梅シロップにカビが生えた!原因や見分け方・対処法を知って対策しよう!

梅シロップにカビが生えた!原因や見分け方・対処法を知って対策しよう!

爽やかな甘さが特徴的な梅シロップを自作する人も多いことでしょう。ある日、フタを開けたら梅シロップにカビが発生していたという経験はありませんか。この記事では、梅シロップに発生するカビや発生原因、カビの見分け方、対処法について徹底解説していきます。

記事の目次

  1. 1.梅シロップにカビが生えたらどうする?
  2. 2.梅シロップのカビの原因
  3. 3.梅シロップに生えたカビの見分け方
  4. 4.梅シロップにカビが生えた時の対処法
  5. 5.梅シロップのカビを防止する方法
  6. 6.梅シロップのカビに対処法を試してみよう!

梅シロップにカビが生えたらどうする?

Photo by tamakisono

爽やかな甘さが特徴的な「梅シロップ」は、飲みやすく暑い夏にはぴったりの飲み物です。簡単に作れることから自宅で梅シロップを作る人も少なくないでしょう。

しかし、梅シロップを作っている間にカビが発生してしまったという経験をしたことはありませんか。この記事では、梅シロップにカビが発生する原因や対処法、カビの見分け方、カビの防止方法について紹介していきます。梅シロップのカビに悩んでいる人は是非、参考にしてみて下さい。

梅シロップのカビの原因

フリー写真素材ぱくたそ

手間暇をかけて作った梅シロップなのに、気が付いたらカビが発生してしまっていたという経験をしたことがあるのではないでしょうか。

せっかく手前暇をかけたのにカビが発生しているとかなりショックです。ここでは、梅シロップにカビが発生しまう原因について紹介していきます。カビの原因に当てはまるのもがないか確認しながら見てみて下さい。

保存容器の消毒が不十分

フリー写真素材ぱくたそ

梅シロップにカビが発生してしまう原因として「保存容器の消毒が不十分」という点が挙げられます。梅シロップを保存する容器は消毒をしてから使うことでカビの発生を抑えられ、綺麗な状態で梅シロップを作ることができます。

容器の消毒方法は、煮沸消毒やアルコール消毒などがあります。ガラス瓶などであれば、鍋にお湯と瓶を入れ煮沸消毒がおすすめです。

90度以上5分以上、煮沸消毒をすると滅菌が出来るので煮沸消毒する際の目安にしてみて下さい。フタも忘れずに消毒すること、容器に水分が残らないようにすることが、カビの発生を抑えるポイントです。

梅の水分の拭き取りが不十分

Photo by Dakiny

「梅を洗った後の水分のふき取りが不十分」な場合も、カビが発生してしまう原因の1つです。梅シロップを作る前には必ず梅を洗い、表面の水分をふき取りますが、見落としがちなところが「ヘタの部分」です。

ヘタは水分が溜まりやすく見落としがちな部分なので、梅の水分をふき取るときにはヘタの部分に注意してしっかりとキッチンペーパーで、水分をふき取りましょう。

また、梅を触る前には消毒をして手についた菌を取り除いてから、梅を触るようにしましょう。手についている菌にもカビの発生の原因となってしまう場合もあるので、手を清潔にしてから梅シロップを作ることもカビの発生を抑えることに繋がります。

温度の高い場所で保存していた

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梅シロップを「湿度の高い場所で保存していた」ということも梅シロップにカビが発生してしまう原因の1つです。梅の時期は、気温や湿度が高くなる初夏なので、保存場所が重要になります。

特に湿度が高くなる場所や直射日光が当たる場所で保存すると、カビや雑菌が繁殖しやすくなるので、梅シロップを保存するなら湿度や気温が低い冷暗所がベストです。ただ、冷暗所がない場合には、冷蔵庫や野菜室のような状態の場所に保存してもOKです。

梅の実がしっかりシロップに浸かっていなかった

Photo by merec0

梅シロップを作るために煮沸消毒やアルコール消毒をした綺麗な容器に、梅と氷砂糖を入れて冷暗所に保存していたのにカビが発生していたことはありませんか。

実は、1日に2~3回は容器をゆすらなかったことが原因なのです。容器をゆすらなかったことで「梅の実がしっかりシロップに浸っていなかった」状態が起こり、梅の発酵がすすみカビが発生してしまったのです。

