お盆のお供え物の正しいマナーは?定番の品からお返しの方法まで必要情報をご紹介

お盆のお供え物の正しいマナーは?定番の品からお返しの方法まで必要情報をご紹介

お盆のお供え物の正しいマナーについて詳しく解説していきます。お盆のお供えにおすすめの品物からお返しの方法までこれを読んで理解しておけば、恥ずかしい思いをすることはありません、最後までしっかりと読んでお盆のお供えについて把握していきましょう。

記事の目次

  1. 1.お盆にはお供えのマナーがある
  2. 2.お盆のお供え基本知識
  3. 3.お盆のお供え物マナー
  4. 4.お盆のお供えにおすすめの品
  5. 5.お盆のお供えに「お金」を包むときのマナー
  6. 6.お盆のお供えに「のし」は必要?
  7. 7.お盆のお供えの渡し方マナー
  8. 8.お盆のお供えにお返しは必要?
  9. 9.お盆のお墓参りのお供えは何がいい?
  10. 10.マナーを守ってお盆にふさわしいお供え物を贈ろう!

お盆にはお供えのマナーがある

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お盆は夏の風物詩として必ずやってきます。お盆の季節になると、実家以外にもお供えを用意して親戚の家に行くことも多くなります。これからもよい関係を続けていくためにお盆の挨拶をしておくことは大変大切です。もちろんお盆にはお供えのマナーがあります。マナーを知っていれば、お盆でお供え物を贈っても喜んでもらうことができます。

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そして、ご先祖様をお迎えするのに大変役に立つはずです。今回は、お盆のお供えのマナーについてご紹介していきましょう。お盆のお供えにおすすめのお菓子やお金の相場はいくらであるのか、お返しはどのようにすればいいのかについてもご説明していきます。最後まで読んでお盆のお供えについてのマナーを学びましょう。

お盆にお供えをする理由

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お盆にはお供えのマナーがある「お盆にお供えをする理由」です。お盆の時期はあの世からご先祖様が家に帰ってきてくれる期間をお盆と言います。その期間にご先祖様のために生前好きでよく召し上がっていた物をお供えとして用意しておもてなしをするという理由がこめられています。

お盆の期間中に、ご先祖様が家に無事に帰ってこれるように、お供えをして親戚や知人が集まって供養をすることになっています。それでは、お盆について基本的な知識をご説明しておきましょう。

お盆のお供え基本知識

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お盆のお供えについて基本的な知識についてご説明しておきましょう。今回は「お盆のお供えをする期間」「何をお供えすればいいの?」「初盆・新盆とは?」についてご説明していきます。これを読めばお盆のお供えについて基本的なことが分かります。

お盆のお供えについて全て網羅しているので分かりやすいことでしょう。しっかりと読んでお盆のお供えを考えるようにしましょう。

お盆のお供えをする期間

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お盆のお供え基本知識「お盆のお供えをする期間」です。お盆の時期は、地域によって様々な決まりがあります。一概にはいえませんが、一般的に8月15日を基準にして13日から16日に行っています。この期間は、大変重要な期間になっているのでお供えの品物であるお菓子やお花、お線香などが途切れないようにしておきます。

お花や食べ物などで枯れたり痛んでしまう物をお供えにする場合は、傷む前に取り替えるようにしておきます。日持ちがするものは取り替える必要はありません。

何をお供えすればいいの?

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お盆のお供え基本知識「何をお供えすればいいの?」です。お盆のお供えはお盆に家に帰ってくるご先祖様のためにお供えをします。1回お供えとして使ったものは、お下がりとしてお盆に集まった人たちで食べることで供養することになります。お供えに何を用意したらいいのかについてですが、故人が生前に好きだったものを選ぶようにしましょう。

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選ぶ時は、分けやすいものを選ぶとお下がりにいただくときに手間がかからないのでおすすめです。また、お供えに選ぶものは消えるものを選ぶようにします。使えば消えてなくなるものを選ぶようにしましょう。「4足のもの」「生臭いもの」は避けたほうがいいでしょう。肉や魚などもやめておきます。

お酒は昔は禁じられていましたが、最近ではお酒もお供えとしても大丈夫になっています。後ほど具体的にご紹介しますが、お盆のお供えとして「五供」のものがよいとされます。

初盆・新盆とは?

