エアコンのファンの掃除方法まとめ!簡単にできる手順や必要な道具など紹介!

エアコンのファンの掃除方法まとめ!簡単にできる手順や必要な道具など紹介!

冷房や暖房として、1年を通して活用しているエアコンのファンは、久しぶりに付けると、かび臭いがする時はありませんか?そんな時にどこを掃除すればいいかわからないという方必見です。今回は、エアコンのファンの掃除方法についてまとめてみました。

記事の目次

  1. 1.簡単にできるエアコンファンの掃除方法を紹介!
  2. 2.エアコンファンにはカビが発生しやすい
  3. 3.エアコンファンのカビを放置して掃除しないとどうなる?
  4. 4.エアコンファンの掃除方法
  5. 5.エアコンファンの掃除におすすめの洗剤
  6. 6.エアコンファンを掃除する際の注意点
  7. 7.エアコンファンの掃除方法を試してみよう!

簡単にできるエアコンファンの掃除方法を紹介!

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夏は冷房、冬は暖房、梅雨の時期は除湿として年中活用しているエアコン。少し使わない時期があり、いざ使おうとエアコンのファンを稼働すると、カビの臭いがしてしまう、なんて事はありませんか。

今回は、そんな汚れやすい「エアコンのファンの簡単な掃除方法」についてご紹介していきます。エアコンのファンにカビが発生しやすい原因や、エアコンのファンを掃除しないとどうなるのか、エアコンのファンの掃除におすすめの洗剤や、簡単に掃除する際の注意点などを、まとめてみました。

エアコンファンにはカビが発生しやすい

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冷房や暖房としてお部屋の温度を適切に保ってくれるエアコンには、何故カビが発生しやすいのでしょうか。実は、空気を温めたり冷やしたりするエアコンのフィン部分や、部屋の温かい風や冷たい風を贈るファン部分には、カビが発生しやすい条件が揃っています。

エアコン内部はカビに快適な温度

カビが最も繁殖しやすい温度は25℃〜30℃の温度と言われており、部屋の温度を調節するエアコンのファン内部も同じ温度で保たれています。部屋で居心地がいいと感じる温度は、カビにとっても快適な温度なので、その温度が保たれた状態のエアコンのファン内では、カビが発生しやすくなっています。

エアコン内部は湿度が高い

エアコンで冷房をつけると、冷えたフィンに空気が触れて温かい空気を急速に冷やされるため、フィンの周りで結露が発生します。結露が発生してしまうと、カビが好む湿度80%以上の状態になり、カビの発生へと繋がっていきます。

寒い日に部屋の温度と外の温度が異なると、窓に結露ができるのと同じ現象がエアコン内部のフィンの周りで起こっていることになります。

エアコン内部に溜まったホコリ

エアコンの内部のフィンやファンには、どうしてもホコリが溜まっていきます。お部屋の空気を循環させるためにエアコンの内部のファンがホコリを吸い込んだり、室外機から取り込んでいる空気にホコリが含まれていたりするからです。

そういったホコリや汚れを栄養にしてカビはどんどん成長するので、エアコンのファンをきちんと掃除しておかないとフィルターにホコリが蓄積していき、カビが生息しやすい状態を作り出していくことになってしまいます。

エアコンファンのカビを放置して掃除しないとどうなる?

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カビが繁殖してしまったエアコンのファンを掃除せずに放置してしまったら、一体どうなるのでしょう。カビの繁殖をそのままほっておいたら、体調や金銭的なトラブルにも発展してしまう恐れがあるので、必ずこまめにエアコンのファンの掃除することをおすすめします。

健康に影響

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エアコンのファンのカビをそのまま放置しておくと、ファンからカビが放出され、健康状態に影響がでてしまう場合があります。具体的な症状としては、アレルギー性鼻炎・肺炎・喘息・水虫などです。肺炎や喘息を引き起こしてしまうと、悪化した際は入院になることもあります。

