コインランドリーでのカーペットの洗濯方法を紹介!
食べこぼしや飲みこぼしなど、特に小さいお子さんのいる家庭では、カーペットは汚れやすいものです。しかし、カーペットはサイズも大きく、洗濯機で洗濯するのも、ベランダに干して乾燥させるのも一苦労です。
そんな時は、カーペットをコインランドリーで洗濯するのがおすすめです。今回は、コインランドリーでカーペット洗う方法について、洗濯や乾燥の手順から料金、注意点までまとめてご紹介します。
コインランドリーでカーペットを洗うメリット
「カーペットを洗濯するために、わざわざコインランドリーまで行くのは大変」という考えもあるでしょう。
確かに、大きなカーペットをコインランドリーまで持っていくのは大変ですが、それ以上に、コインランドリーでカーペットを洗濯するメリットは大きいです。まずは、コインランドリーで、カーペットを洗濯するメリットから、見ていきましょう。
汚れをしっかり洗える
一つ目のメリットは、コインランドリーでは、カーペットの汚れをしっかり洗える点です。コインランドリーの洗濯機は、家庭用よりも大型で、パワフルな洗濯が可能です。
カーペットは床一面に敷いてあるため、コインランドリーの大型洗濯機であっても、しっかりと洗濯できるか不安になることもあるでしょう。しかし、上限15kgの洗濯機であれば、三畳用のカーペットを、上限22kgの洗濯機であれば、六畳用のカーペットを洗濯することができます。
水やぬるま湯で、カーペットを丸ごと洗濯できるため、カーペットに付着した小さな汚れや、しみ込んでしまった汚れもしっかりと落とし、ふわふわに仕上げることができます。
ダニ退治も可能
二つ目のメリットは、コインランドリーでは、カーペットのダニ退治も可能だという点です。アレルギーや、ハウスダストの原因ともいわれているダニは、高温が苦手で、60度以上で死滅するといわれています。しかし通常の天日干しでは、なかなかダニが死滅する温度にまで達しません。
しかし、コインランドリーの乾燥機は、通常でも85度程度の高温で乾燥させることができます。そのため、コインランドリーでカーペットを洗濯、乾燥させれば、手軽にカーペットのダニ退治まで行うことが可能です。
安く時間をかけずにキレイになる
三つ目のメリットは、コインランドリーでカーペットの洗濯をすると、料金も安く時間をかけずにキレイになる点です。家庭でカーペットを洗濯して、天日干しで乾燥までおこなうと、丸一日はかかってしまうでしょう。
しかし、コインランドリーでカーペットを洗濯、乾燥させると、カーペットのサイズにもよりますが、およそ半日でカーペットの乾燥まで完了します。クリーニングするよりも料金が安くて早いため、コインランドリーはコスパのいい洗濯方法と言えるでしょう。
コインランドリーでカーペットを洗濯する際の確認・注意
汚れをしっかりと落として、ダニ退治まで行うことができるため、コインランドリーでカーペットを洗濯するのは、メリットの多い方法となります。続いては、コインランドリーでカーペットを洗濯する際に確認する点や、注意することをチェックしていきましょう。
洗濯表示を確認
最初に確認する点は、カーペットの洗濯表示です。基本的にカーペットは、コインランドリーでの洗濯に対応しているカーペットがほとんどです。桶のマークが表示されていれば、水洗いが可能なため問題ありません。
しかし、ごくまれに、桶マークにバツ印の入った、水洗い不可の表示がされている場合があります。水洗い不可のマークがついている場合は、カーペットをコインランドリーで洗濯することは避け、クリーニングを頼みましょう。また、洗濯表示のついていないカーペットもあります。
その場合は、カーペットの素材で判断しましょう。注意点として、カーペットにギャベやウール、シルクといった、天然素材が使用されている場合は、コインランドリーでの洗濯は避けた方が良いでしょう。
カーペットが洗濯機不可だった場合は、洗剤を使った部分洗いで汚れを落としたり、重曹をまんべんなく振り掛けてしばらく放置し、その後掃除機で吸い取って匂いを除去したり、家庭で手軽にできるケア方法で、カーペットを綺麗にしましょう。
カーペットのサイズを確認