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お盆のお供え基本知識「初盆・新盆とは?」です。初盆と新盆とはについてご説明します。初盆は「はつぼん」新盆は「にいぼん」という読み方をします。どちらも同じ意味をしています。特にお盆と変わることはありませんが、普段のお盆よりも盛大に法要を行うという地域もあります。もう1つ白提灯を飾る場合もあります。

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普段のお盆には白提灯を飾りませんが、初盆では白提灯を飾ります。どうして飾るのかについては、故人が家に帰ってきてくれるときに迷わないようにするために白提灯を飾っています。初盆の期間は故人が亡くなって始めて迎えるお盆のことをいいます。

四十九日法要が終わっていない場合は、初盆は翌年になるので覚えておきましょう。期間は7月か8月の13日から16日になっています。

お盆のお供え物マナー

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それでは、お盆のお供えのマナーについてご紹介します。お盆のお供えには決まったマナーがあります。マナーを無視してお供えを選んでしまうとマナー違反になってしまいます。必ずお盆のお供えのマナーを守りましょう。お盆のお供えのマナーは5つあります。

「お菓子などは小分けされたものを選ぶ」「果物は食べられるようにしておく」「生ものはNG」「消費されるもの」「日持ちするもの」です。それでは、お盆のお供えのマナーについてご紹介していきます。

お菓子などは小分けされたものを選ぶ

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お盆のお供え物マナー「お菓子などは小分けされたものを選ぶ」です。お盆のお供えをした後は、お盆で集まった人たちでお供えをお下がりとしていただきます。そのためお菓子などをお供えとして選ぶ時は、小分けにされたものを選ぶようにしましょう。

小分けになってお菓子ならその時に食べられなくても持って帰って食べることができます。今はお盆用にお菓子が小分けになって販売されています。そうしたお菓子をお盆のお供えに選んでもいいでしょう。また故人が生前に好きだったお菓子をお盆のお供えとして用意することもできます。

故人のことを思って選ぶようにしましょう。お菓子を選ぶ時に、派手な色のものは避けたほうが無難になるので、落ち着いた色のお菓子を選ぶようにしておきましょう。

果物は食べられるようにしておく

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お盆のお供え物マナー「果物は食べられるようにしておく」です。果物をお供えに選ぶ時のマナーとして「奇数」にする必要があります。故人が好きだったものをお供えとして選ぶのが1番ですが、日持ちがしない果物を選ぶのはあまりおすすめではありません。

もし故人が好きでお盆のお供えに選ぶのであれば、「早めにお召し上がり下さい。」と一言添えるようにしましょう。おすすめのお盆のお供えの果物は、「りんご」「なし」「パイナップル」「メロン」「スイカ」です。

ただし、「桃」などのトゲのある果物はお盆のお供えに選ぶのはマナー違反です。仏前に果物をお供えする場合は、皮をむいてすぐに食べられる状態にしてお供えしておきましょう。

生ものはNG

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お盆のお供え物マナー「生ものはNG」です。お盆のお供えを選ぶマナーとして生ものを選ぶのはおすすめできません。なぜかというと、お盆のお供えに生ものを選んでは匂いが出たり、傷みやすくなってしまいます。あまり神経質になる必要は全くないのですが、お盆のお供えものには生ものは避けるようにしましょう。

お菓子など日持ちがするものがおすすめです。特に初盆では、故人が生前に愛用していた日用品などもおすすめできません。残された遺族のことも配慮してお盆のお供えを選ぶようにしましょう。

消費されるもの

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お盆のお供え物マナー「消費されるもの」です。お盆のお供えを選ぶマナーとして消えるものを選ぶことも大切です。使ったり食べたりして残らないものをお盆のお供えに選ぶようにしましょう。クッキーやおせんべいなどのお菓子など小分けにされたお菓子を選ぶ方法もあります。

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それはお盆は、不祝儀に行われる行事の1つであるからです。必ずお盆のお供えを選ぶ時は消費されるものを選ぶようにしましょう。お盆が終わったら、身内の方でお下がりとして食べることができるものを選ぶようにします。また、お線香であったりろうそくなど使えばなくなる物を選ぶのもおすすめです。

日持ちするもの

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お盆のお供え物マナー「日持ちするもの」です。お盆は夏場の大変暑い時期に行うものです。暑い部屋にそのままにしておいて傷んでしまうものは避けるようにしましょう。お供え物を選ぶ時は日持ちがして傷みにくいものを選ぶのもマナーです。

一般的に飲み物であったり、乾物やおせんべい、クッキー、ようかんといったお菓子をお供えとして選ぶことができます。小分けになったお菓子を選ぶようにしましょう。飲み物であれば、お茶やコーヒーやジュースの詰め合わせがおすすめです。

