みょうがの栽培方法は?育て方のコツから収穫時期まで詳しく解説!

みょうがの栽培方法は?育て方のコツから収穫時期まで詳しく解説!

独特な香りと味が魅力のみょうがは、香味野菜として薬味や料理のアクセントに使われています。そうめんや冷ややっこなどみょうががよく合います。家庭菜園初心者でも簡単に栽培できるみょうがの魅力や育て方のコツから収穫時期まで、みょうがの栽培方法を詳しくご紹介します。

記事の目次

  1. 1.みょうがとは
  2. 2.みょうが・栽培方法【植え方】
  3. 3.みょうが・栽培方法【育て方】
  4. 4.みょうが・栽培方法【収穫時期】
  5. 5.みょうが・栽培方法【休眠期】
  6. 6.みょうが・栽培方法【株分け・植え替え】
  7. 7.みょうが・栽培方法【病気対策】
  8. 8.みょうが・栽培のコツ
  9. 9.みょうが・栽培の注意点
  10. 10.みょうが栽培は初心者でも簡単にできる!

みょうがとは

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「みょうが(茗荷)を食べると物忘れする」という昔からの言い伝えを聞いたことはありますか?お釈迦様の弟子のひとりに周利槃特(しゅりはんどく)という人物がいました。物覚えが非常に悪く、自分の名前も覚えられないことから、お釈迦様は自分の名札を首にかけさせましたが、そのことさえも忘れる始末。

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槃特の死後、彼のお墓から生えてきた草に、名前を荷って死んだ彼にちなみ「茗荷」と名付けたとされています。このことから、みょうがを食べると物忘れをするという俗説が生まれたようです。また、古典落語に「茗荷宿(みょうがやど)」というお話もあります。内容は省きますが、槃特の逸話をヒントにしたと言われています。

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これらの話はあくまで俗説で、科学的な根拠がないことは証明されています。むしろ、近年ではみょうがの香り成分が脳に刺激を与え、集中力や記憶力に効果があることがわかりました。では、みょうがとはどのような食材なのでしょうか。ここからは食材としてのみょうがについてご紹介していきます。

ショウガ科の多年草

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みょうが(茗荷)はショウガ科の多年草です。多年草とは、個体として複数年生存する植物のことを言います。東アジアが原産で、人間が生活している範囲でしか見られないことから、アジア大陸から持ち込まれたと考えられています。

北海道から沖縄まで自生し、花や茎も香味野菜として食すことができ、生姜と同じく昔から日本では親しまれています。しかし、食用としてみょうがを栽培しているのは日本だけと言われています。

みょうがは日陰を好み、病気や害虫にも強く、4~5年あまり手をかけず収穫できることから、家庭菜園初心者にもおすすめできる食材です。ここからは、みょうがの栽培方法やコツについて詳しくご紹介していきます。

みょうが・栽培方法【植え方】

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みょうがは種から植えるのではなく、太い根の塊のような根株(ねかぶ)と呼ばれる地下茎を植えます。みょうがの植え付け時期は3月中旬から4月中旬が適しており、ホームセンターや園芸店などで購入できます。

植え付け時期を逃してしまっても、ポット苗なら6月末くらいまで植えることができます。良い根株を選ぶコツは、根が太くしっかりしたもので芽が2~3個ついており、土が乾燥してなく、根や芽がカビていたり腐っていたりしないものです。苗は根株を選ぶコツに加え、茎が長さ15㎝~20㎝ほどで葉が元気なものがおすすめです。

みょうがの根株や苗は、購入したら早めの植え付けが望ましく、土表面から5㎝~8㎝の深さに埋めるのがコツです。

①鉢・プランター

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みょうがは毎年地下茎を伸ばしていくので、小さな鉢やプランターで栽培すると根詰まりをおこしてしまいます。根詰まりにより毎年植え替えをしてしまうと、十分に根株が育たちません。みょうがを思うように収穫できなくなることもあるので、鉢やプランターは大きめで30㎝以上深いものを選ぶのがコツです。株間は10㎝~15㎝ほどとりましょう。

