単身赴任するなら住民票は移すべき?メリット・デメリットも詳しく解説!

単身赴任するなら住民票は移すべき?メリット・デメリットも詳しく解説!

単身赴任をする際に住民票を移すか移さないか迷う人は少なくありませんが、単身赴任時に住民票を移す移さないでメリットやデメリットが生じる場合もあります。単身赴任するなら住民票は移すべきなのかどうかについて詳しくご紹介します。

記事の目次

  1. 1.単身赴任をするなら住民票は移すべき?
  2. 2.単身赴任で住民票を移さない場合のデメリット
  3. 3.単身赴任で住民票を移す場合のメリット
  4. 4.単身赴任で住民票を移したい時の手続き方法や必要なもの
  5. 5.住民票を単身赴任先へ移動する際に多い疑問
  6. 6.単身赴任をする際は「住民票をどうするのか」を慎重に考えよう

単身赴任をするなら住民票は移すべき?

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就職をして結婚をして子供ができた後になって、いきなり単身赴任を命じられる人は意外に多いですが、その際住民票を移すかどうかで迷ったり悩んだりする人もかなり多いと言えます。

単身赴任先がかなり遠方である場合にはやむを得ず住民票を移す人もいますが、そうではない場合には住民票を移さない人も多いです。

いきなり単身赴任を命じられて困惑しているうえに、住民票を移すか移さないかで迷ったり悩んだりするため家族と一緒に大混乱してしまう人も少なくありません。

単身赴任の場合は住民票を異動させなくても問題はない

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いきなりの単身赴任で住民票を新しい住所に移すか移さないか迷う人も多いですが、基本的には単身赴任の場合は住民票を移さなくても大丈夫です。それは、家族が元の住所で生活をしているからです。

単身赴任は多くの場合一時的に住所を移すことになりますので、家族の生活している元の住所が重要であることに変わりはありません。

単身赴任でも長期に渡る場合などには住民票を移した方が良い場合もありますが、そうではないなら単身赴任で住民票を移す必要はありません。

単身赴任で住民票を移さない場合のデメリット

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単身赴任で住民票を移す必要はないということをご紹介しましたが、次は単身赴任で住民票を移さない場合のデメリットについてご紹介します。

確かに単身赴任で住民票を移さなくても大丈夫ではありますが、単身赴任で住民票を移さないことによって生じるデメリットもあります。

単身赴任で住民票を移さない場合にはいったいどのようなデメリットが生じるのか、単身赴任で住民票を移さない場合のデメリットについてご紹介しましょう。

身分証明書などの作成・更新の手続きができない

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単身赴任で住民票を移さない場合のデメリットの一つ目は、身分証明書などの作成や更新の手続きができないということで、パスポートの取得や運転免許証の更新などがこれに当たります。

単身赴任で住民票を移さない場合のデメリットとして困ることが多いのが運転免許証の更新です。運転免許証は身分証明書として使う場合も多いですが、住民票を移さないと運転免許証の更新ができません。

ですが別途の手数料を払えば単身赴任先でも自動車運転免許証の更新はできますし、パスポートも書類が準備できれば取得できますので、住民票を移さない場合でも何とかなると言えます。

選挙の投票に行くことができない

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単身赴任で住民票を移さない場合のデメリットの二つ目は、選挙の投票に行くことができないということです。単身赴任先で住民票を移さないでいると、単身赴任先での選挙の投票権がありませんので、投票はできません。

そして家族の住む地元で選挙がある場合には、わざわざ地元に戻って投票をする必要があります。どうしても帰れない場合には「不在者投票」というものを利用すれば、単身赴任先で投票をすることも可能です。

地元の選挙の投票日に地元に戻れない場合には、他の都合の良い日に地元に戻って「期日前投票」をしてもOKです。

本人確認が必要な郵便物が届かない

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単身赴任で住民票を移さない場合のデメリットの三つ目は、本人確認が必要な郵便物が届かないということです。クレジットカードを使う人は多いですが、クレジットカード関係の郵便物は住民票のある所にしか送られません。

本人確認が必要な郵便物というのは結構多く、市役所などから送られてくる書類などもこれに当たるため、これらが届かないのは大きなデメリットです。

ただ、家に残っている妻などの家族がしっかりしていれば、これらの郵便物は家族に任せておけば良いので、そう心配する必要はありません。

住民税が重複することもある

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単身赴任で住民票を移さない場合のデメリットの四つ目は、住民税が重複することもあるということです。税金には色々ありますが、その土地に住んでいるために生じる税金である「住民税」というものがあります。

