ガジュマルの植え替え方法まとめ!時期やコツ・準備するものは?

ガジュマルの植え替え方法まとめ!時期やコツ・準備するものは?

観葉植物は家のインテリアや癒しとして、とても人気があります。観葉植物の中でも、ガジュマルは特に育て方が簡単でおすすめです。そんなガジュマルは植え替え方法も簡単なので、ぜひ実践してみましょう。ガジュマルの植え替え方法について詳しくご紹介します。

記事の目次

  1. 1.ガジュマルを植え替えて育ちやすい環境を作ろう!
  2. 2.ガジュマルの簡単な植え替え方法【準備】
  3. 3.ガジュマルの簡単な植え替え方法【実践】
  4. 4.ガジュマルの植え替え時期
  5. 5.ガジュマルの栽培のコツ
  6. 6.ガジュマルの日々のお手入れ
  7. 7.ガジュマルの植え替えは初心者でも簡単!

ガジュマルを植え替えて育ちやすい環境を作ろう!

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今話題の観葉植物、ガジュマルをご存知でしょうか。ガジュマルは沖縄から屋久島に自生している樹木です。沖縄ではガジュマルの事を、キムジナーと言う名で呼ばれています。

ガジュマルは独特な形と日頃の手入れが簡単な事から、インテリアとして選ぶ方が増えています。今回は話題のガジュマルの育て方のコツについてお伝えします。

誰でも簡単に育てられるように、植え替え方法や植え替え時期、水やりの方法などガジュマルを育てる栽培の準備やコツを詳しく紹介します。

ガジュマルの簡単な植え替え方法【準備】

Photo by marumeganechan

ガジュマルは1年〜2年に1回は植え替えが必要となります。どの観葉植物にも言える事ですが、植え替えをする事で根詰まりの防止と土の栄養を増やす目的があります。

植え替えをせず植木鉢の中に何年も育てていると、土の中で根っこを生やすスペースがなくなり根詰まりの状態になってしまいます。伸びる場所がなくなり、最終的には根っこが呼吸をできなくなります。

そうなると呼吸ができなくなってしまい酸欠状態になります。腐って枯れてしまう事もあるので注意が必要です。ここではガジュマルがしっかり成長できるように、植え替えの準備段階からコツまで詳しく説明します。

育ちやすい新しい土が重要

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ガジュマルを育てる準備として、まずは植え替える土選びが大変重要になります。植え替える土は、どんな土でも良いわけではありません。しかしコツさえつかめば簡単です。

初めてガジュマルなどの観葉植物を育てるなら、花屋やホームセンターなどで販売されている観葉植物用の培養土が簡単でおすすめです。しかし自分でガジュマルにあった土作りをし、植え替えるのもガジュマルを育てる楽しみが増えます。

植え替える土は赤玉土と培養土を混ぜた土に、緩効性肥料を少量入れれば元気に育ってくれます。割合は基本、赤玉土7に培養土3の比率ですが、育てるガジュマルに合わせて割合を変えてベストの土作りをしてみましょう。

市販の培養土もおすすめですが、ワンランク上の土作りをするなら自分で土作りをして植え替える事もおすすめです。

鉢も一回り大きいものを準備

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インテリアとしてガジュマルを育てるのに、かわいい鉢を準備するのも楽しみのひとつです。ガジュマルを購入した時は、ほとんどがプラスチックの容器に入れられています。

ガジュマルの置く場所や、自分の好みにあった鉢見つけてインテリアとして飾るのも楽しみのひとつです。素材もたくさん種類がありますので、置く場所によって変えていくのもおすすめです。

しかし、お気に入りの鉢を選んでもバランスが悪ければ見た目や成長も悪くなります。育てるガジュマルの大きさに合わせて、鉢を変えていく事が大事です。

用意する鉢は育てるガジュマルのより一回り大きな鉢を準備して下さい。ガジュマルの成長に合わせて、お気に入りの鉢に植え替えていく事をおすすめします。

その他の準備物

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ガジュマルの植え替えに重要な、土選びと鉢選びをご紹介しました。他に植え替えで準備が必要な道具をご紹介します。