アレルギー性鼻炎は、目のかゆみや腫れ、鼻水・くしゃみといった花粉症に似た症状が出てくるので日常生活に支障をきたしてしまいます。アレルギーは人によって症状の出方が異なりますが、重度に陥ってしまうとアナフィラキシー症状を起こす場合もあります。

水虫は「白癬」というカビの一種が原因の皮膚疾患なので、エアコンのファンから漂うカビが足の傷に入り込み、水虫を引き起こす場合もあります。温度が上がるとかゆみが増す傾向にあったり、冬場の暖房の時期でも悪化してしまう人もいます。

その他電気代などにも影響が

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エアコンのファンを掃除せずにそのまま放置していると、人の健康状態に問題をきたす可能性がある上に、電気代や故障など、エアコン本体にも影響が出てきてしまいます。

エアコンから出る風は、必ずファンを通って外に排出されています。余分なホコリやカビが溜まっていると、必要以上にエアコンが稼働しようとしてしまい、電気代が増えてしまうことがあります。

さらに、ホコリやカビをエアコンのファンに蓄積することで、エアコンの故障に繋がることもあります。そういったことを防ぐためにも、エアコンのファンの掃除方法を正しく知って、掃除をこまめにすることはとても重要な作業になってきます。

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エアコンファンの掃除方法

それでは、エアコンのファンを簡単に掃除する方法をご紹介していきましょう。エアコンのファンを掃除するには、分解したり業者に頼まないとできないと思っていた人も多いでしょう。そんな事をしなくても、道具を揃えれば、簡単にエアコンのファンが掃除できます。

用意する道具

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エアコンのファンを掃除するのに必要な道具をご紹介していきましょう。まずがビニール袋・ブラシ・掃除機・マスキングテープ・紐・スプレー式洗剤・バケツ・ゴム手袋・マスク・ゴーグル・水鉄砲などの道具を用意しましょう。

道具で用意するビニール袋は、45リットルタイプの大きいサイズの袋を準備しましょう。道具で用意するゴーグルは目の保護に使うので、水泳用やスキー用の物で問題ないです。水鉄砲はピンポイントで水洗浄したい時に便利な道具なので、100均などで準備してみましょう。

掃除方法①コンセントを抜く

Photo by けんたま/KENTAMA

エアコンのファンの掃除方法1つ目は、まずエアコンのコンセントを抜くことから始めましょう。電源がオフになっていてもコンセントが刺さっている状態であると、電流が流れているので感電の恐れが出てきてしまいます。

コンセントを抜いた直後でも、エアコン内に電気が残っている場合があるので、コンセントを抜いてから1時間ほど置いてから掃除に取り掛かるようにしましょう。

掃除方法②エアコンの周辺を養生

エアコンのファンの掃除方法2つ目は、エアコンの周辺を養生することです。エアコンのファンの掃除は水を大量に使うので、用意した道具の中のビニール袋で簡単に養生しておくのがおすすめです。

ビニール袋の片面を簡単にカットして、三角錐上にしたら一番広い面にマスキングテープで張り付けていきます。ビニール袋の下部の尖った部分をバケツにたらして、エアコンから排出される水がバケツに流れるように固定しましょう。

掃除方法③ルーバーを取りはずす

Photo by sekido

エアコンのファンの掃除方法3つ目は、ルーバーを取り外すことです。ルーバーとは、エアコンの吹き出し口についている風の向きを変えてくれる羽のことです。エアコンの製品によって取り外し方が異なるので、取扱説明書をきちんと見て、取り外していきましょう。

プラスチック製のルーバーを力任せに取り外してしまうと部品が壊れてしまったり、欠けてしまう恐れがあるので、取り外しには十分注意が必要です。

掃除方法④掃除機でほこりを吸い取る

Photo bystevepb

エアコンのファンの掃除方法4つ目は、掃除機でホコリを吸い取る事です。いきなり洗剤をかけるのではなく、先に掃除機でエアコンのファンを吸い上げる事で、洗剤を付けた時にエアコンと洗剤の間に余計な隙間ができることなく、しっかりと洗剤を馴染ませることができます。

