世界の言語ランキング!影響力の強い種類や難易度なども詳しくチェック!

世界の言語ランキング!影響力の強い種類や難易度なども詳しくチェック!

世界で使われている多くの言語をランキングしてみましょう。言語は種類の他、使われている人口や世界に与える影響力などでランキングは変わってきます。簡単な言語、難易度の高い言語といったランキングなど様々なランキングを見ていきましょう。

記事の目次

  1. 1.世界の言語をランキング形式で見てみよう
  2. 2.世界の言語の数って知ってる?
  3. 3.言語の影響力って何?
  4. 4.言語ランキングTOP5【母語人口】
  5. 5.言語ランキングTOP5【ネット使用人口】
  6. 6.言語ランキングTOP5【影響力】
  7. 7.言語ランキングTOP5【習得難易度】
  8. 8.英語圏から見た言語難易度ランキング
  9. 9.言語ランキングTOP3【習得が簡単なもの】
  10. 10.世界の言語は面白い!

世界の言語をランキング形式で見てみよう

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聖書によると、はるか昔、人類は1つの言語を使って会話をしていました。そして天に向かってバベルの塔を作ろうとしたところ、神の怒りを買い、人類の言語は様々に分かれてしまい、意志の疎通が難しくなってしまいました。その結果バベルの塔は完成しませんでした。

聖書でも取り上げられている通り、世界には様々な言語があります。この地球上には200ほどの国があります。そうなると言葉の数はどのぐらいの種類になるのでしょうか?国が200か国なら、言語も200種類ぐらいだろうと考えることでしょう。しかし実際のところ、その種類はどうなのでしょう。

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日本人が一番勉強に熱を入れている言語が英語ではないでしょうか?英語は話者人口が非常に多い言語です。英語が母国語ではない国に出かけた者通しが英語で意思の疎通ができるという特徴もあります。しかし「英語は難易度が高くて簡単に話せるようにならない」という人もいるでしょう。

英語は世界的に使われている言語です。英語を母国語としている国は、イギリス、アメリカ、オーストラリアといった国が挙げられます。世界的によく使われている言語をランキングで表すと、上位に来ることが簡単に予想することができます。

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しかし英語が難易度が高い言語であるという認識は、世界の言語を比べてみると間違いと言えるのかもしれません。習得する上で難易度が高い言語、簡単な言語といったくくりでランキングをしても面白いのではないでしょうか?もっとも難易度が高い言語は何でしょうか?

このように、どの言語を話す人口が多いのか、どんな種類の言語なのか、またその言語が世界に与える影響力、習得する上での難易度などをランキングにしていくと様々な興味深い事実がわかってきます。世界中のほぼどこにも旅行ができる時代に、言語をランキングで評価していきましょう。

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世界で使われている言語に関する知識が身につきます。かつてのように、外国人といえば英語を話すといった偏見は通用しなくなってきています。世界は英語圏の国ばかりではありません。広い視野を持つためにも言語ランキングを知ることは重要です。

グローバル社会で生き抜くため、世界の言語について知っていきましょう。日本人にとって習得が簡単な言語は何なのでしょうか?また難易度が高い言語習得にあえて努力してみてもいいでしょう。また、世界の言語に影響力がある言語を覚えてみるのもいいでしょう。

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世界の言語の数って知ってる?

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世界にはどれだけの種類の言語があるのでしょうか?先述した通り、世界中に存在する国は、200国程度です。国によって言葉が違っていると考えると、世界の言語の種類は200語ぐらいでしょうか?英語を使っている国が多いから、200種類なんてないと考えるかもしれません。

7000以上もの種類がある!

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世界にはどれだけの人が生きているのでしょうか?世界の人口の2019年度の調査では77億人でした。2100年には世界人口は109億人に達すると言われています。しかしいっぽうで、世界の人口は80億人で頭打ちになるとも言われています。77億の人々はどんな言語を使っているのでしょうか?