乾物であれば、おそうめんやのりがおすすめです。地域によってはお供えしたものを持ち帰る場合もあるので小分けにされたお菓子や飲み物を選ぶのもマナーの1つでしょう。

お盆のお供えにおすすめの品

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お盆のお供えは「五供」を基本としています。「五供」とは、「ごく」と読みます。具体的に香・お花・灯燭・浄水・飲食を供えることを五供と言います。

今回は、お盆のお供えにおすすめの品として「お花」「果物」「野菜」「お菓子」「一汁五菜の食事」「お線香」「ろうそく」「お水」「お金」をご紹介していきます。お盆のお供えにおすすめの品なのでお盆のお供えに迷ったら参考にして下さい。では、お盆のお供えにおすすめの品をご紹介していきましょう。

お花

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お盆のお供えにおすすめの品「お花」です。お盆のお供えにお花を飾る場合の選び方ですが、香りが強いお花をお供えに選ぶのは避けたいところです。お盆は、不祝儀に行われる行事なのですが、黒いお花を選ぶのも避けましょう。また、トゲや毒のあるお花やつる性のお花のお供えも避けます。

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加えて、花粉が多く飛んでしまうゆりやバラもおすすめできません。お花によっては縁起が悪い花もあるので選ぶ時は注意が必要です。大きな花で華やかな印象の椿は、枯れる時に根元から一気に落ちてしまうので、首が落ちる姿ににているので縁起が悪いと言われています。

また、お盆のお供えにお花を選ぶ時は、お花の数にも配慮が必要です。花の数は3本、5本、7本にそろえましょう。奇数で揃えておくと覚えておいて下さい。また、お盆のお供えとして花を選ぶ時は2束用意することも忘れないようにしましょう。

果物

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お盆のお供えにおすすめの品「果物」です。果物をお盆のお供えにするときには「奇数」にすることがマナーになります。故人が好きだった果物をお供えするようにしましょう。日持ちがする果物がおすすめです。また、お花の選び方同様にトゲがある果物は避けるようにします。桃などはトゲがあるので避けておきましょう。

野菜

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お盆のお供えにおすすめの品「野菜」です。東日本では、お盆のお供え物としてきゅうりを飾る風習があります。きゅうりとなすを使って牛であったり、馬であったりを見立てて飾ります。きゅうりをお盆に飾るのは「精霊馬」にまたがって仏様がお盆に帰ってきてくれることを表しています。

きゅうりが馬で、ナスが牛を表します。なすやきゅうりの他にもお盆のお供えにおすすめの野菜は、とうもろこしやトマトなどもおすすめです。新鮮な野菜をお供えするようにしましょう。

お菓子

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お盆のお供えにおすすめの品「お菓子」です。お盆のお供えにお菓子を選ぶ時のポイントは「小分けにできる」ものを選ぶようにしましょう。また、「すぐに食べられる」ものを選ぶのがおすすめです。盆菓子と呼ばれる落雁など砂糖菓子などのお菓子が一般的です。

今では、お盆のお下がりとして身内の方が食べられるお菓子としてクッキーや焼き菓子、ようかん、ゼリーなどのお菓子もおすすめです。お盆のお供えとしてお菓子を選ぶ時は赤や黄色などの派手な色は避けるようにしましょう。

一汁五菜の食事

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お盆のお供えにおすすめの品「一汁五菜の食事」です。お盆の期間にご先祖様が食べられるようにとお膳を供えます。故人が好きだったもので大丈夫なのですが、生物は避けておきましょう。そして一汁五菜の食事をお供えするようにします。食器の並べ方に決まりがあるので注意が必要です。

お仏壇側にお箸、そして左側にご飯の入った「親椀」を置きます。そして、右側に汁物の入った「汁椀」を置き、奥の左側に「平椀」には煮物、奥の右側「壺椀」に和え物入れた器が配膳されます。中心は「腰高」である漬物を入れる小さいお皿を配膳します。

お線香

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お盆のお供えにおすすめの品「お線香」です。お盆のお供えの品の中でもお線香は選ばれる方がたくさんいます。今は、様々な香りの出るお線香もたくさん発売されているので故人の好きな香りを選ぶようにしましょう。

ここで注意してもらいたのが、お線香をお盆のお供えに選ぶ人が多いことです。。お盆のお供えにお線香を選ぶ時は、他の方と重ならないような配慮をするようにしましょう。「お線香ばかりになっても困ってしなうな。」と思われないように本当に必要か確認してみるのもおすすめです。

