塩ビパイプで簡単DIYにチャレンジ!作り方・接続・塗装のコツもレクチャー!

塩ビパイプで簡単DIYにチャレンジ!作り方・接続・塗装のコツもレクチャー!

安く購入することができて、軽量で加しやすいアイテムに塩ビパイプがあります。塩ビパイプは、さまざまなDIYに活用することができます。そこで、塩ビパイプを使ったDIYの活用方法や塩ビパイプの使い方などを塩ビパイプを使ったDIYの実例をあげながら説明していきます。

記事の目次

  1. 1.塩ビパイプでDIYするメリット
  2. 2.塩ビパイプのDIYに必要な道具
  3. 3.塩ビパイプの接続パーツ
  4. 4.塩ビパイプのタイプ別の特徴
  5. 5.塩ビパイプを使ったDIY収納アイテムと作り方
  6. 6.塩ビパイプを使ったDIYインテリアアイテムと作り方
  7. 7.塩ビパイプはDIYに便利な安い素材!

塩ビパイプでDIYするメリット

Photo by fontplaydotcom

DIYつまり、自作でものを作るときには、長さを測るスケール、木材の加工に使うのこぎり、釘などを打ち込む時に使うハンマー、木材と木材を接続するボンドなどの接着剤、ネジ締めの電動ドライバーなどの工具を使います。

またDIYでは、ものを作るための「すのこ」「ベニヤ板」「ブリキプレート」「ウッドビース」などのアイテムが必要になります。DIYでものを作るためのアイテムには塩ビパイプもあります。

そこで今回は、DIYで自作する時に使う「塩ビパイプ」に注目しました。そして、DIYの自作によって塩ビパイプで作ることができるものを紹介します。また、DIYで塩ビパイプを使うメリットや、塩ビパイプにはどのような特徴があるのかなどについてみていきます。

DIYで塩ビパイプがなぜ、おすすめ

DIYで塩ビパイプを使うことがなぜ、おすすめなのでしょうか。塩ビパイプでDIYするメリットについてみていきます。塩ビパイプでDIYするメリットには、塩ビパイプの特徴が影響しています。

塩ビパイプの特徴には、サビ・腐食に強い、軽量で加工しやすい、安価で耐久性がある、ホームセンター・インターネットなどで簡単に手に入るといった特徴があります。

塩ビパイプでDIYするメリットは、塩ビパイプが持っているサビ・腐食に強い特徴、軽量で加工しやすい特徴、安価で耐久性がある特徴、ホームセンター・インターネットなどで簡単に手に入るといった特徴があるからです。

サビ・腐食に強い

フリー写真素材ぱくたそ

塩ビパイプでDIYするメリットには「塩ビパイプがサビ・腐食に強い」があります。塩ビパイプの元になっているのが塩ビです。塩ビは、ポリ塩化ビニルの略称でPVCといった呼び方もされます。ポリ塩化ビニルを簡単に言えばプラスチックの一種と言えます。

また、塩ビには、表面が硬い硬質塩ビと表面が柔らかい軟質塩ビの種類があります。また塩ビは、プラスチックの一種であることから金属のようなサビや腐食が発生しません。そのため、塩ビパイプはサビや腐食があってはならない公共下水道管に使われています。

塩ビパイプのサビなくて、腐食にも強い特徴は、DIYでさまざまな自作をする時におすすめのアイテムということになります。つまり、塩ビパイプでDIYするメリットは、塩ビパイプがサビ・腐食に強く、さまざまなDIYに向いていることです。

軽量で加工しやすい

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塩ビパイプでDIYするメリットには「塩ビパイプが軽量で加工しやすい」があります。塩ビパイプが軽量で加工しやすいということは、力がなくても、特別な加工する技術がなくても、誰でもDIYがしやすいということになります。

また、塩ビパイプは、軽量なのでDIYで自作する祭に組み立てやすいということになり、DIYの活用しやすいアイテムということが言えます。

つまり、塩ビパイプは切ったり、曲げたり、接着したりすることが簡単にできるアイテムということで、DIYに使うメリットがあるのです。

安価で耐久性がある

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塩ビパイプでDIYするメリットには「塩ビパイプが安価で耐久性がある」があります。DIYで木材を使う場合は、酸化によって劣化することを考える必要があります。塩ビパイプは酸化に対する抵抗力が強く、酸化による劣化を考える必要がありません。

そのため、DIYで塩ビパイプを使う場合は、酸化による劣化を心配することなく使うことができます。塩ビパイプの酸化に対する抵抗力の耐用年数は30年以上とされているので安心してDIYに使うことができます。