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鉢やプランターでの栽培はお手入れが簡単にできるので、初心者におすすめです。日の当たらないベランダや、周りに背の高い植物を置くことで日陰をつくることも有効です。鉢やプランターで栽培したみょうがの植え替えは2~3年が目安ですが、鉢やプランターの大きさにより4~5年そのままでも大丈夫です。

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鉢やプランターにみょうがを植える方法を簡単にご紹介します。まず、鉢やプランターの底にネットを置き軽石を敷き詰めます。根株についている新芽が上に向くよう植え付け、縁から3㎝~5㎝ほどの高さまで土を入れます。最後に鉢やプランターの下から水が出てくるまでたっぷり与えます。

②地植え

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みょうがは地植えで栽培する方法もあります。地植えした場合も、実は植え替えが必要になります。地植え栽培も、鉢やプランターと同じく根株が密集すると育成環境がが悪くなるので、収穫量が低下していきます。植え替えの目安は4~5年です。

みょうがを地植え栽培する方法は、鉢やプランターと違って移動ができないので場所選びも重要です。みょうがの地植え栽培には、大きな木の根元など、日光ががあまり当たらず湿った土地を選ぶのがコツです。水はけが悪いと腐らせてしまうので、幅60㎝×高さ10㎝~20㎝ほどの畝(うね)をつくり、株間を15㎝~20㎝とりましょう。

みょうが・栽培方法【育て方】

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みょうがの根株や苗の選び方、鉢やプランターを使ったみょうがの植え方や地植えの方法をご紹介しました。では、みょうがをたくさん収穫するためにはどのように育てればよいでしょうか。みょうがの栽培にはみょうがに適した土作りや水やりの方法があります。ここからは、みょうがを育てる方法やコツをご紹介していきます。

①土作り

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日本の土は弱酸性の雨により酸性に傾いているので、中和するために苦土石灰(くどせっかい)という強いアルカリ性の肥料を土に混ぜておきます。苦土石灰は粉状のものと粒状のものがあるので、使いやすい方で大丈夫です。他の肥料を同時に混ぜてしまうと化学反応により悪臭(アンモニア臭)が発生してしまうので、1~2週間後に肥料を混ぜましょう。

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みょうがは、水はけがよく有機質が多く含む土を好みます。そのために、完熟堆肥を混ぜ、みょうがの好みに合う土の環境をつくりましょう。苦土石灰をまいた1~2週間後、鉢やプランターの栽培では、市販の野菜用培養土に完熟堆肥を2割ほど混ぜ合わせます。地植えの栽培では、土を耕し完熟堆肥をたっぷり含ませておきます。

②水やり

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みょうがは乾燥に弱く、水が不足すると弱ってしまいます。鉢やプランターで栽培するには、毎日の水やりが欠かせません。夏場は気温が高く土が乾燥しやすいため、朝晩の水やりをおすすめします。地植えは乾燥した時に与えます。どちらの栽培方法も、土の表面が乾かないよう敷きわらや腐葉土で根株を覆っておきましょう。水やりは根元から与えましょう。

③肥料

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大きなみょうがをたくさん収穫するためにも、追肥(追加で肥料まくこと)をしましょう。6~10月の期間は、月に1回ゆっくりと効果がある緩効性の化成肥料を与えるか、1~2週間に1回液体肥料を与えます。3月にも同じ肥料を与えます。敷きわらをかぶせている場合は、上から肥料をまいても大丈夫です。

みょうが・栽培方法【収穫時期】

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みょうがの栽培を始めて1年目は根株が安定せず収穫できないこともあります。収穫時期が過ぎたみょうがは、地上に出ている茎や葉が徐々に枯れていきます。しかし、土に植えた根株は次の年に備えて休眠しているだけなので、掘り起こして捨てないようにしましょう。2年目以降は根株が成長し、収穫量も徐々に増え収穫時期も安定してきます。

