ハッカ油スプレーの作り方を紹介!
マスクにシュッとスプレーすると快適に過ごせるなど、たくさんの用途があるのがハッカ油スプレーです。ハッカ油があれば簡単に作ることができ、殺菌効果や消臭効果など見逃せない効能が数多くあります。この記事ではそんなハッカ油の効能やハッカ油スプレーの作り方などをご紹介します。
ハッカ油スプレーの効果・効能
ハッカ油スプレーの効果や効能についてご紹介する前に、ハッカ油自体について少しご紹介しましょう。ハッカはミントと見た目がよく似ているうえに同じような匂いがしますが、この2つは同じ植物なのでしょうか。
実は、ミントはミント属と呼ばれる総称で、ミントの中の一種類がハッカということになります。例えば、アロマテラピーなどで使用されるペパーミントや料理で使われることが多いスペアミントも同じミント属ということになります。
ハッカは和製ミント、和ハッカなどと呼ばれることがあるとおり、日本在来のミントです。そしてハッカ油は、ハッカをアルコールに浸して有効成分を抽出したものを指します。
殺菌効果
ハッカ油スプレーの効果・効能として最初にご紹介するのは殺菌効果です。ハッカ油は、アルコールにハッカを浸して作られるのでそのアルコール成分が殺菌の働きをします。
また、ハッカ自体に含まれているメンソールにも殺菌効果があるとされています。例えば、床掃除をする時などに最後にハッカ油スプレーをしておくと香りと共に殺菌効果も期待できます。
消臭効果
ハッカ油スプレーの効果・効能として次にご紹介するのは消臭効果です。匂いの元は菌ですので、先にご紹介したようにハッカ油スプレーの殺菌効果で匂いの元を取り除くことができます。
また、ハッカには独特のスッキリした香りがありますので、それで嫌な臭いをカバーすることもできます。ハッカ油スプレーを持ち歩いて汗をかいた時にスプレーしたり、家に帰った時に靴にスプレーするのもおすすめです。
冷却作用
ハッカ油スプレーの効果・効能として次にご紹介するのは冷却効果です。ハッカ油を少し肌に塗ってから風を当てるとスーッとします。これはハッカの持つ効果で、これを利用すると暑い夏でも快適に過ごすことができます。
例えば、扇風機にハッカ油スプレーをしたり、ハッカ油を数滴垂らした水で濡れタオルを作ると冷感タオルが完成です。
虫除け効果
ハッカ油スプレーの効果・効能として次にご紹介するのは虫よけ効果です。ハッカには独特の香りがありますが、この香りを嫌う虫は多いです。これを利用し、ハッカ油スプレーで虫よけをすることができます。
例えば、ハッカ油スプレーを網戸に振りかけておくと虫を寄せ付けなくなります。暑い夏には冷感効果もありますので一石二鳥というわけです。また、ハッカ油スプレーを体にすると安全な虫よけスプレーになります。
覚醒作用
ハッカ油スプレーの効果・効能として次にご紹介するのは覚醒作用です。ハッカの独特の匂いはメントール呼ばれる成分ですが、これを嗅ぐと脳が活性化すると言われています。仕事で疲れた時や眠い時などに匂いを嗅いでみましょう。
美容効果
ハッカ油スプレーの効果・効能として最後にご紹介するのは美容効果です。ハッカ油に含まれるメントールには、血行促進効果がありますので、これを使ってマッサージをすると筋肉のコリを効果的にほぐすことができます。
また、化粧水に少しだけ混ぜることで引き締め効果が期待できます。ただし、ハッカ油はかなり成分が強いので肌に直接つけるような使い方をする時にはかなり薄めて使いましょう。
ハッカ油スプレーの材料
1本使っておくと生活の中で便利に使えるハッカ油スプレー。ここからはそんなハッカ油スプレーを作る時に必要になる材料についてご紹介しましょう。どの材料もドラッグストアや100均ショップ、ホームセンターなどで気軽に買えるものばかりです。
水
ハッカ油スプレーの材料、まず必要になるのは水です。ハッカ油はそれだけでは成分がかなり強いので水で薄める必要があるためです。水の分量は90mlです。
水道水でも精製水でも構いませんが、水道水の場合は塩素の効果がありますので精製水を使う時より少しだけ長持ちをします。ただ、水道水には塩素のほかにカルキも含まれているのでその匂いが気になるという場合には精製水がおすすめです。
ハッカ油
ハッカ油スプレーの材料、もちろんハッカ油も必要です。ハッカ油はドラッグストアなどで取り扱いがあるほか、ネットで探すとかなり多くの種類が見つかります。
ハッカ油スプレーに必要な分量は10滴から20滴ほどです。ハッカ油の値段は天然由来の20mlが1000円ほどから、普通のタイプの20mlが500円ほどからです。