まず、植え替えには必ず新聞紙を準備しましょう。ガジュマルを植え替えるときに土を混ぜ合わせたり、根っこについた古い土を振るい落とすときに敷いて使います。土は掃除機で吸いにくい細かな物なので、新聞紙を敷いてれば掃除が楽にできます。

次にスコップを準備しましょう。園芸用のスコップは今では100均でも気軽に手に入る物です。もちろん手で土をすくって植え替えも可能ですが、土が爪に入ったり手に傷がつく恐れもあります。スコップを使って安全に植え替えをしましょう。

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植え替えに意外と忘れがちなのが、軍手などの手袋です。もちろん手の汚れや傷から守る役割がありますが、実はガジュマルを植え替える時に出る樹液は手が荒れてしまいます。

体質によって症状は変わりますが、植え替えの時は軍手などの手袋をつけてする事をおすすめします。

次にガジュマルの根っこや余分な葉を切るなど、様々な用途で使うハサミも準備しましょう。文房具のはさみより、園芸用の少し大きめなはさみを使う事をおすすめします。

また土や樹液などで汚れるので、植え替えで使った後の汚れは拭き取りや洗浄のメンテナンスを心がけて下さい。そしてガジュマルなどの観葉植物を育てるのに、水やりは大事な事です。

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また水やりにはちょっとしたコツで、ガジュマルにとっていい効果をもたらしてくれます。ジョウロなどの水差しで根っこに直接水を与えるのも良いですが、霧吹きを使って水やりをするのがおすすめです。

霧吹きで散布すると葉に水を与えるだけでなく、害虫対策にもなります。葉が乾くとハダニやアブラムシなどの害虫が発生しやすくなります。散布する水に希釈した防虫剤を入れれば、より害虫対策となりガジュマルを守ってくれます。

ここで紹介した植え替えで必要なスコップや手袋、ハサミ、霧吹きも今ではおしゃれな物がたくさん販売されてます。道具にもこだわってガジュマル育てを楽しんで下さい。

ガジュマルの簡単な植え替え方法【実践】

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ガジュマルの植え替えに準備するものをご紹介しました。準備ができれば、いよいよ植え替えの実践になります。

ここでは簡単に植え替えができるよう作業する時期や手順、コツなどを詳しくご紹介します。大事な植物なので慎重になりがちですが、コツさえつかめば簡単なので気を楽にして植え替えを楽しんで下さい。

よく晴れた日の午前中に作業をする

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ガジュマルなどの観葉植物を植え替える時に良い時間帯があるのはご存知でしょうか。いつでも植え替えをしても良いと思われがちですが、天気が良く気温と湿度が安定してる午前中に植え替えするのがおすすめです。

雨などの湿度が高い時に植え替えをすると根っこに雑菌がつく恐れがあり、根っこに負担がかかってしまいます。また気分的にも午前中から余裕を持って植え替えをすると、失敗のリスクも低くなります。

