ヨーグルトに付いている砂糖が消えた理由とは?入手方法や代用品を調査!

ヨーグルトに付いている砂糖が消えた理由とは?入手方法や代用品を調査!

かつてヨーグルトに添付されていた砂糖袋をご存じですか?それがいつごろから見られなくなり、現在店頭に並ぶのは加糖したヨーグルトもしくはプレーンのヨーグルトです。なぜ砂糖袋が添付されなくなってしまったのかその理由と入手方法、また代用品について解説します。

記事の目次

  1. 1.ヨーグルトに砂糖が付かなくなったのはなぜ?
  2. 2.ヨーグルトの砂糖はいつからなくなった?
  3. 3.ヨーグルトに砂糖を付けなくなった理由
  4. 4.ヨーグルトに付いていた砂糖とは
  5. 5.ヨーグルトに付いていた砂糖は別売りしてた!
  6. 6.ヨーグルトに付いていた砂糖はネットで買える!

ヨーグルトに砂糖が付かなくなったのはなぜ?

Photo bymilivanily

かつてヨーグルトに添付されていた砂糖袋をご存じですか?ヨーグルトのプラスチック製の蓋を開けたところに入れられていた白い粒上の砂糖のことです。それがいつごろからか見られなくなり、現在店頭に並ぶのはすでに加糖されたヨーグルトもしくはプレーンのヨーグルトです。

では、いったいなぜ砂糖が添付されなくなってしまったのでしょうか。SNS上では、ヨーグルトに砂糖袋が付かなくなったことを惜しむ声が多く投稿され、一時期話題になったこともありました。

今回は市販で販売されているヨーグルトに添付されていた砂糖袋が付かなくなってしまった理由と別売りで販売されているヨーグルト用の砂糖の入手方法、また砂糖の代わりとなる甘味料について解説します。

ヨーグルトの砂糖はいつからなくなった?

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そもそもヨーグルトに添付されていた砂糖袋は一体いつから姿を消したのでしょうか。ヨーグルトの代表的なメーカーである明治、雪印、森永3社とも、かつては砂糖袋を添付してヨーグルトを販売していました。

冷たいヨーグルトにも短時間でさっと溶けて、ヨーグルトの風味を損なわずにほんのりと甘さが口に残る、そんなヨーグルトを好んで食べていたという方も多かったはずです。

Photo byAlbanyColley

時代の移り変わりとともに、消費者の志向や商品は変化していくことは言うまでもないことですが、この砂糖袋がなぜ姿を消したのかその理由を知る人はごく一部です。

忽然と消えてしまったように感じられる砂糖袋ですが、それぞれのメーカーが独自の調査を行なった上で廃止の決定がなされました。こちらの項目では、どのような背景でヨーグルトの砂糖袋が廃止されてしまったのかについて詳しく説明します。

2008年頃に添付を廃止

Photo by astarothcy

ヨーグルトの砂糖袋の添付は2008年頃から廃止されていたそうです。ちなみの明治の「ブルガリアヨーグルト」は2014年頃で、「ブルガリアヨーグルトLB81プレーン」への砂糖袋添付の廃止をする代わりに、リニューアルしたヨーグルトの販売を開始しました。

そのリニューアルしたヨーグルトとは、独自の「まろやか丹念発酵製法」によって製造されたものです。(商品名は、リニューアル前と同様「ブルガリアヨーグルトLB81プレーン」)

この製法によってプレーンヨーグルト特有の酸味が軽減され、そのままでも食べやすいヨーグルトへと変化を遂げたのでした。

ヨーグルトに砂糖を付けなくなった理由

Photo bylpegasu

この項目では、なぜ市販のヨーグルトに砂糖袋が付けられなくなったのか、その理由について説明します。

1970年頃の日本市場に出回っていたヨーグルトは、砂糖と寒天が入っていた「ハードヨーグルト」が中心でした。この頃はヨーグルト=デザートという固定観念があり、甘味がないと消費者の口に合わないという事情がありました。

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しかし、時代の変化とともに健康への関心が高まり、消費者の志向にも変化が表れてきました。ヨーグルトを生産する各社がそれぞれ調査を実施したところ、おいしさや価格、健康効果などと比較して、ヨーグルトに添付する砂糖の重要性は極めて低いという結果が出たそうです。

具体的にヨーグルトの砂糖袋が廃止になるに至った理由として、主に3つの理由が挙げられます。次の項目以降では、その1つ1つの理由について詳しく説明します。

砂糖が余ってしまう

Photo byAlexas_Fotos

ヨーグルトの砂糖袋が廃止になるに至った理由の1つ目として「砂糖が余ってしまう」ことが挙げられます。

消費者のヨーグルトの食べ方はそれぞれで、添付されている砂糖を使用しない消費者からは、「砂糖袋はいらないからその分価格を安くしてほしい」などの声が上がったそうです。

