「媚びる」の意味や「媚びる人」の心理とは?男女別の特徴や心理を解説!

「媚びる」の意味や「媚びる人」の心理とは?男女別の特徴や心理を解説!

あなたの周りにも「媚びる」ことがうまい人は必ずいるはずです。そもそも「媚びる」とはどのような意味なのでしょうか。今回はこの「媚びる」に着目して、その意味や類語、英語表現などに加えて、「媚びる人」の心理状態まで掘り下げます。

記事の目次

  1. 1.媚びるの意味とは
  2. 2.媚びるの類語・意味
  3. 3.媚びる人の共通の特徴
  4. 4.媚びる男性の特徴
  5. 5.媚びる男性の心理や意味
  6. 6.媚びる女性の特徴
  7. 7.媚びる女性の心理や意味
  8. 8.媚びる人との付き合い方
  9. 9.媚びる自分をやめる方法
  10. 10.媚びると甘えるの違い
  11. 11.媚びるの英語での言い方
  12. 12.媚びるの意味は相手に気に入られようとする行動

媚びるの意味とは

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「媚びる」という言葉があります。あまりいい印象を持つ言葉ではありません。「ゴマすり」という言葉を連想してしまいます。あなたの周りにも必ず「媚びる人」はいるでしょう。彼(彼女)たちを理解するうえでも、まずは「媚びる」の正しい意味から見ていきましょう。

意味①相手に気に入られようとする事

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「媚びる」の意味の一つは「相手に気に入られようとすること」です。誰であっても相手には嫌われるよりは気に入られたいと思うのが人情です。学校の先生に気に入られようといい子を演じる生徒、部下に気に入られようと理解ある上司のように振る舞う新任の課長、みな「媚びる人」といえます。

意味②相手の機嫌を取る為にへつらう

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「媚びる」のもう一つの意味は「相手の機嫌を取るために諂う(へつらう)こと」です。最初の意味の「気に入られようとすること」と基本的には同じ意味ですが、こちらはどちらかといえば、対象が目上の人や自分より立場が上の人の場合に接する態度です。「諂う」は「下手(したて)に出ておべんちゃらをいう」といった意味になります。

媚びるの類語・意味

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「媚びる」ことは、人が社会生活を送るうえで何らかの形でついてまわる、一つの処世術といってもよいかもしれません。世の中には強者と弱者がいるのです。弱者の処世術として位置づけられる「媚びる」には、幾つかの類語があります。ここでは、「煽て(おだて)上げる」「持ち上げる」「媚び諂う(へつらう)」の三つの類語を見ていきます。

①煽て上げる

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「煽て(おだて)上げる」は「しきりに誉めそやして相手をいい気にさせる」という意味です。「媚びる」の類語の一つですが、「媚びる」よりも目的意識がより強い類語で、その結果相手から何らかの便宜を図ってもらおうとする意図が強い場合に使われます。「Aを煽て上げて我々の要望を押しつけよう。」といった使い方をします。

②持ち上げる

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「持ち上げる」も「媚びる」の類語です。「持ち上げる」は「褒める、おだてる」という意味で、「媚びる」の類語としてそれほど強い下心はありません。どちらかといえば相手に好意を持った振る舞いともいえます。相手に高い立場に行ってもらいたいという気持ちがある類語です。「彼を持ち上げることで収まるかもしれない」などの意味あいで使います。

③媚び諂う

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「諂う」は「へつらう」と読みます。「諂う」は「媚びる」の類語ですが、ほとんど同じ意味で使われ、どちらも「下手に出て相手の機嫌を取る」というニュアンスがあります。「媚びる」と「諂う」の二つの言葉を重ねて「媚び諂う」とすると「相手の機嫌を取ろうとする」意味がより強調された類語表現になります。

④そのほかの類語表現

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「媚びる」の類語表現としては他にも幾つかあります。よく使われるのは「ゴマをする」「おべっかを使う」「シナをつくる」などの類語表現です。

