社株買いの要求などとなっています。

不動産私募ファンド

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不動産ファンドとは、わかりやすく言うと投資家から集めた資金を元手に不動産に投資し、収益を目指すファンドです。このうち、不動産私募ファンドとは、機関投資家や一部のお金持ちを対象にしたファンドで、最低投資額が数億円という桁違いの額になります。それだけに一般投資家の手が出るところではありませんでした。

しかし、最近は、クラウドファンディングと不動産ファンドの組み合わせにより、初心者が小口投資をする門戸が開かれるようになっています。不動産私募ファンドは利回りが非常に大きく、大きな運用益を上げられる場合もあります。

REIT

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REIT(リート)とは、不動産私募ファンドと同じく、投資家から資金を集めて、不動産に投資し、収益を目指すファンドですが、こちらは主に初心者や一般投資家向けの商品となっています。REITは、不動産私募ファンドと違い、数万円~数十万円の投資も可能です。また、安定した配当が得られやすいことや換金性に優れているなどのメリットがあります。

インデックスファンド

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インデックスファンドとは何なのかわかりやすく説明すると、ベンチマークの動きに合わせて収益を目指すファンドのことです。では、ベンチマークとは何を意味するのかというと、ベンチマークは英語の「benchmark」が語源です。その意味は「基準」「指標」ということです。金融用語では、日経平均株価やTOPIX、NYダウのような株価指数を指します。

インデックスファンドの中には、どのような指数に連動させて運用しているのか、名称からわかるものがあります。一方、名称からは推測できないものもありますが、その場合は、証券会社のホームページやファンドの目論見書を見れば確認できるようになっています。

インデックスファンドはわかりやすく利用できる投資方法であり、運用コストが安い、値動きが読みやすいなどのメリットがあります。初心者でも始めやすいファンドです。しかし、元本割れの可能性や大儲けができないなどのデメリットもあります。

インフラファンド

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インフラファンドのインフラとは、電力・水道・交通などの社会基盤のことで、インフラファンドとはわかりやすく言うと、これらの社会基盤に投資をして、得られた運用益を投資家に分配するファンドのことです。インフラファンドで代表的なのが太陽光発電所への投資です。太陽光発電所への投資は、比較的利回りがいいと言われています。

インフラファンドにもいくつかのメリットがありますが、たとえば、固定価格買取制度があるので、収入見通しが立ちやすいです。また、景気に左右されにくいことや収入源が確保されていること、コストが安いなどのメリットがあります。

インフラファンドのデメリットはどんなものかわかりやすく解説すると、固定価格買取制度があっても価格が下がり気味であること、景気がよくなってもあまり大きな収益の上昇が見込めないこと、流動性が低いことなどです。

まだまだ多くのファンドが存在

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ファンドとはどういう意味なのかわかっても、実際に投資ができる商品の種類を知らなければしょうがないので、いくつか代表的なものを取り上げてみました。ただし、ここに紹介したファンドがすべてではありません。ほかにも優れたファンドはいろいろあり、初心者でも利用しやすいものも結構あります。

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ヘッジファンドとは富裕層や機関投資家といったプロを対象としたファンドです。一般の投資信託とは異なり投資のハードルは高いですが、プロに運用を任せることができリスクも抑えることができます。今回はヘッジファンドについて特徴やメリット、デメリットについてご紹介します。
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公募ファンドと私募ファンドの違いとは

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ファンドに公募ファンドと私募ファンドがあることについてはこれまでにも簡単に説明してありますが、もう少し詳しく内容を見てみましょう。公募ファンドも私募ファンドも投資家から資金を募って、運用益を狙い、その収益を分配する点では同じですが、対象者や対象人数に違いがあります。

公募ファンド

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公募ファンドとはわかりやすく説明すると、不特定多数の一般人を対象にしたファンドです。投資初心者でも経験が浅い人でも受け入れるようになっていて、証券会社や銀行、郵便局などで購入ができます。宣伝でよく見かけるファンドはこの公募ファンドで、だれもが利用しやすいですが、規制が厳しいという特徴があります。

