視野を広げるにはどうしたらいいの?
視野を広げるにはどうすれば良いのでしょう。視野を広げたいと思う方は非常に多くいます。それは様々なものから色々な情報やスキルを多く得たいと思っているからです。
人は目の前に見えているもので物事を考え判断して行動します。「視野を広げる」ということは、物事を見る目を広げ、考え方や判断・行動の幅を広げることです。
そのためには「視野を広げる」とはどういうことなのか、正しい意味を理解することと、視野の広い人の特徴などを知ることから始めましょう。
そもそも視野とは
昔から「井の中の蛙(いのなかのかわず)大海を知らず」という諺(ことわざ)があります。これは視野の狭い人、知識や見聞が狭い人をたとえた諺で、井戸の中に住んでいるカエルは外に広い海があることを知らないので、井戸がすべての世界だと思っているという意味です。
「視野」とは、今自分がいる状況や場所で見える範囲という意味です。会社に勤めている人の多くは、会社の中で見える「視野」で判断や行動をしていて、その会社が世界のすべてで狭い井戸であることに気づかないことが多々あります。
つまり狭い環境や状況の中にいれば視野が狭くなります。視野とは見えるものだけでなく、考え方や行動の範囲の大きさを意味しています。今自分のいる立場や環境の視野を考えることが大切です。
視野が広いとは
視野が広いとはどういうことでしょう。少し話を変えて物理的な「視野」で考えてみましょう。スカイツリーや東京タワーの展望台に登り見渡せば、眼下に東京の街並みや東京湾、丹沢の山々まで見渡せます。地上にいた時には見えなかったところまで視野を広げることができます。
実は仕事や人生の「視野」もこれと全く同じで、「井の中の蛙」のように狭い環境や低い場所にいれば周りが見渡せないので視野が狭くなります。例えばスキルの高い人は、スキルの低い人の欠点ややるべきことがよくわかりますが、逆にスキルが低い人には何をすべきなのかが見えません。
また経験が豊富な人は、判断をするスピードが早く的確になります。それは経験に基づく視野が広いからです。失敗した経験などからリスクを避ける術を知っているからです。経験の積み重ねで物事を見る視野がタワーの展望台のように高くなっているのです。
一芸に秀でた芸術家や一流のアスリートも、ある意味で視野が広いといえます。専門的な分野でも何かを極めると、専門外の他の分野であっても本質が見えてくるものなのです。だからこそ一流の人たちの言葉には、人を唸らせる名言が多いのです。
登山には登山口がいくつもあります。どの登山道から登っても最終的には1つの頂上に到達して眼下に「視野を広げる」ことができます。つまり視野を広げるためには、低い地上にとどまっていては見渡すことはできません。どんな方法でもいいからコツコツと山を登るように努力することが肝心です。
視野が広い人の特徴
視野の広い人の特徴を一口で言えば、常識や偏見にとらわれず柔軟な思考ができ、コツコツ努力ができ、ポジティブに物事を捉えることができる人です。
常識や偏見にとらわれないことは、視野を広げるためには非常に重要なことですが、同時に非常に難しいことです。仕事やビジネスでは会社の方針や常識的な決め事が多々あります。
決められたことだからといって何も考えずに仕事をする人はどんなに頑張っても視野を広げることはできません。視野の広い人は、何のために規則や方針があるのか、本質を理解してから仕事にかかります。本質を理解することは偏見にもまどわされなくなります。
与えられた仕事は効率よくスピーディーにこなすのがビジネスの基本などは、確かに大切なことですが、それにとらわれすぎて効率よく早くこなすことに専念するあまり、何のための仕事なのかという本質を見落とす可能性があります。
視野の広い人はこの本質を理解した上で柔軟な思考で仕事をしています。たとえ多少仕上がりが遅れても、本質的な目的を完成させることに重点を置きます。つまり目的や本質を見極める視野を持っていて懐が深いとも言えます。
また、失敗をしても視野の広い人は、失敗の原因がどこにあったのかを突き止めようとします。失敗をそのままにせず失敗の経験を次に活かそうと、ポジティブに考え努力するのが特徴です。その積み重ねがさらに視野を広げることにつながっています。
視野が広いことのメリット
視野が広いとは前にも紹介したように、高い山の頂上から裾野を見渡すように、仕事やビジネス・人生の中でも、精神的に視野を広げて物事を観察し、自分の考えや信念に基づいて判断して行動する人です。
