「圭」の意味とは?漢字の由来や名前に命名するときのポイントを紹介!

「圭」の意味とは?漢字の由来や名前に命名するときのポイントを紹介!

人の名前に使われている「圭」という漢字、意味はご存知ですか?「圭」は少ない画数とシンプルな形で子供でも覚えやすく、またその意味からも子供の命名の際に一考の価値がある漢字です。こちらでは「圭」の持つ意味を、読み方や由来と併せて紹介します。

記事の目次

  1. 1.「圭」の漢字の意味
  2. 2.「圭」の読み方
  3. 3.「圭」の由来
  4. 4.「圭」を名前に命名する時のポイント
  5. 5.「圭」の画数が与える影響
  6. 6.「圭」の付く名前の例【男性】
  7. 7.「圭」の付く名前の例【女性】
  8. 8.「圭」は凛としていることを意味する

「圭」の漢字の意味

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漢字には形や他の言葉から意味を想像できるものがあります。しかし「圭」は土を二つ重ねただけの形で、「圭」が使用されている言葉も、人の名前以外ではあまり見ません。そんな「圭」には、形からは想像できない意味があり、命名の際に深い気持ちを込めることができるでしょう。
 
また、子供が成長した時に名前の由来を尋ねられることもあります。子供に尋ねられた時しっかり答えるためにも、名付けに使用する漢字を知ることは重要です。まずは命名する際に知っておきたい、意外性と学びに満ちている「圭」の持つ意味4つを紹介していきます。

意味①王族の持つ装飾品

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「圭」の意味は古代中国の儀礼に用いられた玉器に基づきます。「圭」は権威を象徴する玉器であり、天子が諸侯に領土を与える際、権威のしるしとして与えていたものです。天子とは皇帝や天皇の呼称、国の王様のことです。
 
「圭」は天子が持つ玉器を示す漢字のため、王族の持つ装飾品としての意味があります。諸侯は天子から「圭」を与えられる位の高さを認められた貴族のことです。与えられた領土内において、天子にかわる振る舞いが許されました。

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天子が諸侯へ与える階級は5段階ありました。公、侯、伯、子、男、の五等爵です。中でも「圭」が与えられるのは、公、侯、伯、の3階級のみ。子、男、の2階級にも信任のしるしは与えられましたが、それは「圭」とは異なる玉器です。
 
また古代中国の歴史の中で、子、男、が無くなり公、侯、伯、の三等となった時期があるとされています。このことからも「圭」を与えられる三等が、位の高いしるしであったことが分かります。また「圭」は祭祀や朝廷への招待券のようなものとしても使用されました。

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玉器とは礼器の一種で、軟玉という硬度の低い翡翠を用いた装飾品を指します。更に玉器にも種類がある中、「圭」は特に権威を象徴するものとして用いられました。古代中国で爵位のしるしや儀礼に用いられた玉器を意味する「圭」は、高貴さを連想させる意味付けの命名にも良いでしょう。
 
次の項では天子からの贈り物とされた「圭」が、どのような形だったかを紹介します。この形は「圭」の意味の由来にもなっています。

意味②先のシャープな形のもの

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「圭」は上方が三角に尖り、下方は長方形の形をした短冊形の玉の板です。上方を三角に作り先端を尖らせていたことから、先の尖った「圭」の形をしたものとして、漢字自体が先端がシャープな形のものという意味を持つようになりました。
 
「圭」が用いられている単語に圭角があり、この言葉も玉の尖った部分、玉の角という意味を有します。性格や言動に鋭さがあることにも例えられ、圭角が取れる、という鋭さが取れることを表現する言葉があります。この言葉は、円満な人柄を示す意味で使用されます。

意味③凛としているさま

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先の尖った形の意味が転じ、すっきりしたさまという形容詞としての意味も「圭」にはあるのです。更に、正式の場では手に持つことで貴族のしるしとされました。天子と諸侯が重要な儀礼を執り行う際の、重厚な空気感をイメージさせるものとして命名に使用できます。
 
凛としているさまというのは、態度、様子が引き締まっている佇まいのことです。「圭」という漢字の形も、土が二つ重なっていることから高さが印象付けられ、背筋を伸ばし立つ姿勢が連想でされます。そのことからも「圭」は凛としているさまという意味を受け取れます。

意味④単位

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古代中国の重量と容積の単位に「圭」は使用されていました。重量は10圭が1合、10粟が1圭、容積は64黍が1圭です。日本では尺貫法と呼ばれ、東アジアで広く使用されていた長さと面積などの単位系の1つにも「圭」があります。現在、1圭という読み方の単位は、聞き馴染みがありません。
 
「圭」は尺貫法では体積の単位として使用され、お米1粒分を下回る量の単位として、孫子算経という中国の算術書と塵劫記という日本の江戸時代の算術書で確認できます。
 
1圭は1勺の1000分の1の単位、メートル法換算では約18マイクロリットルであるため、「圭」を日常生活で単位として目にすることはないでしょう。

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「圭」の読み方

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「圭」の漢字は、ケイという読み方しか印象がないのではないでしょうか?ケイという響きはしっかりした印象や凛とした印象を受けます。「圭」の漢字自体も直線的で、ケイという読み方通りの印象でしょう。ケイが一般的な読み方として認知されている「圭」、実は他にも読み方があるのです。
 
ケイもいい響きですが、「圭」のもう1つの読み方を知っていると名付けの際にバリエーションが増え、更に想いや願いを間違いなく込めることが出来るようになります。

ケイ・たま

音読みでケイと読む「圭」は、訓読みでたまと読みます。先に紹介した、天子があたえる先の尖った玉から来る読み方です。この古代中国の玉はギョクと読むのですが、日本にはけん玉やお手玉などたまと読むものがたくさんあるため、訓読みのたまとしての印象が強いでしょう。
 
そのため「圭」にもたまの訓読みがあります。真面目な印象を与えるケイに対し、訓読みでたまと読んだ場合、丸いものや可愛らしい猫などが連想され、柔和な印象を与えることができるでしょう。
 
同じ「圭」の漢字を使用する名前でも、ケイとたまで与える印象は真逆。ケイと読む名前が多く広まっている分、たまという読み方はあまり見かけず、ささやかな特別感を与えられます。

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「圭」の由来

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土を二つ重ねたシンプルな形をしているこの漢字、意味は王族の持つ玉器や凛としたさま等でした。玉器は軟玉を用いて作られる装飾品です。軟玉とはネフライトという翡翠のなかでも低い硬度のもの、これも土ではありません。

「圭」の漢字の他の意味にも、シャープな形のもの、凛としたさま、単位、と土は出てきていません。古代中国が意味の由来である「圭」です。そのことを意識すると、なんとなく由来の想像もできるでしょうか?ここでは「圭」に土の漢字が使われている、その由来を紹介します。

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