GABテストっていったい何?
GABテストは、最近になって証券や金融などの大手企業で採用の際に使用されています。GABテストについて何も知らずに就活してしまうと、後悔してしまうことも多々ありますのでこの記事を参考にGABテストについて詳しく知識を入れておきましょう。
今回ご紹介するのは、GABテストについての内容や出題問題の例・対策についてです。自分のつきたい職業・会社でGABテストが実施されている場合は後悔しないためにもしっかりとGABテストについて身に付けておきましょう。
GABテストとは
そもそもGABテストというものを知らない人の方が多いです。知っている方も、復習のつもりでGABテストとはどのようなものなのか聞いておきましょう。
GABテストとは簡単に説明すると日本SLH社が製作しているテストのことです。内容はセンター試験と似たようなもので計算問題や文章問題などがあります。
学生の頃のテスト内容とは少しだけ違っていて、計算の効率の良さだったり文章の倫理問題についてきちんと読み取れたりできるかを問われるような内容になっています。
就活などで登場する総合適性検査
GABテストは大体が会社の適性検査などで使われています。GABテストを採用している企業も年々増えてきていて、大企業の大多数が使用しています。
大卒や短大卒の方たちを対象にして作られた適性検査のGABテストですが、紙でのテストからWebを使ったテストに移行していきています。
会社側が求めている人物像で多いのが「知力」「能力」「判断力」「職業適性」などです。これらを判断するためにGABテストを行い、結果で能力を判断しています。グローバル企業でも活躍できるためにGABテストを英語で受けることも可能になっています。
WebGABやC-GABもある
GABテストにも種類がいろいろとあり、その中でも特に混同されやすいのが「WebGAB」と「C-GAB」です。これらの違いについて詳しくご紹介していくので、間違えないようにしっかりと頭に入れておきましょう。
「WebGAB」とは自宅で受験することのできるGABテストです。自分の家のパソコンでGABテストを受けることができるので、基本的にリラックスした状態で臨めます。計算・言語・パーソナリティの3種類を約80分程で解いていきます。
「C-GAB」とは会場に出向いてのGABテストです。会場のパソコンを使ってテストを受けるため身分証明書を出したり、本人確認をされたりします。C-GABは計算・言語・英語は会場でのテストになりますが、パーソナリティだけ自宅で受けることになっています。
GABテストや類似テストの役割
GABとは「Graduate Aptitude Battery」の略で、総合適性診断という意味があります。GABテストを受けることにより様々な能力についての診断ができると言われています。
大体の大手企業がこのGABテストを採用しているのは、その人の適正診断ができるからです。特に証券や投資系などの高い知力を必要とする会社がGABテストを取り入れているので、自分の目指している会社が知識を必要としているのならばGABテストを取り入れている可能性は高いです。
知的能力検査
GABテストには計算問題と言語問題が取り入れられています。これらの問題は知的能力を測るためです。計算問題は表やグラフからの問題となりますが、計算することが多いので効率を考えて計算していく必要があります。
言語問題は数百字の問題文を読み解いていきます。しかし、制限時間が決まっているため1つの問題文に時間を使っている暇はありません。短い時間で問題を読み取り、正確な答えを導きださなければいけないのでこちらもかなりの知力を使います。
能力特性検査
GABテストを受けることにより、能力特性についても検査されています。テスト内容でどこの点数が高いかにより能力の高さが変わってきます。
計算問題の得点が高い場合には見積もりを出すのが得意な人材や、効率よく問題を解決してくれる人材だと判断されます。言語問題の得点が高い人は倫理構造を理解している人なのか、話がすぐ通じる相手なのかなどの判断をされます。
GABテストには英語のテストも含まれていることもあるので、英語ができる人とできない人でもまた能力特性が変わってきます。グローバル企業であれば、もちろん英語ができる人の方が欲しいでしょう。
マネジメント適性検査
マネジメントとは「経営」や「管理」という意味があり、GABテストでもマネジメント能力があるかどうかを見られます。会社にとってはその人材が将来重要な役職に就けるかどうかも見極めなければいけません。
ぱっと見や少しの会話だけではその判断がつけづらいので、GABテストのパーソナリティ問題などによって予測してもらうのです。
職務適性検査
GABテストのパーソナリティ問題では職務適正検査も兼ねて行っています。営業に向いているのか、研究に向いているのか・開発事業を任した方が伸びるのかなどの判断をGABテストによって予測してもらいます。
会社にとっては強化したい部分も変わってきますので、開発に人手が欲しい場合は開発に向いている人が欲しいのは当たり前です。GABテストには職務適正検査も含まれているのを頭に入れておきましょう。
GABテストや類似テストの出題例