これから視野を広げることのメリットを紹介しますが、これはあくまで一般的で客観的なメリットです。このメリットが必ずしも自分に当てはまるとは限りません。人によっては逆効果になる危険性を含んでいることを頭に置いてください。
視野を広げることは、ノウハウを学んだり安易なトレーニングをすることで、簡単に視野が広がるものではありません。
最も大切なことはメリットがあるから「視野を広げる」のではなく、視野を広げることで自分を成長させて仕事やビジネスに活かすことです。自分を成長させようとする気持ちが視野を広げることです。
周りから信頼を得られる
ビジネスでは一人で仕事をすることはまれで、多くの場合は互いに意見を交換したり、協力しあいコミュニケーションを取りながら進めていきます。広い視野を持っている人は、相手の考えや意見を察知する能力に長けているので、互いに協力して仕事を乗り越えていくことができるメリットがあります。
相手の意見をしっかりと聞き、意見を受け入れても流されるのではなく、しっかり消化して的確な判断やアドバイスを下せる能力があるから仕事が前に進むのです。ビジネスではコミュニケーション能力とマネージメント能力が非常に大事です。
視野の広い人には、この2つの能力が優れている特徴があります。それを繰り返すうちに次第に周りから信頼される関係になるというメリットがあります。ただし気をつけたいのは、信頼を得たいために強気の意見で強引に周りを引っ張ろうとする人がたまにいます。
ビジネスやプロジェクトの本質を見極めた上の意見で、周りを引っ張ろうとするのなら良いのですが、認められたいという出世欲だけで発言する人がいます。実質的な内容が伴わない視野の狭い人の意見が多いので気をつけましょう。
発想力・分析力が高まる
視野を広げると、発想力や分析力が高まるというメリットがあります。視野を広げるためには、高い山に登るように一歩一歩努力を重ね、経験を積み上げて様々な失敗と成功を体験することで頂上にたどり着きます。
ビジネスの業務や従来のやり方で行き詰った時に、視野の広い人は高山の上から様々な景色が見えるように、ビジネスや業務の欠陥や、行き詰まりの原因をいち早く発見できる能力があります。
持ち前の幅広い客観的な分析力で、欠陥の原因の排除策を打ち出すことができます。また優れた発想力で、常識や偏見に惑わされずに、これまで思いつかなかった新たな打開策を見つけることができるのが視野の広い人の特徴とメリットです。
ただここで、気をつけたいことが一つあります。発想力や分析力が高いのは高い山から見るように視野が広いからですが、山の高さは世界最高峰のエベレストからハイキングで登る千メートルクラスの山まであります。
当然山頂から見える視野の広さは、高い山ほど広いはずです。仕事や人生の山の頂上に立って視野を広げることができたと思っても、その山の高さは何メートルなのでしょう。
エベレストのように、上には上があるということを認識する必要があります。視野を広げるということは、ひとつ山を征服したなら次はさらに高い山に挑戦するということなのです。
積極的に行動できる
視野を広げるメリットには、積極的に行動できることがあげられます。視野が広い人は常に周りを俯瞰(ふかん)の位置から広く見ているので、仕事やビジネスの予測が立てやすいのです。
予測がつくということは、行動に躊躇や迷いが少なくなるので積極的に取り掛かることができます。周りが見えない予測が立てられない人は、何が起こるかわからないという不安で行動が臆病になってしまいます。
もちろん予測ですから外れることもあります。しかし踏み出さない失敗よりも、踏み出して行動した失敗には経験が残ります。行動しなければ何も残りません。ですから積極的に行動することはビジネスでは非常に大切なのです。
ただし、その積極性が確固とした予測と分析に基づいていれば、失敗しても反省と原因がはっきりとわかり次につなげることができるメリットがあります。
失敗するのがいやだから積極的に行動しないのは、責任を自分で取りたくないという臆病の表れです。逆に臆病に思われたくないという理由で、予測と分析に基づかない単なる無鉄砲な積極性は価値のない無駄な行動になることがほとんどです。
船の航海は天候の予測と分析で進路を決めます。ビジネスも同じような側面があります。つまり視野の広い人の積極的な行動の特徴は、予測と分析に基づいたものなので、成功・失敗にかかわらず必ず次のステップの糧になります。決して無駄な行動にならないのが特徴です。
視野が狭いことのデメリット
視野を広げるメリットとは逆に、視野が狭いことのデメリットにはどんなことがあるのでしょう。視野が狭いとは、単純に言えば「視野が広いことのメリット」で紹介したことの反対を考えれば良いのです。
