悪い茄子と言われるワルナスビの駆除方法は?生態や特徴を紹介!

悪い茄子と言われるワルナスビの駆除方法は?生態や特徴を紹介!

至る所に生えているワルナスビですが、高い繁殖力が特徴で駆除するのは一筋縄では行きません。外来種の山野草として生息しているワルナスビの除草剤を使った駆除法と使わずに駆除する方法。そして駆除時の注意点とワルナスビの生態の特徴や繁殖によって起こる影響を解説します。

記事の目次

  1. 1.ワルナスビはどうやって駆除する?
  2. 2.ワルナスビの生態
  3. 3.ワルナスビの特徴
  4. 4.ワルナスビが悪い茄子の理由
  5. 5.ワルナスビの駆除方法①除草剤を使用
  6. 6.ワルナスビの駆除方法②除草剤を使用しない
  7. 7.ワルナスビを駆除する際の注意点
  8. 8.ワルナスビの繁殖
  9. 9.ワルナスビの駆除方法を試してみよう!

ワルナスビはどうやって駆除する?

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ワルナスビは高い繁殖力を持った山野草で一度定着すると駆除をするのに一苦労してしまいます。ワルナスビの山野草としての特徴を解説し、ワルナスビの見た目の特徴を併せて紹介します。

ワルナスビがなぜ悪い茄子なのかの理由を紹介し、駆除方法を除草剤の有無にわけて注意点と併せて紹介します。ワルナスビが蔓延ってしまったことによって起こる影響も解説します。

ワルナスビの駆除方法を除草剤を使う/使わない方法に分けてそれぞれのメリットと注意点を紹介しますので目的にあった駆除方法を試してみて下さい。

ワルナスビの生態

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ワルナスビは他のナス科の成長を妨げたり、作物に被害を与えたり、毒を持っていたりと悪い茄子だからワルナスビと名付けられました。ワルナスビは外来種ですが意図して国内に持ち込まれたのではありません。

輸入された牧草の中に混入され、その牧草を食べた家畜のフンに混ざり飼料を作る畑の肥料として使われたことにより全国に拡散していきました。現在では日本の至る所に繁殖している山野草となっています。ワルナスビの生態的な特徴をここでは紹介します。

ワルナスビの生態①ナス科の山野草

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ワルナスビはナス科の山野草で現在では日本に留まらず世界中の至る所に分布しています。ワルナスビは多年草となっており、地下茎が有る限りそこから新たな芽が出て繁殖してしまう強い生命力と繁殖力が特徴の山野草です。

ワルナスビ全体にソラニンを含み毒性があります。葉や茎にトゲがありますので駆除するにも一苦労します。またナス科の植物となっていますので、茄子やトマトなどの同じ科の植物が連作障害で育たなくなるという事まで起ってしまいます。

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ワルナスビの名の通り悪い茄子と言えます。それは英語名からもわかるのですがワルナスビは英語で「Apple of Sodom」(ソドムのりんご)や「Devil‘s tomato」(悪魔のトマト)と呼ばれており、英語圏でも同じ認識の山野草だという事が言えます。

ワルナスビの原産地は北アメリカのカロライナ地方となっておりラテン語表記の学名「Sonalum carolinense」は「北米カロライナ地方のナス属」という意味を持っています。

ワルナスビの生態②外来種

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ワルナスビは日本全国に広く分布する外来種の山野草となっています。外来種として侵入した時代は古く、明治時代まで遡ります。輸入された牧草にワルナスビが混入し、知らず知らずのうちにワルナスビが広がっていきました。

ワルナスビが与える影響は大きく、在来種との生存競合が起こり、ワルナスビの繁殖が在来種を駆逐してしまう為、在来種の作物不良の原因になってしまいます。

また牧草地にも繁殖する為、トゲによって家畜の採食性を低下させてしまったり、ワルナスビに含まれる毒で中毒を起こすこともあります。ワルナスビは外来種の山野草として、外来生物法によって要注意外来生物に指定されている山野草となっています。

ワルナスビ以外の在来種

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ワルナスビ以外にも生態系に影響を及ぼすとされる外来種はたくさんあります。植物で代表的な物はミズヒマワリやオオフサモなどが挙げられます。

動物や水生動物ではアライグマやマングース、ナイルパーチなどが挙げられます。どの動植物も在来種よりも強い繁殖力を持ち、短期間で在来種を含む生態系の構図を一変させてしまう為、国から特定外来種として指定されてます。

記憶に新しい外来種の論争を挙げれば滋賀県におけるブラックバスの捕獲や定置網、釣ったブラックバスのリリースの禁止などがあります。

外国から意図・無意図を関係なく動植物に罪はありませんので心が傷みますが固有の生態系を守っていくためには仕方がない事なのでしょうか?これからも議論が勧められていく問題となりそうです。

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山野草は野生植物のみを指す用語の様に思われがちですが、ワルナスビの様に自生する山野草から自生している山野草を品種改良して鑑賞価値が高まったものも山野草として取り扱われる事があります。日本においては近代的な山野草の歴史は浅く、明確な定義は確立されていません。

極端に言うと山野草は全ての野生植物が山野草というカテゴリーに含む事ができます。元は自生していただけに丈夫な品種が多く、栽培も容易な品種が山野草にはたくさんあります。

山野草としては有害と言われるワルナスビも生花や観賞用として眺める分には美しい外観で癒しをもたらしてくれますので造園や造形の観点で見れば有害な植物とは言い切れません。

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ワルナスビの特徴

農業にも畜産業にも悪影響を及ぼす山野草のワルナスビですが、咲かせる花は茄子と同じ様な特徴を持つ白い花をつけます。見た目には何が悪いのかわからなくなってしまうワルナスビの特徴をそれぞれに分けて解説します。

ワルナスビの特徴①葉や茎に棘がある

Photo by The NYSIPM Image Gallery

ワルナスビは葉や茎に鋭い刺があります。それは同じナス科の茄子でも言えることですが、茄子の葉や、とれたての茄子のへたには鋭い刺が生えています。しかしワルナスビの刺の多さは茄子と比べ物にならないくらいびっしりと生えています。

ワルナスビの特徴②橙黄色に

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ワルナスビは花が咲いた後、受粉すると特徴的な橙黄色の実が結実します。パッと見は食べられそうな感じがしますがソラニンという毒性の物質を含んでいますので食べてはいけません。

ソラニンはじゃがいもの新芽に含まれる毒と同じで神経に作用する中毒を引き起こします。大量摂取した場合は死に至ります。

実には当然種が含まれており、ワルナスビの山野草としての特徴である強い繁殖力に寄与しています。ワルナスビを発見した時には茄子に似た花を付けますが出来れば花を付ける前に抜き取ってしまうことでワルナスビが広範囲に広がることを防ぐことに繋がります。

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