「充足」の意味・使い方まとめ!例文・類語・対義語や充実との違いも解説!

「充足」の意味・使い方まとめ!例文・類語・対義語や充実との違いも解説!

「充足」は日常生活のシーンで普通に使う言葉ですが、その意味を十分理解できているでしょうか。似た言葉の「充実」との意味の違いや使い分けは大丈夫でしょうか。今回は「充足」の意味や例文を交えた使い方に加えて、類語・対義語、「充実」との違いまで詳しく解説します。

記事の目次

  1. 1.「充足」の意味とは?
  2. 2.「充足」の対義語・類語
  3. 3.「充足」の使い方・例文
  4. 4.「充足」と「充実」の違い
  5. 5.「充足」を使う際の注意点
  6. 6.「充足」の英語表記
  7. 7.「充足」は十分に補い満たすという意味

「充足」の意味とは?

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「充足」は「じゅうそく」と読みます。「充足」の意味は「十分に補い満たす」ことで、「不足がない満足な状態」を表します。「充足」は「充」と「足」で構成されています。「充」は「みちる」を意味し、「足」は「たりる」を意味しますので、「充足」は同じ意味を重ねた熟語になっています。

「充足」の対義語・類語

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「充足」の意味が理解できたところで、次に「充足」の対義語・類語を見ていきましょう。「充足」の対義語は「不足」です。また「充足」の類語としては、「充実」「満足」「会心」などがあります。いずれも「充足」との意味の違いを意識しないで使いがちですが、微妙なニュアンスの違いに注意しましょう。

「充足」の対義語

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「充足」は「不足がない満足な状態」を意味しますので、「充足」の対義語は「不足」になります。「不足」は「足りないこと」「満足でないこと」の意味で、状態を表す名詞として使われるほか「不足する」といった形でも使われます。「充足」の対義語としてはほかに「欠乏」もあります。

「不足」は「ある程度は満たされているが十分ではない状態」を意味し、「欠乏」は「普通であれば当然あるべきものがない状態」を意味します。微妙な意味の違いがありますので、これらの使い分けにも注意しましょう。

「充足」の類語

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「充足」と似た意味の類語には「充実」「満足」「会心」があります。「充実」については後で詳しく解説しますので、ここでは類語の「満足」と「会心」について見ていきましょう。

「満足」は「満ち足りて不平不満がないこと」の意味です。「充足」も「満足」も「満ち足りた状態」という意味では同じですから互いに言い換えが可能ですが、「充足」には「満足」が持つ心の状態を表すニュアンスがありませんで、言い換えに注意が必要です。

「会心」は「かいしん」と読みます。「心にかなうこと」「満足に思うこと」の意味です。「会心」は「満足」と同様に心の充足感をニュアンスとして持っていますので、「充足」との使い分けは「満足」と同じように考える必要があります。

なお「会心」と同じ読みで、しかも「心」がつく言葉に「改心」「回心」「快心」などがあります。これらは同じ読みであってもそれぞれ意味が異なりますので、ワープロの変換間違いにも注意しましょう。

「充足」の使い方・例文

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「充足」は「足りないもの・不足するものを補充して満足な状態にする」という意味を持っています。したがって、具体的な使い方としては「○○を充足する・させる」「○○の充足」が一般的ですが、「充足率」「充足感」といった熟語の形の慣用表現もあります。

例文①

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最初に「○○を充足する・させる」という形の使い方を見てみましょう。「充足」の使い方としては最も一般的な形といえます。

「あなたがベンチャー企業を立ち上げたいとお考えなら、まずは中核となるスタッフを充足させることが急務です。一緒に経営を担うスタッフはベンチャー企業に不可欠です。」

「我が社においてはIT人材の不足が著しい。これを放置しておくと大変なことになる可能性がある。大至急この分野の人材を充足させるべきだ。」

例文は「充足する・させる」の使い方として、「足りない人材を補充して満足な状態にする」という意味で「充足」を使っています。「充足させる」を「補充する」に言い換えても意味は変わりません。

例文②

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次に「○○の充足」の使い方を見てみましょう。「充足」の意味をストレートに使った表現で、通常は文章表現として使われます。

「この経営危機を乗り切るためには当面の経営資金の充足こそが決定的に重要です。資金の充足がなければ投資家からもそっぽを向かれるでしょう。」

「この度の戦いで最大の重要事項は兵站、特に食料の充足を図ることです。ここまで伸びきった戦陣においては兵站の充足こそ戦いの勝敗を決める最大の要素になると思われるからです。」

例文は「○○の充足」の使い方として、「足りなくなることが予想されるものの補充」という意味で「充足」を使っています。ここも「充足」を「補充」と言い換えても意味は変わりません。

例文③

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次に「充足」を使った慣用句としての熟語を二つ見てみましょう。まずは「充足率」です。この表現は職員の雇用や採用関係でよく使われます。

「今年度における我が社の新卒新社員の充足率は昨年度に比べてかなり低くなることが予想されます。明らかに社会環境が新卒者の売り手市場になっているからです。」

「充足率」は求人に対してどの程度の採用が見込めるかを数値で表したものです。例文では「期待される新卒者を確保できない可能性が高い」という意味で「充足率が低くなる」としています。

「充足率」と似た言葉に「就職率」があります。「充足率」が採用する企業側から見た数値であるのに対して、「就職率」は就職する側から見た数値で、就職できる割合を数値で表したものです。「充足率」と「就職率」は同じ状態の意味を立場を変えて表現したものです。

例文④

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最後は「充足感」を使った例文です。「充足感」も「充足」を使った慣用句としての熟語で、心の状態を表します。

「充足感のない付き合いはお互いに意味がないと思います。あなたも充足感が得られるパートナーを探すべきではないでしょうか。」

「あなたは日常の生活の中でどのような時に充足感を感じるでしょうか。充足感が得られる生活を送るためには何事にも前向きに取り組む必要があります。」

例文では「満ち足りている感覚」の意味で「充足感」を使っています。この場合は「充足感」を「満足感」と言い換えても意味に違いはありません。

「充足」と「充実」の違い

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「充足」と似た意味を表す言葉に「充実」があります。どちらも「充」が使われており、使い分けに迷うところです。「充足」と「充実」の違いは、足りないものを補うニュアンスがあるかどうかです。「充実」は単に「必要なものが十分に備わること」を意味し、不足感を補うというニュアンスはありません。

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