それでは、視野が狭いために起こりうるデメリットや特徴を考えてみましょう。デメリットを知ることで視野を狭くしないための参考にしてください。
人間関係が悪化しやすい
視野が狭いと目の前のことだけにとらわれて、他人の意見や提案を素直に受け入れることができません。それはひとつの考えや偏見に固執して、固執している考えと違うものは耳に入らず、排除してしまいます。
「自分の思うこと以外、他人の意見に柔軟に対応することができない」という狭い考えから抜け出せないのです。その結果、他人との摩擦が多くなり人間関係が悪化することが多くなります。
意見を聞き入れない人は、議論にならないので人から避けられてしまいます。つまり視野の狭い人はコミュニケーションの輪に入れずに、孤立しがちなので人間関係が悪化してしまいます。そうならないために心を広く持ち柔軟な視野を持つことが必要です。
仕事が非効率になりがちに
視野が狭いということは、物事を見る範囲が狭いので仕事を進める上で選択肢が少なくなってしまいます。つまり効率の良い仕事の仕方を見つけにくいので非効率になりがちです。
目の前の考えや思い込みに固執しているため、他に効率の良い方法があっても気がつかず、効率が悪くても今までやっていた方法でしか仕事をしようとしないので非効率になってしまいます。
この特徴は自信のなさからくることが多いのです。自信がないので失敗を恐れ、今まで自分がやっている方法から抜け出せないのです。思い切って他の方法も試してみれば、一皮むけて仕事の効率が上がるかもしれないのですが、その勇気が持てないのが視野の狭い人の特徴です。
進歩するチャンスを逃す
視野の狭い人は進歩するチャンスを逃すというデメリットがあります。言い換えれば進歩するチャンスに気がつかないのが特徴とも言えます。
視野を広げる努力をしている人は、常に高いところから全体を見ようと努めているので、進歩するチャンスがあればいち早く見つけることができます。ところが視野の狭い人は、高見から見ようとはせずに、いつも低い位置からしか物事を見ないのでチャンスがあっても見逃してしまうのです。
視野が狭いのは、逆にひとつの物事に固執して考える傾向があるので、一点集中で専門分野で活躍できるのでは、という方もいますがそれができないのが視野の狭い人の特徴です。
前にも紹介しましたが「井の中の蛙」といわれるように、視野の狭い人は今いる世界が全てと思い込んでいます。その偏見の殻を打ち破らない限りは視野を広げることができません。まずは、思い込みをなくすことが先決です。
専門分野で成功している人には、エンジニアやアスリート、学者や芸術家などがいます。その人達の中には元は視野の狭い人がいたのかも知れません。しかし思い込みや偏見の殻を破って努力をしたからこそ活躍しています。
生半可な努力やトレーニングでは殻は破れません。言い換えればコツコツと諦めずにトレーニングや努力を重ね、殻を破って視野を広げたから成功したと言えます。
視野を広げるトレーニング方法
視野を広げるとは、視点を変えて様々な方向から物事を見て、考え方や選択肢を広げるということです。特に上方から全体を見渡せば、今まで気がつかなかったものまで見えてきます。
また視野を広げることで、今まで思っていた思い込みや偏見の殻を壊し、新たな発想やアイデアが生まれてきます。それまでの常識が常識でなくなることで進歩が生まれます。
視野を広げることには努力が要りますが、ある程度トレーニングで視野を広げるスピードをあげることができます。しかしトレーニングをしたから必ず視野を広げることができるという保証はありません。
それは個人差があり、個人が持っている意識や考え方によって違いがあるからです。そのことを念頭に置いて、これから紹介する視野を広げるトレーニング方法を読み、視野を広げる助けやキッカケにしてください。
視野を広げる方法①楽しいと思えることを探す
視野を広げるために「楽しいと思えることを探す」というトレーニングは、常識の殻を破るひとつの方法です。通常は楽しいことをするのは、ビジネスでは真逆のトレーニングのように見えます。むしろ辛いことに耐える忍耐力を養う方がベストと言われています。
しかし、仕事に自信がない人にとっては、忍耐力を鍛えるのは苦痛でしかなく、視野を広げるどころか逆効果になります。自信のない人はビジネスでも集中力にかけている人が多いのです。
ビジネスで自信が持てない人は、仕事がいやで苦痛と思い込んでいるから、集中力が散漫になりミスも多くなりさらに自信を失う結果になります。ところがそんな人でもゲームや好きなスポーツや動画を見ている時には、集中して楽しんでいます。
