疚しい(やましい)ってどういうこと?
「疚しい(やましい)」とは、心理を表す言葉です。日常生活ではよく使われる言葉ですが、目に見えるものを表す言葉ではありません。そのため感覚的に使っている人が多いのが実態です。
実は「疚しい(やましい)」は非常に深い意味を持った言葉であり、使い方をマスターすると語彙力は確実に上がります。そこで「疚しい(やましい)」意味について深掘りしてみましょう。
「疚しい(やましい)」の意味とは
「疚しい(やましい)」とは「後ろめたい」「良心がとがめる」といった意味で使われる言葉です。心理状態を表す言葉であることから、非常に抽象的な意味に捉えがちな言葉だといえるでしょう。また「もどかしい」「気分が悪い」といった意味で使われることもあります。
いずれにせよ、何となく「良くないこと」だと理解されているものの、間違った使い方も少なくありません。そこで「疚しい(やましい)」の意味を様々な観点から検証してみましょう。
「疚しい(やましい)」の類語
「疚しい(やましい)」の代表的な類語として上げられるのが「後ろ暗い」「心苦しい」です。「後ろ暗い」には「心に疚しい気持ちを抱いている」といった意味になり、「疚しい(いやしい)」の類語だといえるでしょう。
「疚しい(やましい)」との意味の違いは、重苦しさが強い心情を表している点です。「疚しい(いやしい)」は比較的軽い心情を含むのに対し「後ろ暗い」は心の闇をを抱えている時に使われます。
「心苦しい」は「相手に対する申し訳ない気持ち」を意味する言葉です。「心苦しい」と感じるのは「後ろめたい」「良心がとがめる」といった気持ちになった場合になります。その結果、相手に対して「申し訳ない」と感じるので、「疚しい(やましい)」の類語だといえるでしょう。
「疚しい(やましい)」と後ろめたいの違い
「疚しい(やましい)」とほとんど同じ意味をもった類語が「後ろめたい」です。「疚しい(やましい)」との違いは、言い回しであり「後ろめたい」の方が直接的だといえるでしょう。
例えば他人の「後ろめたさ」を指摘する場合、「後ろめたいことがあるんでしょう」ではキツく感じられます。「疚しい(やましい)」に置き換えると「疚しいことがあるんでしょう」となり、やや柔らかい印象となるのが大きな違いです。
疚しい(やましい)気持ちを持つ人の心理状態
「疚しい(やましい)」とは「後ろめたい」「良心がとがめる」といった、ネガティブな心理状態を表す言葉です。誰もが感じたことのある、「罪悪感を感じた時」に陥る心理状態だといえます。
人生には何度となく、疚しい(やましい)気持ちに苛まれれることがあるといえるでしょう。反対に疚しい(やましい)気持ちを持った人から被害を被る場合もあります。そこで、疚しい(やましい)気持ちを持った人の心理状況について解説します。
自分に自信が持てない
自分に自信が持てない心理状態だと、疚しい(やましい)気持ちになりやすくなります。疚しい(やましい)気持ちの裏側にあるのが「隠したい」といった心理です。
人は何らかの罪や失敗を犯したとき、咄嗟に「隠したい」と思います。自分の罪や失敗が明るみに出ることで「人間性まで否定される」「リカバリーできない」と思うのがその理由です。
つまり、自分に自信が持てない心理状態であるといえるでしょう。罪や失敗を自覚しながらも、隠している自分に対して良心がとがめることから、疚しい(やましい)気持ちになるのです。
自分の間違いをわかっている
疚しい(やましい)気持ちになる人は、自分の間違いをわかっています。しかし、周囲から「批判されたくない」「評価を落としたくない」といった心理状況にあるのです。
自分の間違いを自覚することは、決して悪いことではありません。むしろ良いことだといえるでしょう。しかし自分の間違いを正当化して見せたり、隠し立てすることは卑劣な行動です。こういった行動を起こす際、人は疚しい(やましい)気持ちに陥っているといえるでしょう。
優位に立ちたい競争心理
他人よりも優位に立ちたい競争心理が働いているとき、疚しい(やましい)気持ちに陥ることがあります。人は誰もが競争心理を持ち合わせています。競争心理を持つことで、ライバルに勝ちたいと思うようになり「努力」を積み重ねるのが当然の行動です。
しかし「勝ちたい」という心理状態が強くなり過ぎて、手段を選ばない行動に出ることがあります。それが悪いことだとわかっていても、「勝ちたい」気持ちが先行しているのです。このとき、人は疚しい(やましい)気持ちになっているといえるでしょう。
疚しい(やましい)気持ちを持つ男性の見破り方
男性は疚しい(やましい)気持ちを持って、女性に近付いてくることがあります。その結果、女性が大きな被害を被ることも少なくありません。女性からすれば、非常に迷惑な話ですが疚しい(やましい)男性が大勢いるのも事実です。
