春巻きに合う簡単で美味しい献立を紹介!
メインは春巻きと決めても、副菜に頭を悩ませることはよくあります。春巻きは一度にたくさんの食材を取れる有能な献立ではありますが、それとご飯だけではバランスがいいとは言えないでしょう。春巻きで足りない栄養を、副菜から取り入れるようにします。
今回は、春巻きと一緒に食べたい副菜の献立をご紹介します。春巻きに合う人気のおかずやスープ、子供が喜ぶ献立など、ぜひ参考にしてみてください。
春巻きに合う献立レシピ5選【お肉・お魚系副菜】
春巻きの副菜には、肉や魚を使った献立もおすすめです。何かがっつりとした物が食べたくて、春巻きを作ることもあります。メインががっつりなら副菜はさっぱりめにすることが多いですが、さらにボリュームを増やしたい時には肉や魚を使って献立を考えるといいでしょう。
食べ盛りの子供たちやたくさん食べたい旦那さまに喜んでもらえる献立には、どんな物があるでしょう。こちらでは、肉や魚を使った人気の副菜をご紹介します。簡単なレシピもあります。
豚バラと大根の煮物
食べ盛りの子供に、もっとお肉を食べさせてやりたいお母さんもいるでしょう。春巻きでも肉を使いますが、副菜として肉を使った煮物を作ってみませんか。鍋にだし、しょうゆ、酒、砂糖とショウガの千切りを入れて煮立たせます。食べやすい大きさに切った豚バラを加え、丁寧にアクを取ります。
そこで厚めのいちょう切りにした大根を加え、柔らかくなるまで煮込めば完成です。がっつり感の強い豚バラも、煮物にすることで優しい味わいになるでしょう。春巻きの副菜にぴったりなレシピです。
豆腐ハンバーグ
春巻きには、ヘルシーさで人気の豆腐ハンバーグもよく合います。簡単なレシピをご紹介しましょう。タネのメインとなるのは、鶏ひき肉と水切りした木綿豆腐です。
これにみじん切りをして加熱しておいた長ネギ、ショウガ、味噌、溶き卵を加えてよく練ります。子供に野菜を食べさせたいなら、ニンジンや玉ねぎのみじん切りを加えるのもおすすめです。
ひじきを入れても、栄養満点の副菜になります。タネを小ぶりにまとめて焼き目を付け、一度取り出します。同じフライパンでしょうゆ、酒、みりんを熱し、最後に水溶き片栗粉でとろみ付けをします。ハンバーグを戻し入れて絡めてもいいですし、上からかけて食べてもいいでしょう。
好みで温玉を載せれば、さらに食べ応えがアップするでしょう。このタレの他に、子供ならケチャップや、ポン酢でさっぱりといただくのもおすすめです。肉ダネに混ぜ込む具材もタレも応用が利くので、作った春巻きと照らし合わせてアレンジしましょう。
サーモンのレモン南蛮
春巻きの副菜に、サーモンを使ったおしゃれな南蛮漬けはいかがでしょう。春巻きで油を使うので、サーモンは焼いてさっぱりといただけるようにします。
サーモンには塩を振ってしばらく置き、出て来た水気を拭き取っておきます。それに片栗粉をまぶし、オーブンでこんがりと焼きましょう。
サーモンを焼く間に、南蛮の液を作ります。一般的な南蛮漬けの液に、レモンの薄切りと果汁をプラスします。子供が食べるのでなければ、唐辛子の小口切りを加えるのもいいでしょう。これをひと煮立ちさせて出来た液に、玉ねぎやニンジン、ピーマンなどの香味野菜をお好みで加えておきます。
オーブンで焼き上がったサーモンは、熱いうちに南蛮液の中に漬け込みましょう。南蛮はすぐに食べてもいいですが、前日に作っておくと味がよく馴染み、驚くほど美味しくなります。とても簡単なレシピなので、ぜひ副菜アイデアに加えてみてください。
白身魚の餃子
