プラ板に色鉛筆で着色してみよう!簡単なグラデーションの作り方やコツも伝授!

プラ板に色鉛筆で着色してみよう!簡単なグラデーションの作り方やコツも伝授!

自分だけのアクセサリーや小物をハンドメイドしたい方へ、プラ板を利用した加工方法をおすすめします。着色には色鉛筆が使えます。今回は、100均で揃えられるプラ板を使った色鉛筆での着色方法、グラデーションの作り方なども踏まえたオンリーワンなアクセ作りのご紹介です。

記事の目次

  1. 1.優しい色になるプラ板に色鉛筆で着色する方法を紹介!
  2. 2.色鉛筆で着色するプラ板の特徴
  3. 3.色鉛筆で着色するプラ板の簡単な作り方
  4. 4.プラ板に色鉛筆でグラデーションを作る方法
  5. 5.やすりなしで色鉛筆が使えるプラ板もある
  6. 6.プラ板に色鉛筆で着色する方法を試してみよう!

優しい色になるプラ板に色鉛筆で着色する方法を紹介!

フリー写真素材ぱくたそ

どこにも売られていないオンリーワンな、アクセサリーや小物を作りたいという方は多いと思われます。オリジナル小物を簡単に作れる方法の一つが、市販されているプラ板を加工した作り方です。

いたってシンプルな作り方で、プラ板に好きなカラーのデザインや絵を描いて作成します。中でも、色鉛筆を使って着色するのが最も簡単で手軽です。

色鉛筆で着色するプラ板の特徴

プラ板に着色する素材としては、油性マーカーやポスターカラーなどさまざまなものがありますけど、色鉛筆は手頃で使いやすくて簡単なのでおすすめです。色鉛筆を使って表現するメリットには他にもいくつかあり、仕上がるとその特徴がしっかりと表現されます。

ふんわり優しい色になる

Photo byskeeze

プラ板に着色するアクセサリーや小物の作り方として、色鉛筆を使ってみるとふんわりとやわらかく優しい着色ができます。色鉛筆は繊細な部分を再現できるため、油性ペンだけでは表現できないニュアンスが楽しめます。

油性ペンとも比較して作ってみれば、その出来栄えの違いが分かるはずです。くっきりとムラなく輪郭などを出したいのであれば油性マーカーを使ってみたり、細かな色合いを表現したいのであれば、色鉛筆を中心に着色してみましょう。

重ね塗りやグラデーションを楽しめる

Photo bygeralt

プラ板に色鉛筆を使って着色すると、完全に塗りつぶしたものとは違って、微妙な色のムラが発生します。そのナチュラルなムラが感覚的に活かせるのも特徴です。また、濃い部分と薄い部分とのグラデーションを表現したい場合には、色鉛筆は他の筆記具よりも表現しやすいためおすすめです。

消しゴムで消すこともできる

Photo byMasterTux

プラ板に色鉛筆を使って小物を作る際、扱いやすい理由の一つは、間違ったとしてもやり直しが利くという点です。色鉛筆での着色なので、普通に市販されている消しゴムを使って消すことができます。何回でも、納得できる色合いやデザインが作りやすいことがメリットです。

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色鉛筆で着色するプラ板の簡単な作り方

プラ板でアクセサリーや小物を作る場合、どのような準備や用意が必要なのでしょうか?実は、それほど大げさなものを用意する必要はありません。

普段の暮らしの中で密着したものを活用するだけで簡単に作ることができます。では、プラ板に色鉛筆を使ったアクセサリー・小物作りの準備と作り方についてご紹介しましょう。

用意するもの

プラ板に色鉛筆でデザインするためには、基本的な道具がいくつか必要です。オーブントースターが必要となりますが、それ以外はさほど特殊な用具などありません。まずはプラ板で、フロストタイプのプラパンがおすすめです。

他には200~400番程度の紙やすり、色鉛筆、アルミホイルかクッキングシート、軍手、厚みのある本、はさみ、オーブントースター、クリアマニキュア、穴あけパンチです。材料のほとんどは100均などで購入できるものばかりですので、いつでも気軽に始めることができます。

着色前の準備

色鉛筆を使ったプラ板作品を作るためには下準備が要ります。まずは、プラ板にそのまま色鉛筆で着色することは不可能に近いので、しっかり色が乗るような状態にします。つるつるしたプラ板の裏面を紙やすりでこすりざらざらな状態にします。

この下準備は必ず行います。円を描くように均一にやすりがけをし、白っぽく見えてくれば完了です。もし、フロストタイプのプラ板を事前に用意できれば、すでにこの工程が施されているため合理的です。

やすりがけが雑過ぎるとムラになることも

Photo by ketou-daisuki

透明プラ板の片面をやすりがけするのは、色鉛筆の塗料を乗せるためです。買ったばかりのプラ板の表面はつるつるしているため、そのままでは色がつきません。そのためプラ板を、目の細かい紙やすりを使い縦横斜めに軽く擦って磨きます。

ポイントは円を描くよう均等に細かい傷を付けるような感覚です。目安は、全体的に白く濁った感じです。ただしあまり雑にやり過ぎると、着色のムラが出てしまいます。狙いとして色ムラを出したいのならいいのですが、適度に細かいざらつきの面にすることです。