世界には約200の国があります。だから世界の言語が200種類と考えるのは間違いです。世界には多くの少数民族が存在します。ごく一部の人たちだけが話している言葉というものが、非常に多く存在します。2015年の調査ではなんと7049種類あるとわかっています。

言語ランキングは変わりやすいもの

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それほど多くの種類の言語が話されているというのは、驚きなのではないでしょうか?ただし、7000種類のうち2000種類は、人口の少ない、1000人以下の人々しか使っていません。グローバル化された現代で、様々な種類の言語から、主要言語に移行しつつあると言われています。

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どういうことかというと、マイノリティ派の言語の話者が、英語、中国語、スペイン語といった世界で使われている言葉にシフトしていくというものです。マイノリティ同士しか通じない種類の言語より、より多くの人々と話すことができるようになります。

そのため、使っている話者人口の少ない3000種類の言語が、次世代にはなくなっていくのではないかと専門家は見ています。言葉とは、その国や地域の文化を生み育て、人々の交流に欠かせないものです。話者人口が少ない言語がなくなっていくのは寂しいものです。

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言語の影響力って何?

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ランキングを紹介する前に、「言語の影響力」について見ていきましょう。言語の影響力とは、どういったものなのでしょうか?言語の影響力の大きさは、話者人口だけでは測ることができません。どういった言語が影響力ある言語と呼ばれるのでしょうか?

影響力ある言語とは、5種類のポイントからランキング化されています。地理、経済、コミュニケーション、知識/メディア、外交といった観点からデータ化してあります。影響力ある言語ランキングを見る前に、そもそも影響力とはどういうことなのかを見ていきましょう。

話者数は一つの指針

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世界の人口の半分は、15種類という少ない言語を使っています。しかし、話者人口だけで、その言葉の重要性を決めることはできません。言語が持つ影響力というのは、地理的にいかに広がっているか、世界経済にどういった影響力があるかどうかといったものがポイントになります。

さらに言語を学ぶ上での簡単さ、第2言語としている人口、国際機関での使用のされかたといった様々な視点から見ていくことが重要です。影響力がある言語とされている種類の言語は先に挙げた5つのポイントから数値化されています。

総合的に判断するもの

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どういった問題が評価されているかを、ポイントとされている観点から見ていきましょう。まず地理の観点では、旅先、地域といった言語の通じる範囲が大きいと評価されます。経済の観点では、GDPや輸出額によって評価は変わってきます。

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コミュニケーションの観点では、その言語が母国語になっている話者の数や、第2外国語の話者の数などから評価されます。知識/メディアの観点では、インターネット上の情報量の他、映画などのアカデミックな分野でどれだけ使用されているかで評価されます。

最後に外交の観点から見ると、国際通貨基金、国連、国家よりも権力を持つ組織にいかに使われているかといったことから、国際力を問われています。このように、5つのポイントから総合的に判断するのが、影響力がある言語かとうかということになります。

言語ランキングTOP5【母語人口】

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それではそろそろランキングについて見ていきましょう。まずは母語人口ランキングです。その言語が世界中でどれだけ母語として使われているかということです。ただ、その言語を使っている人口を掴むのは、非常に難しいことも事実です。

たとえば日本語の方言のように、その言語がさらに細かく分類できるものもあります。また、統計を取る環境や条件が違うため、情報には常にタイムラグがあります。そういった観点を踏まえて、以下の母語ランキングを見ていきましょう。

1位・中国語

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世界の言語ランキングの母語人口ランキング第1位は、中国語の13億7000万人です。中国語を公用語とする中華人民共和国は広大な土地に、世界で最大の人口を誇っています。中華人民共和国の人口は14臆人を突破しました。

その他の国として、台湾とシンガポールで公用語になっています。中華人民共和国では、地域言語があり、それを使うと意思の疎通は難しいと言えます。ここでは中国語とは、標準語を指します。

2位・英語

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世界の言語ランキングの母語人口ランキング第2位は、英語の5億3000万人です。中国語は主に中国大陸で同じ種類の人間が話している言語ですが、英語を話す人々は、世界中の広い地域に広がっています。

公用語としている地域には、イギリス、アメリカ合衆国、カナダ、オーストラリア、インド、ニュージーランドと世界地図のあちこちに散らばっています。「英語さえ話すことができたら、世界のどこに行っても通じる」といった意識は、こうした広範囲の母語人口があるという理由からでしょう。

