続柄の正しい書き方とは?書類別に家族・親族の記載方法を解説!

続柄の正しい書き方とは?書類別に家族・親族の記載方法を解説!

続柄の正しい書き方を皆さんご存知でしょうか。実は続柄の書き方には書類によって書き方が変わってしまうことがあります。ここでは続柄の書き方について一覧にしてわかりやすく徹底解説していきます。ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。

記事の目次

  1. 1.「続柄」とは
  2. 2.「続柄」と「あなたとの続柄」の違い
  3. 3.本人・配偶者の続柄の書き方
  4. 4.娘や息子・孫の続柄の書き方
  5. 5.両親・兄弟の続柄の書き方
  6. 6.続柄は関係!一覧で書き方を覚えておこう

「続柄」とは

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住民票や手続きをするための書類などには「続柄」という言葉があるのをご存知でしょうか。実は続柄というのは書類によって書き方が異なっています。書類によっては「あなたとの続柄」と書いてあったりそのまま続柄と書いてあったりします。実はこの2つは同じ意味ではありません。意外と知らない人が多い続柄の意味や読み方をご紹介します。

続柄は関係を意味する

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まずは続柄の意味をご紹介していきます。続柄とはあなたとの関係を指しています。続柄が主に使われる書類には戸籍や住民票といったものがあります。また税金や社会保険など大切な書類にも記載があります。書き方は「父・母」に対して「子」など親族の関係性を表すときに使用します。親族でなくても住民票が同じになる場合は続柄に書くこともあります。

正しい読み方

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続いては続柄の正しい読み方についてご紹介していきます。続柄の正しい読み方は「つづきがら」と読みます。普通に一般の人が読む際に多くの人は「ぞくがら」読むことも多いのですが実際に「ぞくがら」は「つづきがら」の俗な読み方になっています。意外と正しい読み方を知っている人は少ないのではないでしょうか。ぜひ「つづきがら」で覚えましょう。

「続柄」と「あなたとの続柄」の違い

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続いてご紹介していくのは上記でも記したように「続柄」と「あなたとの続柄」は同じ意味のようで違う意味なのです。一見書き方は同じように感じますが続柄とあなたとの続柄では意味が違うので書類に記載する際には十分に注意しておきましょう。続柄とあなたとの続柄の違いを理解していないと大事な書類の記載ミスが起きてしまうことがあります。

戸籍や住民表の「続柄」

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戸籍で「続柄」と記載されている場合には戸籍を取りに来た筆頭者との関係が続柄に当たります。例えばあなたのお父さんが筆頭者の場合はあなたの続柄は子になります。他にも住民票の場合の「続柄」と書かれている際は世帯主との関係を続柄といいます。つまり戸籍や住民表に記載されている続柄とは世帯主との関係性を記載します。

税金関係の書類の「あなたとの関係」

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続いては書類に「あなたとの続柄」と記載がある際です。あなたとの続柄と書かれている書類は主に税金関係の書類に多く見られます。「あなたとの続柄」とはあなたからみて相手がどのような関係の人なのかを指しています。例えば扶養家族についてあなたとの続柄を記載するので扶養している人が妻や子である場合あなたとの続柄の欄に記入します。

年末調整の書き方

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年末調整の書類には扶養控除申告書という欄があります。扶養控除申告書の続柄を記載する部分には「あなたとの続柄」と書かれています。書き方のポイントとしては世帯主を中心として書くのではなく申告者を中心にして関係を記載するのが書き方のポイントです。申告者から見てどのような関係にあるかをしっかり記載しましょう。

確定申告の書き方

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続いては確定申告の書き方をご紹介します。確定申告場合は年末調整と書き方が異なります。確定申告の場合の続柄とは世帯主を中心に関係を記載する書き方になります。例えば申告者があなたの場合には世帯主が本人であれば本人と記載し世帯主が夫の場合には続柄の欄に妻と書きましょう。誰を中心にして考えるかで書き方が違うので注意しましょう。

本人・配偶者の続柄の書き方

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ここからご紹介していくのは続柄の書き方の一覧です。公的な書類をはじめ様々な書類に記入する欄がある「続柄」ですがどうやって書けばいいか迷う方も多いのではないでしょうか。理解していたつもりでも実は理解していなかったということもあります。そんな間違いをしないためにも続柄の書き方を一覧にしてご紹介します。

本人・配偶者

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続柄は親族との関係を意味している言葉なので、基本的な続柄の書き方は世帯の中心人物から見てどのような関係にあるのかを書きます。例えば一人暮らしをしている独身の人の場合の続柄の書き方は「本人」と記載します。また配偶者(夫婦の一方を他方から見た呼び方)の場合続柄の書き方は夫または妻というように記載します。

事実婚の配偶者

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続いてご紹介する続柄の書き方をご紹介していきます。最近では事実婚や内縁といわれる男女の関係が増えてきています。そもそも事実婚の配偶者とは夫婦として一緒に暮らしてはいるが婚姻届けを実際には提出していない間柄を指します。法律でいうと「内縁関係」という呼び方もされています。住民票の事実婚の配偶者は「夫(未届)」のように記載します。