ガジュマルの植え替えをする時は、時間にゆとりを持って行いましょう。よく晴れた日の午前中がおすすめです。

ガジュマルの植え替え手順

いよいよガジュマルの植え替えを行なっていきます。植え替える順序を詳しくご紹介しますので参考にして下さい。

まず、新しいお気に入りの鉢の底に鉢底ネットを被せ、鉢の底に鉢底石を敷き詰めます。次に培養土などの土を1/3ほどまで入れて下さい。これで水はけが良くなります。

古い鉢からガジュマルを引き抜きます。土が飛び散るので新聞紙を敷いて行なうのがコツです。無理に引き抜かず、鉢の横を軽く叩きながらすると簡単に抜けます。

ガジュマルの根っこについた古い土を落とします。ハサミの先やピンセットなどで根っこをほぐしながら落として下さい。

ガジュマルの根っこが腐っていたり、黒ずんでいる部分はハサミで切り落とします。そのまま放置して植え替えると、ガジュマルに十分に栄養が行き渡らなくなります。

新しいお気に入りの鉢の中心部分に、ガジュマルをそっと置きます。鉢の見栄えのよい角度とガジュマルのバランスを考えて置いて下さい。ここでデザインが決まります。

ガジュマルの場所が決まれば、鉢の縁から下2〜3cmのところまで培養土などの土を入れます。根っこと土が隙間のないように割り箸などの先が尖った物で、根っこと土を馴染ませて下さい。

最後に植え替えが終われば、鉢底から流れ出るくらいたっぷり水を与えて下さい。土を含む水が出ますので、屋外での植え替えをおすすめします。

ガジュマルの植え替え時期

ガジュマルの植え替えに良い時間帯を説明しましたが、植え替える時期も重要なポイントです。成長が活発になる暖かい時期が良いとされています。ここではガジュマルの植え替え時期をいつにするか、理由も含めてご紹介します。

成長期の5月~7月が最適

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ガジュマルの最適な植え替え時期は、成長期である5月上旬から7月上旬です。理由はこの時期は暖かく気候が良いので、ガジュマルが成長期に入ります。

ガジュマルを植え替える際に、根っこに傷を付けてしまっても回復が早く、定着がしやすくなるからです。逆にガジュマルの植え替えを避ける時期は、気温の高い夏や冬の休眠期です。

この時期は根っこの回復力が低く修復でき難くなるからです。春先から初夏にかけての植え替えは気分もリラックスでき、スムーズに植え替えができるのでおすすめです。

ガジュマルの栽培のコツ

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ガジュマルの栽培について注意点があります。ガジュマルは南国育ちの観葉植物なので、寒さに弱く気温が5度下回ると葉が黄色くなり枯れて落ちてしまいます。冬になったらガジュマルは暖かい部屋に移してあげましょう。

冷たい風や霜を当てると弱ってしまいますので、窓際に置かないようにします。日当たりが少ないお部屋の場合は、日中の暖かい時間にベランダに出すのも冬を乗り切るコツです。

ガジュマルを育てるのに一番大事な事は、毎日ガジュマルを見て乾燥や汚れ、害虫が付いていないか確認し、水やりを毎日適量行なうことです。

排水性・通気性のある土が最適

ガジュマルを植え替えた時に、土の配合にもこだわってみてはいかがでしょうか。ホームセンターなどで販売している培養土は簡単で使い勝手がいいのですが、環境に合わせた土作りもガジュマルを育てる楽しみのひとつです。

ガジュマルを育てる土には赤玉土、腐葉土、パーライトなどがあります。赤玉土は園芸でも一番ベーシックな土です。粒の大きさは数ミリ単位から大きな土で小石ほどの1cmほど様々な大きさがあり、育てるガジュマルによって大きさを変える事ができます。

排水性、通気性にすぐれ、無機質な土になるので雑菌などの繁殖が少なく、鉢の表面に敷き詰めれば害虫が付きにくくなります。植え替えに一番多く使われる土です。

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腐葉土はガジュマルを育てる土を改善するために、堆肥された土です。土を通気性、保水性、保肥性に優れたものに改良してくれます。もともとは秋や冬に枯れて落ちた葉や枝が長い年月をかけて土状になったものです。

自然界ではバクテリアやミミズなどの生物が、1~2年ほどかけて腐葉土を作っています。上級者になると人工的に生ごみやガーデニングの枯れ葉を発酵させ自分で腐葉土を作る方もいます。

最後にパーライトとは、火山岩を高温加熱し急激に蒸発させて作られています。そのため石の内部は気泡が多く空気が多いため、軽い作りになっています。こちらも排水性、通気性が良いのでガジュマルの水はけが悪い時はパーライトを混ぜると効果が出ます。

