室外機カバーはDIYで作れる!
室外機はエアコンとセットで使うもので、必ずエアコンに1台につき室外機も1台使います。室外機はなかなかの大きさなので、ベランダでも存在感が大きく感じるのではないでしょうか。
室外機はそのままでも良いですが、ベランダの外観を邪魔していると感じる方には、室外機カバーをつけることをおすすめします。
室外機カバーをつけることによって、見た目だけでなく便利に使えるメリットもあります。大きいので買うとコストがかかりますが、DIYなら簡単に自分好みのアイデアで、室外機カバーを作ることができます。
こちらでは簡単に室外機カバーをDIYするアイデアや、室外機カバーのDIYの作り方などをまとめました。エアコンの省エネにも役に立つ室外機カバーを、ぜひDIYでおしゃれに作ってみてください。
室外機カバーをDIYするメリット
ベランダなどに置いている室外機は、存在感も大きくシンプルなデザインなので、インテリアとして満足していない方も多いでしょう。エアコンの室外機カバーを、自分好みにDIYするメリットについてまとめました。ぜひDIYの参考にしてください。
エアコンの室外機を隠せる
エアコンの室外機はベランダなどに置いていることがほとんどで、洗濯物を干すときなどに必ず目にするものです。一軒家の場合でも、目立たない場所ならまだしも目立つ場所に置いていることもあるでしょう。
室外機カバーをDIYすることによって、室外機だと思えないおしゃれな雰囲気になります。DIYの室外機カバーで隠してしまうことによって、生活感も出ずおしゃれで便利になります。
また室外機の日よけにも役立つため、エアコンの負荷を減らし電気代の節約など、省エネになります。室外機に熱がこもると、エアコンの効きが悪くなることがありますので、室外機カバーがあると便利です。
ベランダの雰囲気がおしゃれに
エアコンの室外機はシンプルなデザインで、機能面を重視しているため、おしゃれという印象はありません。ベランダでの存在感が大きい室外機は、そのままだと味気ないインテリアになります。
ベランダをおしゃれな空間にするために、DIYをしてエアコンの室外機にカバーをつけることをおすすめします。ホームセンターなどで木材を調達し、組み立てて好きなカラーを塗れば、ナチュラル感のある室外機カバーをDIYで作ることができます。
自分好みのデザインやカラーにDIYすることによって、室外機カバーとは思えないおしゃれなものになります。室外機カバーはシンプルな形なものが多いので、DIYはさほど難しくありません。ぜひDIYにチャレンジしてみてください。
室外機上部に物が置ける
エアコンの室外機カバーをDIYすることによって、室外機カバーの上に物が置けるようになります。室外機にそのまま物を置くと、安定感がないので危険です。
DIYで室外機カバーの天板をつけることで、安定感が出ます。そのため室外機カバーの上に小さい植木鉢や、インテリア小物など物を置けるようになり便利でおしゃれになります。
室外機カバーにDIYで棚をつけることも可能です。棚をつけると植木鉢や収納スペースができ便利です。DIYでは室外機カバーを自由自在に作ることができるので、どんな室外機カバーにしたら良いかイメージをしてみましょう。
DIY室外機カバーの簡単な作り方
こちらではDIYでのエアコンの室外機カバーの簡単な作り方をご紹介します。室外機カバーをDIYするためには、事前準備が必要不可欠になります。おしゃれな室外機カバーをDIYするためにも、ぜひ参考にしてDIYにチャレンジしてみてください。
図面を描く
エアコンの室外機カバーをDIYするためには、完成品をイメージして図面を書くことから始めましょう。DIYで作っても、エアコンの性能が落ちてしまったり使い勝手が悪くなるともったいないです。
エアコンは室外機とセットで使うもので、エアコンと室外機で室内の熱を冷たくしたり温かくしたりと、それぞれ役割があります。外気温が低いと室外機の熱を排出しやすくなり、省エネになります。
そのためにも室外機カバーとして屋根や天板などをDIYすると効率的です。しかし室外機カバーとして、室外機全面を見えなくしてしまうDIYになると、熱を排出しにくくなりエアコンの効きが悪くなってしまいます。
