自分本位の意味や性格の特徴まとめ!改善する方法や恋愛観なども詳しく解説!

自分本位の意味や性格の特徴まとめ!改善する方法や恋愛観なども詳しく解説!

自分本位な人は、自己中心的な言動を繰り返し、チームなどの和を乱す存在です。そんな自分本位な人と上手く付き合うには、その言葉の意味や性格の特徴を理解することが大切です。そこで、自分本位の意味や性格の特徴、改善する方法や恋愛観などを詳しく解説します。

記事の目次

  1. 1.自分本位の意味とは?
  2. 2.「自分本位」と似た言葉の違い
  3. 3.自分本位な人の特徴【性格】
  4. 4.自分本位な人の特徴【行動・態度】
  5. 5.自分本位な人のメリット
  6. 6.自分本位な人のデメリット
  7. 7.自分本位な性格を改善する方法
  8. 8.自分本位な人の恋愛観
  9. 9.自分本位な人と付き合う時の対策
  10. 10.自分本位な性格の原因が病気である場合とは
  11. 11.自分本位な「勝手な行動」に気をつけよう!

自分本位の意味とは?

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自分本位とは、身勝手な振る舞いや自分勝手で自己中心的な言動のことを意味しますから、とてもネガティブなイメージを持つ言葉です。そして、多くの人が自分自身は「自分本位な性格ではない」と考えています。

しかし、周りからすると、自分本位な人だと評価されていることも少なくありませんし、人間誰もが自分のことを大切にしたいので、「自分本位な人」になり得ることを忘れてはなりません。ここでは、「自分本位」の意味を再確認するとともに、その行動パターンや特徴などを解説します。

自分勝手な行動をすること

Photo byRyanMcGuire

「自分本位」とは、他人に配慮することなく、自己中心的な考え方を他人に押し通すこと、物事を自分の視点だけで考えて行動することを意味します。つまり、自分本位な人の特徴は、他人の意見には耳を貸さず、自分の都合だけで行動することです。そのため、学校や職場、恋愛などあらゆる場面で「自分勝手な行動をする人」として敬遠されるのです。

「本位」の意味

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「自分本位」の意味を正確に理解するには、「本位」の意味を理解する必要があります。そもそも「本位」とは、何かを判断したり行動する際の基本となるもの、もしくは中心に位置付けられるものを意味する言葉です。

したがって、「自分本位」とは「何かを判断したり行動する際、中心に位置付けられるのは自分である」といった意味になるのです。ちなみに、「本位」は貨幣制度の基準の意として「金本位制」といった言葉や、元の地位を意味する「本位に服する」といった表現にも使われます。

「自分本位」の意味の類語

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「自分本位」に類する意味の言葉には「自分勝手」「身勝手」「独りよがり」「利己主義」「わがまま」「自己中心主義」などがあります。それぞれに、ニュアンスの違いはあるものの共通しているのは、「自分を中心に考える・行動する」といった点です。いずれにしても、あまり良いイメージの意味を持たない言葉なのが特徴です。

「自分本位」の意味の対義語

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前項で紹介したとおり、「自分本位」の類する意味の言葉は数多く見受けられますが、対の意味をなす言葉は少ないのが特徴です。対の意味をなす言葉には「民主主義」「他人本位」「協調」などがあげられますが、微妙にニュアンスが異なります。したがって、真の意味で対の意味をなす言葉は「利他主義」「愛他主義」に絞られます。

「利他主義」「愛他主義」の意味

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「利他主義」とは「他者の利益や幸せを第一に考えて行動する」ことを意味し、「愛他主義」とも呼ばれています。政治哲学の分野では、法律などが定められていない無秩序な状態に置かれると、人は自分本位・利己的な振る舞いを行うとしています。しかし、政治によって法律やルールを定めることで、利他的な行動をとるようになると考えられています。

利他的行動の意味

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利他主義が浸透してくると、人は自然に他者の利益や幸せを優先し、自己の損得を考えずに行動できると考えられています。このことを利他的行動と呼び、日常生活を豊かにするためには必要不可欠な行動です。

例えば、職業の観点からすると、全ての職業に求められる行動ですが、とりわけ、医師や僧侶、政治家などは、利他主義・利他的行動によって多くの人々が救われることになります。