みょうがは同じ根株でも、植え付け時期や収穫時期で見た目の色や大きさも変わります。ここからは、植え付け時期により変わるみょうがの種類についてご紹介していきます。

栽培したみょうがの種類で変わる

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みょうがは大きく分けて「花みょうが」と「みょうがだけ」の2種類があります。「花みょうが」は、地下茎の先端にできる花の蕾(つぼみ)で、「みょうがだけ」はみょうがの若い茎を軟白栽培したものです。花みょうがは、みょうがのほかに「みょうがの子」と呼ばれたりします。

花みょうがには「早生種、中生種、晩生種」があり、7月~8月に収穫する早生の「夏みょうが」と、9月~10月に収穫する中生・晩生の「秋みょうが」に分かれます。根株や栽培方法も同じなので種類が違うというわけではなく、収穫時期により変わるということです。

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夏みょうがの特徴は、うす緑色で小ぶりです。秋みょうがの特徴は、渋めの赤い色で大ぶり、中はぎゅっと詰まった感じです。一般的には秋みょうがの方が美味しいと人気です。植え付け1年目だけなら作り分けができます。夏みょうがを収穫したい場合は秋に、秋みょうがを収穫したい場合は3月中下旬に植え付けしてください。

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みょうがは半分くらい土の中に隠れています。開花する前の蕾を株元からポキッと折って収穫しましょう。手で収穫が難しい場合は、ナイフなど使いましょう。開花する前のギュッとしまった蕾を収穫するのがコツです。敷きわらなどで隠れている場合もあるので、かき分けるなどして見落とさないようにしましょう。

みょうがの蕾を収穫しないままにしておくと、淡黄色の花が咲きます。花が咲いたみょうがは柔らかく、風味が落ちてしまいますが、食べられないわけではありません。

みょうが・栽培方法【休眠期】

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収穫時期がおわり、地上に出ている茎葉の部分から栄養を取り終えると、枯れて黄色になり休眠期に入ります。冬の時期を越し、次の生育が始まるまで何もしなくても根がダメになることはありません。しかし、より大きく良質なみょうがを大量に収穫するためには、ちょっとしたお手入れが必要です。ここからは休眠期のお手入れ方法をご紹介していきます。

①水やり

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休眠期は春から秋のように毎日水やりする必要はなく、雨だけで十分です。鉢やプランター栽培の場合、雨が当たらない場所であれば、土の表面が完全に乾いた状態から数日待ち、底から水があふれ出るまでたっぷりあげましょう。夕方以降に水やりをすると気温が下がり凍ってしまうこともあります。冬の時期は暖かい日中に水やりをしましょう。

②枯れた地上部

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みょうがの収穫時期が過ぎると、地上部に出た茎葉は黄色く枯れてきます。手で軽く引っ張り抜き取りましょう。簡単に抜けない場合は、無理に引っ張らず、土の表面くらいでカットしましょう。土の表面をきれいにした後は、乾燥を防ぐために抜き取ったみょうがの茎葉や敷きわらなどで覆っておきましょう。

抜いた茎葉は、乾燥させて入浴剤として使う活用方法もあります。体を温める効果があり保湿性が高いので、寒い冬の時期にはおすすめです。

③肥料

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みょうがは肥料がなくても生育するし、収穫もできます。しかし、肥料は生育に大きく影響してきます。肥料をしっかり与えてあげれば、よく生育し収穫量が増えるということです。真冬の時期に肥料は必要ありません。3月ごろに追肥した肥料と同じ化成肥料などを少し与えましょう。

肥料をあげすぎると葉っぱが生い茂り、自分の重みに耐えられず倒れてしまうこともあります。加減して肥料をあげましょう。

みょうが・栽培方法【株分け・植え替え】

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みょうがを栽培すると、地下茎が地面に広がり密集してきます。そのままにしておくと、花みょうがが出ずらくなり、収穫量に影響がでてきます。鉢やプランターは大きさにもよりますが2~3年、地植え栽培は4~5年を目安に株分けをおこない植え替えすることをおすすめします。ここからは、株分けと植え替えの方法やコツについてご紹介していきます。