3位・ヒンディー語

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世界の言語ランキングの母語人口ランキング第3位は、ヒンディー語で、4億2000万人です。この数字に驚かれる方も少なくないのではないでしょうか?日本に生きていると、ヒンディー語はなかなか馴染みになることはありません。

このヒンディー語とは、インドが憲法で認めた公用語です。インドの北部や中部地方で使用されており、デーヴァナーガリー文字で表記する言語です。英語を母国語とする人口と比べて、1億人しか違いません。公用語とされている地域も少なく、インドとフィジーだけです。

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インド国内では、ヒンディー語だけでなく、パンジャーブ語、マラーティー語、タミル語、などが母語人口ランキングにランクインしています。今後、インドの消費者所得が伸びると、ヒンディー語を含めたインドの言語はビジネス的にも重要になってくるでしょう。

4位・スペイン語

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世界の言語ランキングの母語人口ランキング第4位は、スペイン語の4億2000万人です。このスペイン語が母語口語のランキングに入っていることは、南アメリカ大陸の諸国から日本にやって来ている外国人が多いことからも納得なのではないでしょうか?

アメリカの1部地域でも、スペイン語のほうが得意な人々が存在しています。公用語としている地域は、スペイン、アルゼンチン、チリ、メキシコなど20か国と地域になります。ラテンアメリカ地域の国際共通語と呼ばれ、世界中で広く使われています。

5位・アラビア語

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世界の言語ランキングの母語人口ランキング第5位は、アラビア語の2億3000万人です。アラビア語というのは、世界で3番目に多くの国と地域に公用語として使用されています。

どのような国や地域が公用語としているのでしょうか?エジプト、イラク、イスラエル、サウジアラビア、アラブ首長国連邦などの紛争が絶えない中東地域の全27か国で話されている言語です。

アラビア語はヒンディー語同様、需要が高まっている言語です。イギリスでは重要とされる10言語の中でも、1位のスペイン語に次いでランクインしています。

言語ランキングTOP5【ネット使用人口】

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世界の裏側にいても、ビデオ会議ができるのが、現代と言う時代です。インターネットの普及によって、ほとんどの世界は、遠い存在ではなくなっていきました。そうしたインターネット上において使用されている言語に関するランキングが発表されています。

これを全世界インターネット利用人口ランキングと呼びます。インターネットはパソコン、スマートフォンといった機械などと、Wi-Fiなどの通信環境が整わなければ利用できません。

つまり貧しいとされてきた国の言語はランキング上位には上らない傾向にあります。逆に言えば、インターネット利用人口ランキングにランクインした国は経済成長に関して大きく注目されています。

1位・英語

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世界の言語ランキングのインターネット利用人口ランキングの第1位は、英語の10億5276万人です。アメリカ合衆国など、経済大国が使っている言語が英語なので、インターネットの中でも、多くの英語を使用している人口があります。

使用者の中には、英語が母語でなくても、英語を使うことで簡単にインターネットを利用している人たちもいます。英語は全インターネット利用人口の中で、25.3パーセントを占めています。

2位・中国語

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世界の言語ランキングのインターネット利用人口ランキングの第2位は、中国語の8億463万人です。中国語を母語としている中華人民共和国では、日本や西欧と違ったインターネット環境が構築されています。

中国ではGoogle検索エンジンやそれに追随するインターネットサービスが使えません。しかしネット環境は非常に進んでいます。またTwitterの代わりに、ウェイボーという中国版Twitterとも呼ばれるSNSが使用されています。

「ネット検疫」といった言葉もあります。それでも中華人民共和国のネット環境は進んでいると言えるでしょう。全インターネット利用人口の19.4パーセントを占めています。

3位・スペイン語

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世界の言語ランキングのインターネット利用人口ランキングの第3位は、スペイン語の3億3789万人です。スペイン語を母語とする地域すうる、南アメリカ大陸の国々も、ネット環境は非常によく整ってきています。

サッカーなどスポーツが盛んな地域でもあるので、自国の選手の他国での活躍を見るためにも、インターネットは欠かせなくなってきています。しかしスペイン語を母語としている人口が4億2000万人なので、まだまだインターネットの恩恵を受けていない人々も存在します。