献立に春巻きを選んだなら、副菜も中華風にしたいと思うこともあるでしょう。手軽に作れる中華のおかずといえば、餃子は外せません。ただしこちらの餃子は、肉ダネではなく魚ダネを使うのがポイントです。春巻きががっつり系のおかずなので、副菜はさっぱりめがおすすめなのです。
好みの白身魚の切り身を用意し、フードプロセッサーですり身状にします。しいたけ、わけぎ、もやし、大葉などの好みの具材を加え、後は普通の餃子のように焼くだけの簡単レシピです。
サケとチンゲン菜の中華炒め
春巻きと食べたい中華系献立の第2弾は、サーモンとチンゲン菜を使った炒め物です。サーモンは切り身に塩を振ってしばらく置き、水気を拭き取っておきます。食べやすい大きさに切ったら先に焼き、サーモンに火が通ってきたらチンゲン菜を加えてさっと炒めます。
炒めるのにごま油を使い、味付けには鶏がらスープの素を使うと、ぐっと中華らしい炒め物になります。子供にもぜひ食べさせたい、栄養価も高い副菜のレシピと言えるでしょう。
春巻きに合う献立レシピ5選【野菜中心副菜】
春巻きは揚げ物なので、野菜系の副菜と相性抜群です。肉や魚を使ったがっつり系ではなく、野菜中心の優しめな献立も春巻きにはおすすめです。副菜にボリューム感を求めない人のため、こちらでは野菜を中心に使った副菜をご紹介しましょう。
キャベツの梅ドレッシングサラダ
使う野菜は好みで構いませんが、こちらではキャベツを中心に、大葉、玉ねぎスライスを使います。キャベツと大葉は千切りにして、スライス玉ねぎと共に水にさらしておきましょう。梅は種を除いて実を叩き、はちみつ、濃縮めんつゆ、ごま油、すりごまと共に混ぜ合わせます。
このドレッシングを水切りした野菜にかければ、立派な献立になります。ドレッシングが濃いようなら、水を加減して加え、味を調節してください。
レタスと海苔のナムル
ナムルは韓国料理における人気の献立のひとつで、春巻きともよく合います。ごま油をベースに、しょうゆや塩で味付けをするだけの簡単レシピです。海苔を加えることで、レタスに旨味を加えることも可能になります。好みでごまを振って食べたり、キュウリや玉ねぎを足してもいいでしょう。
トマトと大葉のマリネ
トマトと大葉は、夏のさっぱり味の代表とも言える野菜たちです。スライスしたトマトと大葉だけでも副菜になりますが、マリネにして、おしゃれさとさっぱり感をさらにプラスしてみましょう。マリネ液は市販の物でもOKですし、ワインビネガーとオリーブオイルに塩コショウしても作れます。
そこに大葉の千切り、食べやすい大きさにカットしたトマトを放り込み、ざっと和えるだけです。大葉は千切りにすればするほど香りが増しますので、頑張って刻みましょう。
キャベツとしめじのみそ炒め
消化を助けてくれるキャベツや食物繊維の多いしめじは、春巻きと言わず、様々な献立に合わせたい食材です。この炒め物も、いろいろな料理に合う副菜と言えるでしょう。レシピもとても簡単です。キャベツは食べやすい大きさに切り、しめじは石づきを取って分けておきます。
油を熱した鍋でそれらを炒め、最後に味噌と砂糖を混ぜた調味料で味付けすれば完成です。このまま副菜として食べる他、肉や魚を足せばメインにもなる万能さを持っています。
もやしとニンジンのツナ和え
ツナ缶を丸ごと使って、春巻きに合う和え物を作ってみましょう。ニンジンはモヤシと同じくらいの太さに千切りし、茹でるかレンジにかけるかしておきます。野菜にツナ缶を油ごと投入し、酢と塩コショウで調味するだけの簡単レシピです。ブロッコリーの茎など、他の野菜を加えてもいいでしょう。