ここからはGABテストや類似テストではどのような問題が出されているのか具体的な例を出してご紹介していきます。まだ、GABテストに慣れていない人もこれからご紹介する具体例を参考にして心の準備をしておきましょう。
GABテストは基本的に難しい問題が出されています。いきなり問題に直面すると脳の処理が追い付かずにパニックになってしまう可能性もあります。パニックにならないためにも事前に問題の雰囲気を掴むことが大切になってきますので必ず目を通しておきましょう。
言語系の問題
言語系の問題では正しく文章を読み取れているか、倫理的な思考を問われることが多いです。しかし、数百文字の文章を制限時間内に読むのはとても難しいので、素早く肝心な文章だけを読み取る必要があります。
GABテストの言語問題として多いのは、問いが文章内容に対して「正しい」・「正しくない」・「どちらでもない」かを判断することです。
「私は海外のトイレを使用したからこそ日本のトイレのきれいさが分かる」という文章に対しての問いに「作者はトイレを使用したことがない」があるとします。作者は比較して日本のトイレをきれいだと言っているので、この問いは正しくないと判断できます。
言語問題はこのような例題のさらに複雑な問いを、数百文字の文章の中から判断しなければいけません。短い制限時間内に解かなければいけないので、読み取り練習はしておきましょう。
係数系の問題
係数系の問題では表や図の中から問いに関係する値を見つけ出し、計算していき正しい答えを導く必要があります。複数の計算をするのですが、計算機を使用してはいけないので頭の中で計算しなければいけません。
GABテストではほとんどが表や図で表されているので、学生の頃の問題とは少し異なってきます。例題を出すと、いくつかの国の「面積」・「人口」・「国内総生産」が表になって出されているとします。
この表を見ながら、1人当たりの面積が1番広いのはどこの国なのかを計算して出していきます。もちろん、GABテストではもう少し複雑な問いもあるので正確な計算ができるように心がけておきましょう。
GABテストや類似テストの対策法
GABテストは一般的なテストよりもかなり難しいと言われています。対策として練習問題を解こうと思っていても、GABテストの問題が乗った参考書はたくさんあります。
そこで今回は特におすすめしたい、参考書や対策方法についてご紹介していきます。どうやって対策使用か考えている人や、どの本を使うか迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
アプリを使って対策する
対策として使いやすいのがアプリです。最近ではスマートフォンやパソコンのアプリでGABテストを対策できるので、外出先でも勉強できたりととても便利です。
参考書などを持ち歩くのは面倒くさい、突然の外出で参考書を忘れてきてしまって勉強ができないという不測の事態を避けることができます。
アプリだから問題に期待できないと考えている人も多いですが、最近のアプリの問題も精度が上がってきており、目を通しておくだけでも全然違ってきます。外出が多い人や参考書を買うのが面倒な人はぜひアプリでの対策を視野に入れておきましょう。
おすすめアプリ・サイト
アプリやWebのサイトで対策をしたいという方に、ぜひ使ってほしいおすすめのアプリをご紹介していきます。アプリやWebのサイトでの例もGABテストの形式と似た形式で出題してくれるので良い対策になります。
今回ご紹介するのは「玉手箱 Webテスト 問題集」というアプリと「GAB問題に挑戦」というWebサイトです。どちらもGABテストの対策として勉強するには良い例を出題してくれるので対策するにはもってこいのアプリとWebサイトです。
玉手箱 WEBテスト 問題集
「玉手箱 Webテスト 問題集」は、GABテストの対策を無料でできるアプリです。パソコンを持っていない方でもスマートフォンさえあれば、ダウンロードして対策することができます。
iPhoneもAndroidにも対応しているので、どちらのスマートフォンを持っていても安心することができます。課金要素もないので、WebテストやGABテストの対策をしたいけれどお金がない人にとっても心強い味方になるアプリです。
GAB模擬問題に挑戦
2つ目にご紹介するのが「GAB模擬問題に挑戦」というWebサイトです。こちらのサイトは制限時間を設けてくれて問題を解くことができるので、GABテストと似た緊張感をもって対策することができます。
こちらのWebサイトも無料で使用することができるので、パソコンやスマートフォンがあれば簡単に対策をすることができます。
出題される例は全部で10問あり、制限時間は5分です。制限時間内に解き終わらなければ強制的に終了になるのでしっかりと解けるようになっておきましょう。
本を使って対策する
Webサイトよりも本を使っての出題例が欲しいという方も多くいます。Webでは頭に入らない、本の方が出題例がたくさんあるという人もいます。そんな方たちにぜひおすすめしたい本が「
CAB・GAB完全突破法」・「
CAB・GAB完全対策 2021年度」・「
最新最強のCAB・GAB超速解法」です。
それぞれについて特徴や良い点などをご紹介していくので、本でGABテストの出題例を対策したいという方はぜひ参考にしてみてください。
CAB・GAB完全突破法!
