七五三は何する行事?由来・お参りの流れ・お祝いの方法をまとめて解説!

七五三は何する行事?由来・お参りの流れ・お祝いの方法をまとめて解説!

七五三は何する行事かについて詳しく解説していきます。七五三に何するのか、七五三の意味や由来についても詳しくレクチャーしていくので確認していきましょう。七五三当日のお参りの方法や撮影についてもお得な方法があるので、七五三を迎える方は要チェックです。

記事の目次

  1. 1.七五三って何するの?由来やお参りの仕方をチェックしよう!
  2. 2.七五三の意味・由来
  3. 3.七五三は何する行事?お祝いする年齢
  4. 4.七五三は何する行事?神社でのお参り
  5. 5.七五三は何する行事?お参りの時期
  6. 6.七五三は何する行事?写真撮影の時期
  7. 7.七五三で何するかを把握して思い出に残る1日にしよう!

七五三って何するの?由来やお参りの仕方をチェックしよう!

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七五三は何する日なのかご存じでしょうか?今回は、七五三の意味や由来、お参りの仕方について詳しく解説していきます。七五三の時期になると、周りでも七五三の話題で持ちきりになることでしょう。ただ、七五三に何するのか、あまりよく分かっていない方も少なくありません。

七五三の神社での御祈祷の方法や、撮影について詳しく解説していきます。七五三の撮影は、前撮りや後撮りを利用することで、お得に撮影することができるのでおすすめです。七五三のシーズンになってしまうと、予約がとれなかったり、大混雑のなかで撮影することになってしまいます。

せっかくの七五三でもあるので、家族みんなのいい思い出になるように、したいもの。この記事をしっかりと最後まで読んで、準備することや確認すべきことをチェックしていきましょう。

七五三の意味・由来

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子供の成長をお祝いする行事として、古くから執り行われてきたのが、「七五三」です。子供の年齢が、3歳、5歳、7歳になった年の11月15日にお祝いするのが慣例とされています。ですが、七五三の意味や由来まで把握している人はそこまで多くありません。

そこで、七五三の意味や由来についてご説明していきましょう。この意味や由来をきちんと頭に入れておけば、七五三とは何をするのかどんなお祝いなのかまた違った趣を感じることができるでしょう。それでは、七五三の意味からご説明していきます。

七五三の意味

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今のように、昔は、医療も発達していませんでした。そのため、子供の死亡率はとても高くて「7歳までは神の子」とも言われていました。このように、昔は、7歳まで元気に成長することが当たり前では決してなかったのです。

言葉の理解が進む、3歳頃から乳歯の生え変わりがある7歳くらいまでは、成長とともに、病気になりやすい年齢でもあります。そのためそれぞれの節目の年に、子供の健やかな成長を、お祈りするお祝いの行事として七五三が行われてきました。

このように七五三は、この名残がいまでも儀式として残っています。七五三では、子供が無事に育っていることを感謝し、これからの成長を願う意味があります。

七五三の由来

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続いて、七五三の由来についてご説明していきます。平安時代では、3歳の男の子と女の子が行う儀式がありました。それまで剃ってきた髪の毛を伸ばし始める「髪置きの儀」というものがあります。

そして、5歳から7歳になると、初めて袴を身に付けるのを「袴着の儀」または「着袴の儀」という儀式がありました。また、鎌倉時代になると、着物を着る紐から、帯を結ぶようになることをお祝いする「帯解の儀」があります。

さらに、江戸時代になると、髪置きの儀が男の子と女の子の3歳のお祝いになったとされています。そして、袴着の儀が男の子だけの風習として制定されたのです。これが、七五三のもともとの由来になっています。

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なお、帯解の儀は室町時代には、男の子と女の子ともに9歳で行われていたのですが、江戸時代の末期になると男の子は5歳に、女の子は7歳になるとお祝いされるとうに変化しました。

ここから、室町時代にお祝いされていた行事が、江戸時代になると、武家であったり、裕福な商人によって、行われるようになったのです。これが、明治時代になるとこの3つの儀式がまとまって「七五三」となったとされることになりました。

そして、このことが、少しずつ庶民にもお祝い事として広まったのが、七五三の由来になったとされています。

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11月15日に七五三のお祝いをするようになったのは、徳川家光が自分の子供の、後の徳川綱吉の健康をお祈りした日が由来となっているとされています。お祈りをしてもらった、綱吉はそれから、元気に育ったのでこの日を七五三のお祝いをする人いう由来の経緯があるとされています。

