着物に似合う和装メイク特集!ベースからリップなどポイントメイクのコツまで!

着物に似合う和装メイク特集!ベースからリップなどポイントメイクのコツまで!

卒業式や成人式などの他、食事会などでも着物を着ると、非日常感が味わえてテンションが上がるものです。ただ、和装だと普段のメイクと違って、バランスが取るのが難しいかもしれません。今回は、着物に似合う和装メイクを解説していきますので、ぜひ参考になさってみて下さい。

記事の目次

  1. 1.着物に合う和装メイクが知りたい!
  2. 2.着物・和装向けメイク・化粧のポイント
  3. 3.着物・和装向けベースメイクのやり方
  4. 4.着物・和装向けポイントメイクのやり方
  5. 5.着物・和装向けメイクの例
  6. 6.着物・和装に似合うメイクをマスターしよう

着物に合う和装メイクが知りたい!

フリー写真素材ぱくたそ

成人式・卒業式などで着る機会のある着物は、普段とは違う装いで自然とテンションが上がります。せっかくなら着物に合う和装メイクで、素敵な着物美人になりたいもの。

でも、洋服のコーディネートやメイクに自信のある人でも、着物を着た時の和装メイクは難しいのではないでしょうか。着物は柄や色使いが派手なため、落ち着いた洋服に合わせるような普段のメイクではバランスが取れず、不自然な印象になってしまうことがあるからです。

Photo byMacMonkey

着物に相応しい、着物姿を更に引き立ててくれるような和装メイクとは、どのようなものなのでしょうか。モード系の洋服には、モード系のメイクが合いますし、元気な服装には明るく可愛いメイクがぴったりきます。着物には、やはり和装メイクが似合います。

今回の記事では、着物・和装向け化粧法を、ベースからリップなどのポイントメイクまで、具体的なメイク例も挙げてご紹介していきます。

着物・和装向けメイク・化粧のポイント

Photo byhitesh0141

着物・和装向けにするためには、メイク・化粧のポイントを押さえることが重要です。着物向けの化粧法の基本を知らずに、いつも通りのメイクをしてしまうと、格式の高い場所では浮いてしまうこともあるかもしれないからです。

そのようにならないよう、きちんと基本を知ったうえで、和装メイクで着物美人になってみましょう。また、成人式・卒業式や結婚式に参列する以外にも、友達との食事会・デート・お祭りなど機会はたくさんあります。

Photo bykinkate

着物や和装向けのメイク・化粧の基本を知っておけば、自分でさっと着物向けのメイクをすることも可能。花火大会や食事会などであれば、わざわざ美容院などでメイクを頼まなくても、自分自身で和装メイクをして気軽にイベントを楽しめるようになります。

ぜひ、こちらの記事でご紹介するメイクを参考に和装美人に変身して、着物を普段の生活にも取り入れてみてください。そうすれば、普段の生活の中でも、簡単に非日常感を感じることが出来ます。

平面的な顔がおすすめ

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普段の洋服向けメイクは、ハイライトやノーズシャドウ等を駆使して立体的に仕上げる人も多いかもしれません。しかし、着物に一番似合うのは、日本人らしい平面的な顔になります。

着物・和装向けメイク・化粧法としておすすめなのは、少しのっぺりと見えるような平らな顔にすることです。正面から見ても立体感のない平面的な顔の方が、着物には映えるからです。着物姿が美しい芸妓さんや舞妓さんも、伝統的な平面的化粧法をしています。

マットよりの質感がポイント

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最近のメイクでは、ツヤ感を出すことが流行りとなっていますが、着物・和装に合うのはマットかセミマットの仕上がりです。マットとは光沢感がなく反射しないという意味。パール・ツヤ感があると、着物から顔が浮いてしまうため、マットよりの質感がポイントとなるのです。

また、マットよりの質感メイクは、キメ細かい白い肌を演出できるので、着物姿を引き立ててくれ和装美人へと導いてくれます。そして、肌のトラブルも隠し、大人っぽい印象に仕上げてくれる点もマットより質感メイクの魅力です。

ほんのりとした指し色で色っぽく

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着物姿に相応しい上品な陶器のようなマットな質感の肌に仕上げたら、ほんのりとした指し色を入れて色っぽい和装美人を目指しましょう。着物には平面的なメイクが合いますが、やはり和装美人を目指すなら、メイクにも少しアクセントをつけたいものです。

洋服のコーディネートをするときも、シンプルな服装に指し色を入れるだけで、グッと垢抜けます。そこで、着物の中から和装メイクに合う色を選び、メイクにも指し色でアクセントをつけるのがおすすめなのです。派手になり過ぎずに顔全体が明るく見えるよう、「ほんのり」がポイント。

着物・和装向けベースメイクのやり方

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着物・和装向けメイクのやり方で、初めに気を付けなければならない点は、ベースメイクとなります。もちろん、ポイントメイクも大切ですが、まずは化粧の基礎となるベースメイクのやり方を押さえていきましょう。

