「お足元の悪い中」の意味と使い方まとめ!ビジネスメールで使える例文も!

「お足元の悪い中」の意味と使い方まとめ!ビジネスメールで使える例文も!

ビジネスメールや冠婚葬祭の挨拶などで「お足元の悪い中」という言い方をすることがありますが、「お足元の悪い中」の意味が分からないという人もいます。ビジネスシーンなどで役に立つ「お足元の悪い中」の意味や使い方の例文などをご紹介します。

記事の目次

  1. 1.「お足元の悪い中」ってどう使う言葉?
  2. 2.「お足元の悪い中」の意味
  3. 3.「お足元の悪い中」の使い方
  4. 4.「お足元の悪い中」を使った例文
  5. 5.「お足元の悪い中」の別表現
  6. 6.「お足元の悪い中」を正しく使おう

「お足元の悪い中」ってどう使う言葉?

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ビジネスメールや結婚式などの冠婚葬祭の挨拶で「お足元の悪い中」という言い回しを使うことがたまにありますが、意味が分からず「お足元の悪い中ってどういうこと?」と不思議に思う人も少なくありません。

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「足元が悪い」ならわかる人でも「お足元の悪い中」となるといきなり意味が分からなくなってしまい、ビジネスメールなどでそのような文章を目にすると、相手が何のことを言っているのか分からず戸惑うことがあります。

「お足元の悪い中」という言い回しはビジネスシーンなどにおいて使われることが結構ありますので、「お足元の悪い中」の意味や使い方を知る必要があります。

「お足元の悪い中」というフレーズの正しい意味や、ビジネスメールや挨拶などでの使い方についてご紹介していきます。

「お足元の悪い中」の意味

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それではまず、「お足元の悪い中」の意味についてご紹介します。「足元が悪い」の意味は分かっても「お足元の悪い中」となるといきなり意味が分からなくなってしまう人は、「中」という所でつまずいてしまうと言えます。

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こういう人は「お足元の悪い中」という言葉の意味を「足が悪い」と勘違いしている場合もあり、ビジネスメールなどに「お足元の悪い中」という言葉があると「いや私足悪くないし」などと思ってしまう人もいます。

「お足元の悪い中」という言葉の意味は足自体を指しているわけではなく、日本人特有の思いやりの気持ちが表されるとても繊細な意味になります。

「お足元の悪い中」というフレーズにはいったいどのような意味があるのか、「お足元の悪い中」の意味についてご紹介しましょう。

足元が悪いの意味

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「お足元の悪い中」の意味の一つ目は、「足元が悪い」という意味です。「お足元の悪い中」の意味は「足元が悪い」ですが、実は「お足元の悪い中」という言い回しは天候によっては使われない言葉です。

「お足元の悪い中」は地面の状態が悪くなって歩きにくくなる天候の時にしか使われない言い方なので、ビジネスメールや挨拶の中でいつも使われるというわけではありません。

相手が歩きにくい天気の日に来てくれたりした場合にのみ、「お足元の悪い中」という言い方をすることによって、自分の所に来てくれた相手を気遣うということです。

「お足元の悪い中」という言い方はビジネスメールや挨拶などで使われる相手を気遣う言葉ですが、歩きにくくない青天の日などには使われません。

敬語にする意味

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「お足元の悪い中」の意味の二つ目は、敬語にする意味です。「足元が悪い」という意味ならそのまま「足元が悪い中」と言えばいいのにと考える人もいますが、先にご紹介したように「お足元の悪い中」は相手への気遣いを示す言い方です。

「お足元の悪い中」という言葉は取引先の相手や結婚式などの参列者に対して使う言葉なので、「足元」に「お」をつけて敬語にするのは必然のことです。

「足元が悪い中」と言わず「お足元の悪い中」と言うことによって相手への敬意を示すと同時に相手への気遣いや思いやりの心を相手に伝えることができます。

「お足元の悪い中」はシンプルな言い回しではありますが、相手に対する敬意や気遣いなどが込められたとても美しい日本語だと言えます。

「お足元の悪い中」の使い方

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「お足元の悪い中」の意味についてご紹介しましたので、次は「お足元の悪い中」の使い方についてご紹介します。「お足元の悪い中」という言葉は足元が悪くなるような天候の時に使う言葉ですが、色々な使い方ができます。

「お足元の悪い中」というフレーズは現在進行形で使うこともできますし、過去の出来事に対して使うこともできる結構便利な言葉です。

「お足元の悪い中」という言葉を使いたい場合にはいったいどのような使い方をすれば良いのか、「お足元の悪い中」の使い方についてもご紹介しましょう。

雨の日の挨拶に使う

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「お足元の悪い中」の使い方の一つ目は、雨の日の挨拶に使うという使い方です。先にもご紹介したように、「お足元の悪い中」は歩きにくくなるような天候の時に使う言葉で、特に雨の日の挨拶に使うことが多いです。

