LINEスタンプ販売の収入は?副業として稼ぐことは可能なの?
LINEは今やコミュニケーションツールとして、ほとんどの方が利用しています。メールとは違ってメッセージが読まれると既読がつく機能や、無料で通話やビデオ通話もできるとても便利なアプリです。またLINE独自のスタンプ機能も、やり取りのなかに個性が出せるので人気があります。
このLINEスタンプは、自分で作り販売することが出来ます。購入されたことのある方は知っているかもしれませんが、LINEスタンプは数えきれないほどたくさん種類があります。LINEスタンプは誰でも作れるので、副業としても人気があります。
今回紹介するのはLINEスタンプの作り方や販売方法、LINEスタンプでどれくらいの収入を得られるのかなどを紹介します。
LINEクリエイターズスタンプとは
LINEクリエイターズスタンプとは、個人や企業が自分たちで好きなスタンプを作って販売することができるサービスのことを言います。誰でも簡単に始めることができるので、空いた時間に作ったり、絵を書くのが好きな方や得意な方には、LINEスタンプ作りはぴったりです。
副業としても人気のあるLINEスタンプの販売ですが、地道に続けていけばLINEスタンプで稼ぐことができるようになるかもしれません。
誰でも簡単にはじめられるのが魅力
LINEスタンプ作りは、スマホからでもパソコンからでも誰でも簡単に作り始めることが出来ます。LINEスタンプを作るにはLINEのアカウントが必要になりますが、元々LINEアプリを持っている方がほとんどだと思うので、それほど煩わしさはありません。
iPadやタブレットからでもLINEスタンプを作れるので、自分が始めやすいものを使って、LINEスタンプ作りを始めてください。普段からイラストを書いている方であれば、イラストアプリからLINEスタンプが作れる場合もあります。
ヒット作が出れば高収入も
自分の作ったLINEスタンプが話題になったり、人気が出るなどのヒット作品となれば高収入も夢ではありません。LINEスタンプは1つ50円から200円前後と安価なので、誰でも手軽に購入出来ます。気に入ったLINEスタンプがあれば、迷わず購入する人がほとんどです。
ヒットした場合、月10万円以上稼ぐこともできるそうです。毎日コツコツと地道に作業を続けることが苦手ではない方には稼ぐこともできる、おすすめの副業です。
LINEスタンプの報酬は売り上げから手数料30%が引かれてそこからさらにLINEに35%、最終的にクリエイターへ35%という報酬の振り分け方になっています。
LINEスタンプで高収入を狙うには作り続けることはもちろん、ツイッターなどのSNSを使ってハッシュタグを多用しフォロワーを増やすなどの戦略を練りながら販売していくことが大切です。
LINEスタンプの収入の現状
実際のところLINEスタンプ制作を副業とした場合、LINEスタンプでどのくらいの金額を稼ぐことができるのか気になります。
LINEスタンプを作って販売するクリエイターの方たちが、平均でどのくらい収入を得ることができるのか、本当にLINEスタンプが副業としてうまく成り立つのかについて解説します。
稼ぐことができない副業?
LINEスタンプでは稼ぐことができないと言われてしまっている原因は、LINEスタンプの購入率が下がっていてLINEスタンプの需要が低くなっているからです。その割にはLINEスタンプを作って販売しているクリエイターの数がとても多いので、競争率がかなり高くなっています。
ランキング上位のLINEスタンプでなければLINEで目立つ宣伝はしてもらえません。そのため、はじめは調子よくスタンプが売れて稼ぐことができても、宣伝されなくなればLINEスタンプはまたすぐに売れなります。こういった点がLINEスタンプは稼ぐのが難しいと言われる原因と言えます。
平均収入はどのくらい?
LINEスタンプを作っている人の平均的な収入はどのくらいになるのかが気になります。副業として、LINEスタンプの販売しているほとんどの人の収入が、月に数百円ほどと言われています。数千円になれば良い方です。しかし実際にはLINEスタンプで、数十万からそれ以上稼ぐ人がいるのも現実です。
LINEスタンプで収入が得られない理由は?