家族を住民票がある住所に残して単身赴任をすると、住所が二つあることになってしまいますので、住民税が重複するということもあります。

住民税が重複するかどうかは、その年の1月1日にどこに住んでいるかにかかっています。単身赴任先に引っ越す時期によっては住民税が重複する場合もありますので、税金という点でも注意が必要です。

住宅ローンの減税がストップしてしまうことがある

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単身赴任で住民票を移さない場合のデメリットの五つ目は、住宅ローンの減税がストップしてしまうことがあるということです。

住宅ローンを組んで新居を建てた場合、住宅ローン減税をしてもらいますが、単身赴任の時期によってはそれがストップするという場合もあります。

新居を建てたら6ヶ月以内にそこに住み始め、減税を受ける年の12月31日まで住み続けることが住宅ローン減税の条件ですので、新居を建ててすぐに単身赴任になった場合、減税が受けられなくなる可能性があります。

単身赴任で住民票を移す場合のメリット

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単身赴任で住民票を移さない場合のデメリットについてご紹介しましたので、次は単身赴任で住民票を移す場合のメリットについてご紹介します。

単身赴任で住民票を移さないと色々なデメリットがありますが、単身赴任で住民票を移すとメリットがあります。

単身赴任で住民票を移すといったいどのようなメリットがあるのか、単身赴任で住民票を移す場合のメリットについてもご紹介しましょう。

身分証明書などの作成・更新の手続きが近くで出来る

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単身赴任で住民票を移す場合のメリットの一つ目は、身分証明書などの作成や更新の手続きなどが近くでできるということです。

パスポートや運転免許証などの作成の手続きや更新の手続きは、基本的には住民票のあるところでしかできませんので、単身赴任に伴って住民票を移すことによって単身赴任先の近くで色々な手続きを行うことができるようになります。

特に運転免許証などは必要とすることが多いですので、運転免許証の更新手続きが近くでできるのは、単身赴任に伴って住民票を移す大きなメリットになります。

地域の行政サービスを受けられる

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単身赴任で住民票を移す場合のメリットの二つ目は、地域の行政サービスを受けられるということです。単身赴任で住民票を移さないと、単身赴任先での地域の行政サービスを受けることはできません。

ですが単身赴任に伴って住民票を移すと、単身赴任先での様々な行政サービスを受けることができるようになりますので、これも大きなメリットになります。

1年以上にわたって単身赴任をするといった場合には、地域の行政サービスを受けるためにも住民票を移した方が良いと言えます。

本人確認が必要な郵便物が本人に届く

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単身赴任で住民票を移す場合のメリットの三つ目は、本人確認が必要な郵便物が本人に届くということです。単身赴任で住民票を移さないと本人確認が必要な郵便物は本人に届きませんが、住民票を移せばちゃんと届きます。

本人確認が必要な郵便物は結構たくさんありますが、単身赴任で自分が不在の間に自宅にそのような郵便物が届くと困る場合には、住民票を移しておくことをおすすめします。

自宅に残った家族にまかせられる場合は住民票を移さなくても構いませんが、どうしても本人が確認しなければならない書類もありますので、住民票を移した方が良い場合もあると言えます。

選挙に参加できる

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単身赴任で住民票を移す場合のメリットの四つ目は、選挙に参加できるということです。単身赴任で住民票を移さないと、単身赴任先の地域での選挙には参加できませんが、住民票を移すとちゃんと選挙に参加できます。

そう遠くない場所に単身赴任する場合には、選挙のために一時帰宅して投票することも可能ですが、かなり遠方に長期間単身赴任するとそうもいきません。

自宅からかなり離れた所に長期間単身赴任するといった場合には、住民票を移して単身赴任先の選挙に参加する方が良いと言えます。

単身赴任で住民票を移したい時の手続き方法や必要なもの

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単身赴任で住民票を移す場合のメリットについてご紹介しましたので、次は単身赴任で住民票を移したい時の手続き方法や必要なものについてご紹介します。

遠方に長期間単身赴任する場合には、住民票を移した方が良い場合も多いですが、住民票の映し方がわからないという人もいるでしょう。

単身赴任で住民票を移したい時にはいったいどのようなものを準備してどのような手続きをすれば良いのか、単身赴任で住民票を移したい時の手続き方法や必要なものについてご紹介しましょう。

同一の市区町村内で住民票を異動する場合

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単身赴任で住民票を移したい時の手続き方法や必要なものの一つ目は、同一の市区町村内で住民票を異動する場合です。めったにありませんが、同一の市区の中で単身赴任を余儀なくされることもあります。