公募ファンドの代表的な商品に投資信託がありますが、小額から分散投資ができるなどのメリットがあります。その一方で、公募ファンドには非常に多くの種類があり、初心者にとってはいい商品を選ぶのが大変です。

私募ファンド

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今度は私募ファンドについてわかりやすく説明すると、私募ファンドとは私的な募集をかけるファンドということで、対象は適格機関投資家(投資の専門家)や49人以下の裕福な投資家となっています。私募ファンドは私的な募集によるシステムなので、規制が緩く、自由な投資手法を用いることができます。

私募ファンドでは資金を募る相手が少なめなので、一人一人の投資者の投資額は大きくなりがちです。1億円以上の出資をするというケースも多いですが、最近は数百万円~1000万円くらいでも投資ができる私募ファンドもあります。

自分に合うファンドの探し方

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ファンドといっても、種類が多く、特徴もさまざまなので、どれを選べばいいかなかなかわからないでしょう。多くの商品がある中で自分に一番合ったものはどれなのか探す方法を考えなければいけません。その方法をわかりやすく解説するので、ぜひ参考にしていいファンドを見つけてください。

投資に何を求めるのかを整理

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ファンドとはわかりやすく言うと、複数の投資家から出資を募り、ファンドマネージャーが投資をし、収益を分配する仕組みのことですが、このファンドを利用する場合、何を求めるのか整理することが大切です。つまり、資産防衛か大きく儲けたいのか資産形成か子供に資産を残すことなのかなど目的によって、合うファンドが違ってきます。

それぞれの目的ごとにおすすめのファンドとはどういうものか説明すると、資産防衛が目的ならインデックスファンドや不動産投資信託(REIT)などがいいです。儲けを狙うのならヘッジファンド、不動産私募ファンド、インフラファンドなどの商品がぴったりです。

また、資産形成に向いているものにインデックスファンドや不動産投資信託、不動産私募ファンドなどがあります。それから、子供に資産を継承させようと思うのなら、不動産私募ファンドがおすすめです。

投資規模を検討

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目的に応じて適したファンドが違うことはおわかりになったでしょうが、投資規模によっても使い分けてみましょう。たとえば、お金持ちで1000万以上出資できるという場合はヘッジファンドが一番いいです。そこまでの余裕がないという人は、低額で投資ができる投資信託、100万円以上で可能となる不動産投資信託、不動産私募ファンドなどがおすすめです。

投資期間

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ファンド投資をする場合、どれくらいの期間資金を預けて置き、現金化したらいいのかを考えておく必要があります。特に期間の心配なく投資できるお金なら、ヘッジファンドなどで大きな収益を目指すといいです。その一方で、将来必要になる資金なら、投資信託や不動産投資信託など流動性が高い商品を選ぶのが得策です。

値上がり益か分配金か

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ファンド投資で得られる利益には、値上がり益と分配金の2種類あります。値上がり益とは、文字通り投資対象の値上がりによる運用益のことですが、これが狙いならヘッジファンドやインデックスファンドがおすすめです。分配金による収益目当てなら、ちょうどいい商品に不動産投資信託があります。

リスク許容範囲

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投資にはリスクがつきものですが、それはファンド投資でも変わりません。しかし、同じリスクでもハイリスクなものもあればローリスクなものもあります。ハイリターンを狙うのであれば、ハイリスクは覚悟しておかなければいけません。代表的なものに株式運用があり、対象によっては大きな売却益を得られる場合もあります。

ファンドとは投資家から資金を集めて運用する会社

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ここまで、ファンド投資とは何なのか、そのメリットやデメリットとはどういうものか、種類や特徴がどうなっているかなどについてわかりやすく解説しました。ファンドとは投資家から資金を集めて運用する会社を意味しますが、その仕組みを指す場合もあります。いずれにしろ、ファンド投資によって大きな運用益を出すことも夢ではありません。

milky
ライター

milky

WEBライターを長年続けています。書くことと調べることはなによりも好きで、1日中パソコンにかじりついている私です。これからも皆さんのお役に立てる記事を書くべく、最大限の努力をします。パソコン以外では、コーヒーを淹れたり飲んだりするのが大好きです。好きなコーヒーを飲みながら楽しくWEBライティングをしています。

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