「自分本位」と似た言葉の違い

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「自分本位」に類する意味の言葉については、前項で解説しましたが、微妙なニュアンスの違いがあることは否めません。日常生活において、「自分本位」を正しく使うためには、こういったニュアンスの違いにも敏感になることが大切です。そこで、「自分本位」と似た言葉の意味の違いについて、具体的に解説します。

「自分本位」と「自分勝手」の意味の違い

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「自分本位」と「自分勝手」は、自己中心的で他人の意見には耳を貸さず、自分のことを優先して行動する点では、同等の意味をもった言葉です。しかし、「自分本位」は、自分のことを優先して行動した結果、他者への配慮が欠けてしまったことを意味します。

これに対して「自分勝手」は、他者の犠牲を払ってでも自分の利害のみ考えて行動することを意味します。つまり、結果的に他者への配慮を欠くのが「自分本位」の特徴であり、最初から他者への配慮を欠いているのが「自分勝手」の特徴となるのです。

「自分本位」と「他人本位」の意味の違い

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「自分本位」と「他人本位」では、「本位」のもつ「行動や考え方の判断となるもの」といった点では共通していますが、それが「本人」か「他人」かの違いで、大きく意味が異なります。文字どおり「自分本位」は自己中心的で、自分のことを優先して考えたり行動することを意味します。

一方、他人本位は、自分のことよりも他人を優先して考えたり行動することを意味し、「自己犠牲型の行動パターン」と考えられています。人間関係を円滑にするには、こうした、他人本位に生きる人の存在が大切であることは言うまでもありません。

「自分本位」と「自己中心的」の意味の違い

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「自分本位」と「自己中心的」は、非常に似通った意味の言葉と認識されていますが、その内容は微妙に異なります。「自分本位」が自分のことを優先して行動することを意味するのに対し、「自己中心的」は自分の考え方を基準として行動することを意味します。

したがって、「自分本位」では「おせっかい」という発想は生まれません。これに対して「自己中心的」は、あくまでも「自分の考え方」が行動の基準ですから、自分の考え方にそぐわないと、他人の行動にまで口を出してしまう「おせっかい」という発想が生まれます。

ただし、日常的に使用する場合には、「自分本位」と「自己中心的」は、同等の意味で使われることが大半ですから、あまり使い分けに神経質になる必要はありません。

自分本位な人の特徴【性格】

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自分本位に生きる人の特徴は、何事も自分のことを優先して考えるため、結果的に周囲への配慮を欠いた行動をとってしまうことです。こういった、自分本位な人には特徴的な性格が何点かあります。したがって、自分本位な人と上手くつきあっていくには、その特徴的な性格を把握しておくことが大切です。

①自分のことが大好き

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自分本位に生きる人の特徴的な性格の一つに、自分の事が大好きな点があげられます。口では否定しながら自分のことが大好きなので、会話になると自慢話が多く何事においても自分が優遇されるべきだと考えています。

そのため、他人から少しないがしろにされただけで、ひどく傷ついたり、露骨に嫌悪感をあらわにするのも特徴です。さらに、ナルシストな一面もあるので、より一層、周囲から敬遠される存在になってしまうのです。

②他人に興味がない

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自分本位に生きる人は、自分のことにしか興味がないので、他人のことには全く興味がないといった性格を持っています。いつも、自分を認めてもらうことで頭が一杯なのです。そのため、会話をしていても、自分のことばかり話すのが特徴で、周りを辟易とさせます。

また、他人に興味がないので、誰かが困っていても「助ける」といった発想はなく「冷たい人」と思われることも少なくありません。そのくせ、自分が困っていると、当然、誰かが助けてくれると思っているのも自分本位な人の大きな特徴です。

③自分の邪魔をする人が嫌い

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自分本位に生きる人は、自分の考え方や行動に絶対的な自信があり、「自分の考えが誰よりも正しい」「自分は間違っているはずがない」と心の底から思い込んでいるのが特徴です。

そのため、自分と違った意見を持っている人や、否定的な意見をもっている人が現れると、自分のことを邪魔する人だと勘違いします。さらには、嫌悪感をあらわにし、相手のことを打ち負かそうとする性格なので、周囲から浮いた存在になりがちです。

