「イレギュラー」の意味や使い方は?英語と日本語の意味の違いも解説!

「イレギュラー」の意味や使い方は?英語と日本語の意味の違いも解説!

最近、会話の中でも使われるようになった「イレギュラー」という言葉ですが、正しい意味や使い方を知っていますか?本来は英語の言葉の1つでもある「イレギュラー」という言葉に注目して、日本と英語のそれぞれの意味の違いや使い方を紹介していきます。

記事の目次

  1. 1.「イレギュラー」の意味とは?
  2. 2.「イレギュラー」の由来
  3. 3.「イレギュラー」の特徴
  4. 4.「イレギュラー」の使い方
  5. 5.「イレギュラー」の注意点
  6. 6.「イレギュラー」は「例外」や「不規則」という意味

「イレギュラー」の意味とは?

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「イレギュラー」は、カタカナ英語の1つになります。カタカナ英語というのは、英語で使われている単語の発音をカタカナに変換する事で、日本語の会話の中でも使えるようにした言葉になります。

そのため、イレギュラーは英語の単語の1つでもある「irregular」から、発音を日本のカタカナに変換した事によって出来た言葉になります。

そんな、イレギュラーという言葉ですが、日本で使われている意味と英語で使われている意味が少し違ってきます。ここでは、それぞれの意味の違いにも触れながら紹介していきます。

「例外」という意味

英語にはない表現ではありますが、日本語で「イレギュラー」を使う場合には「例外」という意味が含まれています。これは、日本語で使われるイレギュラーの特徴でもあります。

そして、英語では例外的な状況が起きた時には、イレギュラーではなく、別の単語を使って表現をしています。それは「exception」という単語になります。

このように、英語と日本語によってイレギュラーの意味が少し変わってきます。もし、英語で「例外」という意味を使いたい時は、イレギュラーを使わないように注意しましょう。

「不規則」という意味

「イレギュラー」には「不規則」という意味があります。これは、日本語にも英語にも含まれている意味になります。規則正しくないような状態を表した意味になります。

日本ではあまり「不規則」という意味でイレギュラーを使う事はないようです。そのため、不規則という意味で会話の中でイレギュラーを使っても、相手が理解しない可能性もあります。

しかし、英語では不規則という意味でイレギュラーを使う事は一般的です。日本語と英語でのイレギュラーの使い方が違う事は、覚えておきましょう。

「変則」という意味

「イレギュラー」には「変則」という意味があります。こちらも日本語と英語の両方とも意味が含まれています。そして、どちらも同じように変則という意味で使われています。

例えば、英語では変則的なスケジュールの事を「irregular schedule(イレギュラースケジュール)」と表現する事ができますが、日本のビジネスの場面でも同じような意味で表現する事ができます。

そのため、イレギュラーを変則という意味で考えれば、どちらの状況でも使える事ができます。しかし、場合によっては使えない表現もあるため、注意しましょう。

「予想外」という意味

「予想外」という意味は、日本で使われる「イレギュラー」の意味の1つになります。しかし、英語では別の単語で使われている「exception」のように、予想外という意味は含まれていないようです。

日本では、想像をしていた範囲を超えるような出来事が起きたときなどにイレギュラーを使います。例えば、ビジネスの場面で予想外な事態に陥った際には、イレギュラーを使います。

こちらも、例外と同じように英語のイレギュラーには意味が含まれていないため、意味が混同しないように注意しましょう。

「イレギュラー」の由来

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ここからはイレギュラーの由来を考えていきます。まず、由来を考えるには、その言葉がどのように使われてきたのかを知る事が大事になってきます。

ここでは、イレギュラーの語源である英語の単語を紹介していきます。会話の中でイレギュラーを使うためにも、その単語の成り立ちをしっかりと覚えていきましょう。

「イレギュラー」の語源

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まず、英語では「イレギュラー(irregular)」という風に表記されます。そして、この単語の由来には、英語の「レギュラー(regular)」という単語が関係しています。

それはなぜかというと、英語の「レギュラー(regular)」の反対の意味が「イレギュラー(irregular)」となるからです。そのため、イレギュラーはレギュラーの反対の意味という事になります。