砂糖以外の美味しい食べ方が増えた

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ヨーグルトの砂糖袋が廃止になるに至った理由の2つ目として「砂糖以外の美味しい食べ方が増えた」ことが挙げられます。依然と比べてヨーグルトは、果物やシリアルと一緒に食べたり、砂糖以外の甘味料をかけて食べたり、消費者それぞれの好みの食べ方で食べられるようになりました。

以前と比較して、商業施設では市販のジャムやフルーツソースなどの商品の種類が豊富に店頭に並べられ、ヨーグルト一つで様々な食べ方が楽しめるようになりました。

また食べ方以外にも、調理の材料や手作りの美容パックとしてヨーグルトを使用する人も多く、今後もヨーグルトの食べ方や用途の多様化が進むことが考えられます。

カロリーを気にする人も

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ヨーグルトの砂糖袋が廃止になるに至った理由の3つ目として「カロリーを気にする傾向が高くなった」ことが挙げられます。近年の健康ブームが高まる中、日頃の食事の栄養バランスに意識を向ける人が増加しました。

そのため、これまで嗜好品として食べるのが主流だったヨーグルトが健康維持のために食べる人が増加したということです。砂糖は、製造過程で原料に含まれる栄養分をほぼ抜き取られてしまうため、健康上のメリットは極めて少なく多量に摂取すると糖尿病や肥満、虫歯などのリスクがあります。

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ヨーグルトに付いていた砂糖とは

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上記の項目では、ヨーグルトに添付されていた砂糖袋が廃止された理由について解説しました。そもそも、この砂糖袋とは一体どんなものなのでしょうか。市販で売られている調理用の砂糖とは、粒の大きさや舌ざわりが異なります。

この項目では、ヨーグルトに添付されていた砂糖袋の正体について解説します。また、この砂糖袋が廃止されてしまった今、砂糖の代わりになるものとしてどのような甘味料があるにかについていくつか紹介していきます。

フロストシュガー

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かつてヨーグルトに添付されていた砂糖袋は、「フロストシュガー」というもので、日新製糖が開発・製品化した砂糖です。これは、グラニュー糖を特殊に加工して作られたもので、冷たい水にも短時間で溶けるのが特徴の一つです。

他にも、湿気に強く固まりづらい、泡が立ちやすい、淡白な甘さで様々な料理に使いやすいという特徴があり、お菓子作りにも重宝される砂糖です。

冷えたヨーグルトでもさっと溶けて、ヨーグルト本来の風味を損なうことなく美味しく食べられることで、一部の消費者からは一定の支持を得ていたことも事実です。後に詳しく説明しますが、砂糖袋が廃止されてしまった今でもフロストシュガーは別売りで入手可能なのです。

代わりになるものってある?

Photo byesigie

この項目では、フロストシュガーの代わりとなる甘味料についていくつか紹介します。上記の項目でも触れたことですが、現在ヨーグルトは食べ方がますます多様化しています。フルーツソースやシリアルなどの洋風からきな粉や小豆など和風まで、実に多種多様です。

皆さんのヨーグルトのお気に入りの食べ方は何でしょうか。美味しさ、健康、価格など何を何を優先させるかによっても食べ方は異なりますが、下記ではフロストシュガーの代わりとなるオーソドックスな甘味料を挙げています。

スティックシュガー

フロストシュガーの代わりになるものとして「スティックシュガー」があります。ヨーグルトの風味を損ないたくないけど、独特の酸味は苦手という方に最適です。

フロストシュガーと同じ原料であるグラニュー糖の商品であれば、かつてのヨーグルトの味を再現できます。健康面でのメリットは期待できませんが、スティックシュガーであれば決められた砂糖を多量に摂取することなく、糖分のコントロールがしやすくなります。

また、最近ではカロリーや糖質を制限したスティックシュガーも入手ができるため、ぜひ近くのスーパーでどのような商品があるかチェックしてみてください。

はちみつ

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次に、フロストシュガーの代わりになるものとして「はちみつ」があります。健康志向で体に良いものを意識的に取り入れている方におすすめの甘味料です。あらゆる甘味料の中でも、はちみつはヨーグルトとの相性の良い甘味料であると言われています。

まず、はちみつに含まれるオリゴ糖の働きによって便秘の解消が期待できます。また、はちみつの中のグルコン酸と呼ばれる物質は、脂質と糖質を同時に燃焼させるため、消費カロリーが高くなる効果もあるとも言われています。

ジャム

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最後に、フロストシュガーの代わりになるものとして「ジャム」があります。まず、ジャムのメリットとして種類が豊富にあることが挙げられます。朝食の一品として食べられることの多いヨーグルトは、毎度同じ食べ方ではいずれ飽きてしまいます。

ジャムは数多くの甘味料の中でもバリエーションが多く、食べる頻度や量に合わせて様々なサイズのものが取り揃えられています。より健康的に食べたいのであればジャムのトッピングの量には注意が必要です。

ジャムには製造過程で多量の砂糖が加えられていて、多量の摂取は肥満や健康を害することに繋がります。あるいは、オーガニックスーパーなどでは砂糖を一切使用していないジャムが置いている場合があるため砂糖に抵抗のある方はそちらを入手することをおすすめします。

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ヨーグルトに付いていた砂糖は別売りしてた!

