屋根のDIYに挑戦したい!
部屋と庭の中間にある縁側を広くして、お茶を飲んだり、軽い食事ができたりするなど、さまざまな使い方ができるようにしたのがウッドデッキです。
庭の花や樹を眺めながらお茶を飲んだり、軽い食事ができたりする癒し空間。そんなウッドデッキに屋根があると、雨や風などを心配しないで楽しめるので何かと便利です。
ウッドデッキの屋根は、DIYで簡単に作ることができます。ウッドデッキの屋根をDIYで手作りしたい人ちに、簡単な作り方や作るメリットなどをご紹介していきます。
屋根のDIYでできること
縁側を広くし、癒し空間になるウッドデッキは、DIYで簡単に作ることができます。ウッドデッキの屋根も簡単にDIYで作ることができます。
また、DIYでは、ウッドデッキの屋根に限らず、作業小屋も簡単に作れます。日差し除けになる屋根もDIYで簡単に作れます。DIYで簡単に作れるウッドデッキの屋根や日差し除けになる屋根、作業小屋などの作り方を詳しくみていきましょう。
ウッドデッキを設置する
DIYでのウッドデッキの作り方をみていきましょう。ウッドデッキを、簡単に言えば平らな板に土台となる脚がつけられたテーブルのような建造物です。
しかし、テーブルに脚の形以外に、脚が低く、階段のような形状をしたものや、L字のような形をしたウッドデッキがあります。
ウッドデッキを作る上で悩むのが使う材料です。ウッドデッキの材料は、土台となる脚や座る部分などは天然木を使うのが一般的です。
ウッドデッキで使う天然木には、サクラやケヤキ、ブナなどの「広葉樹」とマツやスギ、ヒノキなどの「針葉樹」の2種類の分かれます。「広葉樹」のことをハードウッドと呼び、「針葉樹」のことをソフトウッドと呼びます。
ウッドデッキで使うハードウッドは、重さと高級感のある材料。そのため、比較的高い値段になります。費用的には高くなりますが、高級感のあるおしゃれなウッドデッキを作りたいならおすすめです。
ハードウッドは、重いため丈夫など耐久性の高いウッドデッキを作ることができます。ハードウッドは硬い木材で繊維が細かいといった特徴があるので加工しづらくなります。
ハードウッドを、ウッドデッキで使うのであれば、硬い木材でも簡単に、加工できる道具を準備する必要がありますので覚えておきましょう。
ウッドデッキで使うソフトウッドは、柔らかいため加工がしやすく、しかも、値段が安いので費用的にもおすすめです。
ソフトウッドは、柔らかくて、繊維が荒いため、キズなどが付きやすくなるなど、耐久性が低いウッドデッキになる可能性がありますので覚えておきましょう。
日差し除けを作る
雨除けになったり、強い日差し除けになったりするのがDIYで屋根を作るメリット。ウッドデッキの屋根は、DIYで簡単に作ることができます。
ウッドデッキの屋根をDIYで作るときには、ソフトウッドのマツやヒノキを使います。マツには粘り強さがあるため屋根の骨組みとしておすすめです。マツには、カビなどで変色しやすい特徴がありますので覚えておきましょう。
美しい光沢と癒し効果のある香りが特徴のヒノキは、耐久性が高く、水分や湿気にも強いため屋根の材料としておすすめです。しかし、神社などで広く使われるなど高級で値段が高く、費用の高いDIYになるためおすすめできません。
作業小屋を作る
DIYで簡単に作業小屋を作ることができます。DIYで簡単に作業小屋を作るためには、小屋の構造、建てかた、順序などを知っておく必要があります。小屋の構造、建てかた、順序などを理解すれば簡単に作ることができます。
家の形状をした木材で作った骨組みを4つ作り、4つの建造物を横棒や斜め棒で固定し、屋根棒を横に入れて、波板などを貼れば完成です。
屋根のDIYウッドデッキを作るメリット
DIYでウッドデッキに屋根を作ることには、どのようなメリットがあるのでしょうか。DIYでウッドデッキに屋根を作るメリットについてみていきましょう。
DIYでウッドデッキに屋根を作るのは、「夏場が快適に過ごせるから」「雨よけにもなる」「外から見えなくなる」などのメリットがあります。
「夏場が快適に過ごせるから」「雨よけにもなる」「外から見えなくなる」などのDIYでウッドデッキに屋根を作るメリットごとについて詳しくみていきましょう。
夏場が快適