掃除方法⑤洗剤で付け置きしブラシで汚れを落とす

Photo byjackmac34

エアコンのファンの掃除方法5つ目は、洗剤でエアコンを付け置きし、ブラシで汚れを落とす事です。掃除機でホコリを吸い取ったら、効率的に汚れを落とすためにエアコンに洗剤をかけて付け置きしていきます。この際に、電子部品に水や洗剤がかからないよう十分注意しましょう。

万が一、電子部品に水や洗剤がついてしまった時は、ただちに拭き取って完全に乾いたことを確認してから電源を入れるようにすることをおすすめします。

汚れが浮いてきたのが確認できたらブラシでこすり、汚れを落としていきます。あまり強くこすりすぎて傷を付けないようにしましょう。傷が付いてしまうと、その傷がカビの温床となる恐れがあります。なるべく柔らかいブラシで優しく汚れを落としていきましょう。

掃除方法⑥水ですすぐ

エアコンのファンの掃除方法6つ目は、水ですすぐ事です。ブラシで汚れを落としたら、水で綺麗にすすいでいきましょう。すすぐ時も、電子部品に水がかからないよう気をつけて行っていきます。

用意しておいた道具「おもちゃの水鉄砲」を使うと、ピンポイントで洗浄できるので便利に活用できます。すすぎ終わったら、簡単に水分をタオルなどで拭き取っていきましょう。

掃除方法⑦しっかり乾燥させる

エアコンのファンの掃除方法7つ目は、しっかり乾燥させる事です。水を拭き取ったら、1時間ほどエアコンのファンをしっかり乾燥させておきましょう。30分から1時間半くらい送風モードにしておくと、乾きにくいファンの内部まで簡単に乾燥させることができます。

エアコンファンの掃除におすすめの洗剤

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次は、エアコンのファンを掃除する際におすすめの洗剤をご紹介していきましょう。エアコンのファン専用の洗剤は沢山売っていますが、どれを買えばいいのか分からないという人も多いのではないでしょうか。そんなエアコンのファンの掃除道具の洗剤選びにお困りの方必見です。

くうきれい エアコンファン洗浄剤

くうきれい エアコンファン洗浄剤

参考価格: 2,700円

出典: 楽天
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楽天2,700円

「くうきれい エアコンファン洗浄剤」は、エアコンのファンの掃除では定番人気で、泡タイプの洗剤とリンス剤でセットになっている商品です。この商品を使っている業者もあるほどにプロレベルの掃除を施したい人におすすめの商品です。

洗剤の泡缶をエアコンのファンに噴射して、一定時間を置いたら泡の洗剤の上からリンス剤を噴射して使います。洗浄効果はとても高く、6〜8畳のエアコン1台分となっています。

但し、使い方によってはリンス剤が足りなくなることもあるという意見もあるので、リンス剤の使用には十分注意するのがおすすめです。

内容量ムース:230ml・リンス:260ml
セット内容ムース×1 ・リンス×1 ・養生シート×1 ・使用説明書

カビッシュトレール エアコンファン洗浄剤

カビッシュトレール エアコンファン洗浄剤

参考価格: 5,294円

出典: 楽天
出典: 楽天
出典: 楽天
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「カビッシュトレール エアコンファン洗浄剤」は、長年エアコンのファンを洗浄し続けたという「コパ・コーポレーション」の実演販売士が生み出した、おすすめの商品です。密着度が高い垂れない特殊な泡と、奥まで届くノズルでカビや汚れを掃除してくれます。