自宅のカーペットが、コインランドリーでの洗濯に対応しているかどうかの判断ができたら、カーペットのサイズを確認しましょう。カーペットのサイズによって、コインランドリーで利用する洗濯機のサイズが変わるからです。
一畳用のカーペットであれば、12kgクラスの洗濯機、三畳までのカーペットならば、15kgクラスの洗濯機、六畳までのカーペットならば、22kgクラスの洗濯機が目安となります。
利用しようと思っているコインランドリーに、自宅のカーペットサイズに対応した洗濯機があるかどうか、事前にコインランドリーのホームページなどで、チェックしておくといいでしょう。ついでに、カーペットの洗濯に対応しているかどうかも、チェックしておくと安心です。
裏地にゴムが付いているものは乾燥機NG
最後に、もう一度カーペットの洗濯表示を確認し、乾燥ができるかどうか、確かめましょう。特に何も表示されていなければ構いませんが、タンブラー乾燥は避けて下さいという注意文が書いてある場合、コインランドリーでの乾燥機は使えません。
またタンブラー乾燥についての注意文がない場合でも、洗濯マークで四角の中に丸の描かれた乾燥機のマークに、バツ印のついているカーペットは、コインランドリーでの乾燥機が使えませんので、注意が必要です。
タンブラー乾燥とは、洗濯物を回転させながら乾かす方法で、コインランドリーでの乾燥方法にあたります。パワフルに乾燥できる反面、負担が大きいというデメリットがある乾燥方法です。
また、カーペットの洗濯表示に、タンブラー乾燥についての注意表示がない場合でも、カーペットの裏側に滑り止め用のゴムが付いているものは、熱に弱く、乾燥機が使えないという注意点があります。
コインランドリーでカーペットを洗濯する方法
自宅のカーペットが、コインランドリーで洗濯可能かどうかのチェックが済んだら、早速コインランドリーでカーペットを洗濯して、すっきりと綺麗にさせましょう。続いては、実際にコインランドリーでカーペットを洗濯する方法や入れ方について、みていきましょう。
洗濯機への入れ方
コインランドリーでカーペットを洗濯するのに、特別な手順は要りません。しかし、カーペットは普段の洗濯物と違い、大きさがあります。
そのため、洗濯機の入れ方を工夫するだけで、より簡単に洗濯できます。まずは、コインランドリーでカーペットを洗濯する時に、おすすめの入れ方からご紹介します。
カーペットを屏風たたみにする
コインランドリーでカーペットを洗濯するときには、カーペットを屏風たたみで入れる入れ方がおすすめです。カーペットの表側が外側になるように半分に折り、端からぐるぐると丸めて入れましょう。カーペットのサイズによっては、半分ではなく、三つ折りの方が良い場合もあります。
洗濯機へのカーペットの入れ方としては、屏風たたみにしたカーペットが、洗濯機の入口よりの少し細くなるくらいに折り畳んでの入れ方がおすすめです。
また、可能であれば、カーペットを洗濯ネットに入れて洗濯するのが、おすすめの入れ方です。カーペットはサイズが大きいため、コインランドリーの大型洗濯機であっても、注意しないと脱水時にカーペットが引っかかって止まってしまう可能性があります。
洗濯ネットにカーペットを入れてから洗濯する入れ方にすることで、脱水時のトラブルを防ぐことが可能です。カーペットは、コインランドリーで洗濯する前に屏風たたみにして、洗濯ネットに入れた状態で持っていくと、コインランドリーでスムーズに洗濯ができます。
洗い方・手順
コインランドリーで洗濯するときの、カーペットのたたみ方や入れ方を確認したところで、コインランドリーでカーペットを洗濯するときの手順を確認しておきましょう。
普段のコインランドリーと同じように、カーペットを対応したサイズの洗濯機に入れ、スタートさせるだけで、自動的に洗濯から乾燥まで完了します。ちょうどいいサイズの洗濯機がない場合は、ワンサイズ大き目の洗濯機を選ぶといいでしょう。
コインランドリーでは、基本的に自動で洗剤が投入されますが、場所によっては、洗剤を用意しておかなければならないこともあります。洗剤が自動的に投入されるかどうかが分からない場合は、念のためおしゃれ着用の洗剤を用意しておきましょう。洗濯が終わったら、乾燥に入ります。
乾燥機の選び方