また、梅シロップの容器をゆすることで梅のエキスが抽出され、梅の風味がしっかりとある美味しい梅シロップが出来上がります。

梅シロップに生えたカビの見分け方

Photo byPeggy_Marco

梅シロップを自作で作っていると発生しやすいカビが「白カビ」と「青カビ」です。カビの種類は多く何が安全で何が危ないカビなのか、見分けがつかないこともあります。ここでは、梅シロップに映えたカビの見分け方について紹介していきます。

白カビ

白カビの見分け方は「見た目」と「匂い」です。白カビはその名の通り、白い見た目をしています。匂いは嫌な感じはせずに、フルーティーな匂いがします。

梅の実の表面やシロップと容器の境目に白いぶくぶくしているものが「白カビ」です。白カビの正体は、天然酵母なので放っておくと発酵が進み、糖分がなくなってしまい美味しくない梅シロップになってしまうので、白カビを見つけたら早めに対処することをおすすめします。

青カビ

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白カビの見分け方は「見た目」と「匂い」でしたが、青カビの見分け方も白カビと同じです。青カビの見た目は、そのままの「青」で匂いも鼻につくツンとした嫌な匂いがします。

青カビは白カビとは違い、天然酵母ではないので梅シロップに青カビが発生してしまったら全て処分するしか対処法はありません。まだ、青カビの部分が少ないからと言って飲んだりすると身体に害を及ぼすこともあるので、絶対に飲まないでください。

梅シロップにカビが生えた時の対処法

Photo by shishamo72

梅シロップに発生したカビの中でも「白カビ」は天然酵母なので、正しい大正を施せば飲めることがわかりました。ここでは、梅シロップに白カビが発生してしまった時の対処法について紹介していきます。正しく対処して美味しく梅シロップを飲みましょう。

梅シロップにカビが発生したら飲めない?

Photo bystevepb

梅シロップにカビが発生してしまったら、梅シロップは飲めないのでしょうか。梅シロップに発生するカビの中で唯一飲めるカビが「白カビ」です。

梅シロップに白カビが発生してしまったら、白くなった部分だけを捨て残ったシロップを煮沸消毒をすることで引き続き安全に梅シロップを飲むことができます。ただ、青カビや赤カビなどが発生してしまった場合には、煮沸消毒をしても飲めないので全て処分しましょう。

飲めるかどうかの確認方法

Photo by sayo-ts

梅シロップに発生してしまったカビが飲めるものなのか、飲めないものなのかを確認するには「匂い」と「見た目」が重要になります。梅の表面やシロップの一部が白くぶくぶくしている状態でフルーティーな匂いがすれば「白カビ」です。正しい対処法をすれば問題なく飲むことができます。

梅シロップの容器からツンとするきつい匂いがしたら飲むことができないカビが発生してしまっています。梅シロップの「匂い」や「見た目」で飲めるカビなのかどうかを確認できます。

漬けてから10日以上の白カビ

Photo by sayo-ts

梅シロップを漬けてから10日以上経ってから白カビが発生した場合には、正しい対処法を行えば引き続き、安全に梅シロップを飲むことができます。梅シロップを漬けてから10以上なのか以下なのかによって少しですが、対処法が異なるので日数の確認は十分にしておくと良いでしょう。

梅の実を取り出す

Photo by sayo-ts

漬けてから10日以上の場合に白カビが発生したら、まずは白カビが発生している梅の実を取り出しましょう。10日以上経過している場合には、白カビが発生している梅の実も食べられます。梅の実をほぐして煮詰めつ梅ジャムなどに変えて食べることがおすすめです。

梅シロップを煮沸する

Photo byThree-shots

白カビが発生してしまった梅を取り出した残りの梅シロップは、鍋に入れて約70度で5分~10分程度弱火で殺菌していきます。

殺菌するための煮沸なので、必要以上に温度を上げたり長い間火にかけておいてしまうと梅シロップの量がすくなってしまったりするので、適切な温度と時間はしっかりと守りましょう。殺菌後は、しっかりと冷やしてから冷蔵庫などの冷暗所で保存をします。

漬けてから10日以下の場合は?

