「マジョリティ」の意味は?使い方や類語に対義語も詳しく解説!

「マジョリティ」の意味は?使い方や類語に対義語も詳しく解説!

「マジョリティの意見によれば」という風に使われることの多いマジョリティという言葉。マイノリティの意味と対比しつつ、類語や対義語を通して具体的なニュアンスを掘り下げていきましょう。マイノリティ以外の類語の意味についてもお伝えします。

記事の目次

  1. 1.マジョリティの意味とは?
  2. 2.マジョリティの由来
  3. 3.マイノリティの類語と意味
  4. 4.マジョリティの対義語と意味
  5. 5.マジョリティの使い方
  6. 6.マジョリティは「多数派・主流派」という意味

マジョリティの意味とは?

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日本語としてもすっかり定着しているマジョリティという言葉にはもともと、「多数派」という意味があります。

つまり、マジョリティの意味としては最大公約数ということであり、ただ単に数が多いという意味ではなく、多数派として一定以上の権力、影響力を持つ、というニュアンスも含まれています。

マジョリティについては、「あの団体は政治的なマジョリティだ」という使い方以外に、「あの人はマジョリティだね」など、個人について使われることもあります。

また、会議や話し合いで決定された事柄そのものをマジョリティと指す使い方もあり、意味の広い言葉であると言えます。

マジョリティの由来

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マジョリティは英語で「majority」と書き、もともとは「major」にその由来があります。majorには有名、主流、認知度が高いなどの意味があり、このことから、その派生語であるマジョリティには多数的な意見、という意味があると考えられます。

なお、マジョリティの意味の延長線上には最大級という意味の「maximum」があり、ミニマムと対比した使い方が一般的です。

ちなみに、物の長さを測るメジャーも意味を突き詰めれば同じ由来にたどり着きますので、意味の応用編としておさえておきましょう。

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マイノリティの類語と意味

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majorに由来があり、日本語では多数派などの意味があるマジョリティですが、類語をチェックすることでより具体的な意味と使い方を理解することができます。

意外と意味の広いマジョリティの類語とそれぞれの意味、日常での使い方についてひとつひとつ見ていきましょう。

類語①多数派

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マジョリティを日本語に直訳すると、「多数派」という意味があります。この場合の多数派とは単なる数のことではなく、支配的な意見である、という意味も込められています。

マジョリティの側に立っているということはすなわち、多数的な意見のほうに寄っている、という意味であり、時として権力などと結びつけて語られる場合もあります。

また、政治的な文脈でマジョリティと言ったときには与党や政権担当政党、政府といった意味になり、ややネガティブな使い方でとらえられるケースも少なくありません。

類語②主流派

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世間的にマジョリティと言えば得てして常識や良識と結びついており、「マジョリティのほうが何となく安心」という心理がはたらくようです。

政治の世界でも、「マジョリティの側につくこと」は非常に大きな意味をもっており、野党は次の与党、つまりマジョリティになることを目指してさまざまな折衝を繰り返しています。

世間の価値観に強くこだわりがちな日本では特にマジョリティを意識する機会が多く、学校や職場などの狭い世界でもマジョリティでいることの安心感が重要な意味をもっているようです。

類語③既得権益

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マジョリティにはもともとネガティブな意味はありませんが、一方で、政治的な文脈では時としてマイナスの使い方で用いられることも少なくありません。

多数派として長期間にわたって君臨しつづけるということは、とりもなおさず既得権益を手にする、という意味でもあり、政治の世界では権力の腐敗や劣化を意味します。

この場合、マジョリティはつねにマイノリティとの対立構図の中でとらえられることになり、こうした意味が独り歩きして一般には「マジョリティ=悪」というイメージが根づいた面もあります。

類語④権力

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厳密にいうと、マジョリティには権力という意味がありません。しかし、民主主義のシステムではマジョリティでなければ権力の側につけないという意味もあり、マジョリティが誤解されがちな背景にもなっています。

ただ、本来の意味の権力とは「マジョリティだけでなく、マイノリティの意見もしっかりとすくい取るための装置」であり、マイノリティを押さえつけるための仕組みであってはなりません。

政治の世界以外でも権力は存在し、たとえば保守的な学校であれば校則を押しつける教師や生徒会がひとつの権力となり、革新派の生徒としばしば対立します。

マーケティングでのマジョリティの意味

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マジョリティという言葉の意味は、マーケティングの世界にも広がっています。たとえば、アーリーマジョリティ、レイトマジョリティなどです。

アーリーマジョリティとは、新商品がリリースされた際に比較的早期に購入を検討する客層という意味で、先行顧客などとも言われます。

一方、レイトマジョリティは、新商品に対してもすぐには飛びつかず、商品がある程度浸透してきた段階で購入を検討する客層、という意味になります。

企業にとってはどちらも重要な客層であり、アーリーマジョリティに対し効率的にアピールすることでレイトマジョリティを引き込んでいく、という使い方がされています。

マジョリティの対義語と意味

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マジョリティの類語や使い方、意味のバリエーションについて具体的に見てきたところで、ここからはマジョリティの対義語について使い方とともに見ていきましょう。意味の再確認にもお役立てください。

