「マウントをとる」の意味や使い方は?心理的な特徴までチェックしよう!

「マウントをとる」の意味や使い方は?心理的な特徴までチェックしよう!

バラエティで流行しはじめ、今では当たり前に使われている「マウントをとる」という表現。ネット用語としても意味が広がりつつあります。「マウントをとる」の正しい意味や由来、使い方について実例を交えつつ具体的に見ていきましょう。

記事の目次

  1. 1.「マウントをとる」の意味
  2. 2.「マウントをとる」の使い方
  3. 3.マウントをとる人の心理的な特徴
  4. 4.マウントをとる人への対処法
  5. 5.マウントをとる行為は人を嫌な気分にさせてしまう!

「マウントをとる」の意味

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数年前に流行語になり、いつの間にか定着した「マウントをとる」という言葉。日常でも使いやすい表現ですが、本来はどのような意味があるのでしょうか。相手を不用意に傷つけないためにも、「マウントをとる」の意味や由来、具体的な使い方について見ていきましょう。

相手よりも上の立ち位置を取る

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ここ数年、テレビやネットなどで当たり前に使われるようになっている「マウントをとる」という表現。本来は、「人に対して立場的に優位に立とうとする」、「偉そうにする」という意味があります。

ただ、相手を感情的に威圧したり、あからさまに見下したりするわけではありません。「マウントをとる」とは、間接的なアプローチによって相手に心理的圧力をかけ、自分の優位を心理的にそれとなく気づかせるやり方のことで、使い方によっては陰湿に映ります。

「マウントをとる」ことをマウンティングといい、マウンティングすると言ったり、あるいは単にマウンティングと表されたりします。

さりげない会話の中で自分だけ彼氏がいることを匂わせる、結婚していることを暗にアピールする、などがマウンティングの使い方として挙げられます。

マウンティングとは

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「マウントをとる」と「マウンティング」とは、どのような違いがあるのでしょうか。マウンティングの語源をおさらいしつつ、「マウントをとる」の正しい意味と使い方、特徴について詳しく見ていきましょう。言葉の誤用を防ぐためにも、しっかりと参考になさってください。

相手の上に乗っている状態

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「マウントをとる」の由来は「マウンティング」ですが、そもそもの語源は異なっています。マウンティングは本来、動物行動学の専門用語で、サル特有の習性を表す言葉として使われていました。

サルの世界はれっきとした序列社会であり、下位のサルは上位のサルに対して絶対服従の掟があります。群れの中での序列を決める際の行動が「マウンティング」です。

優位のサルは劣位のサルの尻に乗り、交尾を思わせるポージングを取ることによって「俺のほうが強いんだぞ」とまわりのサルに知らしめる心理的効果があります。

この「序列を決める」という特徴が先行して、相手よりも優位に立とうとする言動をマウンティングと表すようになりました。人間もサルの仲間ですから、面白いつながりと言えるのではないでしょうか。

「マウントをとる」は和製英語?

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結論から言うと、「マウントをとる」は和製英語です。英語圏で「マウンティング」と言ってもまったく通じませんので注意が必要です。また、マウントが山を連想させることから登山のことだと思っている人も多いようですが、それも使い方としては誤用ですので気をつけましょう。

ちなみに、英語圏でマウンティングのニュアンスを表現したい場合は「To one-up someone」のような言い方になります。ただ、日本のような意味の使い方ではなく、ただ単に「今日、いいことがあったんだ」と報告したい、というニュアンスのほうが強くなっているようです。

もともと、英語圏では日本よりも個人主義が根づいていますから、日本のようにわざわざマウンティングによって相手との序列を探り合う必要がない、という特徴があるのかもしれません。

「マウントをとる」は英語圏では使えない?

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日本では流行語にまでなっているマウンティングですが、一部の地域では性的な隠喩として使われており、英語圏でうかつに使うとあらぬ誤解を受けてしまう可能性がありますので注意が必要です。

もともとはサルの習性を意味するマウンティングですが、英語圏では性行為を表すスラングのように使われており、アメリカやヨーロッパでうっかり使うと品位を疑われてしまう可能性があります。

このように、日本では当たり前に使われている言葉でも英語圏ではまったく異なる意味になり、周囲を不快にさせてしまう可能性もありますので、和製英語には特に気をつけましょう。

「マウントをとる」の使い方

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バラエティなどから一気に広まった「マウントをとる」。自分では意識していなくても、相手との関係性によっては知らないうちにマウンティングと受け取られてしまう可能性もあります。

また、マウンティングの正しい意味を知っておくことで、自分自身がマウントをとられて不快な思いをする、というシチュエーションを避けることができます。「マウントをとる」の基本的な使い方をシチュエーション別に見ていきましょう。

上司

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職場もまた、マウンティングが起きやすいシチュエーションのひとつです。たとえば、ベテランの上司が若手の部下に対し、自分自身の有能ぶりをアピールする、という行為もマウンティングに含まれます。以下、会話の具体例です。

「残業、忙しそうだな」。「ありがとうございます。もうすぐ終わると思うんですけど」。「それ、今日の分か?」。「ええ、この分だと3日間は残業確定ですよ」。「御苦労様。でも、俺がお前くらいの年の頃は1カ月のほとんどが残業だったけどな」。

いかがでしょうか。オフィスの何気ない会話のように思われるかもしれませんが、実はこの中に大きなマウンティングが隠れています。注目は、上司の最後のセリフです。

この上司は結局のところ、「自分のほうが信頼されていた」ということを暗にアピールしたいだけなのです。このような上司の思惑は部下にも必ず見透かされ、距離を置かれることになります。

オタク

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コアなオタクであればあるほど自分の知識とキャラへの愛情に自信を持っており、自分よりも2次元コンテンツへの愛情が薄いオタクには容赦なくマウントを取ります。

オタクのマウンティングは、「相手に知識をたずねる」というストレートな形で行われ、相手が少しでもスキを見せる、つまり知識や愛情が足りないことがわかるとわかりやすく見下した態度を取ります。

ネット上

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マウンティングは基本的に、閉鎖的な空間において起こります。一見すると自由に思えるネット上でも、実際は主やボスと言われる古参ユーザーが存在し、新参者に対してマウンティングを繰り返しています。

アニメについて語る掲示板であれば、古参ユーザーが新入りに対し特定のコンテンツについての知識をしつこくたずね、基礎知識が足りないことがわかると「そのアニメってF先生の代表作なんだけどね」などとマウンティングを取ろうとします。

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