ワンレングスの髪型・アレンジ法まとめ！ワンレンが似合う人の特徴は？

ワンレングスとは、通称「ワンレン」と呼ばれ、大人っぽい雰囲気を醸し出すヘアスタイルとして、幅広い年代に人気です。1980年代後半、バブル期に流行したヘアスタイルですが、様々なアレンジを加えながら、現代でも古臭さは微塵もありません。

多くの人々に愛されているワンレングスですが、顔の形やおでこの広さによって似合う、似合わないがハッキリするヘアスタイルだといえます。

そのため、新たにチャレンジするのを躊躇している人も少なくありません。そこで、大人っぽいワンレングスの髪型やアレンジ法、ワンレンが似合う人の特徴について紹介します。

ワンレングスは表面の髪をいちばん長くし、内側へ行くほど短くすることで毛先を全て同じ長さに切り揃えたスタイルとなります。レイヤーを入れないので、やや重い印象を与えるのが特徴です。

ショート、ミディアム、ロングいずれの長さでもワンレングスにすることができます。ポイントは前髪にあり、前髪なしでおでこを出せば大人っぽい雰囲気の顔立ちに見せてくれるでしょう。ただし、前髪なしの場合、比較的似合う、似合わないがハッキリと分かれます。

前髪ありだと、やや重く見えますがアレンジ次第で軽やかに見せることも可能です。おでこの広さや顔の形を選ばないので、ワンレン初心者にはおすすめだといえるでしょう。

ワンレングスが流行したのは1980年代後半、日本経済がバブルに沸いた頃です。当時は「トレンディ・ドラマ」が全盛期で、華やかで大人の恋が描かれるのが定番でした。

トレンディ・ドラマの主人公の多くがワンレングスであったことから、若い女性を中心に人気を集めることになります。特に髪をかき上げる仕草は、大人の女性をイメージさせることから、多くの女性が真似たものです。

また、当時は巨大ディスコが全盛で「お立ち台」と呼ばれるスペースで「ワンレン」「ボディコン」で踊るのが、女性のステータスであった時代でした。

ワンレングスは30年以上前に流行したヘアスタイルですが、現在も変わらぬ人気を誇っています。様々なアレンジスタイルが雑誌やネット上で紹介されており、今やワンレングスは定番のヘアスタイルだといえるでしょう。

これだけ、長い期間においてワンレングスが愛されたのは、時代を超えた魅力があったからに他ならないといえます。そこで、改めてワンレングスの魅力に迫ってみましょう。

ワンレングスの魅力は、何といっても大人っぽい雰囲気を醸し出せることにあります。女性にとって大人っぽい雰囲気を醸し出すことは「落ち着き」「気品」を意味し、憧れの条件だといえるでしょう。

レイヤーを入れないワンレングスは、やや重くに見えるヘアスタイルです。しかし、同時に大人っぽさを演出してくれることから、「落ち着き」や「気品」を求める女性にマッチしているといえるでしょう。

様々なアレンジが楽しめるのもワンレングスの魅力です。例えば前髪あり、前髪なしの違いだけでも雰囲気は大きく異なります。

また、レイヤーが入っていないので、巻き髪にしてもボリューム感が失われないのも特徴です。つまり、ワンレングスはカール・スタイルが好みの人にもおすすめできるといえるでしょう。

ロングスタイルのワンレングスであれば、日によってストレートロングを楽しんだり、ウェーブをかけてアレンジすることも可能です。

ワンレングスは大人っぽい女性でなければ似合わない、特別なヘアスタイルだと思い込んでいる人も少なくありません。確かにワンレングスは大人っぽい雰囲気を醸し出すヘアスタイルです。

しかし、いくつかの条件をクリアできれば、誰にでも似合うヘアスタイルにもなり得るでしょう。大切なのはワンレングスが似合う人の特徴を掴むことです。そこで、ワンレングスが似合う人の特徴をまとめてみました。

ワンレングスが似合う条件の一つに「顔が左右対象」であることがあげられます。ワンレングスの特徴は、分け目をセンターにする左右対称な髪型であることです。したがって、顔のパーツが左右非対称だと非常に目立ってしまうでしょう。

反対に左右対称の顔だと、とてもバランスが取れるためワンレングスがよく似合います。つまり、前髪なしのセンター分けの王道ワンレングスが最も似合うのが「顔が左右対象」の人だといえます。