七五三の由来が分かればより、七五三への理解を深めることができたことでしょう。七五三は男の子と女の子の年齢によって、お祝いする時期が違っています。次に七五三の年齢について詳しく迫っていきましょう。

七五三は何する行事?お祝いする年齢

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七五三の意味と由来が分かったところで、七五三は何をする行事なのか、お祝いする年齢について解説していきます。七五三の年齢は、男の子と女の子でそれぞれ違いがあります。混乱してしまう方もいるでしょうから、チェックしてみてください。

男の子・女の子の年齢

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七五三は、女の子の年齢は3歳と7歳となります。男の子の年齢は、3歳と5歳になっています。それぞれの年齢で意味があって、お祝いするのがしきたりになっています。昔は、3歳のお祝いは、先ほどの由来の部分でもご説明しましたが「髪置の祝」と言われていました。

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男の子も女の子もそれまで剃っていた髪を伸ばし始める年齢でもあります。男の子は、5歳には「袴着の祝」という儀式で初めて袴を着ることになります。女の子は、7歳の年齢で衣服の付け紐を外して、初めて帯を結ぶとされていて、これを「紐落としの祝」と呼ばれていました。

ですので、今でも七五三は、女の子の年齢が3歳と7歳で、男の子の年齢は3歳と5歳となったとされています。西日本では、3歳の年齢の男の子のお祝いは一般的です。東日本では、あまりきかないようではありますが、最近では、七五三を行う人も増えています。

数え年・満年齢どちらでする?

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昔は、「数え年」で七五三をお祝いしてきました。最近では「満年齢」で七五三のお祝いをする人も圧倒的に増えています。兄弟がいるのであれば、一緒に七五三をしたいという考えの家庭もあります。

数え年と満年齢で混合で行うこともあります。さらに、地域や家庭によっても「数え年」「満年齢」でという風習もあります。

七五三は何する行事?神社でのお参り

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七五三は何をする行事かについて、神社でのお参りについて解説していきましょう。七五三で何をするかについて考えてみると、衣装やお祝いの準備などイメージする方が少なくないでしょう。

最も大切なことは、子供の幸せを神仏に祈願することなのです。せっかく神社でお参りをするのであれば、正しい作法で行いましょう。七五三の神社でのお参りの流れについて詳しくレクチャーしていきます。

神社でのお参りの流れ

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七五三の神社でのお参りで何をするのか、流れについてご説明していきます。七五三は、地元の神社でもある氏神様に子供の成長を感謝します。そして、これからも幸せに暮らせるように祈願します。ただ、必ず地元の神社にこだわる必要がありません。

地元ではない有名な神社にお参りをしてもいいですし、お寺で七五三のお参りをすることもできます。神社でのお参りの流れは、次のようになっています。

まず、一礼をしてから、鳥居をくぐります。神社には、神様のいる神聖な場所でもあります。鳥居に入るときには、一礼をしましょう。参道の真ん中は神様が通る道ともされているので、中央は空けて端を歩くようにしましょう。次に、手水舎で心身を清めましょう。

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まず、右手で柄杓を取って、水をくみます。そして左手に水をかけて清めます。柄杓を左手に持ち替えて、右手を清めましょう。柄杓を右手に持ち直して、左手に水を貯めて口の中に含めます。そして、口をすすぎましょう。

柄杓を立てるようにして、柄の部分を水で流して、ふせて元に戻しておきます。神殿の前で一礼をして、お賽銭を入れて鈴を鳴らしましょう。鈴がある場合は、鈴を鳴らして、神様に自分が来たことをしらせます。お賽銭と鈴の順番はないので、鈴を先に鳴らしても問題はありません。

二礼二拍手一礼で参拝しましょう。深いお辞儀を2回して、拍手を2回打って手を合わせてください。そして、子供が無事に育ったことに感謝し、心を込めて手を合わせましょう。最後にもう1回、一礼をしてお参りを終えます。神社にとってお参りの仕方は違う場合もあるので、ご注意ください。

御祈祷は受けたほうがいいの?