DIYでウッドデッキに屋根を作ると、直射日光を浴びることが少なくなります。屋根がないと熱い夏場は、強い日差しを防ぐことができません。つまり、ウッドデッキに屋根がないことは、強い日差しを遮ってくれるものがないことになります。
強い日差しを遮ってくれるものがないため、直接日光いわゆる紫外線を浴びることになります。DIYでウッドデッキに屋根を作れば、直接紫外線を浴びることがなくなることに加えて、ウッドデッキの温度を上げないことにもつながります。
熱い夏場のウッドデッキは、座るのも大変なぐらい高い温度になります。その温度の上昇を抑えてくれるのがDIYで作る屋根です。おしゃれにしかも、快適に過ごすためには、ウッドデッキに屋根は必要です。
雨よけにもなる
DIYでウッドデッキに屋根を作らないと、雨の日は使えなくなるなど使い方に制限ができてしまい不便です。DIYでウッドデッキに屋根を作ると、雨の日でも濡れることなく安心して使うことができます。
ウッドデッキに洗濯ものを干す人には、屋根があると便利。多少の雨なら取り込むことなく、干すことが可能です。また、雨を気にすることなく、出かけられるのもDIYでウッドデッキに屋根を作るメリットです。
DIYでウッドデッキに屋根を作ることで、雨の日は使えないといった制限されない使い方ができるようになります。
外から見えなくなる
DIYでウッドデッキに屋根を作ることは、目隠しの役割があります。DIYでウッドデッキに屋根を作らなければ、過ごしている状態が外の人に見えることになります。
ウッドデッキで過ごしている状態が外から見えることは、リラックスして過ごせないことにもなります。くつろげる空間だったウッドデッキが制限されてしまう可能性があります。
DIYでウッドデッキに屋根を作ることは、プライバシーの保護につながるのです。DIYでウッドデッキに屋根を作ることで、周りを気にすることなく、リラックスした状態で使うことができるようになるのです。
DIYでウッドデッキに屋根を作ることには、さまざまなメリットがありますが、デメリットもありますので知っておきましょう。
DIYでウッドデッキに屋根を作ることは、屋根で囲むため、開放感が失われる可能性があります。屋根の作り方によってはまったく日光が入らないことになります。
日光が入らないことは、夏場は良いのですが、冬場は寒いウッドデッキになってしまいます。寒いウッドデッキになってしまうとリラックスしたくつろぎが邪魔されることになります。
DIYでウッドデッキに屋根を作ることは、しっかりとした作り方をしなければ、台風などの強風で壊れるこになります。
DIYでウッドデッキの屋根を作るときには、強風でも壊れづらい作り方をする必要があります。屋根の土台の作り方などをよく理解して強風でも壊れづらい強度のある屋根を作るようにしましょう。
屋根の土台は木材でも天井部分は、プラスチックの一種であるポリカーボネートを使うことになります。ポリカーボネートは透明が主流。透明な屋根は汚れが目立ちます。
汚れが目立つため掃除が必要になります。つまり、DIYでウッドデッキの屋根を作ることは、掃除が大変になるということです。
屋根のDIYでウッドデッキを作る準備
DIYでウッドデッキに屋根を作るときには、どのようなものを準備すれば良いのでしょうか。DIYでウッドデッキに屋根を作るときの費用の目安、用意する材料・工具と、おしゃれなデザインの作り方などを詳しくみていきましょう。
費用の目安
DIYでウッドデッキに屋根を設置するときには、どのくらいの費用がかかるのでしょうか。DIYでウッドデッキに屋根を設置するときの費用の目安についてみていきましょう。
DIYでウッドデッキに屋根を設置するときの費用は、サイズによって違います。DIYでウッドデッキの屋根に設置する材料がポリカーボネートです。
ポリカーボネートは、910×1820のサイズから1220×2440サイズまであり、5,400円から25,000円ほどになります。屋根の骨組みに設置する木材は、ソフトウッドを使った場合は、1メートルあたり7,000円ほど。
ハードウッドの場合は、1メートルあたり35,000円ほどとなり、ソフトウッドを使った方が安い費用でウッドデッキに屋根を設置することができます。
DIYでウッドデッキに屋根を設置した場合は、屋根のサイズによって変わります。安い費用だと30,000円から設置が可能です。安い費用で設置することは大事ですが、強度の強い屋根を設置することも忘れないようにしましょう。
