食器棚をDIYしてみたい
食器棚に食器が収納しきれないという場合もあるでしょう。また、食器棚をおしゃれにアレンジしてみたいという人もいるでしょう。そのような場合、食器棚をDIYで作るのがおすすめです。そこで、食器棚のDIYでの作り方を解説します。
DIY食器棚の作り方
早速、食器棚のDIYでの簡単な作り方を見てみましょう。食器棚をDIYする場合、あまり難しい作業が伴うとやる気もうせてしまうでしょうから、簡単な作り方を紹介します。その作り方が気に入ったら、ぜひ自分でもやってみてください。
デザインを考える
まずはDIYする食器棚のデザインを考えましょう。お店で購入するのではなく、DIYで食器棚を自作するのですから、できるだけおしゃれなデザインにしたいでしょう。キッチンのインテリアにもマッチするような食器棚のデザインをあれこれ考案してみましょう。
また、デザインとともにサイズも確認しておく必要があります。キッチンのどこにDIY食器棚を置くかで、適切なサイズも決まってきます。サイズが合わないDIY食器棚ではうまく置けなくなってしまうこともありますから、しっかりと採寸をしておきましょう。
食器棚の用途も考えておかなければいけません。どんな食器をDIY食器棚に収納するのか、あらかじめよくチェックしておいてから、デザインや形、サイズを決定することになります。これらの要素をよく検討したのちに食器棚のDIYに臨みましょう。
材料を集める
DIYで作る食器棚のデザインやサイズなどが決まったら、それに合わせた材料を調達します。材料の主要な部分を占めるのは木材ですが、ホームセンターなどで購入できます。木材のカットは自分でもできますが、ホームセンターに頼めばやってもらえるはずです。
カットができた木材をそのまま使ってもいいのですが、お好みに合わせて塗装をすることもできます。組み立ててから塗装という手もありますが、先にやっておいたほうが楽でしょう。ただ、その場合は、塗装が乾くまで組み立てを待つ必要があります。
組み立てる
木材の準備ができたら、今度は組み立てです。まずは全体の枠を組み立てましょう。最初に計画した通りのサイズで枠を作っていきます。サイズが正しく採寸されていれば、キッチンにぴったり合う枠の大きさとなるでしょう。
枠作りの次は、棚板を下から順に設置していきます。棚板設置では棚受けの作り方が重要ですが、角材をボンドとビス留めにすると、しっかり固定されます。棚板部分に扉を付けたい場合は、少し奥まったところに設置するといいでしょう。
なお、棚板の設置の前に背板を取り付けておくのがおすすめです。棚板→背板という順にもできますが、背板を先に付けるほうがやりやすくなります。
仕上げる
DIYによる食器棚の組み立てが終わったら、仕上げです。と言っても、組み立てが正しくできれば、それほどやることはありませんが、塗装をここでしてもいいでしょう。また、組み立てた食器棚に出っ張りがある場合は、ヤスリで削ります。
これでDIY食器棚の完成です。材料さえ調達できれば、作り方自体は簡単です。材料選びや組み立て方法、塗装の仕方などに工夫をすれば、よりおしゃれな食器棚にもなり、キッチンの中でも美しく映えるでしょう。
食器棚をカラーボックスで簡単にDIYする
基本的な食器棚のDIYでの作り方は前のコーナーで解説しましたが、今度はカラーボックスを使った簡単な作り方を紹介しましょう。ご家庭にあるカラーボックスを使えば、木材を調達しなくても、簡単にDIY食器棚が作れます。
カゴをつけて食器棚らしく
カラーボックスを使った簡単なDIY食器棚の作り方の第一弾は、カゴの使用です。カゴをカラーボックスにどう取り付けるのかというと、L字型のプラスチックのレールをカラーボックス内側の側面に取り付けて、そこにカゴを引っかけます。
実に簡単なアイデアですが、これで食器がたっぷり収納できます。また、レール付きということもあり、カゴを前後に移動させやすくなりますから、食器も取り出しやすくなるでしょう。
部屋に合わせて色を変える
カラーボックスは本来食器を収納しておく場所ではなく、日用雑貨品などをしまっておくところです。そのため、その外観がキッチン用には合っていない場合があります。そこで一工夫して、カラーボックスをおしゃれなペイントで塗装してみましょう。