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七五三の御祈祷は、絶対にしないといけないというものではありません。ですので、それぞれの家庭で自由に決めることができます。家族で心を込めてお参りするだけでも大丈夫ですし、御祈祷を受けていないからといって、縁起が悪いということもないのです。

また、お寺では基本的に御祈祷は行いません。お参りする人が多い、有名なお寺では、七五三の御祈祷をしてもらうこともあります。

御祈祷の受け方

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神社で御祈祷をする場合、何するのか気になることでしょう。ここでは、神社での御祈祷の受け方についてご説明していきます。七五三の時期は、毎日御祈祷を行ってくれる神社が少なくありません。

しかし、念のためお参りするつもりでいる神社に御祈祷を受けられる日にち、時間帯をチェックしておきましょう。神社のホームページなどで確認することができます。大きい神社であれば、大安吉日は大変混雑します。受付場所も確認しておけば安心でしょう。

また、七五三の御祈祷は、初穂料という、御祈祷のお礼の金額が決まっている神社も少なくありません。ですので、前もって知っておけば安心でしょう。ただ、神社によっては金額が決まっていなくて、お気持ちでと言われた場合は、5,000円から10,000円が相場になります。

初穂料の目安とのし袋の書き方

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神社に納める初穂料は、のし袋に入れてもっていくのがマナーです。当日までには準備しておきましょう。ただ、たくさんの人が訪れる有名な神社であれば、のし袋に入れずに金額だけを納めるように言われることがあります。

これも神社のホームページを確認すれば書いてあるので、ご確認してください。のし袋の種類や表書きについては、ここから詳しく解説していきます。まず、のし袋のい種類ですが、紅白の蝶結びのものを用意します。

七五三は、何回もお祝いする行事なので、結婚式に使う「結びきり」ののし袋は使いません。次に、のし袋の表書きについて解説していきます。神社の場合は、「御初穂料」「初穂料」「御玉串料」「玉串料」と書きます。お寺の場合は、「御祈祷料」「お布施」と書きましょう。

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名前は親の名前を書くのではなく、御祈祷を受ける子供のフルネームを書くようにしてください。兄弟で一緒に行う場合は、1つののし袋に人数分のお金を入れて、名前は連名にしましょう。一番上の子供の名前はフルネームで、2番目の子供からは下の名前だけ書くようにします。

七五三は何する行事?お参りの時期

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七五三は何する行事かについてお話してきました。それでは、七五三のお参りの時期について、詳しく解説していきます。七五三の時期については、だいたいが10月の中旬から11月半ば頃となっていますが、9月や12月などの時期にしてもよいとされています。

10月中旬から11月半ば頃までお参りする家庭が多い

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七五三の時期は、いつからいつまでなのかはそこまで気にし過ぎる必要はありません。10月11月の都合のいい日にお祝いしても大丈夫です。ちなみに2019年の七五三の日にちは、11月15日でした。この日は徳川綱吉のお祝いをしたということが由来とされています。

日の吉凶を行う方式の1つに「二十八宿」があります。その内で最良の吉日が「鬼宿日」です。すなわち大安吉日だったという説もあります。また、「霜月祭りの日」などという説もあります。

時期を外してお参りするのもOK

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七五三のお祝いする時期は、いつからいつまでという決まりはありません。最近では、11月15日にこだわることなく、10月から11月などに、家族がそろう都合のいい日に行うことがあります。天気のいい日を選んで、お祝いしましょう。

お参りする神社に決まりはある?

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お参りをする神社には、決まりはありません。一般的には家の近くの氏神様で行うとされています。人気のある神社は、七五三の時期はかなり混雑することを覚えておきましょう。子供の体力に無理のない範囲で考える必要があるでしょう。

子供にとっては着慣れない着物を着ての移動はかなりの負担になることは予測しておく必要はあるでしょう。せっかくの七五三なのに、ぐずぐずと機嫌が悪いまま過ぎてしまわないように、日にちは子供に負担にならないような日程を考えてあげてください。

七五三は何する行事?写真撮影の時期

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七五三は何する行事なのかについて、神社でのお参りや意味、由来についてお話してきました。ここでは、七五三の写真撮影の時期についてや写真撮影で何するのかについて解説していきましょう。

七五三の撮影に前撮りや後撮りなどがあります。何するのかについてレクチャーしていくので、チェックしてください。

前撮りはいつからできるの?

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七五三の正式なお参りが例年11月15日になっています。ですので、だいたい4月くらいから始まって、9月くらいが前撮りの期間とされています。10月11月は大変混雑するので、その前後の余裕のある時期に撮影しておくことができます。

前撮りにおすすめの時期

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前撮りはいつでも一緒と思い勝ちですが、時期によっては特典がついている場合もあるので、何するのか確認し、前撮りする時期を考えるのもおすすめです。具体的には、それぞれの月にどんな特典があるのか、何するのかについてご説明していきましょう。

5月

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5月のおすすめの理由は、新作衣装の入荷の時期で撮影特典が多いのがあります。毎年たくさんの可愛い衣装を入荷しているのですが、この時期はとくに多いとされています。新作の衣装を誰よりも早く着せてあげたいのであれば、この時期がおすすめです。

