床の間の収納を活用しよう!
近年は減ってきている和室にある床の間ですが、「床の間の場所の使い方がわからない」と悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。今回は床の間の収納についてや、活用方法についてご紹介してまいります。
実際にどのように床の間の収納を行っているのか、また床の間のリフォーム例についても一緒にご紹介していきますのでぜひ参考にしてみてください。床の間とは何かということも合わせてご覧ください。
床の間ってどこのこと?
「床の間」は「とこのま」と読みますが、最近では洋室が多いことから床の間のあるお部屋が減ってきているため、床の間を知らないという方もたくさんいるのではないでしょうか。
床の間は正式には「床(とこ)」と言われ、「床の間」は正式ではなく俗称です。床の間とは一体どのような場所を指すのでしょうか?簡単にご説明してまいりますので、収納を見る前にぜひ覚えておきましょう。
日本家屋にある部屋
床の間とは、日本家屋の畳のある部屋にみられる屋敷飾りの1つと言われています。現在は和室のある家も以前よりも減っていることから床の間を作られているお家も少なくなりました。
元々は仏像などを飾る場所とされていたと言われていますが、現在では特に決まっておらず住む方の嗜好によって様々なインテリアへとアレンジが可能になっています。
掛け軸や生け花が目印
床の間は和室に作られていることから、掛け軸や生け花が飾ってあることが多いです。旅館のお部屋の一角に掛け軸や生け花が飾ってある場合は、床の間と呼ばれるスペースであることが多いでしょう。
昔は季節に応じて掛け軸など飾るものを変えて、四季を楽しむといった床の間の楽しみ方があり、今もその文化は受け継がれています。
アレンジすれば収納に活用できる
現代において、床の間のスペースは住んでいる人の嗜好に合わせてアレンジされていることが多いです。和室の一角で広いスペースがある場合もありますので、収納に使用するといった活用方法もおすすめです。
和風といった概念にとらわれず、自身の趣味やお部屋のコンセプトに合わせて床の間の空間をおしゃれな収納場所として上手に活用してみましょう。
床の間の収納アイデア
床の間のスペースは上手に使うのが難しいと感じる方も多いのではないでしょうか。そういったお悩みをもつ方に見ていただきたい、床の間の空間を上手く使用した収納アイデアについてご紹介してまいります。
おしゃれなものや実用的なものなど、すぐに実践できる床の間のおすすめ収納アイデア7選を見ていきましょう。
ダンボール置き場として
床の間の収納アイデアとして、ダンボールと置くという収納方法もおすすめです。ダンボールでまとめ買いした食料品や日用品を積み上げて収納すると、かなりの量が収納できます。
防災時の備蓄を置く場所に迷っている方がいたら、この床の間スペースにお水や備蓄品の入った段ボールなどをまとめて収納しておくこともおすすめです。
見せる収納に
床の間のスペースを見せる収納として使ってみることもおすすめです。自分のお気に入りのアイテムであったり、フィギュアなどをきれいに並べて収納する収納方法ですと見た目もきれいですし、自分のお気に入りの収納スペースになること間違いなしです。
クローゼット的な使い方
床の間の収納アイデアの1つとして、クローゼットのように使用する収納アイデアもおすすめです。ハンガーをかけるスペースを設けて、洋服を収納する場所にしてみてはいかがでしょうか。
クローゼットなどの収納スペースが少ないお部屋に住んでいる場合は、ぜひ床の間をクローゼット代わりの収納スペースへと活用する収納アイデアを試してみてください。
目隠しすればおしゃれに
床の間にいろいろとモノを置いてしまって、「お客様が来たときに見せにくい」という方もいるのではないでしょうか。そういった方には、カーテンやスクリーンなどを設置して収納しているところを目隠しするという収納方法がおすすめです。
目隠しのカラーやデザインなどをお部屋のインテリアに合わせて設置すると、床の間スペースがよりおしゃれな空間に仕上がります。床の間をお好みの収納スペースに変えてみましょう。
ラックを置いて収納に
床の間のスペースの収納アイデアとして、ラックを置いて収納するというのもおすすめです。床の間が中途半端なスペースしかない場合は、サイズを測ってスペースに合わせた収納ラックを配置すると良いでしょう。