春巻きに合う献立レシピ5選【子供に人気の副菜】
春巻きは子供も大好きな献立ですが、副菜にも子供に人気の物はあるのでしょうか。次にご紹介するのは、子供に人気で春巻きのお供にもなる副菜です。子供が食べやすく、かつ栄養もたっぷりの副菜を作ってみましょう。
ピーマンとソーセージのコンソメ炒め
ピーマン嫌いの子供にも、緑黄色野菜を使った副菜を食べさせたいものです。そんな時には、子供が好きなソーセージと一緒に炒めてみましょう。味付けにはコンソメを使うことで、塩炒めよりもずっと食べやすくなるでしょう。にんにくスライスや黒コショウを使えば、大人も満足できます。
コンソメの他、ケチャップで炒めるのもおすすめです。ソーセージは、魚肉タイプの物を使っても美味しく仕上がります。ぜひお試しください。
鶏コーン団子の中華風煮もの
コーンは、子供が好きな野菜のひとつです。コーンを混ぜ込んだ鶏団子をメインにした、中華風の煮ものを作ってみましょう。
コーンは缶詰を使うか、芯から削ぎ落したものを使います。これを塩と片栗粉と一緒に、鶏ミンチとよく混ぜ合わせます。肉ダネは食べやすい大きさに丸めておきましょう。
一緒に煮る野菜は何でもいいのですが、こちらでは玉ねぎ、パプリカを使います。鍋に水、鶏がらスープ、しょうゆ、オイスターソースを加えて煮立たせ、野菜と鶏団子を加えて5分程度煮込めば完成です。あれば塩ゆでしたキャベツを皿に敷き、その上に煮ものを載せれば食卓が華やぎます。
大根やニンジンなど、よく手に入る野菜を一緒に煮込むのもおすすめです。キャベツも皿に敷くのではなく、煮込む過程で一緒に煮込んでしまうのもいいでしょう。煮て柔らかくなった野菜は、小さな子供にも食べやすくなります。
ヨーグルトのポテトサラダ
マヨネーズだけで味付けすると少しくどいポテトサラダも、ヨーグルトを合わせることでさっぱりとした美味しさになります。ポテトサラダは通常のようにじゃがいもをベースに、玉ねぎやキュウリ、ハムなどといった具材で作るといいでしょう。
マヨネーズだけで味付けするところを、半分をプレーンヨーグルトで代用します。お好みでオリーブオイルや粒マスタードを加えてもいいでしょう。子供が好きなら、りんごをいれるのもおすすめです。
肉団子の甘酢和え
甘酸っぱい酢豚のような味付けは、子供にも人気です。玉ねぎのみじん切りやショウガのすりおろしを混ぜた肉団子は、揚げるのではなく、多めの油で揚げ焼きにします。これを一度取り出しておき、油を拭き取った同じフライパンで甘酢あんを作りましょう。
ケチャップ、みりん、砂糖、しょうゆ、酢を同量ずつ用意し、それに片栗粉を混ぜたものを加熱してとろみを付けます。ここに肉団子を戻し入れ、煮絡めれば完成という簡単なレシピです。
小松菜と卵のツナ炒め
小松菜は栄養価が高く、子供にはぜひ食べさせたい食材のひとつです。春巻きと一緒に食べたい献立レシピとしてご紹介するのは、小松菜を卵とツナと炒めた副菜です。小松菜は茎と葉に分けて切っておき、火の通りにくい茎部分から炒めます。葉を加えたら、さっと炒めます。
そこに汁気を切ったツナと溶き卵を加え、炒め合わせます。最後に塩、しょうゆ、ごま油で味を調えたら完成です。小松菜は癖がないので、子供にも食べやすいでしょう。
春巻きに合う献立レシピ5選【スープ・汁物】
一汁一菜などと言うように、スープなどの汁物は献立に欠かせません。春巻きと合わせるにも、汁物はおすすめの献立と言えるでしょう。スープにはいろいろな具材を加えやすく、春巻きだけでは足りない食材をプラスできるのも嬉しいところです。