このような場合には、転居届を市役所や区役所などの役場に提出する必要があります。転居届を提出するだけで住民票の異動は完了しますので、とても簡単です。

転居届を役場に提出するタイミングは、単身赴任先に転居した後ですので、転居前に提出しないよう注意が必要です。

他の市区町村へ住民票を異動させる場合

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単身赴任で住民票を移したい時の手続き方法や必要なものの二つ目は、他の市区町村へ住民票を異動させる場合です。単身赴任は大体他の市区町村へ転居するものですが、この場合は同一市区町村の場合とは少し異なります。

元々住んでいた市区町村に転居届を出すのは同一市区町村の場合と同じですが、他の市区町村へ住民票を異動させる場合には転居先の市区町村に転入届と転居証明書を提出しなければなりません。

この場合の転居届は引っ越しの2週間前から引っ越し当日までの間に提出します。転入届と転居証明書は、転居届を提出してから2週間以内に提出しましょう。

本人がいけない場合は代理人でも可能

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単身赴任で住民票を移したい時の手続き方法や必要なものの三つ目は、本人がいけない場合には代理人でも可能だということです。

書類の提出などは基本的には本人がしなければなりませんが、役場があいている時間帯にどうしても時間が取れない場合には、家族などの代理人を立てて書類を提出することもできます。

この場合には委任状の他に本人確認書類と代理人の印鑑が必要になりますので、代理人に書類を提出してもらう場合には必要なものをきちんと揃えておきましょう。

住民票を単身赴任先へ移動する際に多い疑問

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単身赴任で住民票を移したい時の手続き方法や必要なものについてご紹介しましたので、次は住民票を単身赴任先へ異動する際に多い疑問についてご紹介します。

単身赴任に伴って住民票を移すことにした時に、色々な事が気になって「本当に住民票を移して良いのか」と悩んでしまう人は結構多いです。

住民票を単身赴任先に移す際にはいったいどのような疑問が多いのか、住民票を単身赴任先へ異動する際に多い疑問についてご紹介しましょう。

子ども手当に受給の変更の手続きは必要?

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住民票を単身赴任先へ異動する際に多い疑問の一つ目は、「子ども手当に受給の変更の手続きは必要か」という疑問です。

日本国内への単身赴任の場合には変更の手続きは必要ありませんが、海外への単身赴任の場合は代わりに受け取る人に変更しなければなりませんので、夫が海外に単身赴任する場合には妻が新たな認定請求書を提出する必要があります。

医療費助成はどうなるの?

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住民票を単身赴任先へ異動する際に多い疑問の二つ目は、「医療費助成はどうなるのか」という疑問です。子供の医療費助成は大切ですので、この件に関して不安を抱く人も少なくありません。

子供の医療費助成は子供と同居している人が申請者にならなければなりませんので、夫が単身赴任して妻と子供が自宅に残る場合、妻が新たな申請者になる必要がありますので、届け出が必要です。

保育園の申請に支障はある?

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住民票を単身赴任先へ異動する際に多い疑問の三つ目は、「保育園の申請に支障はあるか」という疑問です。子供を保育園に入れる場合には、単身赴任が理由で別居していることを記入する必要があります。

子供が保育園に通っている間に夫が単身赴任することになったという場合に変更届を提出しなければならないかどうかは自治体によって違いますので、役場などで確認しましょう。

住宅ローン控除に支障はある?

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住民票を単身赴任先へ異動する際に多い疑問の四つ目は、「住宅ローン控除に支障はあるか」ということです。単身赴任が決まって、住宅ローン控除がなくなるのではないかと不安に思う人は結構多いです。

ですが住宅ローン控除は単身赴任によってなくなったりはしません。夫が単身赴任でよそに転居したとしても、家族がちゃんと暮らしているなら大丈夫です。

車を単身赴任先へ持って行く場合はどうしたらいいの?

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住民票を単身赴任先へ異動する際に多い疑問の五つ目は、「車を単身赴任先へ持って行く場合はどうしたら良いか」という疑問です。

車を単身赴任先へ持って行く場合には、単身赴任先の近くの警察署に車庫証明を取ります。単身赴任先の住所と住民票の住所、それに車を置いておくのがどこかということさえ提示できれば車庫証明は簡単に取れます。

単身赴任をする際は「住民票をどうするのか」を慎重に考えよう

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単身赴任する場合に住民票を移すか移さないかで生じるメリットやデメリットなどについてご紹介してきましたが、如何だったでしょうか。単身赴任をする際は住民票をどうするかということを慎重に考えましょう。

モモ
ライター

モモ

女性向けの美容関係の記事や心理関係の記事、難解な言葉の解説の記事などの作成を得意としていますが、ダイエット関連は自分自身でも色々試していますので、特に得意だと言えます。その他にも興味のあるものがたくさんありますので、お役に立てて楽しめる色々な記事を提供していきたいです。

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