もともと集中力がないのではなく、仕事やビジネスは楽しくないものと思い込んでいるのです。「楽しいと思えることを探す」というトレーニングは、思い込みという殻を破るキッカケ作りをすることです。
楽しいことで集中できれば、自分にも集中力があることがわかります。それを重ねることで次第に自信がついてきて、ビジネスや仕事もいやなことばかりではないかも知れないという希望が出てきます。
ゲームでも趣味でもなんでも良いから、自分が楽しいと思えることを見つけることが、集中力がないという先入観の殻を破り、視野を広げることにつながるトレーニング方法です。
視野を広げる方法②短所を長所に言い換える
「短所を長所に言い換える」という視野を広げるトレーニングは、自分に暗示をかけて意識を変える方法です。ある意味で自分をごまかすまやかしの1種ですが、それをポジティブに捉える事が大切です。
例えば口下手で、プレゼンでも商談でもうまく喋れないので成績が上がらないとしましょう。しかしその短所は、口先でごまかすのが嫌いで根が正直なのかも知れません。真面目で正直というのは、ビジネスでは信頼につながります。このように短所を長所に置き換えてポジティブに考える方法です。
短所を長所に言い換え、ポジティブに考えるトレーニングを重ねるうちに短所という殻を打ち破ることができるようになっていき、視野を広げるチャンスになります。
人間は自己暗示がとても人格や行動に影響します。よくアスリートが「自分は強い」「必ず勝つ」と自分に言い聞かせることで、プレッシャーをはね退け力を発揮することができると言われます。これをビジネスに置き換えても同じ効果が期待できます。
視野を広げる方法③たくさんの人と接する
視野を広げるトレーニング方法に「たくさんの人と接する」がありますが、もちろん人とコミュニケーションを取れば、視野を広げることに効果があります。しかし視野が狭い人にはそれができないから悩むのです。
まず最初に、なぜ人と接することが苦手なのか原因を探ることから始めましょう。原因は意外なところにあるものです。
例えば幼少期にちょっとしたことから恥ずかしい思いをして、それがトラウマになって人と接するのが怖くなった、のような原因を探しそれを認識することから始めましょう。
また学生時代に作文の朗読で、あがってしまいうまく喋れなかった。それが原因で以来人前で喋るのが苦手になったなど、様々あります。その現実をしっかりと認識して、ゆっくりで良いので、ひとつずつその殻を壊していくことが大切です。
いきなり多くの人と接することは逆効果になる可能性があります。原因となることと真摯に向き合い少しずつ取り除いていくトレーニングをすれば、自然に人と接することに恐怖心が無くなり、視野を広げることに近づいていきます。
視野を広げる方法④積極的に挑戦する
積極的に挑戦することは、様々なものや人に触れ色々な経験をすることになるので視野を広げる効果があります。しかし、視野を広げるためには積極的に挑戦しなければいけない、のように義務や課題と考えると、逆にトレーニングがプレッシャーとなりストレスになることがあります。
「視野を広げる」とは、常識や偏見・思い込みの殻を壊すことです。「積極的に挑戦する」という意味が「積極的に挑戦しなければならない」という思い込みの殻になっては本末転倒になってしまいます。
「積極的な挑戦」には自分に対して強制的な義務感をイメージさせるニュアンスがあります。強制されることを嫌う人にとっては負担になってしまいます。無理に積極的になる必要は全くありません。
積極性は個人によって捉え方が違います。自分では何の気なしに行動していることが、周りには積極的に見えていることがあります。逆に積極的に自分では行動しているつもりでも、周りにはそう映らない場合もあるのです。
つまり自分がやってみたいと思うことを、自分のペースで自然体で行動することが、結果的に積極的に挑戦していることになり、視野を広げることにつながっていきます。
視野を広げる方法⑤環境を変える
「環境を変える」ということは、気分や視野を変えることで自分の適応能力の幅を広げる方法です。しかしこのトレーニング方法は個人によって効果がある人とない人に分かれます。
人によって環境を変えることは、対応しきれず拒否反応を起こしストレスになってしまいます。また今の環境が嫌だから環境を変えたいという逃げの気持ちで変えるのは、視野を広げる効果にはなりません。