①株分け

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先ほどご紹介しましたが、数年経つと地面の根株生育して密集してきます。地下茎が密集することで、収穫量が減るだけでなく、小ぶりな花みょうがしか収穫できなくなります。みょうがの株分けに適した季節は、春と秋です。

まず、鉢やプランター、地植えしているみょうがを土ごと掘り出します。なるべく根株を傷つけないようにしましょう。次に、掘り出した根株についている土を丁寧に落としていきます。土を落とし終えたら、みょうがの芽が2~3個つくように、10㎝~15㎝ほどにカットしていきます。

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春に株分けする場合は茎と葉が元気なので、カットする必要はありません。つけたまま植え替えてください。秋に株分けする場合は収穫時期もおわり茎や葉は枯れていきます。植え替えするために、カットしておきましょう。

また、みょうがの株を知り合いにおすそ分けする場合、土の乾燥には注意が必要です。受け取った人がすぐ植え付けするなら問題ありませんが、土をつけたままにするかは相手と相談するとよいでしょう。

②植え替え

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株分けが終わったら、植え替えをしましょう。植え替えの方法は、植え付けの方法と同じです。ご紹介したように、土の準備をし、地面から5㎝~8㎝ほどに植え、たっぷり水やりをしましょう。

みょうがに限らず、植え替えによる連作障害には気をつけましょう。連作障害とは、同種の作物を連続して同じ土地で育てることにより、育つ作物や土に異常が見られたり、収穫量が低下することを意味します。掘り起こした場所に植え替えしても問題はありません。しかし、植え付け方法でご紹介したように、土の準備を怠ると育成に影響が出てしまいます。

みょうがの植え替えをするときは、掘り起こしたあとすぐに植え替えができるよう、掘り起こした場所とは別の場所に、みょうがを植える土の準備をしておきましょう。鉢やプランターの場合も、できれば新しく用意して土を準備することをおすすめします。

みょうが・栽培方法【病気対策】

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みょうがの栽培はほかの作物に比べて、病気になりにくいのも、家庭菜園におすすめの理由です。しかし、誤った栽培方法をしていると、害虫が発生したり病気にかかることがあります。ここからは、みょうがの症状ごとに、どのような理由でどのような症状が起きるのか、また対策方法もご紹介していきます。

①根茎腐敗病(こんけいふはいびょう)

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みょうがは湿った土を好みますが、水はけが悪く湿気が多すぎると「根茎腐敗病」になってしまいます。雨が多い梅雨の時期など要注意です。症状は休眠期前の状態に似ており、みょうがの茎や葉が黄色に変色し、根株もあめ色に変色し枯れてしまいます。水はけを良くすることで、根茎腐敗病は予防できます。悪臭はありません。

根茎腐敗病にかかってしまったみょうがは、処分するしかありません。まわりの根株に病気が移らないようカットし、薬剤を撒いておくと安心です。

②いもち病

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いもち病は紋枯病(もんがれびょう)とも呼ばれ、イネによく発生し被害が大きい病気です。みょうがでは葉にいもち病が現れ、中心が灰白色でその周りが茶褐色のような斑点が複数でき枯れていきます。そのまま放置していると地下茎にもいもち病が進行してしまうので、根茎腐敗病と同じく処分し、薬剤を撒きましょう。

③葉枯病

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みょうがの葉の縁部分から徐々に枯れていき、放置しておくと全体が黄褐色になり黒色の小さな点も発生します。症状がでた根株全体を処分し、薬剤を撒きましょう。葉枯病はカビが原因で、葉が雨や水に濡れた状態が続くことにより発生します。水やりは根元から与えましょう。また、水はけが悪いことでも発生しやすくなるので対策しておきましょう。