結婚式やお葬式などの冠婚葬祭のイベント時にあいにくの空模様で地面がぬかるんで歩きにくくなっていたりした場合には、式の挨拶で必ず「お足元の悪い中」という言葉を使って参列者達に敬意を表しつつねぎらいます。

またビジネスなどにおいても、取引先の相手が来てくれた日が雨だった場合には「お足元の悪い中」という言葉を挨拶の冒頭に入れます。

ビジネスメールに使う

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「お足元の悪い中」の使い方の二つ目は、ビジネスメールに使うという使い方です。「お足元の悪い中」は雨の日の挨拶に使うことが多いですが、実は現在進行形で雨が降っていなくてもビジネスメールの中で使うことができます。

近い過去に取引先の相手などが会社に足を運んでくれたという場合には、少し日が経ってから「先日はお足元の悪い中…」というような「お足元の悪い中」の使い方もできます。

ビジネスメールを送る日には晴れて天気が良くなっていても、相手が会社に来てくれた日に雨が降っていたなら、「先日はお足元の悪い中」という使い方で過去に相手が来てくれたことに対してお礼を言うことができます。

手紙でも使う

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「お足元の悪い中」の使い方の三つ目は、手紙でも使うということです。「お足元の悪い中」はビジネスメールでも使えますが、手紙をやりとりしている人の場合手紙でも使うことができます。

今どき手紙を書く人も減ってしまいましたが、それでもまだ手紙を書くことを大切にしている人もいます。そんな人なら手紙の中で「先日はお足元の悪い中」というように「お足元の悪い中」を使うことができます。

昔はメールなどなく、ビジネスシーンでも手紙や書類などを使うことが多かったですが、昨今でも手紙で挨拶をするならじかに挨拶したりメールを送るように「お足元の悪い中」という言葉を使うことができます。

雪の日の挨拶にも使う

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「お足元の悪い中」の使い方の四つ目は、雪の日の挨拶にも使えるということです。「お足元の悪い中」が使われるのは雨の日が多いですが、雪国などでは雪の日にも「お足元の悪い中」という言い方をします。

雪が降り積もると滑って危険ですし、積もった雪が解けかけてぬかるんでいるのもやはり足元が悪く危ないです。なので雪の日にも「お足元の悪い中」という言い方をして相手に敬意と気遣いの気持ちを表します。

このように「お足元の悪い中」は色々な使い方ができますが、現在進行形だけではなく過去に相手が足を運んでくれたことに対しても使えるということを覚えておきましょう。

「お足元の悪い中」を使った例文

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「お足元の悪い中」の使い方についてご紹介しましたので、次は「お足元の悪い中」を使った例文をご紹介します。「お足元の悪い中」は天気の悪い日の挨拶やビジネスメールなど色々な使い方ができますが、使い方が分からない人もいるでしょう。

「お足元の悪い中」というフレーズは社会人になれば時々使うことになりますが、社会人になったばかりの人やこれから社会人になる人などにとっては「お足元も悪い中」の使い方は例文などを参考にしなければ難しいと言えます。

「お足元の悪い中」という言葉を使う場合にはどのように使えば良いのか、「お足元の悪い中」を使った例文をご紹介しましょう。

過去に来てもらったとき

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「お足元の悪い中」を使った例文の一つ目は、過去に来てもらったときの例文です。「お足元の悪い中」を使った過去に来てもらったときの例文は「先日はお足元の悪い中お運びいただきまして誠にありがとうございました」という例文です。

「お足元の悪い中」は現在進行形でも使うことができますが、過去の天気の悪い日に来てもらったことに対するお礼などを言いたい場合には、この例文のような使い方をします。

この例文の「先日」は他の言葉に置き換えることもできます。来てくれたのが昨日であれば「昨日」に置き換えても良いですし、数時間前という近い過去なら「先ほどは」に置き換えてもOKです。

これから来てもらうとき

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「お足元の悪い中」を使った例文の二つ目は、これから来てもらうときの例文です。「お足元の悪い中」を使ったこれから来てもらうときの例文は「お足元の悪い中お越し頂くのは恐縮でございますが、よろしくお願い致します」という例文です。

「お足元の悪い中」はこれから来てくれるお客様に対して使うこともできますが、天気の悪い時にわざわざ来てもらうことへの申し訳なさや足元の悪い中来てくれる相手への気遣いを伝えることができます。

「お足元の悪い中」は雨や雪の日の挨拶、ビジネスメールなどで良く使われますが、これから来てもらう相手に対してなら電話口でこう言っても構いませんので、直接電話で伝えるのもおすすめします。