こちらでは、着物に相応しいベースメイクについて、土台作りにおすすめのアイテムから、ファンデーションの塗り方まで詳しく説明していきます。

土台作りにおすすめのアイテム

フリー写真素材ぱくたそ

着物に似合う白くキメの整った透明感のあるベースメイクをするためには、まず、化粧水でしっかりと保湿して、乳液で適度な油分を補っておきます。

次に、さらっとタイプの下地を選び、顔に丁寧に伸ばしていきます。色ムラや赤味が気になる場合は、ベースにコントロールカラーを加えるのがおすすめです。

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色のついた化粧下地であるコントロールカラーは、ファンデーションを塗る前のベース作りに便利なメイクアイテムです。

色ムラを抑え肌の色味を整えてくれるため、着物向けの美しいベースを作ることが出来るのです。コントロールカラーを上手に取り入れれば、簡単に和装美人の土台が完成します。

ファンデーションの塗り方

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着物向けのベースメイクが完成したら、次はファンデーションを塗っていきます。着物の時には陶器肌に近づけるため、フワッとした仕上がりになるパウダーファンデーションより、リキッドファンデーションの方が良いでしょう。

ファンデーションの色は、普段の色味より少しだけ明るい色味を選ぶのがポイント。また、オークル系よりピンク系のファンデーションの方が、着物には似合います。ただし、あまりにも白すぎると、顔だけ浮いてしまうので注意が必要です。

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シミ・ソバカスが気になる場合は、厚塗りにならないよう気を付けながら、コンシーラーを上手く活用しましょう。

仕上げのパウダーも透明感の出るキメの細かいものを選び、テカリを押さえたマットな仕上がりにすれば、和装美人のベースメイクが出来上がります。

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着物・和装向けポイントメイクのやり方

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着物・和装向けの化粧法で、ベースメイクと同じくらい重要となってくるのがポイントメイクです。陶器のようなキメの細かいベースが完成したら、アイメイク・アイブロウ・リップ・チークのポイントメイクでも着物を引き立てることを意識していきましょう。

アイメイクのポイント

フリー写真素材ぱくたそ

着物向けのアイメイクのポイントといえば、控えめでありながら、キリっとした和装美人に仕上げてくれる切れ長風です。

アイラインは跳ね上げずに、目尻の形に自然に合わせ、長めに入れるのがポイントです。目の際にくっきりと入れて、目元をはっきりとさせましょう。アイシャドウは、ベージュが基本となりますが、着物や帯の中の色を使っても、おしゃれな仕上がりになります。

マスカラはロングタイプを使用して、目尻は重ね付でシャープさを出しましょう。普段はビューラーでしっかりカールさせる方も、着物メイクでは我慢してカールを付け過ぎないようにして下さい。

眉毛の書き方

フリー写真素材ぱくたそ

顔の印象を決める眉毛は、着物美人になるためにも重要なポイントです。着物向けのメイクでは、なだらかなアーチ形の眉毛が相性抜群です。白く透明感のあるベースメイクに仕上げているため、眉毛が薄いとぼやけた印象になってしまいます。

着物の華やかさに負けないよう、眉は普段より少しだけ太く短めにしてみましょう。やや濃い目に描くのがおすすめですが、ブラシやパウダーを使って眉頭は濃くなり過ぎないよう注意が必要。また、全体のバランスを考えて、眉色は髪のカラーに近づけるのがおすすめとなります。

リップのコツ

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着物を着た時は口元に目が行くものなので、ハッキリとした色のリップを選び、艶っぽくふっくらと仕上げるのがコツです。

ナチュラルなリップや、グロスのみという普段のメイクでは、華やかな着物とはバランスがとれず不自然になってしまいます。着物がピンク・紫・青系の場合はピンクのリップ、赤・オレンジ系の場合には、赤色のリップにすると良いでしょう。

美しいリップに仕上げるためには、一度ファンデーションなどで唇の色を塗りつぶし、リップライナーでしっかりと輪郭を描くのがポイントになります。そこに、着物に合うリップを塗っていけば、艶やかな和装美人のリップメイクが完成します。

チークのコツ

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洋服の時のメイクではくっきりとチークを入れる方も、着物向けメイクではフンワリと薄く入れるメイクがおすすめです。チークはほんのり乗せるくらいが、陶器のような色白肌が引き立ちます。

チークを入れるコツは、頬骨の一番高い位置からこめかみに向けて入れていく事です。ブラシを使って、ぼかしながら入れていくと良いでしょう。チークの色はリップや着物に合わせて、オレンジ系かローズピンクにすると、全体のバランスが取れて素敵に仕上がります。