おしゃれな色でDIY塗装ができたカラーボックスなら、マグカップやワインカップ、木皿などを収納してもとてもいかします。うまくできれば、これがカラーボックス食器棚かと思えるほど美しい見た目に変えることもできるでしょう。
扉をつけるのもアリ
扉付きのカラーボックスもありますが、キッチン用の食器棚としては使いにくいです。それなら、扉なしのカラーボックスに食器棚用の扉をDIYで取り付けてみてはいかがでしょうか。その扉には、食器が見えるものと見えないものがあります。
食器の整理整頓が苦手、あるいはキッチンの生活臭さを表に出したくないという人は、カラーボックスの中身が見えない扉をDIYで設置するといいでしょう。一方、おしゃれな食器をたくさん持っている、食器をディスプレイしたいというのなら、中身が見える扉がおすすめです。
中身が見える扉にはガラスシートを使うという方法があります。これなら、おしゃれな食器を来客に披露することもできるし、食器の位置も確認しやすくなって、取り出しやすくなるでしょう。いずれにしろ、カラーボックス食器棚に扉を付けるのはナイスアイデアです。
子供が使いやすいようにDIY
カラーボックス食器棚を子供が使いやすいようにDIYすることもできます。と言っても、簡単なDIY方法で、2段や3段のカラーボックスの中身を子供の手が届きやすいように配置するのです。たとえば、炊飯器は2段ボックスの上、その下にお箸、スプーン、フォークなどを置いてみます。
子供のいる家庭では、DIYで食器棚を作る場合も、子供が簡単に利用しやすいようにしなければいけません。そういう意味では、あまり背の高いカラーボックスではなく、背の低いものを使用したほうが子供に親切です。
カラーボックスとカウンターの一体型もいい
同じ高さのカラーボックスを2つ用意して、DIYでその上に天板を乗せるのもいいアイデアです。カラーボックス食器棚とカウンターが一体になって、よりキッチンでの利用がしやすくなります。食器棚も2つできて、食器の収納力もアップします。
このタイプの場合、見た目も落ち着きがあり、カラーボックスがカラーボックスらしくなくなります。まさに食器の収納用ボックスとなり、キッチンにもぴったり合うようになるでしょう。
食器棚をすのこで簡単にDIYする
カラーボックス利用のDIY食器棚に続いて、すのこによる簡単食器棚の作り方を紹介しましょう。ご家庭にすのこがあればそれも利用できるし、お店で購入してもいいです。すのこは100均にもありますが、100均商品でも十分役に立ちます。
100均のすのこでもOK
100均のすのこで食器棚DIYができれば、とても安上がりで、経済的です。というと、100均製品で大丈夫なのかと思う人もいるでしょうが、心配ありません。すのこはすのこです。100均のものだろうがホームセンターのものだろうが、DIYに不足はありません。
100均すのこを使った簡単なおしゃれなDIY食器棚の作り方はこうです。すのこを2枚横に並べて、その間に棚受けと棚板を取り付けます。それだけです。ただ、これだとあまりにあっさりしているので、側面と裏面におしゃれなボードを貼り付ければ、本格的な食器棚となります。
リメイクシートでおしゃれに
すのこを使ってDIYした食器棚にリメイクシートでデコするのもナイスアイデアです。すのこの性質上、DIY食器棚を作ってもいまいち見た目が良くありません。それならリメイクシートでおしゃれにデザインすれば、すのこらしさが消えた格好いい食器棚になるでしょう。
アレンジすればもっと便利
すのこでDIYした食器棚はそのままでも十分役割を果たしてくれますが、アレンジすればさらに便利になります。そのアレンジ方法はいろいろ考えられますが、横にラックを付けてみたり、台を乗せてみたり、キャスターを加えたりなどいろいろできます。
キャスターをすのこ食器棚にDIYで取り付ければ、移動も楽ちんです。食器棚を固定して使う場合は別として、移動しながら使うという場合は、この方法は最適です。さらに横に取っ手も付ければ、より使いやすくなります。
すのこ食器棚の側面にフックを付けることもできます。すのこは比較的丈夫なので、フックを引っかけても大丈夫です。フックには鍋つかみなどの軽いものを掛けておけます。これはDIYアレンジというほどのことはなく、すぐにでもできることでしょう。