英語の法則として、単語の始まりに「in」を付けることで否定の意味になります。さらに、レギュラーの場合は「r」から始まるため「ir」と変化します。これが、イレギュラーの語源になります。

「レギュラー」の語源

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「イレギュラー(irregular)」の語源をさらに考えていくためにも、ここでは「レギュラー(regular)」の語源をみていきます。

レギュラーの語源を調べると2つの単語から分ける事ができます。まず1つは「まっすぐ」という意味を持つ「reg」という単語と「のような」という意味を持つ「ar」という単語に分けられます。

そして2つの言葉が合わさる事で「規則」という意味を持つ「regular」という単語になっています。イレギュラーという言葉を理解するためにも覚えておくようにしましょう。

「イレギュラー」の特徴

カタカナ英語の1つでもある「イレギュラー」ですが、ここではイレギュラーの特徴について紹介していきます。特にここで紹介していくポイントは、日本で使われているイレギュラーについてです。

この特徴を捉えておく事で、イレギュラーを会話に使う際に大変便利になるはずです。これから使おうと思っている方は、しっかりと覚えておきましょう。

幅広い意味で使える

日本で使われている「イレギュラー」は、たくさんの意味を持つため、様々な場面で使う事ができます。例えば、ビジネスの場面では、例外な事が起きたり、変則的な予定を組まれた時に使えます。

そして、会話の中でも予想外な展開が起きた時にはイレギュラーを使って表現する事ができます。また、日本では、野球などで変則的な動きをボールがした際に「イレギュラーバウンド」と言います。

これは、和製英語の1つのため、英語では同じような表現をしても相手には伝わらないです。このように、イレギュラーという言葉は、日本の中でたくさんの意味があり、様々な場面で使われています。

「レギュラー」の意味

「イレギュラー」の由来でも紹介しましたが、ここでは「レギュラー」の意味を紹介していきます。英語では、レギュラーという言葉は、イレギュラーの反対の意味として使われています。

しかし、日本ではレギュラーを使う際には、違った意味で使われている事が多いようです。そのため、レギュラーもイレギュラーと同様に日本と英語では、意味の捉え方が違うようです。

ここでは、そんなレギュラーの意味を紹介しながら、英語と日本語のそれぞれの意味の違いや使い方を紹介していきます。

「標準」という意味

皆さんがよく目にする「レギュラー」は、お店の中やガソリンスタンドで見る事が多いはずです。また、スポーツの経験がある方は、試合に出れる選手のことを「レギュラー選手」という風に言ったりするはずです。

このように、レギュラーという言葉の意味には「標準」という意味が含まれています。そのため、お店の中に「レギュラーメニュー」があれば、それは「標準のメニュー」という風になります。

そして、日本ではカタカナ英語としてレギュラーと使う際には、ほとんどは「標準」という意味で使われます。基本的には、他の使い方はされないので、覚えておきましょう。

「規則」という意味

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日本のカタカナ英語では、あまり使われない意味になりますが、英語の「レギュラー」は「規則」という意味が含まれます。「イレギュラー」の意味が「不規則」や「変則」のため、その反対の意味になります。

英語では、一般的にこの「規則」という意味でレギュラーが使われています。そのため、英語では「a regular life(規則正しい生活)」のように使われます。

このように、日本におけるレギュラーと英語で使われるレギュラーには、使われる意味が違ってくるため、気をつけて使うようにしましょう。

「イレギュラー」の使い方

ここからは「イレギュラー」の使い方を実際の会話を想定しながら、例文を使い紹介していきます。また、英語での使い方も紹介していきます。

イレギュラーは、カタカナ英語特有の「例外」や「予想外」という意味や英語でよく使われる「不規則」という意味、そしてどちらでも使える「変則」という意味もあります。

イレギュラーをうまく使う事ができるようになると会話の幅も広がります。今まで、あまりイレギュラーを使った事がない人も、ここでの例文を参考にしてみましょう。

例文①

普段生活をしていると例外な事が起きます。そんな時に「イレギュラー」は使えます。例えば、仕事に行こうとした時に電車が遅れていたとします。そんな時に「イレギュラーな事が起きた」という例文が作れます。