④自分のしたいように生きる

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自分本位な人は、自分が嫌だと思うことには、どんな理由があっても手を出さないといった性格を持っています。つまり、自分のしたいように生きることこそ、人生における美学だと考えているのが特徴です。

そのため、周囲の人からのアドバイスや苦言に耳を貸すことはありませんし、場合によっては食って掛かることすらあります。こういった自己中心的な態度がエスカレートすると、だんだんと周囲の人が離れていくことになりますが、自分本位に生きる人は、その理由に気付きません。

⑤マイペースでわがまま

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自分本位に生きる人は、基本的にマイペースでわがままな性格を持っています。常に自分のペースで行動するので、周りの人が振り回されてしまう傾向にあります。

例えば、待ち合わせをしていても、遅刻することは日常茶飯事ですし、悪びれることもないのが特徴です。あくまでも、自分の感性で行動するので、悪いことをしたと思っていないのです。そのため、周囲からは、「わがままで扱いにくい」といった評価につながるのです。

⑥ちょっとしたことですぐ怒る

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自分本位に生きる人は、自分のことを否定されるのを極端に嫌がるのが特徴です。まず、自分のことを第一に考え、その全てが正しいと思っているので、自分本位な人にとって、他者から否定されることはあり得ないことなのです。そのため、他者からちょっと否定的なことを言われただけで、すぐに怒ってしまう性格なのです。

もちろん、自分にミスがあったとしても認めることはありませんし、言い訳に終始しますから、周囲の人からは「怒りっぽい人だ」「自分の非を認めない人だ」と煙たがられることになるのです。

自分本位な人の特徴【行動・態度】

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前項では自分本位な人の性格について解説しましたが、行動や態度においても特徴的な点がいくつかあります。つまり、事前に自分本位な人の行動パターンや態度における特徴を把握しておくことで、対策を練ることができますから、嫌悪感を抱くことも少なくなります。そこで、自分本位な人の行動や態度における特徴を解説します。

①自分の話ばかりをする

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自分本位な人は、常に自分のことを認められたいので、自分の話ばかりするのが特徴です。しかも、その大半が自己中心的な自慢話なので、最初のうちは真面目に聞いていても、だんだんと辟易としてしまいます。

さらに厄介なのは、自分本位な人は、誰が自分の話を聞いているのか、冷静に見ている点です。そのため、自分の話を聞いていない人に対しては、極端に厳しい態度で接しますので、さらに敬遠されてしまうのです。

②不平・不満が多い

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自分本位な人は、何事も自己中心的な考え方が基準ですから、それに反した意見が出たり、期待どおりの成果が上がらないと、不平・不満が多くなります。しかも、しっかりとした根拠や理論があるわけではなく、単に自分の考え方とは異なるといった、幼稚かつ稚拙な理由からの不平・不満なので、周囲のモチベーションを下げてしまうのです。

③我慢ができない

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自分本位な人の深層心理には、自分が正しいとの想いが強くありますから、我慢することができません。言い方を変えると、自分本位な人には、自分が我慢しなくてはならない理由がわからないのです。そのため、どんな場面においても、我慢することなく自己中心的な考えを押し通そうとしますから、周囲からは「協調性のない」と評価されるのです。

④約束を守れない

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自分本位に生きる人は、約束を破ることに対して悪意を感じることがありません。全てにおいて自分のことが優先されますから、約束を守れないのは不可抗力であり、自分に非はないと思っています。そのため、相手が約束を守らなかったことに言及しても、悪びれることなく自分の正当性ばかり主張するのです。

⑤ルールを捻じ曲げる

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世の中には様々なコミュニティーがあり、そこには必ずルールが存在します。その中で大半の人は、ルールに沿った行動を取りますが、自分本位な人は、そのルールでさえ自己中心的な考えで捻じ曲げようとします。もちろん、そういった行為が許されることはありませんから、結果、自分本位な人はコミュニティーから締め出されることになります。

⑥自分がすべて正しいと思っている

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ここまで、自分本位な人の様々な行動・態度における特徴を紹介してきましたが、その全てに共通するのは、自己中心的な考え方に基づいた確固たる信念です。そのため、自分から行動・態度を改善することはありません。つまり、自分が自己本位であることに気づかない限り、自己中心的な行動・態度は改善されないと言えるのです。