しかし、顔のパーツが左右非対称であっても諦める必要はありません。左右非対称であっても似合う方法があります。それは、分け目をセンターではなく6:4など非対称とすることです。分け目を非対称とすることで、顔のパーツが非対称であることを目立たなくしてくれます。 

おでこが広い女性は、前髪なしのセンター分けワンレングスが良く似合います。おでこが広い女性は、おでこを隠したがるのが常です。しかし、おでこを出すワンレングスはスッキリとした印象を与えることができるでしょう。

とりわけ、前髪なしのワンレングスだと、全体のバランスを取りやすくなります。したがって、落ち着いた雰囲気を醸し出したいなら、前髪なしのワンレングスがおすすめです。

反対におでこが狭い人であれば、前髪ありのワンレングスがおすすめになります。また前髪なしでも、ロングのワンレングスであれば縦の長さが強調され、おでこの狭さをカバーしてくれるでしょう。

小顔で丸顔の人は、前髪なしのワンレングスが良く似合います。前髪なしのワンレングスは顔の形が際立つ髪型です。したがって小顔で丸顔の人がワンレングスにすると、長所であるフェイスラインがさらに美しく際立ちます。

反対に面長な顔の人は、おでこを出すワンレングスにすると、実際よりも顔が大きく見えてしまうのでおすすめできません。しかし、面長な顔の女性であっても諦める必要はありません。

前髪ありとすることでフェイスラインをぼかしてくれます。さらに、おでこを隠すことで小顔に見せることも期待できるでしょう。このとき、ストレートのワンレングスでなく、パーマなどで動きを出すことで、よりバランスの整った髪型にできます。

髪にボリュームが少ないこともワンレングスが似合う条件の一つです。ワンレングスはレイヤーを入れない髪型となります。そのため、髪にボリュームがあると広がってしまい、とても重い雰囲気になってしまうでしょう。

したがって、髪にボリュームがある人にはやや難しい髪型だといえます。髪にボリュームがある人はショートにすると、重さが軽減され軽やかなイメージを作ることが可能です。さらに、透明感のある明るめのヘアカラーを施すことで、軽やかさが加わります。

ワンレングスは似合う顔やおでこの形はあるものの、工夫次第で誰にでも似合うのが特徴です。また、ショートだけでなく、ボブやミディアム、ロングなど様々な長さに対応しています。

さらに、前髪あり、前髪なしの別で同じ長さであっても大きく印象が異なる髪型だといえるでしょう。そこで、レングス別にワンレンの特徴的なヘアスタイルをまとめてみました。

ショート×ワンレングスはシンプルなスタイルながら、非常にデザイン性が高いのが特徴です。芸能人やモデルにも多く見られる髪型であり、おしゃれな女性に人気が高い事でも知られています。

前髪あり・なしでイメージも大きくが変えられるのも魅力です。丸顔や面長なども上手くカバーして小顔見えも期待できるでしょう。ショート×ワンレングスは骨格にコンプレックスがある人にもおすすめできるスタイルです。

前髪ありのショート×ワンレングスのポイントは、前髪の量になります。真っすぐに揃えた前髪もふんわり空気を含んだセットすると、ナチュラルで軽やかなイメージに仕上がるでしょう。

前髪の量を少なめにすることで、より大人っぽいイメージのショート×ワンレングスとなるのも魅力です。毛先を外巻きにすることで、全体的な動きが出てきますので、さらに軽やかなイメージになります。

前髪なしのショート×ワンレングスのポイントは、前髪の長さになります。センター分けにすることで、顔の輪郭を上手くぼかしてくれますので、より小顔で大人っぽいイメージに仕上がるでしょう。

前髪に軽くウェーブをかけることで、より女性っぽいイメージのショート×ワンレングスとなるのも魅力的です。後頭部を刈り上げにすると、個性的でCOOLな印象をもつ髪型になります。

ボブ×ワンレングスは丈を少し長めにすることで、スタイリングの幅が広がるのが特徴です。ボーイッシュなイメージの強い髪型ですが、アレンジ次第で様々な表情を演出できることでも知られています。

前髪あり・なしで可愛くもクールにも、女性っぽくもイメージがが変えられるのも魅力です。ボブ×ワンレングスは、思い切ってヘアスタイルでイメチェンしたい女性におすすめできる髪型だといえるでしょう。

前髪ありのボブ×ワンレングスのポイントは、前髪のウェーブ感になります。少しウェーブをかけて柔らかくセットすると、ナチュラルで女性っぽいイメージに仕上がるでしょう。

