ふくさ(袱紗)の色の選び方とマナーを紹介!葬儀・結婚式での正しい包み方とは?

ふくさ(袱紗)の色の選び方とマナーを紹介!葬儀・結婚式での正しい包み方とは?

結婚式や葬儀の際に使用するふくさについて、今回は紹介していきます。結婚式と葬儀でのふくさの色の違いや色の選び方、包み方やデザインをマナー違反とならない様に、しっかり知識として持っていることが必要です。ご祝儀の包み方も合わせて見ていきましょう。

記事の目次

  1. 1.ふくさの色の選び方や正しい包み方のマナーを紹介!
  2. 2.ふくさ(袱紗)とは
  3. 3.ふくさの色の選び方
  4. 4.慶弔両用のふくさの色の選び方
  5. 5.ふくさの包み方
  6. 6.慶事・弔事のふくさの色や包み方をきちんと覚えよう!

ふくさの色の選び方や正しい包み方のマナーを紹介!

Photo by yto

ご祝儀などを包む際に使用するふくさの使用方法と選び方を紹介していきます。ふくさは、結婚式と葬儀では、色や包み方に違いがあります。知識として持っていないと大変失礼な意味を相手に与えてしまい、自分も恥ずかしい思いをします。

そのようなことにならない様に、マナーとして色の選び方や包み方をしっかりと知識として持っていることが大切です。ここで、改めて確認を含めてふくさについて見ていきましょう。

ふくさ(袱紗)とは

Photo by Kanko*

ふくさとは、どのようなものなのか、説明します。結婚式のご祝儀や葬儀の際に香典を包む絹や縮緬でできた布のことを言います。

ふくさの起源は、手土産や誰かに贈り物をする際に、汚れや日焼けから守るために風呂敷に包んで持って行ったことが始まりとなっています。

ご祝儀や香典を包む絹や縮緬の布

Photo byEngin_Akyurt

結婚式のご祝儀や葬儀の香典を絹や縮緬などで出来たふくさで包むのは、汚れを防ぐためだけではなく金封を受け取る相手の気持ちに対して礼儀を尽くすという意味合いがあります。

そのことからふくさ事態に、大きな意味合いが込められている為、結婚式と葬儀では使用する色や包み方などに注意するポイントがあります。

ふくさの種類

Photo bysusannp4

ふくさには様々な種類があります。それを結婚式と葬儀で使い分けることにより、相手に示す礼儀の意味合いが違ってきます。

これは、マナーとしてしっかりと身に着けていなければならないことになるので、様々な種類の中で正しい物を選べるようにマナーを身に着けておく必要があります。

金封袱紗

金封ふくさは色だけではなく、形も様々なものがあります。選び方にも注意が必要ですが、自身が使用しやすいものを選ぶことも大切です。

金封ふくさは、長財布ような長方形の形をしていて、包むのではなく挟むタイプとなっています。本来は、箱の中身が汚れないように布をかけたことから風呂敷型の物が正式ですが、挟み込むタイプは手軽で人気です。

決して、挟み込むタイプのものはマナー違反という訳では無いので、当日包み方や解き方がもたつくと不安な方にはお勧めの形状となっています。

爪付き袱紗

爪付きふくさは、正式な風呂敷型の正方形の風呂敷になります。包んだ後に袋が開かないように爪がついていることが特徴です。

包み方は、ふくさを裏返してひし形になるように平らな場所に置きます。この時に爪のついてる部分が左か右で結婚式用と葬儀用で違ってきます。香典や祝儀袋を表書きが見えるように中心よりも右側か左側に寄せて包みます。最後にほどけないように爪を止めます。

台付き袱紗

台付きふくさは、台があることでご祝儀や香典が型崩れしないようになっています。爪付きふくさと同じように台付きふくさにも爪がついていることが多いです。

包み方は、爪付きふくさと同じように包みます。台の四隅にゴムなどで固定できるものがついているので、そこに挟み右開きか左開きになるように、右側、下側、上側、左側、又は、左側、下側、上側、右側で包んでいきます。