ホームセンター・インターネットなどで手に入る

塩ビパイプでDIYするメリットには「塩ビパイプがホームセンター・インターネットなどで手に入る」があります。さまざまなサイズや規格の塩ビパイプがホームセンター・インターネットで簡単に購入することができます。

つまり、塩ビパイプは手に入りやすいアイテムということになります。そのため、DIYで自作したいものが浮かんだらすぐにDIYに取り掛かることができる便利なアイテムです。サイズにもよりますが、500円前後で購入することができます。

塩ビパイプのDIYに必要な道具

ここでは、塩ビパイプのDIYに必要な道具をみていきましょう。塩ビパイプのDIYに必要な道具には、のこぎり・パイプカッター・ハンマーがあります。塩ビパイプのDIYでのこぎり・パイプカッター・ハンマーがどのような使い方をするのかみていきます。

のこぎり・パイプカッター・ハンマー

塩ビパイプのDIYに必要な道具「のこぎり・パイプカッター」は、塩ビパイプを使いたい分の長さに切断する時に使います。

しかし、ホームセンターなどで塩ビパイプを購入する時に長さを指定すればホームセンターの従業員に切断してもらえますので必ずしもパイプカッターが必要なるとは言えません

塩ビパイプのDIYに必要な道具「ハンマー」は、塩ビパイプに限らずDIYでは必要な道具ですので揃えておきましょう。

これも準備

また、DIYで自作する場合は、壁などの取り付けることもあります。そのため、ドライバーも用意しておくと便利です。また、塩ビパイプを壁に取り付けるための穴をあけることもあります。そのため、ドライバーとドリルの機能があり電動ドライバーがあると便利です。

塩ビパイプをカットするコツ

塩ビパイプのDIYで塩ビパイプをカットするコツはありますか。塩ビパイプをカットする時には、サイズを間違えないことです。

塩ビパイプをカットする時には、塩ビパイプのサイズを間違えてしまうと、自作中に塩ビパイプの接続ができなくなる可能性があります。そのため、塩ビパイプをカットする時には、サイズを間違えないように注意をする必要があります。

やすり

塩ビパイプのDIYでは、塩ビパイプの接続をスムーズにすることと、塩ビパイプに塗装しやすくするために、塩ビパイプの表面をやすりで削る必要があります。購入した塩ビパイプの表面はツルツルです。ツルツルの表面は塗装しづらことになります。

塩ビパイプの表面に塗装しづらいことの解決策として塩ビパイプの表面をザラザラにするのです。これにより塗装しやすくなります。

ツルツルの表面よりザラザラの表面の方が塗装しやすくなります。塗装しやすくするために、塩ビパイプの表面をやすりで削る必要があります。

接着剤

塩ビパイプのDIYでは、塩ビパイプと塩ビパイプの接続のためや塩ビパイプと壁に接続をするために接着剤が必要になります。また、塩ビパイプで棚を作る時にも接着剤は使います。塩ビパイプと塩ビパイプの接続には、速乾性のある塩ビパイプ用の接着剤を使います。

また、塩ビパイプと表面に凹凸のある壁の接続に適しているセメントタイプの接着剤を使います。セメントタイプの接着剤は、塩ビパイプの元となっている塩ビを溶かして接続するタイプの接着剤です。

そのため、表面が凹凸の壁でもしっかりと接続することができます。また、塗装しやすくなることと同じように表面を削れば接続力も増すことを覚えておきましょう。

塗装用の道具

塩ビパイプのDIYでは、塩ビパイプを塗装しやすくするための下地処理が必要になります。塩ビパイプに下地処理することによってしっかりと塗装することができます。そのため、塩ビパイプを塗装前の下地処理は大事になります。

塩ビパイプを塗装前の下地処理には、ミッチャクロンマルチといった商品がおすすめです。その下地処理が終わったらあとは、好みに応じた色の塗装をすれば完成です。

マジックペン

塩ビパイプのDIYでは、マジックペンは準備して置くと便利なアイテムです。塩ビパイプと塩ビパイプの接続や塩ビパイプと他のものとの接続をするためにどこに接着剤塗るかの目印になります。

また、塩ビパイプのカットをする場所の目印としても使うことができます。そのため、塩ビパイプのDIYでは、マジックペンを準備して置くようにしましょう。

塩ビパイプの接続パーツ

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ここでは、塩ビパイプの接続パーツについてみていきます。塩ビパイプの接続パーツには、TSジョイント、径違いジョイントがあります。