Photo by shishamo72

梅シロップを漬けてから10日以下に白カビが発生してしまった場合の対処法としては、梅シロップから白カビが発生した梅を取り出し残った梅シロップを鍋に入れ約70度で5分~10分程度弱火にかけたら、取り出した梅を戻して再び保存します。

10日以内であれば、梅の実を梅シロップに戻すことができます。また、熱い内にコーヒーフィルターなどを通すことで不純物を取り除けるのでおすすめです。

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梅シロップのカビを防止する方法

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毎日毎日、手間暇をかけた梅シロップでは最初から最後までカビを発生させないで作りたいものです。ここでは、梅シロップのカビを防止する方法について紹介していきます。毎日少し手間をかけるだけでカビを防止できるので是非、実践してみてください。

1日1回保存容器をしっかりゆする

Photo by finale899

梅シロップのカビを防止する方法1つ目は「1日1回保存容器をしっかりゆする」ことです。梅シロップを漬け始めた頃は、まだシロップができていないのでゆするのも大変ですが、梅の実の表面に砂糖が触れるようにしてあげるだけで梅の発酵を抑えることができ、カビの発生を防止できます。

毎日やる必要があり少し面倒ではありますが、手間をかければかけるほど愛着が湧いて、美味しい梅シロップが完成します。

風通しの良い暗い場所で保管

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梅シロップのカビを防止する方法2つ目は「風通しの良い暗い場所で保管」することです。梅シロップ作る頃には、ちょうど梅雨が始まり夏に向けて湿度や気温が高くなる季節で高温多湿になりやすい時期です。そのため、カビも発生しやすくなっています。

梅シロップを保存する場所として冷暗所がベストなのですが、冷蔵庫や風通しの良い暗い場所であれば保存は可能です。高温多湿にならないような場所に保存することでカビの発生を防止できます。

シロップにお酢を入れる

Photo bystux

梅シロップのカビを防止する方法3つ目は「シロップにお酢を入れる」ことです。お酢には、殺菌作用だけでなく雑菌が繁殖しにくい環境を作るという作用もあり、暑い夏でも保存性を高めてくれます。

梅シロップの中に入れておくだけでカビの発生を防止してくれますが、ほんの少し酸味のある梅シロップになってしまいます。お酢の目安としては、梅と氷砂糖1㎏ずつに対してお酢は200㏄程度が良いでしょう。

梅と氷砂糖を入れ終わった最後に全体にかかるように入れるのがポイントです。梅シロップに使うお酢は何でも構いません。お好みのお酢を入れて自分だけのオリジナル梅シロップを作りましょう。

漬ける前に梅を冷凍する

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梅シロップのカビを防止する方法4つ目は「漬ける前に梅を冷凍する」ことです。暑くなるとどうしても発酵が進みやすく、カビも発生しやすくなってしまいます。

そんな時は事前に梅を冷凍しておいてから、梅シロップを作るようにするのがおすすめです。常温の梅で作るよりも冷凍した場合の方が、梅シロップを早く作れるので急いでいるときには非常におすすめの方法です。

ただ、冷凍した梅を使うと風味や香りに物足りなさを感じることもあるので、季節や保存場所の状態などを考慮して常温の梅にするか冷凍の梅にするか考えると良いでしょう。

梅シロップのカビに対処法を試してみよう!

Photo by yoco**

梅シロップにカビが発生してしまうのには、たくさんの原因がありました。梅シロップを作る前の段階で容器や手、梅をきれいにしたり、保存場所や毎日お手入れをすることでカビの発生を簡単に抑えることができます。

梅シロップのカビを防止する方法も簡単にできるので、今年こそ梅シロップにカビを発生させないでつくりたい人は参考にしてみて下さい。美味しい梅シロップに作って暑い夏を乗り切りましょう。

Reina
ライター

Reina

はじめまして「Reina」と申します。女性向けの記事を書くことが多いです。趣味はネットサーフィンで暇さえあればネットを見ています。そんな私だからこそ皆様に伝えられることをどんどん発信していきたいと思っています。

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