娘や息子・孫の続柄の書き方

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続いて一覧にしてご紹介するのは娘や息子または孫の続柄の書き方です。自分と相手との関係性で書き方が変わってきます。自分と相手(娘・息子または孫)との関係をしっかり理解しておきましょう。たとえば再婚相手の子供であったり事実婚で再婚した相手の子である場合どのように記載するべきか知っておきましょう。

娘や息子

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まず初めにご紹介していく一覧は自分の娘や息子との続柄の書き方です。これは一般的に自分の娘や息子である場合には続柄の欄には「子」と記載してかまいません。これは自分の娘や息子であるのでそのまま「子」と記載します。ここを間違える人はいないでしょう。続いては事実婚で再婚した時の子の書き方についてご紹介していきます。

事実婚で再婚した子

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続いてご紹介する一覧は自分の娘や息子の場合続柄の書き方はそのまま書けばいいのですが、事実婚で尚且つ再婚した子になると続柄はどのように記載すればいいのか悩む方も多いのではないでしょうか。再婚相手の子の場合は「夫の子」または「妻の子」と記載しましょう。事実婚で再婚した相手の子の場合は「夫・妻(未届)の子」と記載します。

届け出が出せない子

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届け出が出せない子とは何らかの要因で養子縁組ができずにいる子供のことを指します。ややこしい話ですが例えば結婚しているが何らかの理由で別の人と事実婚をしていてその事実婚の人の子である場合などがこれに該当します。結婚している人は事実婚の届け出を提出することができないため届け出が出せない子は「縁故者」と記載ます。

孫との続柄

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続いてご紹介する一覧は孫との続柄についての書き方です。孫との続柄の書き方はこのように記します。孫とは自分の娘や息子の子に当たる関係性なので娘や息子の子という意味もこめて「子の子」と記します。自分の娘や息子の子と考えると書き方がわかりやすくなります。自分から見てどの関係に当たるのか考えると書きやすくなります。

両親・兄弟の続柄の書き方

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続いてご紹介するのは両親や兄弟の続柄の書き方一覧になります。両親をはじめ結婚するれば配偶者の親族は義理の両親に当たります。他に相手の兄弟は義兄弟に当たります。親族が増えるともし書類などに続柄を記入する際にどのように記入すればいいのかわからなくなってしまう可能性があります。そんな方のための一覧になっています。

両親・義理の両親

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両親や義理の両親は続柄で記入する際はどのように記入するのでしょうか。ここでは簡単にご紹介していきます。まずは両親である場合は自分との関係性を記入すれば良いので「父・母」というように記入します。続いては配偶者の父・母にあたる義理の両親の書き方ですが妻(夫)の両親の場合は「妻(夫)の父(または母)」というように記載します。

両親の続柄と義理の両親の続柄の違い

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続柄は記載する本人の状況によって異なります。また記載する本人も変わってきます。続柄の書き方を間違えてしまう人は「誰から見て」どのような関係なのかを間違えてしまう人に多いのです。誰が本人になのかによって書き方を変えましょう。あなたの両親は「父・母」ですがあなたの配偶者の両親の続柄は「配偶者の父・母」になることを理解しましょう。

兄弟・義理の兄弟

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続いてご紹介するのは兄弟や義理の兄弟についての続柄の書き方です。あなたの兄弟である場合には「兄」や「姉」または「妹」や「弟」と記載します。しかし配偶者の兄弟、つまり義兄弟の場合にはあなたみた妻(夫)の兄弟にあたるので書き方としては「妻(夫)の兄(姉や妹または弟)」と記載するようにしましょう。

義理の兄弟の書き方の注意点

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ここで注意しなければならないことがあります。それは相手の兄弟にあたる義兄弟の書き方です。義理の兄弟の場合には「妻の姉」など具体的に記入します。それは兄弟が何人いようと書き方を変えてはいけません。例えば兄弟が3人いてどちらも記入する際は「姉」と記入し間違えていけないのは「長女」などとは書いてはいけません。

家族構成の正しい書き方とは?続柄など項目別に注意点もチェック! | 副業・暮らし・キャリアに関するライフスタイルメディア
社会人になると様々な場で家族構成を提出する場面があります。家族構成に本人は入るのでしょうか?同居している家族、子供はどう記せばいいのでしょうか?続柄と書かれている箇所には何と書けばいいのでしょう?家族構成の書き方を例を含めてまとめました。

続柄は関係!一覧で書き方を覚えておこう

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もうそろそろ年末調整や来年には確定申告をする時期が迫ってきています。そんな年末の書類をスムーズに書けるように続柄は一覧で覚えておくようにしましょう。また「誰から見て」が重要になってくるので年末調整や確定申告といった大事な書類は書き間違えをしないように気を付けて書きましょう。ここを押さえておけば間違えることはありません。

あすか
ライター

あすか

初心者ですが納期を厳守しわかりやすい記事が書けるように頑張ります。 よろしくお願いいたします。

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