自分本位な人のメリット

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自分本位な人と言えば、自己中心的で身勝手だというネガティブなイメージが先行します。実際、自分本位に生きる人は、自己中心的で他人への配慮に欠けることから、周りの人から快く思われることはありません。

しかし、自分本位な言動が悪い方向にばかり傾くのではなく、その性格が良い方向に傾くこともあります。そこで、自分本位な人の言動がもたらすメリットについて紹介します。

①自分の意見をはっきり言える

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自分本位な人は、確固たる自分の考えを持っていますから、人前でも臆することなく自分の意見や考え方を主張することができます。中には的外れな意見もありますが、意識を高め経験を積むことによって、周りの人から多くの支持を得ることも可能です。そういった観点からすると、組織のリーダーに向いている性格であるとも言えます。

②自分で判断する力がある

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自分本位な人は、自分の生きる道を明確に持っていますから、何かを決断する時に迷うことがありません。とりわけ、ビジネスの場面では、迅速な判断が求められることも少なくありません。ところが、自分本位な人は動じることなく、自分の感覚で判断することができます。良し悪しはあるにせよ、自分の力で判断できることは大きなメリットです。

③他人に対してものおじしない

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自分本位な人は、常に自分のペースで行動しますから、他人に対してものおじすることはありません。言い換えれば、他人に対して興味がないので、ものおじする必要がないのです。それよりも、いかに自分のことをアピールするかに集中しているので、上手くはまれば「堂々として頼もしい人だ」という印象を相手に与えることができるのです。

④行動力がある

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自分本位に生きる人は、自分の考えや意見に絶対的な自信があるので、迷いなく迅速に行動に移すことができます。特にビジネスの場面では、迅速な行動が良い結果につながることが多々あります。それだけに、行動力・実践力のある人は、重要な役割を任されることも多く、結果を出し続けることで、出世頭になることも夢ではありません。

自分本位な人のデメリット

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自分本位に生きる人の多くは、そのことに気付いていませんから、自分では思いもよらないデメリットに見舞われてしまうこともあります。自分本位な人からすると、自分の考え方や行動に何の疑いもありませんから、被害者意識にかられることも少なくありません。ここでは、自分本位な人のデメリットについて解説します。

①周りの人から嫌われる

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極めてシンプルなことですが、自分本位な人は周りの人から嫌われることが多々あります。例え、正しいことを主張しても、日頃の言動や態度が自分本位なものだと、全否定されてしまうことも少なくありません。自分本位な人からすると、自分が何で嫌われているのか理解できませんから、人間不信に陥ることさえあるのです。

②オフィシャルな場面の評判が悪い

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日本においては、あらゆる場面で「和」を重んじる傾向が強く、とりわけオフィシャルな場面での自分本位な行動や態度はご法度とされています。万が一、オフィシャルな場面で、自分本位で不遜な態度や行動を取ってしまうと、たちまち悪評として周囲に知れ渡ることになってしまいます。

一度、悪評が出回ってしまうと、回復させることは至難の業です。ましてや、自分本位に生きる人は、そのことに気付いていませんから改善されることもなく、周りから孤立してしまうことも少なくないのです。

③人を頼ることができない

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自分本位な人は、自己中心的でプライドが高いので、自分から他者に助けを求めることができません。その結果、一人で問題を抱え込むことになります。そのため、チームや組織から孤立してしまい、大きな失敗につながることも多くあります。人に頼ることができないのは、様々な場面で大きなデメリットとなります。

自分本位な性格を改善する方法

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自分本位な人の特徴は、自分では「自分本位ではない」と思い込んでいることです。しかし、人生経験を積んだり、周囲から指摘されると、自分なりに改善しようとする人もいます。自分本位な性格を改善するには「気づく」ことが、第一歩になりますが、そこから行動・実践することが重要です。そこで、自分本位な性格を改善する方法を紹介します。

①客観的に性格を見直す

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自分本位な性格を改善するにあたって、客観的に性格を見直すことは、とても有効な方法です。具体的な手法としては、家族や友人に自分の行動を客観的にチェックしてもらうのが効果的です。その時に大切なのが、他者の意見や評価を素直に受け入れ改善することです。

自分本位な人は、他者の意見や評価を聞き入れるのが苦手です。しかしが、まずは「相手の意見を聞く」ことを実践するだけでも、自分本位な性格を改善するには有効であることを忘れてはなりません。