エアコンの室外機を効率よく働かせること、おしゃれな見た目にすることの両立を目指して、DIYの設計図面を考えて書いていきましょう。エアコンの熱が室外機にこもらないようDIYになるように、気を付けてください。
材料を集める
室外機カバーのDIYにおすすめの材料は木材です。ホームセンターで安く購入ができ、全体のコストもさほどかかりません。ホームセンターではカットをしてくれるところもあるので、自宅でDIYができない場合は利用しましょう。
カットした木材をそのまま使うのではなく、自分好みのカラーにDIYすることをおすすめします。見た目が良くなるだけでなく、木材の保護にもなります。
室外機は雨など濡れる場所に置いてあることがほとんどなので、室外機カバーとなる木材にはニスを塗るなどの保護をしておくと良いでしょう。100均などでも塗料がありますので、試しに使ってみるのもおすすめです。
組み立てる
室外機カバーに使う木材の塗装が終わったら、いよいよ組み立てになります。組み立てにはビスや金具が必要になります。扉をつけたい場合などは蝶番があると便利です。
安い木材で試してみたいという方は1×4や2×4材がおすすめです。長さにもよりますが、数百円で購入でき加工などDIYが簡単にできます。軽いので組み立てもしやすいです。ホームセンターで木材と一緒に、金具なども一緒に購入しておきましょう。
仕上げる
組み立てが終わったら、室外機にカバーを設置します。室外機よりも高さを出してDIYをすることが基本ですが、高さが足りない場合はレンガなどで高さ調整すると良いでしょう。
ちょっとした飾りやペイントなどを施すことによって、おしゃれな室外機カバーになりおすすめです。ステンシルを使って文字をつけたり、カフェのような雰囲気の室外機カバーにもDIYができるので、見た目がグッとおしゃれになります。
DIY室外機カバーのアイデア
室外機カバーはシンプルなものもありますが、DIYによってまるでお店のカウンターのようにおしゃれなものを作ることができます。見た目は室外機カバーには見えないDIYにできますので、ベランダのインテリアにもおすすめです。ぜひアイデアを参考にしてください。
ナチュラルな雰囲気に
白と茶色を基調とした、ナチュラル感のあるおしゃれな室外機カバーのDIYです。室外機の送風部分を、窓に見立てるアイデアが良くおしゃれです。白と茶色のコントラストがおしゃれで、緑のフェイクグリーンもアクセントになっています。
室外機カバーは室外機に合わせてDIYをして組み立てていくので、完成形は長方形のような形になり、DIYとしては簡単に作れるものです。
こちらの作り方も室外機のサイズに合わせてカットし、塗装をして組み立てるだけでDIYが完成します。送風部分の窓枠も難しそうに見えますが、直線でサイズに合わせてカットし組み立てるだけで簡単です。
カフェ風に
まるでおしゃれなカフェのカウンターのような、室外機カバーのDIYです。パッと目につくのは天板部分で、屋根のようになった部分がおしゃれなアイデアです。
作り方は角材で室外機の枠を作り、室外機の周りを囲むように組み立てます。背面と送風部分のファン以外をビスで固定していき、あとから背面部分を取り付けます。
屋根部分にはベニヤ板で丸くカットしたものを使用します。固定にはボンドとネジを裏から使っています。塗料はペンキや100均の塗料を使うと良いでしょう。
天板と屋根部分を固定し組み立てればDIYが完成です。棚を取り付けて植木鉢など、緑を飾ればかなりおしゃれです。室外機カバーの送風部分のファン下には、レンガ調のリメイクシートを使うアイデアもおしゃれです。
DIYではちょっとしたアクセントが、ナチュラルテイストからカフェ風にグレードアップになります。華やかさもプラスされたアイデアで、おしゃれで可愛い室外機カバーのDIYです。
ウッド調に
室外機をまるごと木で囲んだようなデザインの、室外機カバーのDIYです。木のぬくもりやナチュラル感を出したい方に、おすすめの室外機カバーです。
余計な装飾はつけず、木材の魅力を全面に出したアイデアで、作り方や組み立ても簡単でシンプルです。木材は塗装して組み立てるだけで、送風部分に木材がかかってしまわないようにだけ気を付けましょう。