ろうそく

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お盆のお供えにおすすめの品「ろうそく」です。お盆のお供えとしてろうそく用意することもできます。仏様の前を明るく照らすことで、仏様の知恵の象徴となります。ゆっくりと燃える様子からも人生の無常を表しているとも考えられています。お線香をつけることもできますし、お参りしてもらう時は必ずろうそくを使います。

お水

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お盆のお供えにおすすめの品「お水」です。お盆のお供えで供えられる水のことを「閼伽水(あかみず)」と言います。この水はご先祖様の霊を供養するためのものであると共に、「穢れ」をはらってくれる水としてもお供えされます。「閼伽水」の近くに5、6本に束ねたミソハギの花を添える場合もあるので、その地域に合わせてお供えするようにしましょう。

お金

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お盆のお供えにおすすめの品「お金」です。お盆のお供えにお金をもっていっても大丈夫です。一般的にお供えには3,000円から5,000円が相場です。初盆の場合は、10,000円が相場になっています。

「お供え物と一緒にお金もお供えしたい。」と思う場合は、5,000円とお供えの品に3,000円から5,000円の品を選ぶようにしましょう。後ほどお盆のお供えとしてお金を用意する方法について詳しく解説しています。

お盆のお供えに「お金」を包むときのマナー

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それでは、お盆のお供えに「お金」を包むときのマナーについてご説明していきます。初盆のお香典としてとお供えとしてお金を用意することがあります。今回は、「お盆のお供えの相場」と「包み方」について詳しく解説していきます。

お盆のお供えとしてお金を用意するときはマナーがあるのでしっかりと読んでおきましょう。では、お盆のお供えとしてお金を用意するときのお金を包むときのマナーについてご紹介していきましょう。

お盆のお供えの相場

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お盆のお供えに「お金」を包むときのマナー「お盆のお供えの相場」です。お盆のお供えのお金の相場は、3,000円から5,000円が相場です。お供えの品物として現金を贈る場合では、品物を贈るときと同じように3,000円から5,000円を相場として考えます。

また初盆のお金の相場は、10,000円が相場です。金額にそこまでこだわる必要がないので、故人を思い冥福を願う気持ちを大切にしていきましょう。

包み方

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お盆のお供えに「お金」を包むときのマナー「包み方」です。お盆でお金をお供えにする時は、のし袋を使います。初盆の時に僧侶にお経を頼む風習があります。

その時にお礼と渡すお金を「お布施」といいます。このお布施にお金を渡す場合は、白の無地の封筒にお金を入れて使います。ここは間違いやすいマナーになるので十分注意してマナー違反にならないようにしておきましょう。

お盆のお供えに「のし」は必要?

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それでは、お盆のお供えに「のし」は必要であるかについてご説明していきます。お盆のお供えにのしは必要です。その時に表書きの書き方や水引の選び方にはマナーが決まっています。この項目では、お盆のお供えにお金を送る場合ののしについて詳しく解説していきます。

「お盆のお供え用「のし」とは」「お盆のお供え用「のし」の選び方」「表書きの書き方」についご説明していきましょう。

お盆のお供え用「のし」とは

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お盆のお供えに「のし」は必要?「お盆のお供え用「のし」とは」です。お盆でのし袋を使用する場合は、2つの場面です。「ご香典(初盆)」「お供え」の2つです。「ご香典」として初盆の法事に招待されたときに持参します。

お葬式でいうご霊前と同じような意味をもち親族に対してお悔みの気持ちを表します。「お供え」は、品物以外に金品をお供え物にすることです。お金をのし袋に入れてお供えします。

お盆のお供え用「のし」の選び方

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お盆のお供えに「のし」は必要?「お盆のお供え用「のし」の選び方」です。のし袋を選ぶ時は、熨斗(右上の飾り)でないことと花の模様もないものを選ぶようにしましょう。水引の色は、関東は双銀、関西は黄白のものを選びます。墨は薄墨を使用せずに、普通の黒色で書きましょう。神式は、水引は双銀のみで、それ以外は白無地の封筒を使用しましょう。

表書きの書き方

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お盆のお供えに「のし」は必要?「表書きの書き方」です。仏教の場合は、表書きは「御仏前」「御佛前」「御香奠」と書きます。神式の場合は、「御榊料」「御玉串料」と書きます。どちらも黒の墨で書くようにしましょう。薄墨で書く必要はありません。よく間違われることでもあるので注意して覚えておくことをおすすめします。