色鉛筆で色を塗る

プラ板にやすりをかけたら、いよいよ絵やデザインを描いていきます。お好みの絵をオリジナルで描いていけばよいのですが、やすりで磨いた面に色を付けますので、表裏両面から見て違和感がないデザインにするほうがよいでしょう。

また、色鉛筆は複数の色を混ぜて作り上げることができたり、グラデーションなどがきれいに出るので、完成した時の状態がきれいに仕上がりやすい特徴があります。

好みの形にカット

Photo by yto

色鉛筆での着色が終わったら、はさみを用いてお好みにカットしていきます。カット方法については、フリーハンドで構いません。自分なりなイメージの形状にするだけです。

もし細かなカットが難しいようなものを作る場合なら、先にはさみでざっくりとカットしておき、細かい部分にはカッター(デザイン用カッターがあれば尚可)を使ってきれいに仕上げていきます。

オーブンで焼く

カットが済んだら、切り抜いたプラ板の表面を上にし、アルミホイルかクッキングシートの上にのせてオーブンで焼き上げます。熱が入りだすと、プラ板は歪みだしやがて縮んでいきます。

平らになって静止ている状態になったら取り出します。火傷に気をつけるため軍手などをはめておきましょう。そして適度に冷めてきたら、重さのある厚めの本に挟み込んだり重しにして、さらに平らになるよう固定します。

コーティングする

プラ板アクセサリーの仕上げにはクリアマニキュアを塗っていきます。マニキュアをコーディングすることで色の剥げを防止したり、光沢を出すこともできるのでつやのある仕上がりになります。もしラメ入りのマニュキュアを使用すれば、光った作品に仕上げることができます。

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プラ板に色鉛筆でグラデーションを作る方法

Photo byPrawny

色鉛筆でプラ板に色付けするのがメリットとなる点は、きれいなグラデーションが表現できるからです。油性マーカーなどでは表現できない微妙なタッチの作品をきれいに仕上げられます。

色鉛筆そのものが混合性が高く、作品への立体感や奥行きが出やすい特徴なので、それを活かして作れるからです。しかし絵が得意ではない人にとっては、グラデーションは難しく捉えてしまいがちです。そこで簡単なグラデーションの作り方をご紹介します。

濃い色から塗る

Photo bytoodlingstudio

色鉛筆でプラ板へグラデーションを付ける場合、まず最初に濃い色から塗り始めていきましょう。濃くしたい個所から塗りつぶし、そこを起点に徐々に薄くなるよう塗り進めます。

ポイントとしては、初めはちょっと薄いと感じるくらいにしておきます。全体のムラをなくすためには、イメージの8割くらいにしておき、確認しながら濃くしたい個所をさらに塗りつぶしたり、薄くしたいのであれば消しゴムで消しながらやり直していきます。

別の色を塗り重ねる

Photo by_Alicja_

グラデーションを作る際は、複数の色を使い分けることもあります。まずは1色目を塗った際に薄く塗り始めた個所へ、もう1色別の色を重ねて塗っていきます。2色目を塗る時にも、少し濃いめに塗り始めて徐々に薄くなるような工程で塗ります。

同じ作業を3色4色と繰り続ければ、次第にきれいなグラデーションになっていきます。グラデーションでは、隣り合う色の濃さやバランスを考慮していきます。その辺は感覚にもよります。

2度塗りをして調整

Photo byfietzfotos

使いたいすべての色を塗り終えたら、最初に戻ってもう一回濃い色から2度塗りをします。仕上げの微調整をしていくためです。色の濃さなどを目視して確認しながら、余計なムラや塗り残した個所がないよう仕上げます。

また白の色鉛筆を使い、色が重なっている部分に少しだけ塗り込めば色が程良く混ざって自然な仕上がりになります。その逆で、より濃くしたい個所には、ほんの少しだけ黒なども入れてみると濃淡が出ます。

やすりなしで色鉛筆が使えるプラ板もある

Photo bystux

色鉛筆でプラ板に着色するには、片面を紙やすりで均等に磨いてざらつかせておく準備が必要です。しかしその工程をする必要がない、最初から片面がザラザラしているプラ板も存在します。フロストタイプのプラバンというものがあります。

100均セリアのフロストタイプのプラ板

片面がざらついているプラ板のフロストタイプは、100均のセリアで販売されています。紙やすりをかけなくても、そのまま色鉛筆で着色が出来るプラ板なのでとても便利です。サイズはB5サイズのみとなっています。

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プラ板に色鉛筆で着色する方法を試してみよう!

Photo by422737

ちょっとしたアクセサリーや小物などを、オリジナルでハンドメイドができるプラ板加工なら、日用品を使って作成が可能です。

特に色を付ける場合は、色鉛筆を使えば、自分が描きたい表現を再現することができ、しかも簡単な方法です。作り方の手順も難しくはありませんので、ぜひ一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか?

kuritch1
ライター

kuritch1

本業は、叶えたい夢をヒアリングして、一枚の水彩画にする画家をやっています。今までに300点程のオーダーメイドの絵をお描きしました。画家をやりつつ以前から音楽評論を中心にしたライティングを併行しています。現在では音楽以外のさまざまな分野のライティング依頼を承っています。商品紹介やビジネス系のライティングも得意です。

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