【中古】 CAB・GAB完全突破法! WebーCAB・GAB Compact・IMAGE 2013年度版 / SPIノ / [単行本(ソフトカバー)]【メール便送料無料】【あす楽対応】
参考価格: 275円
こちらの本は、GABテストだけでなく他にも「CAB」や「IMAGES」にも対応している本です。GABテストだけでなく他の難易度の高い出題例もこなしていきたいという人にとてもおすすめです。
こちらの本にはGABテストの中でもより高難易度の出題例が収録されているので、高いレベルを目指している方にとっても対策に活用できます。GABテストと併用で他のテストも対策したいと考えている人はぜひ手に取ってみてください。
ページ数 | 355p |
---|
CAB・GAB完全対策 2021年度
[書籍とのゆうメール同梱不可]/CAB・GAB完全対策 2021年度版 (就活ネットワークの就職試験完全対策)[本/雑誌] / 就活ネットワーク/編
参考価格: 1,430円
こちらの本は出題例を対策できるだけでなく、攻略方法も教えてくれるので問題がなかなか解けないという人におすすめです。実際にGABテストを受けたことのある経験者たちの攻略方法も乗っているので、とても参考にしやすいです。
出題例をこなしていくことで、高得点がだんだんととれるようになってきています。GABテストは少し癖の強い問題が多いので、この本でコツを掴み対策をしていきましょう。
ページ数 | 245p |
---|
最新最強のCAB・GAB超速解法
最新最強のCAB・GAB超速解法 '22年版 [ 日本キャリアサポートセンター ]
参考価格: 1,320円
こちらの本はGABテストの他にも「CAB」・「IMAGES」・「C-GAB」の対策ができます。GABテストで実際に出題された同じ数を乗せているので、本番と同じような出題例を解いていくことができます。
さらに本番と同じように取り組むためには時間を測って問題に取り組むのがおすすめです。時間に追われながら出題された例を解いていくのは実際の緊張感を味わうことができるいい機会です。本番での緊張もほぐれるのでぜひ挑戦してみましょう。
ページ数 | 288p |
---|
GABテストや類似テストの対策法一覧比較表
商品 | |||
---|---|---|---|
商品名 | 【中古】 CAB・GAB完全突破法! WebーCAB・GAB Compact・IMAGE 2013年度版 / SPIノ / [単行本(ソフトカバー)]【メール便送料無料】【あす楽対応】 | [書籍とのゆうメール同梱不可]/CAB・GAB完全対策 2021年度版 (就活ネットワークの就職試験完全対策)[本/雑誌] / 就活ネットワーク/編 | 最新最強のCAB・GAB超速解法 '22年版 [ 日本キャリアサポートセンター ] |
価格 | 275円 | 1,430円 | 1,320円 |
ページ数 | 355p | 245p | 288p |
商品リンク |
GABテストの対策をして就活に臨もう!
GABテストは大多数の大手企業に採用されているテストです。就活ではストレスをため込みがちになりますが、リラックスして臨むことが大切になってきます。事前に準備をしておき、本番では緊張せずに取り組むことで必ず結果も付いてきます。
GABテストは難しい問題が多いですが、経験談を調べてみると点数があまり高くなくても受かっている人も見受けられました。公開の内容に対策をしておき、本番に臨みましょう。