副業としては収入を得ることが難しいと言われるLINEスタンプですが、そのように言われているのにはいくつか理由があります。しかし地道にLINEスタンプを作って継続することや、収入を得ることが難しいと言われる条件がクリアできれば、LINEスタンプ制作は副業としてなりたつかもしれません。
競争率が高い
収入を得るためのいちばんの課題となっているのが、他のクリエイターとの競争率です。上記でも書いたように、誰でも手軽に始められるLINEスタンプは、クリエイターの人数がかなり多いのが現状です。
LINEスタンプの数が多ければ、他のスタンプに自分の作ったLINEスタンプが埋もれてしまい、購入者の目に留まる確率が下がってしまいます。
宣伝の仕方
LINEスタンプは、ランキング上位のものや直近で追加されたスタンプしかLINEで大きく宣伝してもらえません。追加されたばかりの頃はユーザーの目に留まり、売れる可能性はありますがランキング上位のスタンプではない限り、すぐに売れなくなってしまいます。
LINEスタンプで収入UPさせるにはどうする?
ここまでLINEスタンプでは稼ぐことが難しい、と書きましたがやり方や考え方を変えればLINEスタンプでの収入がアップさせることができるかもしれません。どんなLINEスタンプなら売れるのか、人気が出た場合はどうするべきかなどを解説していきます。
数をこなす
たくさんのLINEスタンプがある中で、自分の作ったLINEスタンプが誰かの目にとまる為には、数多くのLINEスタンプをコンスタントに制作していく必要があります。数が多ければ、人の目にとまる確率も上がります。
売れないからとすぐに諦めてしまわずに、コツコツと継続してLINEスタンプを作り続けることが、LINEスタンプの収入アップに繋がる可能性があります。
ただたくさん作るだけでは、ヒットさせるのは難しいです。常に上位のLINEスタンプを参考に研究していく必要があります。どんなスタンプがニーズにあっているのかを調べることが大切です。
人気が出たらシリーズ化
自分の作ったLINEスタンプの人気が出た場合、同じキャラクターなどを使ってシリーズ化をするのがおすすめです。このスタンプの違うバージョンが欲しいな、と思っている購入者のニーズに合わせることで継続してLINEスタンプが売れる可能性があります。
また、人気が出てランキング上位になれれば、LINEで宣伝してもらえることもあります。LINEスタンプは、LINEスタンプショップで購入されて、ダウンロードされるごとに報酬が発生します。ひとつの単価は50円から100円あたりで単価自体は安いですが、上位に入れれば人気が出やすくなります。
ニーズがあるスタンプの研究も大事
自分の好きなLINEスタンプを作るのももちろん良いのですが、どんなLINEスタンプだとニーズがあるのかなどのリサーチをした上で、LINEスタンプの制作をするのがおすすめです。LINEスタンプは特別絵が上手くなくても、きれいな出来でなくても需要があれば自然と売れていきます。
また、名前の入ったスタンプや時事ネタ、季節に合わせたLINEスタンプなどを作るのもおすすめです。LINEストアなどでどんなスタンプが売れているのかを調べるのも良いです。
LINEスタンプの作り方
副業としてのLINEスタンプ制作がどのようなものなのか理解できたかと思います。それでは、LINEスタンプの作り方から申請方法、審査にかかる時間などを紹介していきます。LINEスタンプが完成してから販売できるようになるまでの流れを覚えてください。
作り方手順
LINEスタンプの作り方の手順について説明します。パソコンが得意な人であれば、慣れると簡単に作ることができます。苦手な方でも調べながら気長に進めていけば問題なく作れます。
まずはアイディアを出して、紙にスタンプにしたいイラストを書いていきます。パソコンのスキャンスタンプやWindowsペイントを利用し、下書きをスマホのカメラで撮影します。撮影した写真をスマホからパソコンへ転送し、写真の背景を透過させます。
スマホにも透過できるアプリがあるのでそちらを使用しても良いです。透過の作業が終わったら画像をトリミングします。LINEラインクリエイターズマーケットにアカウントを作ります。
スタンプのコメントやタイトルを記入して申請します。申請してから審査が終わるまでは数日かかります。無事に審査に通れば販売ができます。
登録・申請方法
登録方法についてです。LINEラインクリエイターズマーケットのアプリをダウンロードしたら自身のLINEアカウントでログインしてください。続いて、テキスト情報を入力します。タイトルや説明文など、英文が必要となる項目が必ずあります。日本のみの販売でも英文が必要です。
次にコピーライトの登録をします。これは著作権の所在を表すためなので必須となります。コピーライトマークと作った年月、著作者の名前を英字を使い入力してください。
コピーライトが終わったら、スタンプの価格を決めます。人気のスタンプは120円で売られているので、同じ価格で販売するのがおすすめです。
最後にプライベート(非公開)設定をします。スタンプが承認されるとLINEストアにてクリエイターズスタンプとして販売されます。自分や家族、友人にだけ売りたい場合のみ、非公開に設定すればURLを知る特定の人しか買うことができません。
LINEスタンプの審査は厳しい?