どれもあまりよい印象を与えない類語表現になので、使い方う場合には十分に注意が必要です。

媚びる人の共通の特徴

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「媚びる」の意味がおおよそつかめたとことで、次に「媚びる人」が持つ共通の特徴を探ってみましょう。あなたの周りの「媚びる人」を何人か思い浮かべてください。何か共通の性格や振る舞いはありませんか。お世辞がうまかったり、目上の人に近づくのがうまかったりする特徴があるはずです。

①お世辞が得意

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褒められて悪い気がする人はいません。「媚びる人」の特徴でまずあげられるのが、「お世辞が得意」ということです。「媚びる人」は笑顔で褒めたたえるのが上手です。ときにはオーバーなアクションを伴うこともあります。ただ心からそう思っているかどうかはわかりません。「媚びる人」は、相手をいい気にさせて、何かを狙っている可能性があります。

②愛嬌良く振舞う

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「媚びる人」は愛嬌よく振る舞います。相手が不愉快な思いをせず、できるだけ心地よく過ごせるように気を遣います。愛嬌よく振る舞う人には敵意を抱きにくいものです。自然と良好なコミュニケーションが得られます。居心地のよい雰囲気を作るためには、その場の空気を的確に読む必要があります。「媚びる人」は場の空気を読むことがうまい人といえます。

③権力ある人に近づく

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世の中には強者と弱者がいます。誰かが誰かに対して権力をふるいます。このような現実の中で、弱者ができるだけこともなく過ごすためには権力者に「媚びる」テクニックを身につける必要があります。「媚びる人」は巧みに権力者に近づきます。そのためには、誰が本当の権力者か見抜く目と適度な距離感が必須です。

④自分の意見を主張しない

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「媚びる人」が最も避けたいのは相手が自分に対して敵意を抱くことです。そのためには自己主張はある程度抑える必要があります。自分が論破されて気持ちがよいのは特別な精神状態の人だけです。かといって、全く何も発言しないと相手と良好なコミュニケーションを確立することはできません。要はさじ加減です。

媚びる男性の特徴

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次に「媚びる人」を男女別に見てみましょう。もちろんこれまで見てきたように、「媚びる人」には性別に関わりなく共通する特徴がありますが、男女の違いによる特徴もあるはずです。まずは男性から見ていきましょう。男性の場合はどちらかといえば職場などビジネスシーンの中にその特徴が見られます。

①部下に強く上司にペコペコ

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一般的に男性は女性に比べてビジネスシーンにおける上昇志向が強い傾向があります。手柄を立て、それを上司に認めてもらいたい傾向が強いのです。そのために「媚びる男性」は必要以上に上司に下手に出る傾向があります。一方で、自分の足を引っ張りそうな部下には厳しくあたる場合が多いのです。いわゆる上司にしたくないタイプNo1です。

②社交辞令が多い

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とかく「媚びる男性」はビジネスで波風を立てたくないので、何事も穏便に済まそうとする傾向があります。その場しのぎの社交辞令を連発しがちです。一見優しい人に受け取られがちですが、「媚びる男性」の場合は表面的な一時しのぎだということを理解しておく必要があります。

③やたらと相手を褒める

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「目が笑っていない」満面の笑顔の人がいます。「媚びる男性」は満面の笑顔で相手を褒めまくります。褒めていれば自分に不都合がないと考えているからです。心から相手を認めて褒めているわけではないので、目が笑っていないのです。とにかく「長いものには巻かれろ」が「媚びる男性」の重要なモットーだといえます。

④要領が良く評価されやすい

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「媚びる男性」は基本的に不必要なトラブルを極力避けます。無難な線を常に追求する傾向があります。したがって敵をつくることも少なく、悪くいう人は少ないといえます。このため、ビジネスでも一定の評価を獲得しやすいものです。ただ「媚びる男性」が本当にその組織の成果に貢献しているかどうかは別問題です。表面的なものだけかもしれません。