対義語①マイノリティ

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マジョリティの直接的な対義語としては、マイノリティが挙げられます。マイノリティはつまり「少数派」という意味で、本来は単に多数派ではない、という程度の意味になります。

ただ、一般的にマイノリティというと「力がない」ということでややネガティブな意味になり、マジョリティのほうが強い、という認識になっているようです。

政治的な文脈では、マイノリティは「与党ではない」という意味になり、「少数政党だからこそ見える国民の声がある」という使い方がしばしば見られます。

また、マイノリティは意味だけでなく響きも良いため、「マイノリティリポート」などの作品タイトルとして用いられることもあります。

対義語②傍流

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マジョリティは主流派という意味ですが、主流派ではない人や勢力、意見を日本語で傍流と表すことがあります。「傍」には傍ら、という意味があり、脇道にそれている、という意味も含まれています。

日本語としてはやや堅苦しい表現であり、使い方も限定されますが、古い小説や公的文書などではよく用いられる対義語ですので使い方と合わせて意味のほうもしっかりとおさえておきましょう。

対義語③社会的弱者

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セクシャルマイノリティなど、ここ数年、さまざまな背景をもったマイノリティが注目され、適切な配慮が求められています。

マイノリティであるというだけの意味で社会的弱者だと決めつけるのは逆差別的な意味もありますが、今の日本ではまだまだ、マイノリティと社会的弱者が近い関係にあるようです。

また、社会的弱者のほうもいわゆるサイレントマイノリティにならず、サイレント状態から脱してマジョリティの矛盾を指摘することによって義務を果たす必要があります。

マジョリティの使い方

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日本語としてもかなり定着し、日常の言葉としても意味が広がりつつあるマジョリティ。日常での誤用を防ぐためにも、マジョリティの正しい使い方について、具体的な例文とともにさらに掘り下げていきましょう。

例文①

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「マジョリティは確かに多数決の結果だが、多数派が必ずしも正しいわけではない」。民主主義の本質は多数決だと言われることがあります。

事実、日本でも政権与党は国会の多数派によって形成されますが、それは決して「多数派だからいつも正しい」という意味ではなく、マジョリティであるからこそ謙虚になる必要があります。

マジョリティが権力を振りかざせば振りかざすほどマイノリティはサイレント状態になってしまい、サイレントマイノリティが増える原因をつくってしまいます。

例文②

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「マジョリティはその時点では偶然多数派にあるというだけで、数の論理に頼るのはたんなる傲慢だよ」。

マジョリティと数の論理はしばしば、ダイレクトに結びつきます。特に、数の力がものを言う政治の世界では「マジョリティ=善」という意味になりやすく、マイノリティの声が時としてかき消されてしまいます。

もちろん、本来の意味から考えればマジョリティとマイノリティは対立するものではなく、お互いに異なる視点から世界を変えていく、という視点が求められます。

例文③

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「サイレントマジョリティー」。アイドルグループのヒット曲ということで、若い世代の方にはすでにおなじみなのではないでしょうか。

サイレントマジョリティとは「もの言わぬ多数派」ということで、強力な既得権益を手にしながら安穏と黙することでその地位に安住しているマジョリティに対する皮肉、という意味もあります。

ちなみに、サイレントマジョリティと対をなす意味の言葉としてはノイジーマイノリティがあり、弱者であるからこそ権利や立場をしっかりと主張するマイノリティを意味しています。

サイレントマイノリティの声を丁寧にすくい取り、社会の改革につなげていくこともマジョリティの役割です。

例文④

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「マジョリティの側に立つことで安心感を得る。それが日本人特有の心理なのかもしれない」。日本人は特に、世間体というものを意識する国民性だと言われています。

協調性が取れている、などのメリットもありますが、異なる価値観を同調圧力によって排除する力も強いため、マイノリティにとっては少々生きにくいかもしれません。

マジョリティは「多数派・主流派」という意味

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マジョリティとは英語で「majority」と書き、多数派、主流派などの意味があります。もともとはメジャーに由来する言葉です。

本来の意味としては決してネガティブではありませんが、権力、既得権益などと結びついて、日本では時としてマイナスの使い方をされることも多いようです。

立石芳樹
ライター

立石芳樹

ゲームとグルメが趣味のウェブライターです。家ではサブスクリプションで映画ばかり見ています。お笑いも好きで、気が向いたらチケットを予約してライブにも行きます。オカルトと恋愛が苦手です。暮らしに役立つ情報を幅広く発信しています。よろしくお願いいたします。

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