材料を鍋に入れて煮ればいいという手軽さも、スープのメリットです。こちらでは、春巻きのプラス1品に加えたい、スープや汁物をご紹介しましょう。
ワンタンスープ
ワンタンスープは手っ取り早くでき、食べ応えもあるのでおすすめのスープです。中に入れる食材は何でもいいのですが、白菜やキャベツ、ニンジンなどもおすすめです。
ワンタンの中には長ネギなどを混ぜ込んだ肉ダネを入れてもいいですし、何も入っていないワンタンを、ちょっと握るようにしてスープに入れるのもいいでしょう。
たとえば白菜と長ネギ入りのワンタンスープなら、次のようなレシピがあります。厚めの千切りにした白菜と長ネギを鍋に入れ、水、鶏がらスープ、塩、酒、ごま油などで調味したスープで煮ます。野菜にある程度火が入ったら、肉ダネ入り(なしでもOKです)のワンタンを投入します。
これを2~3分煮れば完成なのですが、好みでとろみを付け、溶き卵を加えても美味しいでしょう。寒い冬に食べるなら、スープにショウガを加えると体を温められます。他にもやしなども合いますし、最後にラー油を垂らして食べるのもおすすめです。
はんぺんスープ
スープに入れたはんぺんは汁気を吸って膨らみ、とてもボリューミーなスープができます。はんぺんは魚のすり身を使っており、食べ応えに反してヘルシーなのも嬉しいポイントです。はんぺんのスープも、中華風にすると春巻きによく合います。
鶏ガラベースのスープをごま油や塩で調味し、そこにニラ、食べやすい大きさに切ったはんぺんを加えます。好みで春雨を足してもいいでしょう。
豆腐と卵の中華スープ
豆腐と卵は相性のいい組み合わせで、中華スープにしてもよく合います。鍋に鶏がらスープの素、ごま油、塩、オイスターソースで味付けしたスープを作ります。ここに豆腐、石づきを取ったしめじ、ネギやニラを加えて煮ましょう。
スープが沸いたら、そこに溶き卵を加え、ふんわりと仕上げます。しめじの代わりにしいたけを使ったり、好みで別の野菜を使ってもいいでしょう。
ホタテ缶とコーンの中華スープ
ホタテの旨味とコーンの甘さが癖になるこの組み合わせは、中華料理でも人気です。ホタテ缶を使えば手軽で、かつその旨味を余すところなく味わうことができるのです。鍋にホタテ缶を汁ごと加え、水と塩を加えます。煮立たせたらコーンを加え、しょうゆで調味します。
水溶き片栗粉でとろみを付け、仕上げにごま油を少々加え、ネギを散らしたら完成です。まるで家庭料理とは思えないような、本格的な中華スープの出来上がりです。
じゃがいもとにんじんのスープ
最後にご紹介するのは、ちょっと変わった味噌入りのスープです。じゃがいもとニンジンは食べやすい大きさに切っておきます。鍋に油を熱し、焦がさないように注意しながら味噌を炒めます。香りが立ってくるまで炒めましょう。
そこに水と具材を入れ、具材に火が通るまで煮るだけです。味噌汁は定番の献立ですが、油で炒めた味噌を使うスープは、また違った味わいです。簡単レシピなので、ぜひ作ってみてください。
春巻きは副菜と合わせてバランスの良い献立にしよう
がつんと食べ応えのある春巻きには、どんな副菜を合わせましょう。肉や魚でさらにボリュームを増やすもよし、野菜中心の副菜でさっぱりといただくのもいいでしょう。スープを1品作るだけでも、立派な献立が出来上がります。
春巻きにどんな副菜を合わせるかは、あなた次第です。春巻きで取り切れない分の栄養を副菜で取るよう意識すれば、とてもバランスのよい献立になることでしょう。