反対に前髪にウェーブをかけず真っすぐにカットして、個性的でモード間の強いイメージのボブ×ワンレングスとするのも魅力的です。また、毛先を内巻きにすることで、全体的にふんわりとしたイメージになります。

前髪なしのボブ×ワンレングスのポイントは、前髪とサイドの髪のバランスになります。前髪とサイドの長さを揃えると、スッキリとナチュラルなイメージに仕上がるでしょう。

前髪とサイドの髪をあごとリップラインの間の長さでカットして、全体的に動きが出て軽やかに仕上げるのも魅力的です。また、毛先を内側へ入るようカットすれば、非常に洗練された大人っぽいイメージのボブ×ワンレングスになります。

ミディアム×ワンレングスはウェーブの強弱と前髪の長さがポイントです。基本的に女性らしいイメージの強いヘアスタイルですがアレンジ次第で全く異なったイメージの髪型を楽しむことができます。

前髪あり・なしで顔の印象が大きく変わるのもミディアム×ワンレングスの魅力です。つまりボブ×ワンレングスは、少し伸びてきた髪を「これからどうしよう」と迷っている人におすすめの髪型です。

前髪ありのミディアム×ワンレングスのポイントは、前髪のふんわり感になります。大きめのウェーブをかけてセットすると、ガーリーであどけない雰囲気に仕上がるでしょう。

前髪のウェーブを抑えて真っすぐにカットすれば、上品で優等生を連想させる髪型となります。また、毛先の巻き方でイメージが変わるのもミディアム×ワンレングスの特徴です。毛先をランダムに跳ね上げると活発なイメージに、内巻きにすると上品なイメージになります。

前髪なしのミディアム×ワンレングスのポイントは、おでこの出し方になります。おでこが広い人は、しっかりとおでこを出すことで、すっきり美人系のイメージに仕上がるでしょう。

おでこに少し前髪をかけると、大人の色気を感じさせるヘアスタイルになります。また、髪の色によってイメージが変わるのもミディアム×ワンレングスの特徴です。明るめのブラウン系のカラーで仕上げると可愛らしい雰囲気に、黒髪だと上品で落ち着いたイメージに仕上がります。

ロング×ワンレングスはストレートでもウェーブでも、大人の女性らしさを醸し出すヘアスタイルです。とてもアレンジの幅が広く、アイデア次第で様々な雰囲気をもった髪型を作り出すことができます。

前髪あり・なしで全体の印象や雰囲気が全く異なるのもロング×ワンレングスの魅力です。つまり、しっかしと伸ばしたロング・ヘアを自在にアレンジして、様々な雰囲気を楽しみたい人におすすめなのがロング×ワンレングスです。

前髪ありのミディアム×ワンレングスのポイントは、前髪のカットの位置です。眉毛の上で一直線にカットすると、おしゃれでクールなイメージとなります。眉毛を隠すあたりでカットすると、少し重めでモードな印象を与えるでしょう。

ミディアム×ワンレングスはウェーブの有無や大きさでイメージが大きく変わるヘアスタイルです。全体にゆるくパーマをかけると、やわらかで女性らしい雰囲気を醸し出してくれます。反対にストレートだと、清楚なお嬢様のイメージを演出してくれるのが特徴です。

前髪なしのロング×ワンレングスのポイントは、おでこの出し方と分け目の位置になります。センター分けでしっかりとおでこを出すと、すっきりとしたお嬢様のイメージに仕上がるでしょう。

前髪を長めに残して分け目の位置をずらすと、大人っぽいイメージを強く感じさせるヘアスタイルに仕上がります。また、全体に軽くパーマをかけて明るめのカラーで仕上げると、ロングでありながら軽やかでナチュラルなイメージに仕上がるでしょう。

ワンレングスは同じ長さでも、前髪のあり・なしでイメージが大きく変わる髪型です。さらにアレンジを加えれば、全く異なった雰囲気のヘアスタイルを楽しめるのも魅力だといえるでしょう。

また、ワンレングスはどんな顔の形やおでこの広さの人でも、アレンジを施すことでマッチさせることができるのも魅力です。そこで、ワンレングスのおすすめアレンジをまとめてみました。

ワンレングスのセンター分けをおしゃれに見せるには、自分の顔の特徴を把握し、前髪に立体感を出すことです。例えば、顔のパーツが左右非対称であるなら、少し分け目をズラすことで目立たなくなります。