4位・アラビア語

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世界の言語ランキングのインターネット利用人口ランキングの第4位は、アラビア語の2億1904万人です。アラビア語の場合、スペイン語との大きな違いがあります。スペイン語を母語としている人口の1億人がインターネット環境にないということになります。

しかしアラビア語は母語人口が2億3000万人で、かつ、インターネット利用人口がそれほど変わらない2億2000万人近い数字となっています。アラブの国々は裕福な暮らしをしている人が多く、かつ、ネット上でもアラビア語を使っているということになります。

スペイン語を母語としている人の中には、英語を第2母語としている人も少なくなく、より多くの人と交流するために、ネットの上では英語を使用している場合もあると考えられます。

5位・ポルトガル語

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世界の言語ランキングのインターネット利用人口ランキングの第5位は、ポルトガル語の1億6915万人です。ポルトガル語の母語人口は2億1500万人なので、インターネット利用人口は少なめです。

ポルトガル語は、ポルトガル国だけでなく、ブラジルの母語でもあります。今後、ブラジルとポルトガルのネット環境が整ってくると、インターネット利用人口ランキングも変わってくるでしょう。

言語ランキングTOP5【影響力】

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次に、世界でもっとも影響力がある言語ランキングを紹介していきます。言語の影響力については、前の項で詳述しましたが、ここではそうした影響力ある言語について、1位から5位まで紹介します。

母語人口がランキングの上位に入ってなくても、影響力ある言語とされるならば、総合的な見地から、重要視されるべき言語であると言えるでしょう。簡単に話されている国や地域が多いかだけでは決まりません。ではどんな言語がランクインしているかを見ていきましょう。

1位・英語

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世界の言語ランキングにおける影響力ランキングの第1位は、英語です。英語は影響力ランキングの6つのポイント全てにおいて、1位を誇ります。英語は先進国7か国(G7)の中で、アメリカ、イギリス、カナダの3か国で公用語となっています。

世界の最も多くの国で使われている言語です。また、第2言語とする人も最も多い言語でもあります。6つのポイントの他、医療や科学といった様々な業界で影響力を保っています。当分の間、英語を凌駕する言語は現れないのではないかと言われています。

2位・中国語

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世界の言語ランキングにおける影響力ランキングの第2位は、中国語です。中国語は地理と外交の2つのポイントでは第6位と冴えませんが、経済とコミュニケーションの2つのポイントで第2位に、知識/メディアで第3位になっています。

中国語や英語の専門家の間では、中国語が英語に及ぼす影響力は日増しに拡大していると言われています。中華人民共和国という国の発展にともない、今後、影響力ランキングの変化に要注目です。

3位・フランス語

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世界の言語ランキングにおける影響力ランキングの第3位は、フランス語です。フランス語は母語としている人口が1億2300万人と少ないにも関わらず、世界に多大な影響力を与えています。外交に関しては1位、地理に関しては2位と上位になっています。

フランス語はフランスだけでなく、アフリカ地域の広範囲で使われています。今後、アフリカの人口爆発が予測されており、地理だけでなく外交の観点からも世界のトップクラスは継続されていくでしょう。また他の項目のランクも上がっていくものと考えられています。

4位・スペイン語

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世界の言語ランキングにおける影響力ランキングの第4位は、スペイン語です。やはり多くの国で母語とされていることだけでなく、地理的観点から見ても、外交、コミュニケーションでは第3位を獲得しています。知識/メディアの観点から見ると7位と落ち込んでいるのが印象的です。

5位・アラビア語

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世界の言語ランキングにおける影響力ランキングの第5位は、アラビア語です。アラビア語は地理的観点と、外交の観点は第4位と上位を占めました。しかし注目すべきは、知識/メディアはなんと18位と低評価なことです。コミュニケーションの面では第6位、経済の面では第9位でした。

言語ランキングTOP5【習得難易度】

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「外国語は難易度が高い」とはよく言われます。たとえば日本人は中学生から英語を学び始めますが、大人になっても英語が得意とは言えない人が多いのではないでしょうか?日本には英語を中心とした語学学校が乱立していますが、英語を簡単だと考える人はまだ少ないと言えそうです。