媚びる男性の心理や意味

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「媚びる男性」の特徴を見てきました。では彼らのこのような特徴はどのような心理状態から生まれるのでしょうか。少し彼らの心の中に分け入ってみましょう。満面の笑顔の下にはどのような思いが隠れているのでしょうか。彼らの心理状態を理解した上で彼らの言動や振る舞いを受け止めることが必要です。

①早く出世したい

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一般的に男性は女性よりも会社の中で上昇意識が強い傾向があります。出世意欲が強いのです。「媚びる」ことはそのための手段であると考えて構いません。出世するには上司に気に入られなくてはいけません。そのために心にもないお世辞を言い、気を遣います。周りの目は気にしません。上昇意識の目的意識が全てを正当化してしまいます。

②凄いと思われたい

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「媚びる男性」は周囲から認めてもらいたいと考えています。自分の実力以上の存在であると自分を見てもらいたいのです。これはある意味では「劣等感」の裏返しともいえます。本当にすごい男性はすごさが自然と表面ににじみ出ますから、周りに「媚びる」必要がありません。

③見栄を張ってしまう

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「媚びる男性」は見栄っ張りです。弱さを見せるのが怖いのです。本当は色んなことが心配で、特に自分がどのように思われているか非常に心配にもかかわらず、平気なふりをしてやせ我慢します。周囲に「媚びる」ことは、自分の自信のなさをカムフラージュしているのです。チョットかわいそうでもあります。

④良い人を演じている

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「媚びる男性」は演技上手です。常に「いい人」を演じようとします。ある意味では自分の物語の中に住んでいます。現実を突き詰めるのが怖いので、周りに「媚びる」ことによって一時的な歓心を買い、現実から逃避しています。人から悪くいわれないように、先手を打って相手を褒めまくって、その場をしのごうとしているのです。

媚びる女性の特徴

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もともと「媚びる」の意味は「売春婦が客の気を引こうとするさま」でした。女性専用の言葉だったのです。漢字も「おんなへん」です。それがやがて性別に関係なく「人の気を引こうとするさま」という意味全般に使われるようになりました。

そのためか、「媚びる女性」は「媚びる男性」よりイメージしやすいようです。それではあらためて「媚びる女性」の特徴を見ていきましょう。「媚びる女性」にはどこかセクシャルな艶めかしさのイメージがあります。一般的に女性の「媚び」は男性に向けられることが多いからです。

①異性の前で声のトーンが豹変

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「媚びる女性」は声や話し方の使い分けが上手です。女性だけの場合と男性が混じった場合とでは、別人かと思うほど声のトーンや仕草が変わる女性をよく見かけます。容姿や服装と並んで声や仕草は女性が男性にアピールする重要な要素だからです。

「媚び」は感覚的な訴えです。男性の目や耳に対して「女」としての自分を印象づけようとして、「媚びる女性」は男性の前で声のトーンや話し方を一変させるのです。

②露骨に機嫌を取る

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「媚びる女性」は露骨です。周りの目は気にしません。「媚びる女性」はある意味勝負に出ているのです。周りにどううつるかなど気にしている余裕はありません。とにかく自分の印象をよく見せようと必死なのです。その「媚び」は多くは男性に対して向けられますが、職場では性別に関係なく上司など自分に対して影響力がある人にも向けられます。

③本人が居ない所では愚痴を言う

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「媚びる女性」は豹変します。あれほど笑顔で機嫌よく接していた人が、相手が席を外した途端、嘘のように不機嫌に愚痴を言ったりします。周りはあっけにとられますが、本人は全く気づいていないことがあります。本人にとっては、「媚びる」対象がいなくなったわけですから、もう演技をする必要がなくなっただけなのです。

④同性からは妬まれて嫌われやすい

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ここまで見てくればもうおわかりでしょう。「媚びる女性」は同性から見れば「いやな女」です。決していいようには見られません。しかしながら男性にとって「媚びる女性」はそんなに嫌な存在ではありません。むしろ「媚びる女性」は男性には人気がある場合が多いのです。