エラが気になる場合だと、毛先にウェーブをかけボリュームを下に持っていくのがポイントです。また、前髪を目の下くらいの長さにすれば面長な顔も気にならなくなり、小顔効果も期待できるでしょう。

ミディアアムのワンレングスにはウェットヘアがおすすめです。スタイリング剤を髪の表面と毛先に馴染ませるだけで、仕上げることができます。ただし、髪の表面にはスタイリング剤を軽めに馴染ませるのがポイントです。

スタイリング剤が多くなると、ベトついた感が出てしまうので注意しましょう。ウェットヘアはストレートだとモード感が強くなります。ウェーブがかかっているとフェミニンな雰囲気が醸し出されるのが特徴です。

こなれウェーブヘアは、ワンレングスの中でも女子力を一気に跳ね上げてくれるスタイルだといえるでしょう。長さはミディアムが特におすすめです。毛先をランダムに外ハネさせると、女性らしい可愛らしいコーデとの相性も抜群になります。

しっかりとしたパーマをかけると、スタイリングはワックスだけでOKです。朝の忙しい時間帯でも、短時間で手軽にセットできるのは大きな魅力だといえるでしょう。また、目の高さでウェーブを作ると遊び心満載のスタイルになります。

ゆるふわ巻きはショート、ミディアム、ロングまで幅広いレングスで楽しむことができるアレンジスタイルです。同じ巻き方でも、髪の長さやカラーによって全く別の印象に変えることができるので、様々なシーンにマッチします。

もちろん、巻き方によっても大きくイメージを変えることが可能です。内巻きだと女の子っぽく、波ウェーブだと大人っぽいアレンジを楽しむことができるでしょう。様々な巻き方をマスターすることで、ヘアアレンジの幅が広がるのも大きな魅力です。

サイドくるりんぱは、アレンジの幅を広げてくれるテクニックです。ポニーテールよりも大人っぽいイメージに仕上がるのが特徴だといえます。また、サイドくるりんぱには、サイド寄せや片編み込みなど、いくつもの種類があるのが特徴です。

したがって、数種類のアレンジをマスターしておけば、アレンジの幅は大きく広がるでしょう。サイドくるりんぱは大人の色気を演出してくれるアレンジ方法ですから、少し背伸びしたスタイリングに挑戦したい人におすすめです。

ハーフアップは男性からの人気も高いワンレングスのアレンジスタイルです。ハーフアップのポイントは前髪あり・なしだと思いがちですが、まとめる量でも大きく印象が異なります。耳の中心の高さからまとめると、清楚でやさしい雰囲気になるのが特徴です。

また、おでこの横あたりからまとめると、キュートでフェミニンな女の子らしい雰囲気が強調されるハーフアップになります。とても簡単なアレンジ方法なので、出かける場所によって様々なハーフアップを使い分けるとよいでしょう。

三つ編みアレンジといえば、子どもっぽい印象を持つ人が大半です。しかし、ワンレングスに三つ編みアレンジを加えると、可愛い大人のイメージに仕上げることができます。ポイントは前髪と髪の色です。

前髪を一直線にカットしたスタイルだと子供っぽく見えますが、明るいカラーの髪色であれば子供っぽさは消えます。また、おさげ風の三つ編みでなく、束ねた髪を一つにまとめて編み込むスタイルだと大人っぽいイメージに仕上がるでしょう。

前髪ありのワンレングスの人におすすめなのが、前髪をカチュウーシャ風に編み込むアレンジです。前髪が長い人は鬱陶しく感じることも少なくありません。しかし、一旦前髪を切ってしまうと元の長さに戻すには多大な時間が必要です。

したがって、前髪を切ることは避けたい人にとってカチューシャ風の編み込みヘアは最適なアレンジ方法だといえるでしょう。綺麗に前髪を編み込むには、多少の経験は必要ですが慣れてしまえば、数分で仕上げることもできます。

ワンレングスは女性らしさに加え、大人っぽい雰囲気を出せるヘアスタイルとして人気です。最初に流行ったのはバブル景気に沸いた1980年代後半ですが、長きにわたって親しまれてきました。

ワンレングスの特徴はレイヤーを入れないことです。そのため、重い印象を与えることもあります。しかし、様々なアレンジを加えることで、軽やかで誰にでも似合うスタイルに仕上げることが可能です。

なお、ワンレングスはショート、ミディアム、ロングと様々なレングスに対応しています。したがって、髪を伸ばしている最中の人にもおすすめできる髪型だといえるでしょう。幅広いアレンジが楽しめるワンレングスに挑戦してみましょう。