材料・工具を用意する
DIYでウッドデッキに屋根を設置するときには、屋根の材料としてポリカーボネート板が必要。屋根の骨組みを作るためのドライバーや固定するL字金具も。屋根に塗る塗料も準備する必要があります。
屋根にポリカーボネート板を設置する傘のような形をしたくぎが必要。屋根が高い場合は、脚立があると便利です。
おしゃれなおすすめデザイン
DIYでウッドデッキにおしゃれな屋根を設置するには、どのようにすれば良いのでしょうか。DIYでウッドデッキにおしゃれな屋根を設置するデザインについてみていきましょう。
おしゃれな屋根を設置するには、設置する庭とマッチさせることが大事です。いくらおしゃれな屋根を設置しても庭とマッチしなければ意味がありません。
また、適度な日差しが差し込むようなデザインにすることも、ウッドデッキにおしゃれな屋根を設置することができます。庭に植えている花、樹などを取り込めるデザインにすれば、おしゃれなウッドデッキの屋根になります。
屋根のDIYウッドデッキの簡単な作り方
DIYでウッドデッキに屋根を設置する簡単な作り方をみていきましょう。DIYウッドデッキに屋根を設置する簡単な作り方は、屋根の骨組みを作ることです。
また、DIYウッドデッキに屋根を設置する簡単な作り方には、屋根に波板を貼ることです。DIYの屋根の作り方は簡単で、骨組みを作り、屋根の天井部分にあたる波板を貼るだけです。必要に応じて塗料を塗るといいでしょう。
骨組みを作る
DIYでウッドデッキに、屋根を設置するための骨組みの作り方をみていきましょう。ウッドデッキの屋根の骨組みの作り方は、強度に影響を及ぼすのでしっかり覚えておきましょう。
屋根は、柱に雨や風を遮り破風板、先端部分にあたる鼻隠し、突き出している部分の軒先、波板を支える垂木の構造になっています。
柱は、骨組み全体を支えるために、太くて丈夫な木材を使うようにしましょう。柱4本が完成したら、等間隔に垂木を作ります。次に破風板と鼻隠しを組み込んでいき最後に軒先を作れば完成です。
鼻隠しは、屋根の水はけに影響を及ぼす大事部分で雨樋(あまどい)の部分にあるものです。そのため角度や長さが大事になります。もし、角度や長さが適切でないと雨水の浸入防止の効果を弱くなりますので覚えておきましょう。
破風板は厚みのある木材を使うのが一般的です。厚みのある木材は丈夫ですが、燃えやすいことにもなりますので防火性能に優れている木材を使うことをおすすめします。
DIYでウッドデッキに設置する屋根には、破風板・鼻隠し・軒先・垂木などを極端に気にする必要はありませんが屋根の知識として覚えておきましょう。
波板を貼る
DIYでウッドデッキに設置する屋根は、骨組みが完成したら、屋根の天井部分にあたる波板を貼りましょう。ポリカーボネート波板を使った貼り方をみていきましょう。
ポリカーボネート波板は、屋根の骨組みで作った垂木に貼ることになります。ポリカーボネート波板は、屋根の天井部分で簡単に風などで飛ばされないようにしっかりと固定することが大事になります。
そのため通常のネジよりも長めのネジを使う必要があります。ポリカーボネート波板に限らず、波板を貼るときには、雨が漏れないようにするために、波板と波板を重ねるようにして貼ることが大事ですので覚えておきましょう。
ポリカーボネート波板を貼るときに、傘のような形をしたネジを使うのは、波板と波板の密着を良くして雨漏りをしづらくするためです。雨漏りするようなウッドデッキでは安心して楽しむことができなくなります。
DIYでせっかく作ったおしゃれなウッドデッキなら読書をしたり、昼寝をしたりして楽しみたいはずです。そんな空間に雨漏りなどあってはなりません。ポリカーボネート波板を貼るときには、雨漏りを意識して貼るようにしましょう。
屋根のDIYでウッドデッキを作ろう
ウッドデッキは、さまざまな使い方ができる癒し空間です。庭の花や樹を見ながらお茶を飲んだり、軽食を楽しんだりできます。
また、程よい日光を浴びながらの昼寝やのんびりと読書を楽しむこともできるくつろげるのがウッドデッキです。ウッドデッキに屋根があると雨や風を心配しないで楽しむことができます。
また屋根によってプライバシーも保護されます。DIYでウッドデッキを作るのなら、使い方が制限されないように屋根を設置するようにしましょう。