お盆のお供えの渡し方マナー

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それでは、お盆のお供えの渡し方のマナーについて詳しく解説していきます。今回ご紹介するお盆のお供えの渡し方のマナーは3つです。「お供えをするときの服装」「お供えの渡し方」「お供えを郵送するときは?」の3つについて詳しくご説明していきます。お盆のお供えの渡し方のマナーを知りスマートに渡すようにしましょう。

お供えをするときの服装

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お盆のお供えの渡し方マナー「お供えをするときの服装」です。お盆のお供えを直接渡しに行く場合の服装は、特に決まった服装はありません。普段着でも大丈夫です。しかし、あまり派手すぎる服装は避けたほうがいいでしょう。落ち着いた色を選べば問題ありません。

また、ハーフパンツやアロハシャツなども避けます。女性の場合は、薄手の白や黒のシャツであったり、ブラウスにスカートやパンツを合わせていけばよいでしょう。

お供えの渡し方

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お盆のお供えの渡し方マナー「お供えの渡し方」です。お金をお供えする時は、袱紗に包んでおきます。お供えの品物も用意したのであれば風呂敷に包んで持参します。ご仏前で袱紗と風呂敷から取り出して、手を合わせてお参りをします。

お供えの品物を置く時は、他の方が置かれているお供えの上に重ねていくのではなく、空いている場所にお供えするようにします。直接手渡しする場合は、風呂敷から取り出して両手で渡すようにします。お供え物は相手から見て正面にくるように指し出し、ご仏前に置く時は、お参りする人から見て正面にお供えするようにしましょう。

お供えを郵送するときは?

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お盆のお供えの渡し方マナー「お供えを郵送するときは?」です。直接お盆のお供えができない場合は、郵送で贈ることもできます。お盆の時期の8月13日から16日に郵送するようにしましょう。13日のお盆の入りか遅くともその次の日には届くように手配しておきます。

日程の調整ができない場合は、お盆の入りの前日までに届くように手配しておきましょう。お供えは8月10日前後に郵送するようにしておきましょう。その時にメッセージを添えると丁寧になります。

お盆のお供えにお返しは必要?

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お盆のお供えにお返しは必要かについてご紹介していきます。今回は、お盆のお供えに対してのお返しについて6つの項目に分けて詳しく解説していきます。

「お返しは何を贈ればいい?」「お返しの時は「のし」をつける?」「お返しの相場」「お返しはいつ渡せばいい?」「お供えが郵送で届いたときは?」「お返しのお礼状の書き方」「お礼状の文例」をご紹介していきます。これを読めばお盆のお供えのお返しについて全て網羅しています。

お返しは何を贈ればいい?

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お盆のお供えにお返しは必要?「お返しは何を贈ればいい?」です。一般的にお盆のお供えのお返しには「消えるもの」がふさわしいと言われています。消えるものとは、形として残り続けるのではなく、食べ物であったり、使えばなくなる日用品であったりを言います。

具体的には、そうめん・うどん・そば・ゼリー・水ようかん・のり・お菓子・洋菓子・お茶・調味料・洗剤・石鹸・入浴剤をお返しとして渡すことが一般的です。お菓子などは小分けになったお返しを選ぶと日持ちがするのでおすすめです。

お返しの時は「のし」をつける?

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お盆のお供えにお返しは必要?「お返しの時は「のし」をつける?」です。お盆のお供えのお返しには包装紙の上か品物に直接のしをつけます。表書きには仏式の場合は、のしの表書きの上の部分に「志」「初盆供養」「初盆志」「粗供養」「新盆供養」の文字を書きます。

神式の場合は、のしの表書きの上の部分には「志」「新盆祭志」「しのび草」の文字を書きます。仏式と神式で書く文字が違うのですが、宗派関係なく共通して使える文字として「志」があります。表書きの書き方に迷った際は「志」の文字を書くようにすれば間違いはありません。

お返しの相場

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お盆のお供えにお返しは必要?「お返しの相場」です。一般的にお盆のお供えとしてもらった金額の半分から3分の1と相場が決まっています。その相場以上の金額でお返ししてしまうことは失礼になるので避けましょう。1,000円程度の相場の物をお供えものとして持参する方もいます。

そうした方には、お返しの必要はありません。代わりに電話などで感謝の気持ちを伝えるようにしましょう。よってお盆のお供えのお返しの相場は半分から3分の1が相場になります。

お返しはいつ渡せばいい?