消費者の志向の変化によってフロストシュガーの添付が廃止になったとはいうものの、中には「あの砂糖袋があったからこそヨーグルトを購入していた。」「別売りでもいいから何とかしてあの砂糖を入手したい。」という声があるのも事実です。

実は、フロストシュガーは別売りしていて、今でも商業施設やネット上で入手できます。この項目では、別売りされているフロストシュガーの入手方法や使いやすい量のおすすめフロストシュガーについて説明します。

ネット通販でも入手可能

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かつてヨーグルトに添付されていたフロストシュガーが、実は別売りしていたとは驚きの事実です。別売りを行なっているのは、主にフロストシュガーを開発した日新製糖ですが、それ以外でも類似した商品を入手することができます。

日新製糖が別売りしているフロストシュガーは、Amazonやネット通販である「カップ印マーケット」から入手が可能です。

使いやすい量のおすすめフロストシュガー

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上記の通り、ヨーグルトに添付されていたフロストシュガーの別売りを行なっているのは日新製糖ですが、それ以外の製糖会社の商品でもヨーグルト向けに溶けやすい砂糖が製品化・別売りがされています。

この項目では、使いやすい量のおすすめのフロストシュガーを3点紹介していきます。以下の商品は、冷えたヨーグルトにかけても溶けやすく、雑味のない甘さでヨーグルトにかけて使う他にも様々な使い方ができます。

ヨーグルトにサッと溶けるお砂糖

ヨーグルトにサッと溶けるお砂糖

参考価格: 947円

出典: 楽天
楽天947円

使いやすい量のおすすめのフロストシュガー1つ目の商品は、「ヨーグルトにサッと溶けるお砂糖」です。

この商品は、三井製糖が販売しているもので、日新製糖のフロストシュガーとは異なります。が、溶けやすく混ざりやすいという特徴は同じで、代わりとしては十分に使えます。

なめらかな口当たりで、砂糖の粒が口に残ることはありません。容量は100gとちょうど良く、アイスコーヒーに入れるガムシロップの代わりとしても使用できます。三井製糖が運営している「スプーン印のお店 三井製糖ONLINE SHOP」でも販売されています。

内容量100g
サイズ30 x 20 x 10 cm
メーカー三井製糖

ヨーグルト用のお砂糖

使いやすい量のおすすめのフロストシュガー2つ目の商品は、「ヨーグルト用のお砂糖」です。この商品は、ヨーグルトへのフロストシュガーの添付が廃止されることを受けて、日新製糖が商品化したものです。

容量は8g×10本入りで、手で簡単に切れるスティックタイプです。ヨーグルトのみならず、フルーツの上からかけたり、お菓子作りにも重宝できます。ネット上で購入する場合は、日新製糖が運営している「カップ印マーケット」から購入することができます。

フロストシュガースタンドパック

フロストシュガースタンドパック

参考価格: 231円

出典: 楽天
楽天231円

使いやすい量のおすすめのフロストシュガー3つ目の商品は、「フロストシュガースタンドパック」です。これも「ヨーグルト用のお砂糖」と同様、日新製糖が販売している商品です。

内容量は300gで、調理やお菓子作りにも使用できます。日新製糖が販売しているフロストシュガーの中でも人気が高く、業務用1kgも販売されています。購入は、日新製糖のオンラインショップ「カップ印マーケット」からも注文することができます。

内容量300g
サイズ20 x 7 x 15 cm
メーカー日新製糖

ヨーグルトに付いていた砂糖はネットで買える!

Photo byRitaE

今回は市販で販売されているヨーグルトに添付されていた砂糖「フロストシュガー」の添付が廃止になってしまった理由と別売りで販売されているヨーグルト用の砂糖の入手方法、また砂糖の代わりとなる甘味料について解説しました。

時代や消費者の志向の変化によって、今後ヨーグルトも変化していくことが考えられます。ヨーグルトだけで考えるとその変化はさほど重要に感じられませんが、市場に出回る商品の変化や背景に日頃から意識を向けていると需要と供給の仕組みや流れを理解する良いきっかけとなるのではないでしょうか。

kayaka89
ライター

kayaka89

毎日の習慣や気付きが人生を形作っていると感じています。何事にも好奇心を持って、失敗を恐れずにまずは挑戦してみる。そこには常識や固定観念を超えた新しい価値や概念が開かれるかもしれません。人々が人生をより良くするために何かしら行動するきっかけとなるような記事を届けたいと切に思いながら執筆を行なっています。

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