「環境を変える」には、かなりのエネルギーと費用がかかります。自分の性格や状況と照らし合わせて慎重に行うべきトレーニング方法です。
視野を広げる方法⑥ノンフィクション作品に触れる
ノンフィクション作品とは、実体験に基づく小説やドラマや映像のことです。ノンフィクション作品に触れることは、その主人公が実体験した生き様に触れるので、自分が体験したことのない他の人の様々な生き方を知ることになり見聞が広がります。
また主人公が考えたことや感じたことを知ることで、人には感情や感性、考え方がこんなにも多彩にあることに触れることができます。つまり考え方や感性・見聞の多様性に触れることが視野を広げる手助けになります。
視野を広げる方法⑦散歩をする
散歩をするのは、視野を広げるために非常に効果的な方法です。小説家や作家はよく散歩をします。人は歩いている時には考えがよくまとまると言われています。
家の中で机に向かってじっと考えるより、散歩をしていると視野が広がり、新しいアイデアやひらめきが浮かんでくるのです。つまり作家がよく散歩するのに大きな意味があるように、散歩は視野を広げるには最適な効果がある方法です。
視野を広げる方法⑧学んだことをメモする
人の記憶は意外にもろいもので、覚えたつもりでもすぐに曖昧になったり忘れてしまいます。学んだことをメモするという習慣は、その記憶を後で呼び覚ますのに非常に有効な方法です。メモや書くのが苦手な人はボイスレコーダーでも良いので記録に残しておくことが大切です。
学んだこととは学校の授業などで得たものという意味ではありません。あらゆる場面で感動したこと、気になったこと、見たこと感じたことなど、全てが学ぶということです。メモを書くということはその学んだことを再認識することで記憶を確かなものにします。
お笑いの芸人はネタ帳を持ち歩き、気になったこと何でもメモしておくといいます。そのネタ帳が芸の幅を膨らませるのと同じで、視野を広げるためにもメモは大切です。
視野を広げると変わること
視野を広げるといったい何が変わるのでしょう。視野を広げるとは、まるでスカイツリーから街並みや遠くの景色を見るように、周りの物事を広い心で様々なものに触れ、見聞や知識を深め、様々な体験ができるようになることです。
視野を広げるとビジネスや生活の中では、具体的にどのような変化があるのでしょう。視野が狭い場合と広い場合の違いや変化に焦点を合わせて解説します。
ストレスが溜まらなくなる
視野を広げると、ストレスがたまらなくなります。特に人間関係において、他人の意見や人となりを柔軟に受けとるので摩擦が少なくなります。たとえ職場に苦手な人がいても「世の中にはこのような人もいるんだ」とおおらかに受け入れることができるのでストレスになりません。
ストレスは、いやだ嫌いだという感情に支配されると溜まるものです。視野を広げると、いやな仕事でも感情に支配されずにこなすことができるので、ストレスにならないのです。
失敗を恐れなくなる
視野を広げると、考え方がポジティブになります。視野の狭い人は、考え方がネガティブなので失敗やミスをするとその感情を引きずってしまい、次の行動でも失敗を恐れ消極的になります。
視野を広げると、失敗しても「人は失敗するもの」とポジティブに考え、失敗を認めて向き合い原因を突き止めて次の糧にすることができます。「失敗は成功の元」というように、失敗をそのままにせず次の行動に活かすようにするので、失敗が怖くなくなり積極的に進むことができます。
出世し年収が上がる
視野が広がると、人間関係も良好になりコミュニケーションもよくとれるので周りや上司から信頼されるようになります。信頼されれば重要な仕事も任されるようになり、マネージメント力やスケジュール管理能力も優れているので、仕事内容や成績もアップします。
結果的に視野の広い人は、出世して年収が上がることになります。これは会社勤めの場合の一例ですが、視野が広がるとどのような分野でも成功しやすくなります。年収につながるかどうかは別ですが、少なくとも満足のいく人生を送れるようになります。
視野を広げてビジネスで役立てよう!
視野を広げることは、ビジネスや人生において見聞や知識が広がり大変役に立ちます。ここまで視野を広げることのメリットや、視野の広い人の特徴、視野を広げるトレーニング方法などを紹介してきました。
しかし視野を広げるトレーニングは誰にでも当てはまるわけではないことも、簡単に視野が広がるわけではないことも解説しました。大切なことは視野は与えられるものではなく、自分から努力して勝ち得るものです。ここまでの記事を参考にして、ビジネスや人生に役立ててください。