しかし、この世界には英語より何倍も難易度が高い言語が存在します。英語はむしろ、簡単な種類の言語と言えるのかもしれません。この項では難易度が高い言語ランキングを見ていきましょう。他言語を習得する場合、あえて難易度の高い言語を選ぶのも面白いでしょう。

1位・シルボ

世界の言語ランキングにおける習得難易度ランキングの第1位は、シルボです。シルボは日本から遠く離れたスペイン、カナリア諸島にあるラ・ゴメラ島で使われている習得難易度が世界一高い言語です。シルボは口笛を使った言語です。

15世紀に西欧の移民が移り住んだときにはすでに口笛言語でコミュニケーションを取っていたと言われています。現地人は北アフリカから来た人々で、アフリカ大陸から口笛言語が持ち込まれたと言われています。

1950年代から使われなくなっていきましたが、90年代後半から再び注目を集め、義務教育に組み込まれたり、観光客へのデモンストレーションとして使われたりするようになっています。

2位・コイサン諸語

世界の言語ランキングにおける習得難易度ランキングの第2位は、コイサン諸語です。この諸語とは複数の言語のまとまりを表します。アフリカのカラハリ砂漠の他、タンザニアの一部の地域で使われている言語です。習得難易度が非常に高い理由の1つに、吸着音というものがあります。

舌打ちのような音が吸着音なのですが、これが難易度が高いものです。特有のリズムを感じさせる言葉ですが、習得するのにどれだけ年数がかかるかわからないといった難易度の言葉です。

3位・ダリジャ

世界の言語ランキングにおける習得難易度ランキングの第3位は、ダリジャです。ダリジャはモロッコ語であり、アラビア語の中の方言の1つです。このタリジャは標準アラビア語と同じ言葉をいくつも使いながら、モロッコ語特有の言葉も持っている他、フランス語、スペイン語も入っています。

このようにいろいろ混じり合ったダリジャの難易度は相当なものです。発音の難易度も高く、喉にひっかかる「ハ」という音がとても強いため、発音するのが困難と言われています。頑張って発音すると喉が痛くなるほどだと言われています。

4位・チュイ語

世界の言語ランキングにおける習得難易度ランキングの第4位は、チュイ語です。チュイ語の難易度の高さの理由は、あまりにシンプルという点にあります。1文字か2文字で会話ができてしまいます。そのためそれぞれの言葉が似ていて、大変わかりずらいです。

5位・アラビア語

世界の言語ランキングにおける習得難易度ランキングの第5位は、アラビア語です。アラビア語は文字を右から書くことから、とっつきにくいと考える人が多いようです。さらにアラビア語は文字の形が文章のどこに置かれるかで変わってきてしまいます。

英語のアルファベットのように1文字を覚えればよいというわけではありません。しかしイスラムの文化を真剣に学びたい人は、難易度にも負けないで、勉強してみるチャレンジ精神があってもいいかもしれません。

実は日本語も難しい言語ランキング上位

習得するのに難しい言語に、実は日本語もランキング上位なのを知っていますか?特に西欧の人々にとって、習得難易度が高いのが日本語です。日本語はひらがな、カタカナ、漢字と3つの表現があります。さらに主語が省略されることが非常に多いです。

主語は文章の流れで読み取らなければならないという難易度の高さです。当たり前のように使っている日本語ですが、我々はかなり難易度の高い言語を使っているということになります。

英語圏から見た言語難易度ランキング

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日本人だけでなく世界中の人が、自分の母語以外の言語を習得したいと考えています。他の言語を習得すると世界が一気に広がります。そんな言語ですが、どの言語が簡単で、どの言語が難しいかの指針をアメリカの国務省機関である外務職員局FSIが、英語圏における言語の習得難易度を調査しました。

カテゴリー分けされている

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FSIは習得が簡単なもの、難しいものを5つの難易度の種類にカテゴリー分けしました。カテゴリー0は、英語です。カテゴリー1からカテゴリー5までに分け、習得まで何時間かかるかを算出しました。カテゴリー1は24週で習得、カテゴリー5では88週で習得となります。