②行動を起こす前に一息いれる

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行動を起こす前に一息入れると、自分本位な行動を回避することができます。とかく自分本位な人は、自分に対する絶対的な自分がありますから、何の疑いもなく自己中心的な行動を取るのが特徴です。

そのため、自分の行動が周囲に及ぼす影響が理解できません。行動を起こす前に一息入れることで、自分の行動が周囲に及ぼす影響を考えられるようになり、自己中心的で不用意な行動を改善することができます。

③人の気持ちを優先する

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人の気持ちを優先できるようになれば、自分本位な性格をずいぶん改善できたと言えるでしょう。人の気持ちを優先するには、まず、他者の意見や行動の「動機」を考えることが大切です。

例えば「どうしてこんな行動をするんだろう」「なぜ、こんな意見になるだろう」と考えることで、人の気持ちを理解することができます。どうしても理解できなければ、相手に聞いてみるのも一つの方法です。これを繰り返すことで、自然と人の気持ちを優先できるようになります。

④周りと協調することを意識する

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ここまで紹介してきた改善方法を実践し、周りの人と行動を共にしたり、意見を聞き入れることを常に意識し実践できるようになれば、自分本位な性格を改善できたと言えます。

自分本位な人に最も欠けているのが「協調性」です。協調性を取り戻すには、ここまで紹介してきた改善方法を忍耐強く実践することです。そして、協調することを常に意識し実践することが、自分本位な性格を改善に導いてくれる近道なのです。

自分本位な人の恋愛観

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自分本位に生きる人は、恋愛観においても自己中心的な考え方を持っており、相手を困惑させてしまうことも少なくありません。恋愛の相手が自分本位な人の恋愛観を十分に理解していれば、お付き合いも長続きしますが、そうでなければ後味の悪い恋愛になってしまいます。そこで、後々、後悔しないよう、自分本位に生きる人の恋愛観について紹介します。

①相手が自分にあわせるのが当然

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自分本位に生きる人は、何事においても自分の考え方が基本です。もちろん、恋愛においてもそのスタンスは変わりませんから、自己中心的で相手にあわせることはしません。お付き合いをしていても、自分が会いたくなければ連絡もしませんし、反対に自分が会いたければ、相手の都合は関係なく会いたがります。

相手が自分にあわせるのが当然だと思っており、相手の話を聞きいれることもありません。つまり、自分本位に生きる人との恋愛を成就させるには、そのペースに徹底的にあわすか、相手の性格を改善することが必要です。

②自分のスケジュール優先

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恋愛においても、自分本位に生きる人は自分のスケジュールを優先させます。もちろん、それなりの理由があれば納得もできますが、訳もなくデートの約束をドタキャンすることも多く、遅刻は日常茶飯事です。本人に悪気はなくとも、気分次第でスケジュールが変更されるので、振り回されてしまうことも覚悟しておかなければなりません。

③相手の行動は束縛しがち

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自分本位に生きる人は、自分が幸せになることが第一ですから、恋愛面においても相手が自分の思いどおりにならないと気が済みません。例えば、メールの返信が少し遅れただけでも不機嫌になってしまいます。そういった行動がエスカレートすると、恋愛中であっても相手の行動が気になり始め、だんだんと束縛するようになります。

④感情的になりやすい

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自分本位に生きる人は、恋愛面においても、自己中心的な考え方を押し通そうとします。さらに、大変わがままですから、我慢することができません。そのため、恋愛中の相手にも、突然、感情的になることが多々あります。もちろん、恋愛にケンカはつきものですが、すぐに感情的になるような相手であれば、早い段階で見極めることが大切です。

自分本位な人と付き合う時の対策

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職場や学校など、様々なコミュニティーにおいて、必ず自分本位に生きる人はいます。また、恋愛の場面においては、お付き合いを始めたら、相手が自分本位な人であることに気付くこともあります。

しかし、自分本位に生きる人は、そのことに気づいていない人が大半ですから、向こうから話しかけられることもあり、全く無関係でいるわけにもいきません。そこで、自分本位な人と向き合う時の対策について解説します。

①無視する

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自分本位に生きる人に対して、「無視をする」のは、やや極端かもしれませんが、こちらから話しかけない、話しかけられても最低限の会話しかしない、といった態度を取り続けるのは有効な対策です。自分本位に生きる人は、自分に人望があると思っていますし、恋愛の場面では、相手が自分の思いどおりになると思っています。