女性は自分の身は自分で守るしかありません。疚しい(やましい)気持ちを持つ男性には、いくつかの特徴がありますから、見破ることは可能です。そこで、疚しい(やましい)気持ちを持つ男性の見破り方を解説します。
男性が出すサイン
疚しい(やましい)気持ちを持つ男性は「サイン」を出しています。心に疚しい(やましい)気持ちがある人は、自分の間違いや罪を自覚しています。そのため、自分で意識しなくとも言動にサインとして表れるものです。
つまり疚しい(やましい)男性を見破るには、このサインを見逃さないことが大事になります。つまり疚しい(やましい)気持ちを持つ男性に騙されないためにも、どういったサインがあるのか理解しましょう。
まっすぐこちらを見ない
まっすぐこちらを見ない男性は、疚しい(やましい)気持ちを持っている確率が高いといえるでしょう。疚しい(やましい)気持ちを持っている人は、罪の意識がありますから「隠したい」「バレたくない」という心理状態にあります。
昔から「目は口程に物を言う」と言われるとおり、疚しい(やましい)人は無意識のうちに相手と目が合わせられないのです。したがって、疚しい(やましい)気持ちを悟られたくないため、まっすぐにこちらを見られないといえるでしょう。
作り笑いをしている
作り笑いをしている男性は卑しい気持ちを隠している確率が高いといえるでしょう。作り笑いをするのは「悟られたくない」「ごまかしたい」といった心理状態のときに起こる行動です。すなわち疚しい(やましい)気持ちが働いているときだといえるでしょう。
特にシリアスな場面で作り笑いをしている男性は、あまり信用ができません。また表情は笑顔であっても目が笑っていない場合もあります。いずれにしても、作り笑いは疚しい(やましい)気持ちのサインであることを理解しておきましょう。
見破る方法
疚しい(やましい)気持ちを持つ男性からのサインを見抜けても、確証が持てない場合も少なくありません。悶々としながら時間だけが過ぎてしまい、結局、騙されてしまっては元も子もないといえるでしょう。
大切なのは疚しい(やましい)気持ちを持つ男性を見破る方法を知ることです。とても簡単な方法を試すだけ疚しい(やましい)気持ちを見抜くことはできます。そこで疚しい(やましい)気持ちを持つ男性の見破り方を解説します。
冷静に質問をする
疚しい(やましい)気持ちを持つ男性には、冷静に質問しましょう。厳しく男性を詰問する女性もいますが、これは逆効果です。人は厳しく詰問されると強い望遠本能が働き、都合の悪い真実は隠そうとします。
頑なになった心を開くことは容易ではありません。反対に冷静に理論立てて質問されると、逃げ場を失い真実を言わざるを得なくなります。つまり、冷静に質問することこそ、疚しい(やましい)気持ちを持つ男性の見破り方だといえるでしょう。
冷静に話を聞く
冷静に話を聞くことも疚しい(やましい)気持ちを持つ男性の見破り方の一つです。相手の嘘を見破りたいからといって、一方的に話をまくし立てる人もいます。しかし疚しい(やましい)気持ちを持つ見破り方としては得策ではありません。
まずは冷静に相手の話を聞きましょう。もしかしたら、自分の勘違いだとわかるかもしれません。人は冷静に話を聞かれると「嘘が見破られるのでは」と疑心暗鬼になります。つまり冷静に相手の話を聞いて、嘘が付けない状況を作るのが賢明な見破り方だといえるでしょう。
話を具体的にさせる
話を具体化させるのも疚しい(やましい)気持ちの見破り方になります。嘘をついている人は作り話をしたがるものです。しかし作り話には必ず矛盾点があり、具現化すればするほどつじつまが合わなくなります。
したがって、冷静に相手の話を聞いたら、いくつかのポイントに絞って具体的な話を聞いてみましょう。話すのに詰まったり、ごまかすようだと疚しい(やましい)気持ちを持っているといえるでしょう。いずれにしても、冷静に話を聞いて、さら話を具体化させるのが最適な見破り方です。
疚しい(やましい)気持ちを冷静に見破ろう!
疚しい(やましい)とは「後ろめたい」「良心がとがめる」といった気持ちを表す言葉です。罪悪感や自らの間違いに気付きながら、自己の利益を優先する行動を取る際、人は疚しい(やましい)気持ちになります。
女性が疚しい(やましい)男性に騙されないためには、男性から出されるサインを見逃さないことが重要です。そのためには、疚しい(やましい)人が発するサインを見逃さないことが大切になります。
また、相手に対して疚しい(やましい)気持ちが疑われるなら、冷静に対処することが大切です。冷静に相手の話を聞き、具体的に話させることこそ疚しい(やましい)気持ちの有効な見破り方だといえるでしょう。