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着物・和装向けメイクの例

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ここまで着物向け化粧法のポイント、ベース・ポイントメイクのやり方をお伝えしてきましたが、こちらでは、具体的な着物・和装向けメイクの例を挙げていきましょう。「和菓子カラーで揃えるメイク」「洗練された大人美人向けメイク」「若々しく見せるメイク」をご紹介していきます。

和菓子カラーで揃えるメイク

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和菓子カラーで揃えるメイクとは、和菓子に使われているような落ち着いたカラーを取り入れた化粧法のことです。和菓子カラーは、着物や浴衣のような和装と相性抜群。

栗きんとんカラーのアイシャドウは、淡い黄色なので肌なじみが良く悪目立ちしません。普段使っているベージュより立体感出て、着物メイクにぴったりです。栗きんとん色のアイシャドウをアイホールに乗せ、目頭側は少し広めに伸ばしましょう。

Photo bydungthuyvunguyen

和菓子に付き物である抹茶色のアイシャドウは、落ち着いた色味ながら明るい目元を演出してくれます。抹茶カラーのアイシャドウを、チップを使い瞼の際に太めに入れて、しっかりとアウトラインをぼかします。下瞼にも細く入れれば、和モダンな雰囲気に仕上がります。

また、和菓子の主役である小豆の色も着物メイクには良く似合います。普段、よく使っているブラウンやベージュのアイシャドウの締め色を、紫がかった小豆色にすれば、大人かわいいアイメイクが完成します。

Photo by kaige

他にも、和菓子には和装メイクのヒントがたくさん詰まっています。苺大福をお手本に、ピンク色のチークで苺のような可愛らしさを出して、もちもちとした求肥のような白い肌が合わせると、血色感と透明感の両方が叶った大人かわいいメイクとなります。

そして、秋になると登場する柿の上生菓子を参考にして、柿色のリップも和装メイクには良く似合います。赤いリップが難しいと感じる場合でも、柿色リップなら手に取りやすく、女性らしい雰囲気もプラスしてくれます。

洗練された大人美人向けメイク

Photo bysasint

一口に和装メイクと言っても、なりたい雰囲気によっても化粧の仕方は変わってきます。可愛らしく見せたい場合もあれば、大人っぽく見せたい場合もあるはずです。こちらでは、洗練された大人美人向けの着物メイクをご紹介します。

年齢を重ねた大人肌は、シミ・シワやくすみなど様々な悩みがあるものです。この悩みには、リキッドファンデーションを選ぶのが効果的ですが、厚塗りにならないよう注意が必要。また、コンシーラーを活用して丁寧にトラブルを隠し、滑らかな陶器肌へと近づけるのもおすすめです。

大人の雰囲気の着物には、口元や目元が鮮やか過ぎると不自然です。抑え目な赤・ローズ系のリップ・チークを使い、きちんとアイラインを引けば大人美人向け和装メイクが出来上がります。

若々しく見せるメイク

フリー写真素材ぱくたそ

若々しく見せる着物向けメイクのポイントは、下地・ファンデーションを塗り過ぎると老けた印象となってしまうので、薄めにメイクを仕上げるということです。肌のトラブルを隠そうと、ファンデーションを厚塗りすると、かえってほうれい線が目立ってしまうもの。

下地・ファンデーションまでの下地メイクは軽めにしつつ、そばかす・シミなどはきちんとカバーしておきましょう。また、アイシャドウやチークなどのポイントメイクも、パール感がありすぎるとシワっぽく見えてしまうので注意が必要です。

ベースメイクは軽めに仕上げ、アイシャドウ・チークのポイントメイクはパール感のないものを選び、赤味の強いリップをアクセントにすれば、メイクで若々しく見せることが可能です。

着物・和装に似合うメイクをマスターしよう

Photo bysasint

着物・和装に似合うメイクは、普段のメイクとはかなり違ってきます。立体的に仕上げるより、平面的な顔を目指すのがおすすめなのです。まずは丁寧にベース作りをし、リキッドファンデーションで陶器のような滑らかな白い肌を実現化しましょう。

普段より短く太めの眉毛を描いたら、着物に似合うアイシャドウを選び、アイラインを引いて切れ長風を心がけて。はっきりした色味のリップに、ふんわりチークで和装美人が完成します。

和菓子カラーの着物向けメイクや、大人美人向け・若々しく見せるメイクの例も挙げていますので、自分にピッタリな和装メイクをマスターしてみてください。成人式や結婚式などだけでなく、食事会・デートなどにも着物を着て出かけ、マスターしたメイクで彼や友達を驚かせてみましょう。

猫山まめた
ライター

猫山まめた

企業に20年以上勤めた経験を生かし、ライティングのお仕事も正確さ・丁寧さを大切に取り組んでいます。趣味は、映画・旅行に時々ピラティス。そして、今は暮らしのことに興味を持ち、すっきりした生活を目指しています。趣味も暮らしも「シンプル」がモットーです。

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