初心者におすすめの庭作り&実例も紹介!
春、植物の美しい季節になってきました。ガーデニングを趣味とされる方はもちろん庭作りをしてみたいと思う初心者の方も気軽にできるDIY庭作りの方法を例をあげて紹介していきます。
まず庭を作ろうとする時に考えるのは「使う庭」にするのか「鑑賞する庭」にするのかということです。子供たちが遊べるような庭か純粋に見て楽しむための庭かを決めそれに沿って作っていくことになりますがここでは主に鑑賞用の庭作りに重点をおきます。
おしゃれな庭作りのポイント
自分好みのおしゃれで居心地のよい庭作りに必要なアイテムや重要なポイントにはどんなものがあるのかご紹介していきます。
雑然とした庭ではなく整然とした庭作りを目指すなら各エリアごとにテーマを決めてそれぞれに自分好みの植物を植えます。その場所を代表するようなシンボルとなるものを決め、印象的なオーナメントなどを置くのもよいでしょう。
エリアごとに区切ってテーマを決める
ひとつの庭でもテーマごとに区切ることによって楽しみ方も増えます。アウトドア風な場所、ガーデニングで土いじりを楽しむ場所、花や植物を鑑賞するエリアなど様々な用途に使い分けることができます。
ゆっくりと好みの植物を植えて育てる
ガーデニングの楽しみは何といっても自分好みの庭を作り上げていくことにあります。中でも自分の好きな花や植物を自由に植え育てることができるのが醍醐味と言えるでしょう。
しかしここで大事なことは植物の特性をよく理解しておく必要があります。場所や環境、温度、など植物に合う合わない環境があるからです。
その場所のシンボルとなるものを決める
庭作りの過程でエリアごとに区切ってそれぞれのテーマを決めたらその場所のシンボルとなるようなものを決めます。例を上げるとシンボルツリーの常緑樹や落葉樹、それほど大掛かりでなくても花木、低木、鉢植え、洋風や和風の花や植物など好みのものを選びます。
印象的なオーナメントを置くのも◎
美しく個性的な庭にはよくオーナメントが置かれているのを見かけます。自分で作る庭にも印象的なオーナメントを置いてみるのもおすすめします。
小鳥など好きな動物のオーナメントも庭にあると楽しいものです。庭に合うようにレイアウトに工夫するとよいでしょう。またレンガやテラコッタの置物もおすすめです。
英国風ガーデンによくみられるアンティーク調の雑貨やウッドボード、フラワーポット、プランターなども庭を引き立てるアイテムとなります。
庭作りに取り入れたいアイテムと予算
美しく楽しい庭作りに欠かせないアイテムというものがあります。例えばアンティーク調のレンガやクラフトレンガ、枕木や石、柵やアーチなどです。もちろん予算との関係もありますから全部一度に揃えるのは大変ですが、順次揃えていく楽しみもあります。
レンガの種類と料金目安
庭のアクセントに欠かせないレンガには多くの種類があります。まず国産赤レンガ、サイズは21cm×10cm×6cm、値段は一個150円です。
次にアンティークは普通のレンガから角を取った平板ブロックですがレトロな雰囲気の庭作りにぴったりです。サイズは21cm×10cm×6cmで値段は一個249円です。
他にもオーストライアレンガや半マスレンガ、デザインレンガ、球形のレンガ、楕円のレンガ、サークル型のブロック、半片レンガなど数多くあります。予算内で見つかる素敵なレンガがたくさんあることは間違いありません。
アンティーク調レンガ
アンティーク調レンガとはまるでアンティークのように見えるレンガということです。長年にわたって使い込まれたような重厚感がリアルです。色も赤茶色からグレーカラー、シルバーなど豊富で格調感もあります。値段も一個246円から524円まであります。
アンティークレンガ
アンティークレンガの中には四角の端が欠けているものがありそれが独特の味わいを見せています。色も様々に違いがありますが強度があまり強くないので土に置く敷きレンガとして使用するのがよいでしょう。値段も安く一個68円ぐらいからあります。
クラフトレンガ
レンガをブロックし自分用にクラフトレンガとすることができます。初心者が作るおしゃれな庭作りにぜひ活用したいアイテムです。クラフトレンガで作った階段や花壇は趣きがあり鉢植えのの下敷きとしても愛用されています。
枕木の料金目安
庭の外構としての枕木は古風な家や庭に適しています。枕木を通って庭に向かう通路となります。枕木を置くだけでおしゃれな感じがし、雰囲気も変わります。ただ雨降りの日には滑るので注意が必要です。例を上げると面積にもよりますが一個4000円ぐらいです。
人口石の料金目安
庭に敷き詰める人口石といえば砂利ですが費用はどのくらいかかるのでしょうか。砂利を敷く前に予算も決めておかなければなりません。