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また普通の水道水をミネラル水に変える性質があるので、根腐れ防止に効果があります。ガジュマルを育てる土の配分の基本は、赤玉土6、腐葉土3、パーライト1で混ぜて植え替えます。この配分を覚えておきましょう。

ガジュマルの日々のお手入れ

ガジュマルを育てていくのに大事なのは日々のお手入れです。定期的な植え替えと適度の水やり、肥料の施し方で成長は変わっていきます。ここでは水やりの方法と肥料の施し方のコツについて分かりやすくご紹介します。

水やりタイミング

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ガジュマルを育てていくのに大一番事なのは、水やりと言っても過言ではありません。少なくてもダメ、多くてもダメと気を遣うところではありますが、基本を守ればガジュマルとは長く付き合っていけます。

ガジュマルの成長期である春から夏にかけては毎日水やりしましょう。ただし育てる場所によっては1日経っても土の表面が乾いていない場合もありますので、室内など日当たりが悪い場合は2日ほどあけて水やりを心がけて下さい。

休眠期である秋から冬、春先の寒い時期は土の渇き具合を確かめながら月に1〜2回ほどに抑えて下さい。この休眠期に水をあげすぎると根腐れになる原因になります。

水の量は鉢底から水が流れてくるぐらい、たっぷりあげて下さい。土の中にある不要なものを流し出し、新鮮な空気を取り組んで栄養を行き渡らせてくれます。

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また丈夫なガジュマルを育てるため、葉には毎日水を直接霧吹きで散布しましょう。南国特有の気候を好むガジュマルにとっては、常に葉を濡らす事は理想の環境に近づけることになります。

これは葉の表面の乾燥を防ぐのだけでなく、ダニやアブラムシなどの害虫の予防にもつながります。葉の表面と裏面、茎や幹にも忘れずに行いましょう。

肥料の施し方

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ガジュマルは肥料をあげなくても、栄養がある土で十分元気に育ちます。特に室内で育てる場合は、必要以上に肥料をあげることで枝葉が大きくなりすぎてしまうことがあるので注意しましょう。

どうしても大きく育てていきたい場合は、成長期の春から夏の間に月1~2回の頻度で肥料を与えます。ガジュマルの肥料としておすすめなのは、ホームセンターや花屋で観葉植物用に販売されている錠剤タイプか、緩効性の化成肥料があります。

肥料をあげると大きくなったり、成長が早くはなりますが、時間をかけてゆっくり育てるのも楽しみのひとつです。肥料を多く与えすぎると、ガジュマルにとってはよくありませんので注意しましょう。

ガジュマル剪定のコツは?初心者でもできる正しい方法や時期を解説!のイメージ
ガジュマル剪定のコツは?初心者でもできる正しい方法や時期を解説!
個性的な見た目が特徴のガジュマルは、毎日の手入れが簡単なので初心者でも育てやすい植物の1つです。ガジュマルを剪定することで、長い期間ガジュマルを楽しむことができます。では、ガジュマルの剪定の方法や時期、コツを紹介します。

ガジュマルの植え替えは初心者でも簡単!

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ガジュマルの育て方や植え替え方を、詳しくご紹介しました。ガジュマルは育てやすく、誰でも簡単に植え替えができることから、初心者にも安心して育てていけるので魅力的です。

水やりも少しのコツで、ガジュマルをより安全に育てることができます。見た目にもかわいいガジュマルを、ぜひ育ててみましょう。

SABU
ライター

SABU

大阪生まれ大阪育ち、大阪在住ライターです。高校野球とビール、動物が大好きです。夏はビール片手に野球観戦、となりに犬か猫がいれば最高です!将来は犬や猫の保護活動をしたく、勉強中です。文章の力を借りて、多くの事を発信していけたらと思っています。

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