また、塩ビパイプの接続パーツには、TS給水栓ソケット、バルブソケット、TSチーズ、直角接続パーツ、固定パーツがあります。

TSジョイント

塩ビパイプの接続パーツ「TSジョイント」は、塩ビパイプのストレート部分の短いサイズの接続パーツです。つまり、同径の塩ビパイプどうしが接続できる接続パーツです。そのため、短い塩ビパイプを長い塩ビパイプにすることができるようになります。

径違いジョイント

塩ビパイプの接続パーツ「径違いジョイント」は、文字どおり径が太いソケットと径が細いソケットが一体になっている接続パーツです。径違いジョイントは、異径ソケットと呼ばれるように異径の塩ビパイプを接続するために使います。

TS給水栓ソケット

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塩ビパイプの接続パーツには「TS給水栓ソケット」があります。塩ビパイプの接続パーツ「TS給水栓ソケット」は、片方の端だけが径が太くなっているパーツです。バルブソケットにあるネジ部分に塩ビパイプを接続したい時に使う接続パーツです。

バルブソケット

塩ビパイプの接続パーツには「バルブソケット」があります。塩ビパイプの接続パーツ「バルブソケット」は、片方にネジ部分があるパーツです。バルブソケットは、そのネジ部分に塩ビパイプを接続するといった使い方をします。

TSチーズ

塩ビパイプの接続パーツには「TSチーズ」があります。塩ビパイプの接続パーツ「TSチーズ」は、ローマ字のTの形のようになっていて、3箇所に穴があいているため塩ビパイプを3本接続することが可能です。3方向から接続することができるため壁などに棚を作りたい時に便利です。

直角接続パーツ

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直角接続パーツは、文字どおり直角になっている接続パーツです。直角接続パーツは、塩ビパイプで正方形や長方形のように角が付いた枠組みを作りたい時に使います。また、直角接続パーツには、TSエルボとTS給排水エルボのパーツがあることを知識として覚えておきましょう。

固定パーツ

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固定パーツは円形をしているパーツで、文字どおり塩ビパイプで作った枠組みなどを固定するパーツになります。円形で塩ビパイプを支える穴と壁などに固定するネジ穴の5つの穴があいている固定パーツです。

塩ビパイプのタイプ別の特徴

Photo by deborah.soltesz

塩ビパイプのタイプ別の特徴をみていきましょう。塩ビパイプのタイプには、給水用パイプ、排水用パイプ、鉄管被覆パイプがあります。給水用パイプ、排水用パイプ、鉄管被覆パイプにはどんな特徴があるのでしょうか。

給水用パイプ

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塩ビパイプの給水用パイプは、水道施設の配水管として使われているので塩ビパイプの径が太くて丈夫です。そのため、重いものを乗せるような枠組みが必要なDIYに最適です。給水用パイプは、強度の違いにより2種類あります。

排水用パイプ

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排水用パイプは常時使っているパイプではなく、排水時に使うパイプです。そのため、給水用パイプよりも少し細くて強度的にも落ちます。そのため、比較的軽いものを乗せる枠組みとして使うことをおすすめします。

鉄管被覆パイプ

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鉄管被覆パイプは、鉄管パイプに塩ビ素材で被覆したタイプのパイプです。つまり、元は鉄製のパイプということです。そのため、塩ビパイプより重くなります。

塩ビパイプより取り扱いづらくなります。重くて取り扱いづらいのですが、塩ビパイプより強度があります。そのため、強度が必要なDIYのアイテムとしておすすめです。

塩ビパイプを使ったDIY収納アイテムと作り方

塩ビパイプを使ったDIY収納アイテムと作り方には、木材と組み合わせた棚の作り方、壁に取り付ける棚の作り方、おもちゃ用カートの作り方、ハンガーラックの作り方、タオル収納ホルダーの作り方があります。

DIY案①木材と組み合わせた棚の作り方

木材と組み合わせた棚の作り方は、左右に長方形の床側に塩ビパイプがない枠組みを作ります。左右の枠組み中間からストレートの塩ビパイプを前後に2本接続します。左右の長方形の床側に塩ビパイプがない枠組みの上部に棚として使う木材を取り付ければ完成です。

DIY案②壁に取り付ける棚の作り方

壁に取り付ける棚の作り方は、作る棚のサイズに合わせて塩ビパイプをカットします。カットした塩ビパイプを接続パーツなど使ってローマ字のEのような形にします。Eの右側に壁に取り付けるため金具を付けます。その後Eの下から2つの横棒の部分に棚になる木材を固定すれば完成です。