それは同性からすると妬みの元になります。本心を隠して巧みに演技をしているのに、男性の方はそれに気づかないでチヤホヤしているようにうつります。自分のことは棚に上げて、「女を武器にしている」と妬むのです。

媚びる女性の心理や意味

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ここまで「媚びる女性」の特徴を見てきました。必ずしも女性だけの特徴でない部分もありますが、多くは女性ならではの特徴が見られます。では、これらの「媚びる女性」の特徴はどのような心理から生まれてくるのでしょうか。女性が「媚びる」ときの心理状態を探ってみると、「媚びる女性」の言動や行動がよく理解できます。

①男性にモテたい

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女性は男性よりもフィジカル面で弱い面があります。近年はだいぶ変わってきましたが、古来女性は弱い存在で男性から守られる存在だということがが強調されてきました。女性は男性の気を引かないとうまく生きいけなかった時代があったのです。

このような女性にとっては、いかに男性に「媚びる」かは生死を分ける一大テーマでした。「媚びる女性」の振る舞いの多くは「男性にモテたい」という心理で説明可能です。現代社会においてもこのような女性の心理は完全には否定できないのです。

②上手に世渡りしたい

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職場での「媚びる女性」の心理は上昇志向の強い男性のそれと同じです。上司に自分を認めてもらい出世の階段を登りたい故の「媚び」なのです。上司が男性の場合には女を武器にした「媚び」に走りがちです。自分自身が出世しなくても実質的に自分の立場が確立され、職場を自分にとって居心地のよい場所にするために権力者に「媚びる」こともあります。

③思った様に人を動かしたい

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女性の場合には特にそうですが、人には周りから特別扱いされたいという心理があります。「媚びる女性」はチヤホヤされたいのです。「甘える」と「媚びる」は本質的に違う部分がありますが、「媚びる女性」は周りから甘やかされたいと考えています。

自分自身が権力をふるわなくても、甘やかされることによって、間接的に人を動かし結果的に自分の意のままに周囲を動かしたい欲求が「媚びる女性」の心理の奥に横たわっているのです。

④自信が無くわざと取り繕う

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ここまで「媚びる女性」の心理状態を探ってきましたが、「媚びる女性」の心理には、どちらかといえば「狡猾さ」や「ズルさ」が前面に出ている感がありました。

しかしながら、女性の場合に特に多く見られますが、人は自分に自信がないときやうまく自分を表現できないときに、相手に「媚び」を売ってその場をしのごうとすることがあります。本人は意図的に「媚び」を売っているつもりはなくても、そのように見られてしまうことがあるのです。

媚びる人との付き合い方

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職場などで「媚びる人」が出現する場合、どのように対処したらいいのでしょうか。見るのも少し痛々しいくらい「媚びる人」もいます。「媚びる人」は基本的に演技をしていますので、心を開いてくれることは難しいでしょう。不注意に近づくとこちらが嫌な思いをするだけの場合も多いのです。

できるだけ一定の距離を置く

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「媚びる人」とは一定の距離を置くことをお薦めします。こちらが意識すると嫌な思いがするだけ損です。気にせず自分がなすべきことに集中した方が仕事の成果も出ます。「媚びる人」を見かけても、「またやってるな」と思って放っておきましょう。

「媚びる人」に近づいてこられたら注意が必要です。「媚びる人」は表面上は非常に親切そうに満面の笑顔で近づいてきます。でも本心を明かすことはありません。心の中で何を考えているかわからないのです。そのような人にこちらが心を開いたら、とんでもない肩すかしを食らうことになりかねません。

媚びる自分をやめる方法

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「媚びる人」との接し方を見てきました。では「媚びる自分」を止めたいときはどうすればよいのでしょうか。「媚びる人」は心のどこかで媚びている自分を嫌になっている可能性があります。「普通にすればよい」というのは簡単ですが、「媚びる人」はかなり意識しないと「媚びる」ことを止められないのが現実です。