使用方法は、洗浄液スプレーでエアコンのファンに泡を噴射し、浮き上がってきた汚れをすすぎ用スプレーで洗い流すだけで簡単に掃除が完了します。洗浄液回収袋(ビニール袋)も付属されているので、用意する手間も省くことができます。

また、除菌効果と防カビ効果が期待できるので、エアコンのファンを綺麗な状態で保つことができるおすすめの商品です。

内容量洗浄用:180ml・すすぎ剤:300ml
セット内容洗浄用×1・すすぎ用×1・洗浄液回収袋×1

エアコンファンを掃除する際の注意点

フリー写真素材ぱくたそ

最後に、エアコンのファンを掃除する際の注意点をご紹介していきましょう。エアコンのファンは特製の洗剤を使うと、簡単に掃除ができます。但し、本来は業者に頼む事を素人が行う事になるので、エアコンのファンの掃除を行う際は十分注意して行うようにしましょう。

エアコンファンをむやみに分解しない

エアコンのファンを掃除する際の注意点1つ目は、エアコンのファンをむやみに分解しない事です。確かに、エアコンのファンをくまなく掃除するならば、エアコンを分解して磨いた方が汚れが落としやすいですが、あくまでも素人レベルでの掃除なので、エアコンを分解するのはおすすめできません。

エアコンのファンに限らず、エアコン内部の部品を扱うのは素人では難しいので、十分な知識がないのに取り外しをして分解すると元に戻せなくなる可能性があります。また、力任せに分解してしまい、取り付け部分が破損するトラブルが起こる場合もあります。

エアコンは決して安いものではないので、エアコンの内部に関して知識がない場合は分解したりせず、あまり触れないようにすることをおすすめします。

素手で洗剤に触れない

エアコンのファンを掃除する際の注意点2つ目は、エアコンのファンの洗剤には素手で触れない事です。

エアコンのファンの洗剤はスプレータイプが多いので、基本的には素手で洗剤に触れることはありませんが、洗浄の際に滴ってくる泡やブラシに付いた泡にうっかり触れる可能性があります。

エアコン用の洗浄スプレーは人体にとって刺激が強い成分を含んでいるので、少しでも触れてしまうとかゆみやかぶれを引き起こしてしまう可能性があります。万が一に備えて、エアコンのファンを掃除する際は、ゴム手袋を着用することをおすすめします。

特に肌が弱い人にとって刺激がとても強いので、ゴーグルを付けてゴム手袋を付けるなど、顔や手に付かないよう防護する道具を用意するようにしましょう。

エアコンクリーニング業者に依頼することも視野に

Photo by duvsbefilmoc

専用の洗剤を使うと、エアコンのファンの掃除は簡単に作業ができますが、完璧に汚れが取り除ける訳ではなく、あくまでも「ある程度の見た目の汚れを落とす」ぐらいです。

念入りにカビや汚れを落としたいのであれば、エアコンクリーニング業者に頼む事をおすすめします。業者であれば、素人では難しいエアコンの細部の汚れや精密部品の汚れも安全に取り除いてくれます。

また、長年掃除していない蓄積された汚れがあるエアコンのファンなどは初めから業者に頼んだ方がいいかもしれません。エアコンクリーニングの相場は1台10,000〜20,000円程度なので、家計と相談して掃除を依頼してみましょう。

エアコンファンの掃除方法を試してみよう!

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冬場も夏場もよくエアコンを使う家庭で、かびの臭いが気になったらぜひ上記の方法でエアコンのファンを掃除してみましょう。そのまま放置していると、体や家計に悪影響を及ぼします。汚れが酷い場合は、エアコンクリーニングの業者に頼むことも視野に入れるのもおすすめです。

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ライター

ryuuuco

フリーのイラストレーター兼ライター。1児の母として日々子育て・仕事・家事を奮闘中。趣味はドラマ鑑賞や漫画・本を読むこと。息子の影響もあり、電車関連のイベントや情報収集も趣味になりつつあります。

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