すのこで簡単に
もっとお手軽に室外機カバーをDIYしてみたいという方におすすめの、すのこを使った作り方です。すのこは100均やホームセンターに販売されており、軽量で扱いやすいおすすめアイテムです。
作り方はすのこを室外機の周りを囲うように設置して組み立てるだけと、簡単でシンプルです。すのこのすき間からエアコンの風を送り出していくので、機能面としてもバッチリなアイデアとなっています。
すのこは100均だと高さが足りないので、ボンドやビスで組み合わせても良いでしょう。ホームセンターでは大きいすのこも販売されています。すのこのDIYは塗装も簡単で扱いやすいので、室外機カバーにもピッタリです。
棚一体型に
室外機カバーには見えない、おしゃれな棚一体型のアイデアです。室外機の上部分を活かして、高さを出して棚などを一体化させたDIYになっています。植木鉢や収納スペースもできて、おしゃれかつ便利なアイデアです。
難しそうに見えますが、作り方としては高さを出して木材を組み立てるだけと簡単でシンプルなDIYです。使う木材の量が多くなりますので、塗装する際などスペースを広くとる必要があるでしょう。
DIYで室外機カバーを作るには、必ず図面から完成図のイメージをつかんでいくことです。途中でDIYの作り方に迷ってしまうと、完成が遠のきます。色々なアイデアで室外機カバーを簡単にDIYできるので、ぜひチャレンジしてみてください。
DIY室外機カバーのおすすめキット
室外機カバーをDIYするには、木材の調達や工具など必要なアイテムを揃える必要があります。またDIYをするスペースをとるなど、DIYが難しいと感じる方も多いでしょう。
こちらでは自分で木材などを調達せずとも、ドライバーだけで組み立てることができる室外機カバーのキットをご紹介します。必要な材料が揃っているので、気軽に室外機カバーのDIYにチャレンジできます。
山善 ガーデンマスター エアコン室外機カバー ライトブラウン
自分で室外機カバーをDIYするには、図面を書いたり材料を調達したりと手間がかかります。こちらは必要な材料がキットとなっているので、作り方は説明書を見ながら組み立てるだけと簡単DIYになります。
ベランダにもなじみやすいブラウンカラーで、ナチュラル感があり天板部分には緑を飾るとおしゃれです。室外機をまるごと隠して、スッキリとした収納が可能です。
エアコンの風が通りやすいように、機能的なルーバータイプになっているのもポイントです。本体サイズは幅90×奥行35.5×高さ80cmで、重量は約8kgです。ドライバー1本で組み立てでき、DIY初心者にもおすすめです。
ガルバ逆ルーバー室外機カバー
頑丈でスタイリッシュな金属製の室外機カバーです。金属は自分でDIYするには難しいですが、こちらはキットですので簡単に組み立ててDIYをすることができます。サビに強いガルバリウム製の天板で、丈夫で安定感があります。
ルーバー部分は上下どちら向きでも取り付け可能で、室外機の送風部分からでる温風の向きを、自分で調整することが可能です。脚部にはアジャスターが付いており、微調整も簡単にできます。
上下の向きを変えることができるルーバーは、上向きにすることで植木鉢などを枯れにくくすることができます。金属の室外機カバーは木材のように腐ることはありませんが、サビる場合もありますのでメンテナンスが必要になります。
室外機カバーをDIYしてベランダをカスタマイズしよう
室外機カバーのDIYは、DIY初心者にも簡単にできるアイデアがたくさんあります。木材でのDIYなら加工や塗装も簡単にでき、自分好みのおしゃれな室外機カバーを作ることもできます。
室外機カバーは作ったらおしまいではなく、定期的なメンテナンスも必要になります。風が強い日など飛んでいってしまわないように、ビスの固定の見直しなどをしましょう。
エアコンの効率を良くして、省エネにできる室外機カバーのDIYはおすすめです。おしゃれな室外機カバーのDIYで、ベランダの雰囲気をガラッと変えてみませんか?ぜひ室外機カバーのDIYにチャレンジしてみてください。