結婚式でのご祝儀の渡し方マナーまとめ!ふくさの正しい使い方とは?のイメージ
結婚式でのご祝儀の渡し方マナーまとめ!ふくさの正しい使い方とは?
結婚式で必ず渡すご祝儀。そのご祝儀を渡す際の渡し方があるのをご存じですか?普段何気なく渡してしまっている方、もしかしたら恥をかいているかもしれません。マナー美人になれる結婚式で恥をかかない為のご祝儀の渡し方やふくさの包み方をご紹介します。

ふくさの色の選び方

Photo byfrankspandl

何度も書きましたが、結婚式と葬儀では使用するべき色が違ってきます。色の選び方にも注意が必要です。何色でも良い訳ではないので、マナーとしてしっかりと知っておく必要があります。

又、結婚式と葬儀の両方で使用できるふくさの色もありますので、難しく考えずにある程度自分に合った色を選ぶことができますので、使用してはいけない色を覚えておくと役立つでしょう。

慶事用のふくさの色

慶事用のふくさの色は、主に暖色系の色や華やかなものになります。赤やオレンジやローズや金や紫やえんじや桃など色のバリエーションも柄も豊富なものが多くあります。

今、売られているものでも上記のような柄や色合いが華やかなものが多く比較的選びやすく自分好みの美しいふくさを見つける事が出来るでしょう。

しかし、ご祝儀袋も華やかなものが多いのでふくさとの色合いやデザインのバランスを考えながら購入することをお勧めします。

弔事用のふくさの色

弔事用のふくさの色は寒色系の物を選びます。落ち着いている色を選ぶことが重要です。柄も入っていないものが好ましいでしょう。

紺や深緑や灰緑や緑やうぐいすやグレーや灰青など目立たない色をしたふくさの色を使用することをお勧めします。ワンポイントであっても、金やシルバーなど光を発するものは避ける必要があります。

慶弔両用のふくさの色の選び方

結婚式と葬儀の両方で使用できるふくさというものもあります。男女で、別々なものや男女共に使用できるものがあります。

男性用と女性用で色が違っているのでその部分には注意が必要です。迷った場合は、男女兼用の色もあるのでそちらを使用すると安全でしょう。それぞれ、どのような色が使われるのか紹介していきます。

男性用の色

Photo byTumisu

慶弔両用のふくさの色として男性が持つべき色は、紺色になります。微妙な色合いによっても差がありますが、紺色に近い色を使用することをお勧めします。

女性用は、また違う色になりますので兼用だからと言って、紺色のふくさを持たないように注意しましょう。恥ずかしい思いをしてしまいます。

女性用の色

Photo byJillWellington

女性用の慶弔両用で使用できる色はえんじ色になります。えんじ色も微妙な色合いのものがあり迷ってしまう場合があるでしょう。その様な時は、男女兼用の色を使用することが安全です。

男性は、紺色になりますのでえんじ色をあえて選ぶ方は少ないですが、知識として知っておくと便利です。間違いがない様に選びましょう。

男女共用の色

フリー写真素材ぱくたそ

男性と女性共に、選択した色合いが不安だったり自信が無い様であれば、男女兼用として使用できるふくさの色を選ぶことをお勧めします。

男女共通で使用できる色は紫になります。一般的に、無難な色として紫を選ぶ方が多いことでしょう。又、売り場においても紫色のふくさが置いてあるところがほとんどです。

しかし、注意しなければならないのが弔事の場合はワンポイントがある紫色のふくさもありますので、その様なふくさは使用を避ける必要があります。弔事には、無地のふくさを用意する必要があります。

ふくさの包み方

Photo by chirusan

ここで、ふくさの正しい包み方を結婚式や葬儀別に分け、ふくさの形ごとに順番に紹介していきます。正しい包み方をすることにより、見栄えも美しく中身の金封の形が崩れるのを防ぐことができます。

正しい包み方をすることにより、当日の会場でも、もたつく事無くスムーズに受付での受け渡しができるでしょう。是非、正しい包み方を覚え実践してみてください。

結婚式のご祝儀袋の包み方

Photo byFotografieLink

まずは、結婚式でのご祝儀袋をふくさで包む包み方を見ていきます。ふくさの種類により、包み方はポイントがあります。そこで、金封ふくさ、爪付きふくさ、台付きふくさとそれぞれのタイプに合わせた包み方を紹介します。