スライド棚にしてさらに便利に
すのこを使ってDIYした食器棚にスライド棚を付けてみましょう。その方法は、まずレールになる細い板を側面に取り付けて、その上にカゴを掛けます。ポイントは、食器棚と食器のサイズに合ったカゴを買うことです。それができれば、簡単にスライド棚がDIYできます。
扉付き調味料棚
今度は食器棚でも小型の食器棚である調味料棚をすのこでDIYしてみましょう。作り方は、サイズが違うだけで他の食器棚と変わりませんが、針金メッシュとすりガラス風シートで扉を付けてみます。これでおしゃれな調味料棚が完成します。
すのこ食器棚はサイズ調整がしやすい
カラーボックスを使った食器棚のDIYの場合、カラーボックスのサイズ通りのものが完成します。多少形を変えられるかもしれませんが、基本的には元のままです。それに対して、すのこによる食器棚DIYでは、サイズ調整がしやすいです。
すのこが大きすぎて、キッチンに合わない場合は、すのこをのこぎりでカットして調節できます。横幅についても、ちょうどいいサイズの横板をはめられるし、長すぎればカットするだけです。その点で行くと、すのこならどの家庭にぴったり合った食器棚をDIYで作れるでしょう。
DIY食器棚を使った収納アイデア
DIY食器棚を作ったら、そこへどう食器を収納するかを考えなければいけません。食器の収納の仕方で、DIY食器棚の見栄えも大きく変わってきます。そこで、DIY食器棚への食器の収納アイデアを紹介します。良さそうなアイデアがあれば、ぜひ取り入れてみてください。
棚の高さを変えて収納場所を増やす
DIYで食器棚を作った場合、棚を何段にするかで収納容量も変わってきます。食器の収納量を増やしたければ、棚の高さを変えて、数を多くするというアイデアがあります。1段の棚の高さは低くなるので、背の高い食器は収納しにくくなりますが、収納の数は増やせるでしょう。
ディアウォールで壁面収納する
ディアウォールを使って、食器を壁面収納するというアイデアもあります。ディアウォールとは、木材の端に取り付けて、天井と床に突っ張らせて柱とするグッズです。これがあれば、背の高い食器棚をDIYで簡単に作れ、壁面収納が可能となります。
ディアウォールで食器棚をDIYする場合、ディアウォール2セットと縦材となる2×4材2本と棚板を使います。ディアウォールによる食器棚DIYは初心者でもやりやすく、ハイタイプの立派なものが作れるでしょう。
キャスターをつけて便利に
すのこによる食器棚DIYコーナーでも説明しましたが、キャスターをDIY食器棚に取り付けるというアイデアもおすすめです。大型の食器棚の場合は、移動するということはあまりないでしょうが、中型から小型のものは動かすこともあるでしょう。
その場合は、キャスターをDIYで取り付けておけば、便利です。キャスターの取り付けはそれほど難しくありませんから、これでますます食器棚が使いやすくなるでしょう。食器の中には移動して取り出すほうがいいものがあるでしょうから、これもナイスアイデアです。
ショーケースみたいに収納する
ショーケース風に食器を収納する食器棚もいいものです。透明ガラスを扉に使えば、おしゃれな食器を来客にも見せて、楽しんでもらうことができます。食器もおしゃれなら、食器棚もおしゃれで、見た目が非常に格好いいです。
一方、曇りガラスを使って、中の食器を見せない収納をするアイデアもあります。この場合は、部屋のインテリアに合わない食器を隠すことができるし、一味違ったショーケース風食器棚になるでしょう。
吊るして収納できる場所を作る
普通食器棚は床に置いて使うものですが、DIYで吊るして使うというアイデアもあります。壁や天井にDIYでフックを取り付けて、そこにカゴなどを引っかければ、食器の収納場所を作れます。なかなかしゃれたアイデアです。
DIY食器棚でキッチンをおしゃれにしよう!
ここまで、DIYで食器棚を作る方法とDIY食器棚に食器を収納するアイデアを紹介しました。食器棚をDIYできれば、好みのデザインとカラーのものが作れて、キッチンをおしゃれに飾れます。DIY自体も難しくありませんから、ぜひトライしてみてください。