コインランドリーで、カーペットを洗濯する方法についてを確認していきました。続いては、乾燥機の選び方や、乾燥方法について、ご紹介します。洗濯が終了したらカーペットを乾燥させます。
コインランドリーの乾燥機には、洗濯から乾燥まで全自動でおこなうタイプと、乾燥機のみの二つがあります。この二つの乾燥機を上手に活用するのがポイントです。最初にカーペットを洗濯した後、全自動タイプでそのままカーペットを乾燥させます。
乾燥が終わったらカーペットの乾き具合をチェックしましょう。十分にカーペットが乾燥していれば構いませんが、まだ湿っている場合は、大型乾燥機にカーペットを移動させて、引き続きカーペットを乾燥させましょう。
大型乾燥機は、その名の通り大きいサイズの乾燥機のため、カーペットを広げて乾燥させる入れ方も可能です。そのため、素早く乾燥させることができます。また、余熱の残っている乾燥機を選ぶことで、より早く乾燥させることができます。
乾燥の仕方
続いては、乾燥のさせ方についてです。カーペットのサイズにもよりますが、乾燥時間は40分を目安に設定しましょう。また、乾燥の途中でカーペットを裏返して、両面をしっかりと乾燥させる入れ方がおすすめです。
そのため、全体の乾燥に400円の料金がかかる場合は、最初に半額の料金を投入してカーペットを乾燥させ、裏返した後でもう半額分の料金を投入して乾燥させる、という入れ方がおすすめです。
コインランドリーでのカーペットの洗濯にかかる時間と料金
ご紹介したように、コインランドリーでカーペットを洗濯すると、料金も時間も少なくて済みます。しかし実際に、コインランドリーでのカーペットの洗濯にかかる時間や、料金を知っておくと、予定が立てやすいです。
続いては、中型洗濯機、大型洗濯機など、洗濯機別にかかる時間と料金の目安や、乾燥にかかる時間や料金の目安をチェックしていきましょう。
中型洗濯機の場合の時間と料金目安
まずは、コインランドリーの中型洗濯機で、カーペットを洗濯する場合の時間と料金目安です。中型の洗濯機は、おおむね15kg前後のサイズの洗濯機となります。
このクラスの洗濯機で、カーペットを洗濯から乾燥までした場合は、およそ1,200円前後の料金がかかり、時間は一時間ほどかかります。
大型洗濯機の場合の時間と料金目安
続いては、コインランドリーの大型洗濯機で、カーペットを洗濯から乾燥までさせた場合の、時間と料金目安をみていきましょう。
六畳サイズのカーペットも洗濯可能な、22kg前後の大型洗濯機では、カーペットを洗濯から乾燥までさせると、料金はおよそ1,500円前後かかり、所要時間は約一時間となります。
乾燥時間と料金目安
最後に、コインランドリーでカーペットの洗濯と乾燥を分けて行ったときの、所要時間や料金をみていきましょう。コインランドリーの乾燥機は、中型クラスの乾燥機で、料金は10分で100円、大型クラスの乾燥機の場合、8分前後で100円の料金が掛かります。
カーペットを乾燥させるためにかかる時間は、およそ40分前後が基準となりますが、大きいカーペットサイズの場合は、一時間から一時間半ほど乾燥時間がかかります。中型の乾燥機で40分カーペットを乾燥させた場合は、料金は400円前後が目安となります。
大型の乾燥機で、大きいサイズのカーペットを乾燥させた場合は、料金はおよそ900円前後かかります。また、洗濯機だけの料金は、中型クラスの洗濯機で一時間800円、大型クラスの洗濯機では、一時間1,200円前後が、料金相場となっています。
このように、洗濯から乾燥まで全自動で行う場合でも、洗濯と乾燥を別々に行う場合でも、料金や所要時間は、クリーニングを下回ります。
カーペットをコインランドリーで洗濯しよう!
今回は、カーペットをコインランドリーで洗濯するメリットや、コインランドリーで洗濯する前に確認しておきたい注意点、実際にコインランドリーで洗濯する方法などについてご紹介しました。
コインランドリーでカーペットを洗濯すると、料金も時間もそれほどかからず、しっかりと汚れを落としてふわふわのカーペットになります。自宅で使っているカーペットが洗濯機で洗える場合は、ぜひコインランドリーを活用して、定期的にカーペットを綺麗な状態にしましょう。