LINEスタンプは申請したあと、必ず審査が行われます。審査が必ず通るスタンプの制作を心がけてください。スタンプの内容に文が一致していなかったり、告知や宣伝ととれるもの、URLが表示されていたり、著作権に問題があるキャラクターの絵などは審査が通りません。
ガイドラインにふさわしくないと判断された場合は審査が通らないので、制作の際にガイドラインをしっかりと確認してから取り組んでください。これらのことに気をつければ、審査は問題なく通って販売できるようになります。
LINEスタンプ作りにおすすめのアプリ
LINEスタンプを作るうえで、おすすめのアプリを紹介します。アプリがあれば、アプリを開くだけですぐにLINEスタンプが作れたりと便利なものもあります。自分自身が使いやすいアプリを見つけてLINEスタンプの制作を始めてみてください。
LINE CREATORS STUDIO
いちばん手軽にLINEスタンプを作れるのが、このアプリです。LINE公式のアプリなので、制作から申請、販売までスマホひとつで出来てしまいます。スマホで撮った写真からスタンプを作ることが出来ますが、消しゴムやペンなどツールが少ないところが残念です。
手軽に作ることが出来ますが、選択できる色の数が少なかったり、塗りつぶし機能がないので自分でしっかりした絵を書きたい方には不向きなので他のイラストアプリを使うことをおすすめします。はじめての方には制作、申請まで一気に出来るこのアプリから始めるのも良いです。
LINEスタンプは最低8個から販売が可能で、最大40個まで選ぶことが出来ます。ランキングの上位を狙うのであれば40個の販売をおすすめします。
Shuttle Sticker
こちらのアプリは、LINEスタンプを作りたいけどパソコンが苦手な方や、普段から絵を書くのが大好きな方におすすめのアプリです。スキャナや画像編集ソフト、パソコンがなくても書いたイラストをスマホのカメラで撮影するだけです。
申請までの流れは、イラストをスマホのカメラで撮影して背景を透過設定します。最後に申請用ファイルを取得して終了です。あとは審査に通るのを待つだけです。紙にイラストを書いて撮影するだけなので誰でも簡単にスタンプ作りが楽しめます。
こちらのシャトルステッカーというアプリですが、LINEクリエイターズスタンプ申請用ファイルの出力の際に有料となり480円かかります。簡単にスタンプが作れますが、そのぶん有料になってしまうところはデメリットかもしれません。
LINEスタンプ販売で収入を得るには数と根気が大事!
LINEスタンプで稼ぐためには根気強く、たくさんのスタンプを作り続けることが大切です。はじめは大変かもしれませんが、慣れてくるとスムーズに作れるようになっていきます。また申請してから審査が通るまでは数日かかるので、その間にもコツコツと作り続けて申請することが重要です。
はじめは審査が通らないこともありますが、ガイドラインをしっかりと確認し誤字、脱字にも気をつけてスタンプ作りを始めてみてください。