それは砂利を敷く庭の広さを測り、砂利を敷き詰める厚さも決めます。そして砂利の価格を調べます。ちなみに398円×22袋で8756円という実例があり、砂利の他にも瓦チップやガーデニングストーン、バラスなどもあるので自分に合った好みの物を選べます。
アーチの料金目安
ガーデンアーチがあると庭を立体的に眺め楽しむことができます。アーチやフェンスに花や植物を這わせると英国風の豪華な庭園にも見えます。そんなアーチの値段も5000円台から30000までと幅広いので予算に合わせて自宅の庭に合ったものを探すことができます。
柵の料金目安
庭に柵(フェンス)を設置することで自宅の庭をプライベートな空間にすることもでき隣家や道路からのプライバシーも守ってくれます。
ガーデンフェンスにつるなどの植物を絡ませると緑のカーテンの役割も加わりより庭らしくなります。柵にはアルミ製やスチール製、和風の竹垣デザインや木製のフェンスがあるので予算内から選べます。価格も1mあたり7000円からが相場のようです。
おしゃれな庭作りのDIY例
DIYで自分のイメージに合ったおしゃれな庭作りをするためには様々な方法があります。ここではレンガを使った花壇や小道、壁、枕木を使用した小道、流木で作った椅子や台などの例をあげ、和風スタイルの庭、洋風の庭にぴったりのアイテムなどをご紹介します。
レンガで可愛い花壇
レンガを使用することで英国風の庭園のような洋風の庭にすることができます。レンガの色の配列も工夫次第で面白く可愛い花壇になります。
作り方はモルタルの上にレンガを一つ一つ並べていきます。レンガの間隔は少し開けておきます。庭のイメージに合わせて一段目、二段目と積み重ねていくとよいでしょう。
レンガで作る小道
レンガは洋風の庭を作るのに適した素材です。踏み固めた土の上に砂利を敷きその上に砂をいれ水平にしてからレンガを並べていきます。
組み方もいろいろありますがレンガの小道を作ることによって初心者でも個性的で趣きのある庭が出現し庭園巡りの楽しみも増していきます。
枕木で作る小道
天然の木は周囲の景色に溶け込んでいるのでより自然に見えます。枕木は日本的な庭園には欠かせないアイテムといえるでしょう。枕木のほかにも丸太を薄く切ったものを並べたりウッドチップを敷くと自然の森の中を散策しているような気分を味わえます。
流木で作った椅子を鉢植え台に
流木を使用することで自然で野性的な空間を作ることができます。植木鉢や椅子を流木を組み合わせて作ってみると独特でアンティークな雰囲気がでます。
流木を海岸や川岸などで手に入れるのは今ではなかなか難しいですが市場で最安値で2000円から売っているので予算内で取り入れてみるのもよいでしょう。
ししおどしと砂利で和風スタイル
和風の庭作りを目指すなら石灯籠や鹿威し(ししおどし)は必須のアイテムと言えるでしょう。手水鉢から流れる水やその音色は情緒にあふれ和風の庭の美しさを引き立ててくれます。また白い砂や砂利を置くことで枯山水の世界を作りだすこともできます。
アーチを使った洋風スタイル
イングリッシュガーデンによくみられる木製やアイアン製のフェンスやアーチにバラの花を這わせた洋風スタイルの庭作りにDIY挑戦してみましょう。
設置場所を決めたら土を掘り中に砂を入れて底を水平にします。ブロックを中に入れ周囲に小石を入れてブロックを湖底します。次にアーチの脚をその穴に入れモルタルで固定し一週間乾燥させます。モルタルが固まってから土をかけ砂を巻いて完了です。
庭作りの注意点
初心者がDIYで庭作りをする前に注意しておく点があります。設置が義務付けらている雨水マスを埋めることはNGです。ほかにも集合住宅で庭作りをする場合は避難口を避けておく必要があります。避難口を埋めてしまうと消防法違反になってしまいます。
雨水マスは埋めない
大雨になると庭に水が溜まります。その水を地下の排水管に逃すためのものが雨水マスです。小さなマンホールのような形をしていて設置が義務づけられています。
雨水マスを埋めてしまうことはできません。水が流れにくくなり水たまりができてしまいます。雨水マスの縁に少し穴を開けておくとよいでしょう。
避難口を埋めるのもNG
個人の住宅ではあまり問題にならないかもしれませんが集合住宅などにはバルコニーに避難口があります。消防法によってこちらを埋めてしまうことはNGです。初心者は特に庭を作る場合は避難口を避けるように工夫する必要があります。
おしゃれな庭作りに挑戦してみよう!
DIYで好みに合った和風スタイル、洋風スタイルの庭作りに挑戦してみましょう。初心者でもDIYには少しずつ作り上げていく楽しみがあります。
予算を決め、、庭作りのアイテムを集め、完成形のイメージ、将来の生活設計などを考えおしゃれなガーデニングを楽しみましょう。