初めての方も多いので、これを機会にふくさの扱い方をマナーとして身に着けることも社会人として成長できることでしょう。

爪付き袱紗の包み方

まず、包むタイプのふくさはひし形に置き爪が右側に来るように置きます。ふくさの中心部から少し左寄りのところにご祝儀袋を置きます。

この時にご祝儀袋は裏ではなく表向きになるように置いてください。台付きではないのでご祝儀袋が包む間にずれないようにすることがポイントになります。

台付き袱紗の包み方

台付きふくさの包み方も基本は爪付きふくさの包み方と同じになります。台付きふくさは台の四隅に袋を固定する紐がついている場合が多く、それを利用すると包みやすいでしょう。

ふくさを台に固定したら、左、上、下の順番で袋を折りたたんでいきます。包みを裏返し余った部分を後ろに重ね合わせれば完成です。爪付きの場合は留め具に引っ掛けましょう。

金封袱紗の包み方

挟むタイプの金封ふくさは、結婚式の場合は右開きになるように持ちご祝儀袋を中に差し込みます。包むわけではないので手軽に使用できますが右開きになるように必ず確認して差し込みましょう。

表裏で寒暖色が分かれているリバーシブルタイプのものは、結婚式に寒色系のほうを表にしないように注意が必要です。そこを間違えのない様に手に持てば完璧です。

葬儀の香典袋の包み方

Photo by kennejima

葬儀の際の香典の包み方も結婚式同様に、ふくさの形によって包み方が異なりますので、ふくさのタイプ別に包み方を見てみましょう。

葬儀の際に、お祝い用の包み方をしてしまうと大変不謹慎になってしまいますので十分な注意が必要になります。この時点で改めて確認しておきましょう。

爪付き袱紗の包み方

Photo bycarolynabooth

爪付きの風呂敷型のふくさは、包み方の方向が右側にならないように気を付けます。ご祝儀の際と同じように、包みをひし形に置き、爪が左側に来るように置きます。そうすると、左開きになるように包むことができます。

香典を置く位置としては、中心よりも右側において包んでいきます。台付きではないので包む途中で、香典が折れたり位置がずれないように注意しながら包みましょう。

台付き袱紗の包み方

Photo by kennejima

台付きふくさは、お祝儀と同じようにまず香典を台の上に四隅を固定してから包み始めます。ご祝儀の際とは、包み方が反対になりますので、右側から折り、下側、上側、左側と包めば開く時に左開きになります。

香典は、必ずふくさからだし受付時に渡すものになりますので、受付で開く方向が逆になってしまうと、相手に不快な思いをさせてしまいますので注意しましょう。

金封袱紗の包み方

金封ふくさは、挟み込むタイプになりますのでご祝儀とは反対になるように、左開きになるように香典を挟み込みます。手に持つ際に間違えて、右開きになるように持たないように気を付けましょう。

包まない分手軽に使用できるので人気があり、店頭にも多く並んでいるので買い求めやすくなっています。様々な種類があるので、葬儀に適したふくさの色であってもワンポイントなどは無いほうが良いので、デザインにも気を付けましょう。無地の物が好ましいです。

慶事・弔事のふくさの色や包み方をきちんと覚えよう!

Photo byphotogrammer7

ふくさは、日常茶飯事頻繁に使用するもので無い為、いざ使用しようとした際や購入する際は迷いやすいものになります。男女や結婚式や葬儀で使用する色や包み方が異なります。

迷いすぎて、わからなくなってしまった場合は紫を用意するとよいでしょう。更に包み方が不安な場合は。金封ふくさの紫であれば挟み込むだけなので、持ち方を注意すればまず間違いありません。紫は結婚式と葬儀の両方で使用可能ですので、迷った際はお勧めです。

デザインも気になりますが、間違いのない様に持っていくことが重要ですのでそこの部分を忘れないようにしましょう。

asumihana443020
ライター

asumihana443020

よろしくお願いします!ディズニーが大好きです!日々色んな事に関して興味が持てるように、執筆の仕事を頑張りたいと思います!!

関連するまとめ

人気の記事