ナチュラルなイメージにしたい場合ですと木製の収納ラックを使用すると良いですし、クールなイメージにしたい場合はメタルやスチールの収納ラックを使用するとお部屋のイメージに合わせた収納スペースになるでしょう。
カラーボックスで収納に
床の間の収納アイデアとして、カラーボックスを活用するという方法もあります。収納アイテムとして3段ボックスや4段ボックスなど床の間の収納スペースに合わせて組み合わせ、アレンジしてみてはいかがでしょうか。
カラーボックスはカラーのバリエーションも豊富ですので、お部屋のインテリアのイメージに合わせたカラーを選んでおしゃれにアレンジすることが可能です。安価での収納方法を探しているのであればコスパのよいカラーボックスはおすすめです。
突っ張り棒の活用も○
コスパ重視で上手に収納したいという方には突っ張り棒の活用もおすすめです。突っ張り棒はダイソーやセリアなどの100均でも手軽に手に入る収納アイテムですので、すぐに床の間に設置することができます。
突っ張り棒を取り付けてハンガーにかけた洋服を収納してみてもよいですし、床の間の目隠しでカーテンをつけたいときにも突っ張り棒で設置が可能です。
壁に傷をつけたくないときには突っ張り棒の端に取り付けるクッションなども100均にありますので合わせて活用してみてください。
床の間のリフォーム例
これまで床の間の収納アイデアについてご紹介してまいりましたが、次に床の間のリフォーム例について見ていきましょう。床の間のイメージを洋室に合わせたいという方はぜひ参考にしてみてください。
「床の間の空間を今よりもおしゃれな空間に変えたい」という方は、ぜひこちらを参考にして床の間スペースをおしゃれにリフォームしてみてください。
モダンなスタイルにリフォーム
お部屋が和の印象が強くてイメージを変えたいという方もいらっしゃるのではないでしょうか。そんな方には和モダンなイメージにリフォームするのもおすすめです。
和のお部屋に洋風テイストを加えていくことで床の間のイメージはグッと和モダンに近づきます。床の間スペースの洋風の家具を置いてみたり、おしゃれな観葉植物を飾ったりしてみてはいかがでしょうか。
お酒置き場としてリフォーム
お酒好きの方には床の間スペースをお酒置き場にリフォームするのもおすすめです。床の間の空間にサイズを合わせた棚を設置して、ご自身の好きなお酒の瓶を並べてみましょう。
ずらっとお酒を並べているだけでお部屋のイメージがおしゃれになりますし、お酒を飲みたいときにすぐに見つけて手に取ることができます。
コレクション展示場所としてリフォーム
趣味でコレクションをしている方には、床の間を展示場所としてリフォームすることもおすすめです。コレクションをきれいに並べられるサイズの棚やラックを床の間に設置し、好きなコレクションを展示してみましょう。
子どものおもちゃをきれいに並べてみてもよいですし、フレームに入れた写真を展示して思い出コーナーとしてみるというアイデアもあります。
部屋の一部にしてしまう手も
部屋が手狭で広々とした空間にしたいと感じている方は、床の間を部屋の一部にリフォームしてしまうというのもおすすめです。
畳を洋室に変えたいという方は、クッションフロアシートを敷いたり、カーペットそ敷いたりして床の間もお部屋の一部にしてみてはいかがでしょうか。部屋がおしゃれになるだけではなく空間が広くなるので、ぜひ試してみてください。
落ち着ける空間に
床の間スペースにリラクゼーションアイテムを置いて、落ち着ける空間に仕上げるというのもおすすめです。床の間に風景のポスターを飾ったり、観葉植物を飾ったりして、くつろげる椅子やハンモックなどを置いてみましょう。
お部屋の中にいながら気持ちをリフレッシュできる空間ができるので、ゆったりとおうち時間を楽しむことができます。
床の間をアレンジして収納として活用しよう!
床の間の収納アイデアやリフォーム例についてご紹介してまいりました。床の間をどのように使用したいかによって活用方法はさまざまです。現在床の間スペースをどのように使おうか迷っている方がいましたら、収納スペースにしてみてはいかがでしょうか。
床の間を自分だけのおしゃれで使いやすい収納スペースにアレンジして、お部屋のなかにお気に入りの空間を増やしてみましょう。