みょうが・栽培のコツ

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みょうがは、ほかの食材に比べてあまり手をかけず栽培や収穫ができることが魅力です。日当たりが悪い、ベランダしか栽培するスペースがない人でも、みょうが栽培のコツさえ掴んでおけば、失敗することなく簡単にみょうがの収穫が楽しめます。みょうがを家庭栽培で楽しむコツをまとめてご紹介していきます。

①日陰で育てる

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みょうがは、直射日光が苦手です。株の根元から出てくる花みょうがに光が当たってしまうと、みょうがは固くなるだけでなく風味も落ちてしまいます。敷きわらや腐葉土などで、直射日光から守ってあげましょう。直射日光は苦手ですが、全く日が当たらないじめっとしたところよりも、風通しの良い木陰に植えることがコツです。

②水やりはしっかり行う

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みょうがは湿気のある土を好みます。逆に言えば、乾燥に弱いということです。水が不足すると生育が悪くなってしまいます。特に鉢やプランターでの栽培は、地植え栽培より乾燥しやすいので、毎日の水やりが不可欠です。みょうがの水やりは、鉢やプランターの底から水があふれ出るまでたっぷりあげることがコツです。

鉢やプランターをベランダに置いている場合、室外機からの熱風が当たると乾燥してしまいます。置き場所に気をつけましょう。地植え栽培の場合、毎日水やりをする必要はありません。土の状態を確認し、必要な時だけ水やりしましょう。

③水はけを良くする

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みょうがは、湿気だけでなく水はけのよい土を好みます。水はけを良くしておけば、根腐れの心配もありません。鉢やプランターの栽培については完熟堆肥を使うことで、水はけの心配はありません。地植え栽培の場合は畝(うね)をつくり、水はけを良くすることで病気を防ぎましょう。

④間引きをする

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みょうがは、成長するにつれどんどん株が増えていきます。そのまま放置していると、みょうがの蕾が出にくくなってしまいます。茎をカットすることで間引きできるので、こぶし大くらいに間隔があくように風通しを良くし収穫量を増やしましょう。本葉が5枚以下の時に間引きすると、茎は増えてしまいます。間引きのコツは本葉6~7枚くらいです。

みょうが・栽培の注意点

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みょうがの栽培方法は簡単で、手間もかけずに数年収穫ができると家庭菜園初心者にもうれしい香味野菜です。しかし、手間がかからないといって何もしなければ生育せず枯れてしまうこともあります。みょうがの栽培において注意しておきたいコツを2点ご紹介していきます。

乾燥させないこと

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みょうがの栽培方法の最大のコツは、「土を乾燥させないこと」です。みょうがは湿った環境が大好きです。なるべく毎日たっぷり水やりをして、しっとりとした土の状態を保ちましょう。湿った土の状態を保つために、みょうがの芽が出るまでは、根株を敷きわらや腐葉土で覆うのもおすすめの方法です。

適した場所で育てる

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みょうが栽培の注意点として、土を乾燥させないことや直射日光を避けるといったことがあげられます。このことで、ジメジメした湿気のある暗い場所が、みょうがの栽培に適していると思われがちです。しかし、実際には全く日が当たらない場所ではなく、木陰など少し日が入るような風通しの良い場所が適しています。

みょうが栽培は初心者でも簡単にできる!

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みょうがの栽培方法を、根株の選び方から育て方のコツ、収穫時期や休眠期のお手入れ方法までご紹介しました。家庭菜園を始めてみたいけど、土地がなかったり日の当たるスペースがない人、手間暇かけて育てる時間がない人にもおすすめの食材、みょうがをこの機会に栽培してみませんか。採れたてみょうがの味を是非楽しんでください。

enisi
ライター

enisi

月に1回のジェルネイルを楽しみに過ごしており、暇な時には新しいデザインを検索しています。片付けが苦手なので、収納アイデアに興味があります。疑問に感じたことは、手を抜かず納得できるまでしっかり調べることを大切にしています。

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