ホーロー製品は電子レンジの使用不可！理由や安全な温め方・使い方を解説！

ホーロー製品が電子レンジの使用不可の理由は、主に3つあります。1つめの理由は「ホーロー容器内が温まらない」、2つめの理由は「電子レンジ故障の原因になる」、3つめの理由は「火事の原因になる」です。ここからは、ホーロー製品が電子レンジの使用不可の3つの理由について詳しく紹介します。

ホーロー製品が電子レンジの使用不可の理由、1つめは「ホーロー容器内が温まらない」からです。ホーロー製品は、アルミニウムや鉄などの金属とガラス質が素材に使われています。金属は電磁波を反射する性質を持っています。電子レンジは温めるときに電磁波を使うため、ホーロー製品に反射されてしまいます。

そのため、金属が使われているホーロー製品の容器内は電子レンジでは全く温まらないということです。

ホーロー製品が電子レンジの使用不可の理由、2つめは「電子レンジ故障の原因になる」からです。金属は電磁波に影響を及ぼし火花が飛び散ることがあります。電子レンジは電磁波を使い温めます。つまり、金属が含まれているホーロー製品を電子レンジで温めると、火花が飛び散り故障の原因になる可能性があるということです。

ホーロー製品が電子レンジの使用不可の理由、3つめは「火事の原因になる」からです。上記で説明したように、電子レンジでホーロー製品を温めると火花が飛び散ることがあります。故障の原因になると共に、火花が飛び散るということは、火事になる可能性もあるということです。

以上がホーロー製品が電子レンジの使用不可の3つの理由です。あくまで可能性ではありますが、電子レンジを故障させないためにもホーロー製品含め金属が含まれているものは温め機能を使わないようにしましょう。

ホーロー製品は電子レンジの使用不可です。では、ホーロー製品は何を使えば温めることができる？ホーロー製品はどの調理器具なら使用可能？直火で温めても大丈夫？など様々な疑問がわいてきます。ホーロー製品を電子レンジ以外で温める方法はいくつかあります。お気に入りのホーロー製品の正しい温め方を学び、生活に取り入れましょう。

ここからは、ホーロー製品の電子レンジ以外での温め方について注意点も含めて詳しく紹介します。

ホーロー製品の電子レンジ以外での温め方、1つめは「オーブングリル機能を使う」です。ホーロー製品は電子レンジの使用不可ですが、オーブングリルは使用できます。ホーロー製品は、温め機能は使用不可ですがオーブングリル機能は使用可能ということです。最近は温め機能とオーブングリル機能が備わったオーブンレンジも人気があります。

電子レンジは良く使うから欲しいけどオーブングリルでホーロー製品を温めたいという人は、オーブンレンジの購入をおすすめします。ただし、ホーロー製品に「オーブン可」などの記載がない場合はオーブンレンジの使用は控えましょう。

ホーロー製品の電子レンジ以外での温め方、2つめは「直火で温める」です。ホーロー製品は、ガスコンロの直火で温めることができます。ホーロー製品は直火で温めることができるため、冷蔵庫に保存しておいた鍋ごと火にかけることもできます。やかんや鍋などはほとんど直火で温めることができますが、保存容器など小さいものは特に注意が必要です。

直火で温めることを想定していない製品もあるので、ホーロー製品に「直火可」などの記載がない場合は直火での使用は控えましょう。

ホーロー製品の電子レンジ以外での温め方、3つめは「蒸し器を使う」です。ホーロー製品は、蒸し器を使い温めることができます。大きなせいろを用意し、ホーロー製品の保存容器などを入れ温めます。せいろにスペースがあれば、小籠包やシュウマイ、野菜などを一緒に入れて一緒に温めることができます。

ホーロー製品の電子レンジ以外での温め方、4つめは「IH調理器を使う」です。ホーロー製品は、IHとの相性は抜群です。IHは金属に熱を伝える性質があります。そのため、金属が全体に使われているホーロー製品は、鍋底のみを加熱するIHでもしっかり温めることができます。また、IHは高火力なので厚みのない製品は変形する恐れがあります。

その点、ホーロー製品は全体に厚みがあるので、IHを使い温めることに適しています。ホーロー製品をIHで温める場合は、ホーローの層が剥がれる危険性があるため弱火～中火で温めましょう。