また、撮影特典が多いので、この時期に撮影しておけばお得というのもあります。七五三の前撮りをするのであれば、5月が最もおすすめの時期です。

7月前半

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夏休みに入る前のスタジオが落ち着く時期でもあります。子供が本格的に日焼けする前に前撮りをしておくのにおすすめの時期でもあります。夏休みに入るとかなりスタジオは混雑しています。

プールや夏のレジャーなどで、子供は日焼けしてしまっていることでしょう。子供がまだ肌が白いうちに前撮りするのであれば、夏休みが始まる前に撮影することがおすすめです。

9月前半

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9月前半は、まだ本格的なシーズンに入っていません。まさに穴場とも言える時期でしょう。ご祈祷の日に近い日にちで撮ることができる、というメリットもあるでしょう。9月後半から少しずつ、七五三の撮影が増えてきます。

その後は、どうしても撮影のピークを向かえ、大変混雑することになってしまいます。毎年スタジオは大混雑です。9月前半であれば、まだゆったりと撮影することができる最後のチャンスでもあります。この時期であれば、七五三の御祈祷の日にも近いので、おすすめということも。

七五三の日に近い姿を写真に残したい、という方に人気でもあります。ただ、この時期は早めに前撮り予約をしていないと、土曜日や日曜日、祝日の予約が難しくなってしまいます。

七五三の前撮り何する?

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七五三の準備は早めにしておくのがおすすめです。前撮りの予約はもちろんのこと、お参りする神社の御祈祷の予約もしておくことを、頭にいれておきましょう。10月11月の土曜日や日曜日は混雑するので、日にちが限られてしまいます。他にも、七五三の撮影の際は、衣装も心配でしょう。

写真用の着物の用意や七五三用の着物がないという場合、スタジオや写真館で確認しておけば安心でしょう。お宮参りをする時に使った祝着は、もともと七五三で使うように仕立てがされているので、仕立て直して着ることもできます。

七五三の前撮りの撮影する前は、子供と家族と一緒に七五三の衣装を選ぶ時間もあります。最近では、家族写真用に統一されたコーディネートでくる家族も増えています。

例えば、白いシャツにデニム、ボーダーTシャツにチノパン、洋服のどこかにチェック柄が入っている、家族でペアルック、リンクコーデなどが人気です。

後撮りもおすすめ

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写真館やフォトスタジオでは、10月や11月は七五三シーズンでもあるので、大変混雑します。ですので、その前と後の余裕のある期間に撮影することがあります。10月11月の前に撮影することを、「七五三前撮り」といいます。

10月11月の七五三の後に撮影することを「七五三後撮り」といっています。例えば、写真館の「スタジオポスト」では、「七五三前撮り」「七五三後撮り」にあたる1月から6月の期間に、お得な「全部セットプラン」があります。

これは、七五三撮影の割引プランになっているので、お得に七五三の撮影をすることができます。他の写真館やフォトスタジオでも、同じように「七五三前撮り」であったり、「七五三後撮り」の期間中に、お得なプランがある場合も多いです。

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チェックしてから予約するのをおすすめします。ちなみに七五三の後撮り撮影シーズンは、12月から3月になっています。写真館やフォトスタジオによっては、七五三と入園と入学を一緒に行うことができる場合もあります。

年明け以降はそういった希望も通りやすいのでおすすめでしょう。写真館やフォトスタジオに問い合わせてみてください。

七五三で何するかを把握して思い出に残る1日にしよう!

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七五三で何するのか詳しく解説してきました。七五三は、そもそも子供の成長を神様に感謝し、子供の成長をお祝いする伝統行事でもあります。七五三の意味や由来を知ることでより、七五三への理解を深めることができたことでしょう。

実際に七五三のお参りをする場合は、神社のホームページを確認して、御祈祷について調べておく必要があるでしょう。子供にとっては、着物を着て長時間移動するというのは、楽しい反面とても疲れてしまうこともあります。七五三の撮影もその日にと思っていると、ぐずって大変ということも。

七五三の撮影であれば、前撮りや後撮りを上手に活用すれば、お得に空いたスタジオで撮影することが可能です。あまりにいろいろ詰め込みすぎると、大変になってしまうので余裕をもって準備できることは、事前にしておいて、七五三のお祝いを行いましょう。

大原 悦子
ライター

大原 悦子

食べることと、貯金が大好きです。最近は、断捨離をするのにはまり、本当に必要なもので暮らす生活に憧れる毎日です。断捨離のお陰で、生活のなかに「面白い」「楽しい」と思えることを発見することができるようになりました。

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