ビジネスメールで

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「お足元の悪い中」を使った例文の三つ目は、ビジネスメールでの例文です。「お足元の悪い中」は口頭での挨拶であろうとビジネスメールであろうと使い方は同じです。

過去に来てくれたことに対して「お足元の悪い中」を使うなら「先日はお足元の悪い中お運び頂き誠にありがとうございました」で良いですし、これから来てくれる相手に対してなら「お足元の悪い中お越し頂くのは恐縮でございますが…」となります。

「お足元の悪い中」の使い方は覚えてしまえばそう難しくはなく、「来てくれたとき」「これから来てくれるとき」の二つの例文を覚えておけば、口頭での挨拶でもビジネスメールでも簡単に使い分けることができます。

「お足元の悪い中」の別表現

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「お足元の悪い中」を使った例文についてご紹介しましたので、次は「お足元の悪い中」の別表現についてご紹介します。日本語には色々な敬語表現があり「お足元の悪い中」も敬語表現になりますが、違う言い方で表現することもできます。

「お足元の悪い中」は雨や雪といった特殊な天候の時に使われる言い方なので完全に同じ意味を持つ別表現の言葉はありませんが、似たように「足」の付く言葉でニュアンスの似た敬語表現をすることも可能です。

「お足元の悪い中」というフレーズを違う言葉で表現するといったいどのような言い方になるのか、「お足元の悪い中」の別表現についてもご紹介しましょう。

ご足労おかけします

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「お足元の悪い中」の別表現の一つ目は、「ご足労おかけします」です。「ご足労おかけします」も「お足元の悪い中」同様ビジネスシーンで良く使われる敬語表現ですが意味は少し違って、わざわざ来てくれることへの労いを込めた敬語表現です。

「お足元の悪い中」は雨が降ったり雪が積もったりして足元が悪い時にしか使われない表現ですが、「ご足労おかけします」ならどんな天候の時であっても使うことができますのでかなり便利な敬語表現になります。

遠方から取引先の相手が来てくれる場合などには「ご足労おかけして大変申し訳ございません」などという言い方をしますが、天候を選ばないため「お足元の悪い中」に比べると「ご足労おかけします」は使用頻度の高い敬語表現だと言えます。

御足労頂きたく

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「お足元の悪い中」の別表現の二つ目は、「御足労頂きたく」です。「御足労頂きたく」は先にご紹介した「ご足労おかけします」と同じく、「お足元の悪い中」とは違ってどのような天候の時であっても使える敬語表現です。

「御足労頂きたく」は相手に来て欲しい時に「大変失礼かとは存じますが是非弊社事業部までご足労頂きたく存じます」といった使い方をしますが、実は「御足労頂きたく」はあまり良い敬語表現ではありません。

本来ならば取引先の相手などを自社に呼びつけるのはとても失礼に当たりますので、「御足労頂きたく」などという言い方はしません。「本日は御足労頂き誠にありがとうございます」という使い方が正しい使い方なので注意しましょう。

英語での言い回し

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「お足元の悪い中」の別表現の三つ目は、英語での言い回しです。英語で「お足元の悪い中」と言いたい場合には「Spite of the bad weather」という言い方をします。この「Spite of the bad weather」は「悪天候にもかかわらず」という意味です。

「Spite of the bad weather」を「Thank you for coming(お越しいただきありがとうございます)」と合わせて使う際には、「Thank you for coming」の後ろに「in」をつけてから「Spite of the bad weather」を続けます。

これでこの英語は「悪天候にもかかわらずお越し頂きありがとうございます」という文章になりますが、日本語の「お足元の悪い中」のような敬語表現とは少し異なる表現になります。

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「ご足労いただき」の意味とは?目上の人への使い方やビジネスメールの例文も紹介
「ご足労いただき」という言葉を目にしたり耳にしたりすることがありますが、「ご足労いただき」とはどういう意味なのでしょうか。「ご足労いただき」の意味や目上の人への使い方、「ご足労いただき」のビジネスメールの例文などをご紹介します。

「お足元の悪い中」を正しく使おう

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「お足元の悪い中」の意味や使い方の例文、別表現などについて色々とご紹介してきましたが、如何だったでしょうか。「お足元の悪い中」は日本語ならではの美しい敬語表現なので、意味や使い方を覚えて正しく使いましょう。

モモ
ライター

モモ

女性向けの美容関係の記事や心理関係の記事、難解な言葉の解説の記事などの作成を得意としていますが、ダイエット関連は自分自身でも色々試していますので、特に得意だと言えます。その他にも興味のあるものがたくさんありますので、お役に立てて楽しめる色々な記事を提供していきたいです。

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