以上がホーロー製品の電子レンジ以外での温め方になります。お使いのホーロー製品にオーブンや直火に対応しているのか記載がない場合は、ネット検索するかメーカーに問い合わせるなどしましょう。

ホーロー製品が根強い人気の理由は、様々な特徴・メリットがあるからと考えられます。ホーロー製品の特長を知ることで、より便適した便利な使い方ができます。ホーロー製品をこれから使ってみようと考えている人、持ってはいるけど使いこなせていない人など参考にしてください。ここからは、ホーロー製品の特徴・おすすめの用途について紹介します。

ホーロー製品の特徴・おすすめの用途、1つめは「容器に匂いがつきにくい」です。プラスチック製品の保存容器を使っている人は、匂いが取れないという経験をした人は多いでしょう。ホーロー製品は容器に匂いがつきにくいという特長があるため、常備菜や味噌などを入れる保存容器に適しています。

ホーロー製品の特徴・おすすめの用途、2つめは「風味・質・温度を閉じ込める」です。ホーロー製品に調理したものを入れると、風味や質・温度を閉じ込めてくれる特徴があるので、お弁当箱として利用するのもおすすめです。ホーロー製品は蔵庫で保存をし、ぬか漬け作りにも適しています。手軽にぬか漬けを楽しめるので、初心者にもハードルが低いです。

ホーロー製品の特徴・おすすめの用途、3つめは「冷却性に優れている」です。ホーローは熱伝導率が優れているため、保温性だけでなく冷却性にも優れている特徴があります。ゼリーや寒天、レアチーズケーキ作りに適しているだけでなく、冷凍もできるのでアイス作りにもおすすめです。

ホーロー製品の特徴・おすすめの用途、4つめは「汚れがこびりつきにくい」です。ホーロー製品をオーブングリルや直火、IHを使い温める場合、気になるのは焦げ汚れのこびりつきでしょう。ホーロー製品はほかの製品よりこびりつきにくいため、洗い落とす手間も少ないです。傷もつきにくいため、汚れが傷に入り込む心配も少ないです。

ホーロー製品は電子レンジの使用不可です。では、電子レンジで温めることができる製品はどのようなものでしょうか。電子レンジで温めることができる製品の見分け方や注意点だけでなく、ホーロー製品を温めることができる電子レンジについても見ていきましょう。ここからは、電子レンジで使うのにおすすめの容器について紹介します。

電子レンジで使うのにおすすめの容器、1つめは「電子レンジOKの記載があれば安心して使える」です。電子レンジを使い温めることができる製品・容器は、シリコン容器や陶磁器、耐熱ガラスなどです。プラスチック製の保存容器（タッパー）を使用している人は電子レンジで温めてよいのか不安になることがあるでしょうが、使用可と記載があれば大丈夫です。

「電子レンジOKの記載があれば安心して使える」と紹介しましたが、陶磁器は使えない場合があります。使用可という記載があっても、一部欠けていたりヒビが入っていたりと劣化している場合は使用を控えましょう。傷が広がったり割れてしまう可能性があります。急激な温度変化により割れる可能性もあるため注意しましょう。

「電子レンジOKの記載があれば安心して使える」と紹介しましたが、一部に金属が使われている場合は使用不可です。金属が電子レンジの使用不可の理由は、ホーロー製品と同じです。電子レンジOKの記載があっても、念のため金属がつかわれていないか確認してから電子レンジで温めましょう。

電子レンジで使うのにおすすめの容器、2つめは「スチーム機能のあるレンジにはホーロー容器が使える」です。Panasonicでは、スチーム機能搭載の電子レンジが販売されています。電子レンジのスチーム機能を使うと金属の素材が含まれる缶詰を温めることができることから、ホーロー製品も使用可能という判断ができるようです。

ホーロー製品は金属の素材が使われているため、電子レンジの使用は不可です。ホーロー製品を電子レンジで温めると故障や火事の原因になるので、オーブングリルやオーブングリル機能が付いたグリルレンジ、直火などを使い温めましょう。電子レンジで温めたい場合は、電子レンジOKの記載がある製品を目安にしましょう。