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お盆のお供えにお返しは必要?「お返しはいつ渡せばいい?」です。法要が済んだらすぐにお返しを贈るようにしましょう。その時にお礼状を添えて贈ると大変丁寧になります。もちろん郵送でも問題ないのですが、手渡しが基本になっているので覚えておきましょう。よってお盆のお供えのお返しは法要が終わったらすぐに贈ることを覚えておきましょう。

お供えが郵送で届いたときは?

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お盆のお供えにお返しは必要?「お供えが郵送で届いたときは?」です。お返しは手渡しが一般的ではありますが、郵送でも問題ありません。法要を行った日にお返しを贈るのが一般的になっています。郵送する場合は、法要があった月の末までには贈るようにしましょう。どちらにしても早め早めに行動しておくことをおすすめします。

お返しのお礼状の書き方

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お盆のお供えにお返しは必要?「お返しのお礼状の書き方」です。お盆のお供えのお返しのお礼状を書く時に「故人の名前を入れる」「句読点を使わない」「手書きで書くと丁寧」ということを覚えておきましょう。「故人の名前を入れる」時には「故○○」であったり、「亡父○○」というように書きます。

また、お礼状には「、」「。」といった句読点を使わないようにするという決まりがあります。お礼状に手書きで書かなければいけないという決まりはありませんが、手書きの方が気持ちが伝わりやすく丁寧な印象を与えることができるでしょう。

お礼状の文例

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お盆のお供えにお返しは必要?「お礼状の文例」です。故人の名前を入れて、句読点を使わずに書きましょう。また、差出人は喪主の方の氏名を書くようにします。ではお礼状の文例をご紹介します。

「拝啓ますますのご清祥のことと心よりお慶び申し上げますこのたび亡父○○の初盆に際しまして過分なお心配りを誠に有難うございました故人もさぞかし浄土において感謝していることと存じますささやかですが亡父の初盆供養のとして心ばかりの品を用意いたしましたのでご受納賜りたくお願い申しあげます

本来なら直接伺ってお礼を申し上げるべきところではございますが書中にてのご挨拶となることをお許し下さい暑さ厳しくなりますくれぐれもご自愛のほどお祈りいたしております敬具平成○年○月○日住所喪主の方の氏名親族一同」です。

お盆のお墓参りのお供えは何がいい?

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お盆にお墓参りをする方もいらっしゃることでしょう。お盆のお墓参りのお供えにはどんなものがふさわしいのでしょうか?お盆のお墓参りのお供えについて詳しくご説明していきましょう。お盆のお墓参りにはある特定の物が決まっています。いったいどのようなお供えがいいのか確認しておきましょう。

お盆のお墓参りのお供えに持っていくもの

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お盆のお墓参りのお供えは何がいい?「お盆のお墓参りのお供えに持っていくもの」です。お盆のお墓参りのお供えは「お線香」「食べ物」「果物」「お菓子」「お花」です。お線香は仏様の空間を清めるという意味で使われます。食べ物は、果物であったり、お菓子が一般的です。

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お盆の季節に合わせて夏が旬の物を選べばなおいいでしょう。果物では、すいか・ぶどう・なし・桃がおすすめです。お墓にお供えする場合は皮をむきませんが、お仏壇にお供えする時は皮をむいておきましょう。お菓子は、小分けになっていて保存のきく個包装のお菓子をお供えするのが一般的です。

お花は盆花がおすすめですが、必ず盆花でなければいけない決まりはありません。ご先祖様を思う気持ちこそが大切です。

マナーを守ってお盆にふさわしいお供え物を贈ろう!

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今回は、お盆のお供えについて詳しくご紹介してきました。お盆のお供えにお金を渡す場合はある程度相場が決まっています。また、お返しの相場も決まっています。その相場内で故人が好きだったものをお供えに選びましょう。相場以上のものをいただくと困ってしまう場合もあるので相場はある程度考慮しておきましょう。

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お盆はご先祖様が帰ってきてくれる大切な時期です。お供え物をしてご先祖様にお供えしましょう。その時にマナーがいくつかありました。どのマナーもいただいた方の気持ちであったり、お返しについて考えると自ずと分かってくるマナーです。心遣いができたお盆のお供えができるようにしっかりと今回の記事を覚えておきましょう。

大原 悦子
ライター

大原 悦子

食べることと、貯金が大好きです。最近は、断捨離をするのにはまり、本当に必要なもので暮らす生活に憧れる毎日です。断捨離のお陰で、生活のなかに「面白い」「楽しい」と思えることを発見することができるようになりました。

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