無水エタノール
ハッカ油スプレーの材料として次に必要になるのは無水エタノールです。ハッカ油は油ですので、水と混ざりにくい性質があります。そこで無水エタノールを使うことで2つを混ざりやすくするのです。必要な分量は10mlです。
スプレー容器
ハッカ油スプレーの材料として最後に必要になるのが作ったハッカ油スプレーを入れておくスプレー容器です。ハッカ油や無水エタノールは、プラスチックを劣化させる作用があります。
そこで、ハッカ油スプレーを入れておくのにおすすめなのがガラス製のスプレーです。プラスチック製でも、アルコールやオイルへの耐性があると表記されているものは使用することができます。
ハッカ油スプレーの作り方
ハッカ油スプレーに必要な材料とそれぞれの分量をご紹介しました。ここからご紹介するのはハッカ油スプレーの作り方です。ただ、作り方といっても非常に簡単で、簡単に言えばすべてをよく混ぜるだけ。作り方が簡単なのもハッカ油スプレーの人気の理由の一つです。
作り方・手順
ハッカ油スプレーの作り方は、まずすでにご紹介した材料をそれぞれの分量にはかります。そしてスプレー容器に入れ、よく混ぜるだけです。無水エタノールと水が混ざり合うことで反応熱が発生しますので、少し温かく感じることがありますが問題ありません。
使用目的により分量を変えてOK
今回ご紹介したハッカ油スプレーの分量ですが、これは基本のハッカ油スプレーの分量となります。特に肌に直接付けるような使い方をする時には、効能が強いのでハッカ油は基本の分量を守るか、少し控えるようにしてください。
しかし、消臭や虫よけ効果を狙ってゴミにスプレーするといった使い方をするのであれば、ハッカ油の分量を増やしても問題ありません。まずは基本の分量で作ってみてから好みで微調整をしてみましょう。
ハッカ油スプレーの使い方の注意点
作り方も簡単で数多くの効能が期待できるハッカ油スプレー。コスパよくたっぷり作れるので今すぐにでも使ってみたいところですが、ハッカ油スプレーを使い始める前にぜひ知っておきたい注意点がありますのでここからご紹介しましょう。
体の抵抗力が弱い人は使用を控える
ハッカ油スプレーの使い方の注意点としてまず気を付けたいのが、妊婦や幼児など体の抵抗力の弱い人は使用を控えるという点です。
ハッカ油に含まれるメンソールですが、これには冷却作用などがあり最悪の場合流産に繋がる恐れもあります。また、成分が強いので幼児の近くで使用する時にも注意が必要です。
猫などのペットがいる場所では使用しない
ハッカ油スプレーの使い方の注意点として次に挙げられるがペットです。ハッカ油の香りはミントの香り成分が凝縮されたものです。
したがって、肉食性の動物はこの成分を上手く代謝できない可能性があります。ミントやフェレット、子犬、小鳥などの近くではハッカ油スプレーを使わないようにしましょう。
プラスチックの容器に入れて使わない
ハッカ油スプレーの使い方の注意点として次に挙げられるのはハッカ油スプレーを入れる容器です。ハッカ油スプレーの作り方のところでもご紹介しましたが、ハッカ油の成分はプラスチックを破壊する可能性があります。
ハッカ油スプレーを入れておく容器にはガラス製のものを選ぶか、アルコールやオイルに耐性のあるプラスチックの容器を選ぶようにしましょう。
体に異常を感じた場合は使用を中止する
ハッカ油スプレーの使い方の注意点として次に挙げられるのは、ハッカ油スプレーを使っていて体に異常を感じたらすぐに使用を止めるという点です。
ハッカ油にはハッカのもつ効能が凝縮されているのですが、かなり成分が強いので場合によっては体調を崩すという恐れもあります。初めて使う時や疲れている時などには少量から試してみましょう。
火が近い場所では使用しない
ハッカ油スプレーの使い方の注意点として最後にご紹介するのは火が近い場所では使用しないという点です。ハッカ油はハッカをアルコールに浸したものですので可燃性です。
また、ハッカ油スプレーを作る時に使用する無水エタノールも可燃性ですので、火の近くでは絶対に使用しないようにしましょう。
作り方は簡単!万能なハッカ油スプレーを作ってみよう!
すぐに手に入るような材料で簡単に作ることができるハッカ油スプレー。冷蔵庫などの冷暗所で約2週間ほどしか持ちませんので、こまめに作るのがおすすめです。また、ハッカ油スプレーを使う時には注意点をしっかり守り、安全に使用するようにしてください。