カテゴリー1

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英語圏から見た習得難易度ランキングの第1位は、カテゴリー1に入っている国々の言語です。これは習得するのに23週から24週、時間にして600時間程度かかります。この中に入っているスペイン語やイタリア語はロマンス諸語といってラテン語が基本となっているので、英語圏の人は学びやすいのです。

カテゴリー2

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英語圏から見た習得難易度ランキングの第2位は、カテゴリー2に属する言語です。このカテゴリー2はフランス語、ただ1つです。30週、約750時間かかります。カテゴリー1の言語と同じくラテン語が基本になっていますが、独特の発音方法で少しだけ難易度が上がっています。

カテゴリー3

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英語圏から見た習得難易度ランキングの第3位は、カテゴリー3に入っている言語です。このカテゴリーに属している言語はインドネシア語、マレーシア語、スワヒリ語、ドイツ語の4言語になります。習得までに36週、900時間かかると言われています。

カテゴリー4

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英語圏から見た習得難易度ランキングの第4位は、カテゴリー4に属する言語です。このカテゴリーにはアルバニア語、ハンガリー語、ウクライナ語と、実に多くの言語が入っています。英語圏の人には簡単とは言い難く、習得するのに44週、1100時間かかると言われています。

カテゴリー5

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英語圏から見た習得難易度ランキングの最下位は、カテゴリー5に属する言語です。これにはアラビア語、広東語、北京語、日本語、韓国語が入っています。発音や文法、スペルといった表現方法が多くあることから、シンプルな英語を使っている人たちには非常に覚えにくい言語となっています。

言語ランキングTOP3【習得が簡単なもの】

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他の言語を習得するのは難しいと考えられがちです。しかし世界には、我々日本人が比較的簡単に習得できる言語もあることは事実です。習得が簡単な言語とはどういった種類のものかをランキングで見ていきましょう。英語やフランス語ばかりが外国語ではありません。

1位・韓国語

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言語ランキングで習得が簡単なランキングの1位が、韓国語です。すぐお隣の国であり、今後も仲良くしていかなければならない国です。韓国語の習得が簡単ならば、積極的に覚えてしまいましょう。今の政治的な緊張関係も簡単に解決するかもしれません。

韓国語は語順や文法が日本語に似ています。「です」「ます」といった丁寧語がある点も日本語と同じです。かつての韓流ブームで韓国語を学ぶ女性が増えた時期もありました。日本人にとって簡単な言語である韓国語をもっと見直しましょう。

2位・インドネシア語

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言語ランキングで習得が簡単なランキングの2位が、インドネシア語です。インドネシア語は動詞の変化がなくて、文法がとても簡単です。文字はアルファベットと日本人に馴染み深く、発音も簡単です。日常会話レベルなら、最も簡単な言語だと言えるでしょう。

ただ、上級レベルまでマスターしようとすると、ハードルは一気に上がります。単語もたくさん覚えなければならず、イレギュラーな変化を起こす単語が多いからです。暗記が必要なため、完全習得は簡単ではありませんが、旅行中の会話程度なら簡単に覚えることができます。

3位・マレーシア語

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言語ランキングで習得が簡単なランキングの3位が、マレーシア語です。マレーシア語が簡単と言われる理由は、ローマ字読み、カタカナ読みができるという点です。また文法も簡単です。日常会話レベルなら、10日もあれば話すことができるようになると言われています。

30個から50個の単語を覚え、0から9までの数字の読み方を覚えるだけで、簡単な会話をして、現地の人と意思の疎通ができます。海外旅行先としてもマレーシアは脚光を浴びているので、せっかく旅行に行くのなら、日常会話を覚えて、訪れてみてはいかがでしょうか?

世界の言語は面白い!

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世界中の人たちの気持ちが1つになるには、お互いに意思の疎通ができるようになることなのではないでしょうか?難易度の高い言語習得に敢えて挑戦してみるのも楽しいかもしれません。海外の人と言語によって心を通わせ合うことが、世界平和の大きな第一歩となることでしょう。

橘亜月
ライター

橘亜月

家族にも呆れられる人形オタクです。見る側の気持ちによって表情を変える人形の写真を撮って人形劇ブログを作成するのが何よりの楽しみです。日々の忙しさにブログは休止中ですが、人形への愛は変わりません。

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