そのため、無視されると相手の態度に不快感を示します。しかし、曖昧な態度を取り続けていると、相手のペースに巻き込まれてしまい、被害を被ることもあります。毅然とした態度を示しておくことで、自分本位であることを気付かせ、改善させることも期待できます。

②気づかせる

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自分本位に生きる人は、そのことに気付いていないので、周囲の人や恋愛中の相手に配慮することができません。それどころか、自分のことを配慮ができる人間だと勘違いしているにで、始末に負えないのです。そこで、周りの人がしっかりと指摘し、気づかせることも有効な対策です。

特に、新人や新入生など、新たにコミュニティーに参加してきた人には、最初のアプローチが大切ですから、わかりやすく教えて改善させることが大切です。また、恋愛面においてもお付き合いを始める前に、しっかりと気づかせておくことが、長続きの秘訣です。

③同じ行動をしてみせる

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自分本位な人に対しては、自分本位な行動をしてみせるのも、性格の改善に導く有効な対策の一つです。自分本位な人は、自分の行動で周りの人にどれだけの不快感を与えているのか理解できていません。

そこで、自分が不快な思いをすることで、これまでの行動を反省するきっかけとなることもあります。ただし、あまりやり過ぎると、人間関係が壊れてしまいますから、後で説明するなどのアフターケアが必要です。

④とことん話し合う

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自分本位に生きる人と、とりわけ恋愛関係にある場合に有効な対策が、とことん話し合うことです。恋愛中の相手に対して、我慢できないこと、改善して欲しいことを感情的にならず、しっかりと話し合いましょう。

この時、気をつけておきたいのが、恋愛関係を継続させるのが前提であること、また、一方的に相手を糾弾しないことです。あくまでも、恋愛関係を継続するために、どうすればお互いに折り合いがつけられるのかを話し合うのがポイントです。

自分本位な性格の原因が病気である場合とは

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自分本位な性格が改善できない人の中には、病気が原因の人もいます。こういった人は、自分本位な言動を繰り返していることを自覚していても、どうしても改善することができず、悩みが深くなることも少なくありません。

こういった場合は、一人で悩まずクリニックに相談することが賢明です。また、病気が原因で自分本位な性格になっている人がいれば、周囲はそのことを理解してサポートすることが大切です。ここでは、自分本位な性格の原因となり得る症例について紹介します。

ADHDの可能性

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自分本位な言動を繰り返す病気の一つに「ADHD」があります。これは、人の言動をコントロールする、脳の働きが不足していることで発症する病気です。

ADHDの特徴の一つに、「衝動的に思いついた行動を繰り返す」ことがあげられ、周囲には自分本位な行動に映るのです。自分本位な人との違いは、「衝動性」にありますから、どうしても衝動的に行動してしまう人は、ADHDの可能性も考えるとよいでしょう。

発達障害の可能性

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発達障害には、前項で紹介したADHDのほかに自閉症、学習障害といった種類があります。共通しているのは、「自分勝手」「わがまま」「空気を読まない」といった言動が見られる点です。

まさしく、自分本位な人の典型的な言動であり、判断基準が難しいのが現状です。こういった症状を自覚しつつ、「周りの人と協調することができない」と悩んでいるのであれば、専門のクリニックに相談するとよいでしょう。

自分本位な「勝手な行動」に気をつけよう!

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人は誰でも自分のことを第一に考えたいと思いますが、限度を超えると「自分本位な人」になってしまいます。ただし、自分本位に生きる人は、そのことに気付かないことが多く、いつの間にか周囲の人との人間関係が壊れてしまうこともありますから注意が必要です。

自分本位に生きる人の特徴は、全てのことにおいて自分を基準に考えて行動する点です。そのため、周囲への配慮に欠け、不快感を与えてしまうのです。また、恋愛においては知らず知らずのうちに、相手を振り回していることも少なくありません。

自分本位な人から脱却するには、自分の自分本位な言動に「気付く」ことが大切です。その上で、周囲の人の意見に耳を傾けること、相手の立場に立った行動を心掛けることです。そうすれば、自分本位な人から脱却し、配慮のできる人に変貌を遂げることができます。

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ライター

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