自分に正直になるように努める

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かなり難しいですが、「媚びる」ことを止めるためには、まずは自分自身に正面から向き合うことから始めることが重要です。「媚びる人」は本来の自分を隠して演じています。自分自身に自信がないのです。本来の自分が見えてくると、何が自分にとって自然なのかがボンヤリとわかってくるはずです。

出来るだけ平等に接する

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上司に接する態度と同じように部下や同僚と接してみましょう。最初はみんなびっくりするかもしれませんが、やがては受け入れてもらえるでしょう。自分自身もそれまでよりもずっと気持ちが楽になるはずです。最初は意識して部下や同僚の中に自分より優れている部分を探すようにして見てください。そのうち自然に平等な接し方ができるようになるはずです。

媚びると甘えるの違い

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「媚びる」ことと「甘える」ことを同じ意味に考えている人が多く見られます。確かに表面的に現れる仕草や言動だけみると、「媚びる」と「甘える」は全く同じように見えることが多いのです。実は、「媚びる」ことと「甘える」ことは本質的に全く違います。何のためにそのような振る舞いをするのかという目的意識が正反対なのです。

違いはその目的

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「媚びる」目的は自分の欲求を満たすためです。「媚びる」ことは自分の目的を達成するための手段なのです。「自分の立場をよくするため」「出世するため」「好かれるため」「モテるため」に人は「媚び」ます。

一方で「甘える」のは自分のためではなく相手のためです。「甘える」という行為は、「相手の好意を受入れ、相手の何かしてあげたいという要望をかなえてあげること」です。チョットわかりにくいですが、「甘える人」にとっては、結果的に自分のためにならなくても、相手がそのことによっていい気持ちになればそれでいいのです。

相手もいい気持ちになって、自分も結果的に何かしてもらえば、それに越したことはありません。「甘え上手」は自分も含めてみんなを幸せにしてくれる可能性があります。「媚びる」ことが自己中心的になりがちなのとは大きな違いです。

媚びるの英語での言い方

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「媚びる」という行為は古今東西を問いません。したがって英語圏でも日本語の「媚びる」と同じように使われる英語表現があります。「媚びる」に該当する英語表現は幾つかありますが、最も一般的なのが「butter up」です。「バターをパンの上にきれいに広げて塗る」ということで、「うわべを取り繕う」という意味になります。

英語を使う場面で!

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では実際に「butter up」という英語はどのような場面で使われるのでしょうか。幾つか英語の例文を見てみましょう。「He always butters up the boss.(彼はいつもボスに媚びを売っている。)」「Don't try to butter me up.(私を丸め込もうとするな。)」英語でもほとんど日本語と同じ感覚で「butter up」を使うことができます。

「媚びる」の英語表現として、「kiss one's ass」があります。「kiss ass」は英語で「お尻にキスをする」というちょっと下品な表現ですが、英語圏のオフィスでは普通に使われる英語表現のようです。

そのほかの「媚びる」の英語表現としては、「flatter」や「fawn upon」があります。どちらも日本語の「媚びる」や「諂う」と同じ意味で使える英語表現です。

媚びるの意味は相手に気に入られようとする行動

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「媚びる」の意味や類語、英語表現に加えて、「媚びる人」の特徴を男女別にその心理状態まで踏み込んで解説しました。「媚びる」ことは相手に気に入られようとする行為ですが、明確な目的意識がありました。何らかの自分の欲求を満たすために「媚びる」ことを目的として使うことが多いのです。

特に女性の場合は「媚びる」ことが度を過ぎると、同性から敵視されることが多くなります。むしろ「甘え上手」になることが、自分のためにも周りのためにもなることを意識したいものです。

土居
ライター

土居

公務員、大学教員をリタイヤ後ライターをやり始めました。これまでの山歩きと日帰り温泉に加えて、今は孫と過ごすことが楽しい毎日です。ビジネスや経済関係に強いと自負していますが、最近はエンタメや生活関連のような柔らかいものにもチャレンジしています。宜しくお願いします

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