これは直訳すると「例外な事が起きた」という意味になり、思っていない事が起きた時に使えます。ビジネスもそうですが、子育てなども普段起きないような事が起きるため、イレギュラーを使う事ができます。

また、英語では「例外」という単語はイレギュラーには含まれておらず、例外の意味を持つ単語は「exception」になります。間違えないように注意しましょう。

例文②

不規則に並んでいる物や変則な動きをするものに対してもイレギュラーは使えます。例えば、野球を観ていて変則な動きをボールがしていたら「イレギュラーバウンドだ。」という例文が作れます。

また、英語では「She's attendance is irregular.(彼女は出席が不規則だ)」というよ雨な例文が作れます。これは、不規則な人に対しての使い方になります。

他にも、日本語でも英語でも通じる表現として「イレギュラースケジュール」という使い方も「変則」という意味の所で紹介してます。このように、それぞれの意味を考えながら会話に使いましょう。

例文③

例外という意味にも似ていますが、予想外な事が起きたり、予想外な状況に陥ってしまった場合に「イレギュラー」を使う事ができます。

例えば、ビジネスで予想外な状況に自分がいる時に「イレギュラーな状況にいます」と上司に伝える事ができます。また、予想外な事が起きれば「イレギュラーが発生した」という使い方もできます。

このように自分が想定したことより、予想外な状況や事態になった時にイレギュラーを使えます。また、こちらも英語ではイレギュラーを使って表現しないため、注意しましょう。

例文④

女性の方はご存知かもしれませんが、ファッション業界の中でも「イレギュラー」は使われています。例えば、不規則な長さのスカートの事を「イレギュラースカート」と言います。

そのため、お店でイレギュラースカートを買いたい時に「イレギュラースカートが欲しいのですが」と店員に伝えれば、しっかりと会話が成立します。

また、イギリスでは「イレギュラーチョイス」というブランドもあります。このように、ファッション業界の中にもイレギュラーという言葉が使われている事も覚えておきましょう。

「イレギュラー」の注意点

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説明の中にも、注意するべき点を紹介していましたが、ここでまとめて「イレギュラー」を使う際の注意点を紹介していきます。

イレギュラーの意味や使い方がわかっていても、注意点がわかっていないと会話の中で間違った使い方をしてしまう恐れがあります。特にビジネスの場面では注意が必要です。

まだ、イレギュラーの注意点が把握できていない人は、ここでしっかりとおさらいをしていただいてから、イレギュラーを会話の中で使うようにしてみましょう。

英語と日本語で意味の捉え方が違う

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カタカナ英語で使われている「イレギュラー」と英語で使われる「irregular」では、意味が違ってきます。例えば、日本では「例外」や「予想外」という意味で使われる事が多いですが、英語では使わないです。

また、英語では「不規則」という意味で使われる事が一般的ですが、日本では「不規則」の意味は含まれますが、あまり一般的ではないです。

このように、本来は英語で使われていたイレギュラーではありますが、日本で使われているイレギュラーは違った使い方や意味があります。そのため、それぞれの使い方を分けて使うようにしましょう。

和製英語に注意する

日本に住んでいるとなかなか気づかない人も多いですが、日本で使われている言葉の中には「和製英語」というものが多く存在しています。

これは、日本で独自の変化をして使われている英語の事を言います。そのため、英語の会話の中で和製英語を使おうとすると意味が通じない事が起きてしまいます。

イレギュラーにも和製英語があります。それは「イレギュラーバウンド」という言葉で「変則的な跳ね返りをする」という意味になります。英語では「bad hop」になるため、注意しましょう。

「イレギュラー」は「例外」や「不規則」という意味

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「イレギュラー」は、様々な意味を持ち、英語や日本語によっても使い方や意味が変わってきます。しかし、使い方がわかる事で、とても便利な言葉です。

普段、あまり使う事のなかった人も今回のイレギュラーの説明を参考にしていただき、日常生活での会話やビジネスの場面で、ぜひ使ってみましょう。

ru1kunnbooya
ライター

ru1kunnbooya

「人の身体は食事からできている」という言葉から、普段の食事を意識する生活を心がけています。鍼灸師として医療の現場に身を置いている人間として、さまざまな角度から皆さんの生活をする上で役立つような情報を発信しています。

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