DIY案③おもちゃ用カートの作り方

Photo byvinsky2002

塩ビパイプを使っておもちゃを収納することができるカートを作ることができます。おもちゃを収納することができるカートを作るには、塩ビパイプとおもちゃを収納する布袋、カートを動かすキャスターが必要になります。

作り方は、左右に塩ビパイプを使った長方形の枠組みを作ります。左右長方形の枠組みをストレートの塩ビパイプで前後の2本を接続します。左右長方形の枠組みの上部部分も塩ビパイプで前後の2本を接続します。

あとはおもちゃを収納する布袋を塩ビパイプの固定して、枠組みの四隅に移動するためのキャスターを取り付ければ完成です。

DIY案④ハンガーラックの作り方

塩ビパイプを使ったハンガーラックの作り方は、左右に縦150センチほどの長方形の枠組みを塩ビパイプを使って作ります。

長方形の枠組みができたら、左右の長方形の枠組みどうしを上と下2か所ストレートの塩ビパイプで接続します。あとは必要に応じて長方形の枠組みの床側に板を固定すれば完成です。

DIY案⑤タオル収納ホルダーの作り方

塩ビパイプを使ったタオル収納ホルダーの作り方は、壁の4箇所に塩ビパイプを固定する接続パーツを固定します。固定した接続パーツの4箇所に、塩ビパイプを縦に固定するればタオル収納ホルダーが完成です。

塩ビパイプを使ったDIYインテリアアイテムと作り方

塩ビパイプを使ったDIYインテリアアイテムと作り方を紹介します。塩ビパイプを使ったDIYインテリアアイテムと作り方には、天井ラダーの作り方、ペットゲートの作り方があります。

また、塩ビパイプを使ったDIYインテリアアイテムと作り方には、キッチンホルダーの作り方、ダイニングチェアの作り方、ルームライトの作り方があります。

DIY案①天井ラダーの作り方

天井から吊るして植物などを飾る天井ラダーの作り方は、塩ビパイプと鉄網にTSチーズなどの接続パーツを使えば簡単に作ることができます。

天井ラダーにサイズを決めたらそのサイズに合わせて塩ビパイプを接続して鉄網を塩ビパイプに接続バンドなどを使って固定します。天井に取り付けるために両端をL字にすることを忘れないようにしましょう。

DIY案②ペットゲートの作り方

ペットゲートは、塩ビパイプ、網、L字・T字のジョイントがあれば簡単に作れます。まずは、ストレートの塩ビパイプとT字のジョイントで土台を作ります。

塩ビパイプの上部のL字の部分と土台の部分に網を接続バンドで固定します。必要に応じて塗装すれば完成です。

DIY案③キッチンホルダーの作り方

塩ビパイプを使ったキッチンホルダーは、壁に吊るす方法と壁に固定する方法があります。キッチンの壁に吊るす方法は、ワイヤーとホルダー部分に使う塩ビパイプで簡単に作れます。また、壁に固定する方法は塩ビパイプと木材の組み合わせで作ることができます。

DIY案④ダイニングチェアの作り方

塩ビパイプを使ったダイニングチェアは、塩ビパイプと座る部分になる木材で作ることができます。塩ビパイプで左右に長方形の枠組みを作り、左右の枠組みとストレートの塩ビパイプを接続します。

あとは左右の枠組みとストレートの塩ビパイプ部分と木材を止め金具などを使って固定すれば完成です。

DIY案⑤ルームライトの作り方

塩ビパイプを使ったルームライトは、短くカットした塩ビパイプを接続パーツを使ってつないでいけば適度に角度のあるルームライトを支える部分が作れます。支える部分ができれば壁に固定する金具などを付けておしゃれなルームライトを作ることができます。

塩ビパイプはDIYに便利な安い素材!

Photo by Free For Commercial Use (FFC)

塩ビパイプは、安く購入することができて、しかも、軽量で知識がなくても簡単に加工することできるため、棚、収納カート、キッチンホルダーなどさまざまなDIYに使われています。ここで紹介した塩ビパイプを使ったDIYを参考にして、塩ビパイプを使ったDIYにチャレンジしましょう。

kawakei
ライター

kawakei

記事を書き始めて5年程経ちます。記事を書くことも、知らないことを調べるのが好きです。クオリティーの高い文章を書きたくて、伝え方や伝える文章の書き方などの本を読んで頑張ってきましたが、うまくいきません。クオリティーの高い文章よりどんな人が読んでもわかりやすい文章になるように心掛けています。

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