「あけましておめでとう」いつまで言える?
1年の始まりに言う挨拶が「あけましておめでとう」です。誰でも「あけましておめでとう」と言われると気持ちがいいです。でもいったいいつまで「あけましておめでとう」と言えるか気にしたことはありませんか?また、いつまで使っていますか。
年を明けてしばらくすると、「いつまで言っていいのだろうか」と不安になり何となく「あけましておめでとう」と挨拶し続ける方が多いです。いつまで言っていいのか明確な慣習はあるのでしょうか。多くの方がいつまで言うかをわからずに使っています。
いつまでかわからずに、なんとなく使っている方が多いので、今回「あけましておめでとう」が言えるのがいつまでかについてご紹介します。
基本はお正月~1月15日
お正月の挨拶はいつまで言えるのか?1月15日までが一般的になっています。なぜかというと、正月には種類があります。大正月という元旦を中心とした正月。小正月という1月15日に迎える正月の2つあります。元旦初日から1月15日までを”松の内”と呼びます。
”松の内”が正月飾りを飾る期間になっています。つまり、”松の内”が終わる1月15日までが新年の挨拶を使うと昔から言い伝えられました。ですので、「あけましておめでとう」がいつまで言えるかというと、1月15日までになります。
「あけましておめでとう」ビジネスではいつまで?
では、「あけましておめでとう」はビジネスではいつまで言えるのでしょうか?いつまで言えるのかを意識せずに何でもかんでも「あけましておめでとう」と挨拶していたら、痛い目に合ってしまいます。自分では良かれと思っている挨拶で大事な取引先の信頼がなくしてしまうと大変です。
「ビジネスでのあけましておめでとうの挨拶がいつまでいえるのか」、「メールの場合あけましておめでとうはいつまで使えるのか」についてしっかりと確認しておきましょう。
仕事始めから一週間程
ビジネスの場合、各会社によって業務開始が異なります。ほとんどの会社は、世間に合わせて1月7日からスタートするところが多いですが、個人事業主やお店の場合、正月関係なく業務開始するところもあります。
ビジネスの場合の「あけましておめでとう」をいつまで言うかの目安は、仕事始めから一週間程度がベストです。ちょうど、1月15日の”松の内”の期間にはいるので仕事始めから一週間以内に電話やメールを使って「あけましておめでとう」の挨拶をしていきましょう。
ここで注意があります。「あけましておめでとう」だけだと個別感がでずに手抜きをしていると思われがちです。相手との共通点や喜ぶことを盛り込んでいきましょう。
「あけましておめでとう」メールではいつまで?
「あけましておめでとう」をメールで送る場合いつまで入れたらいいのでしょうか。仕事で必須のメールの場合、「あけましておめでとう」と入れて問題がないのか不安に思う方も多いです。また、いつまで「あけましておめでとう」を入れたらいいのかも疑問に感じるでしょう。
「あけましておめでとう」がいつまで言えるのか、マナーについて書いている本があれば、買うのがいいでしょう。しかし、「あけましておめでとう」の新年の挨拶のマナーはもちろん、いつまで言えるのかを書いているのはないのが現状です。
そこで、いつまで「あけましておめでとう」がメールで使えるのかをこの記事では解説します。実は、いつまで言えるのかはそこまで気にする必要はないのです。
1月後半位まで挨拶文として入れる
「あけましておめでとう」をメールでいつまでいれたらいいかの明確な決まりは特にありません。ほとんどの企業さんは、1月後半位までは「あけましておめでとう」を新年の挨拶文を入れています。いつまでであったり、あけましておめでとうの挨拶が入っているか入っていないかで気にする方はいません。
また、いつまでの期間が多少ずれていても、「マナーが悪い」と思う方はいません。いつまでメールに入れたらいいかを気にするのではなく、できるだけ早いタイミングで送るのがいいです。
手間を省きたい気持ちはわかりますが、一斉送信はやめましょう。読むのは会社に属しているひとりの人間です。「他にも似たものを送っているな」と思われ印象が悪くなります。
「あけましておめでとう」地方はいつまで?
「あけましておめでとう」はどの場所でもいつまで使うことができるのか?実は、地方によって違います。なぜなのか。それは”松の内”が地方によって違うからです。つまり、いつまで言えるかがどの場所でも一緒ではないのです。”松の内”が15日まででした。では、「あけましておめでとう」が15日まで言えるのはどこなのか?解説していきます。
1月7日以降は使わない地域も
あけましておめでとうの挨拶は関西地方と関東地方でいつまで言えるかが変わります。関東地方が1月7日まで、関西地方が1月15日までが原則です。なぜかと言うと、江戸時代より前では”松の内”は1月15日までと政府が決めていました。
ところが、江戸時代になると幕府から「正月は7日で収めなさい」と命令をだしました。そのため江戸、今の関東地方では1月7日までになりましたが、関西地方に関しては命令が届いていなかったのです。今の時代のように、情報が早く確実に届くことが出来なかった時代です。
そのため、今でも関西地方の人は”松の内”を1月15日までとしています。しかしながら最近関西地方でも1月7日で正月飾りをする家庭も増えてきています。地方によっていつまで言うかが曖昧になり、その家庭毎でいつまで言うかを決めるようになりました。
「あけましておめでとう」のマナーに注意
何事もマナーは大事です。それが例え「あけましておめでとう」の新年の挨拶やいつまで言うかであってもです。ここでは、身につけておくべきマナーを伝えていきます。
最近、SNSの発達により、SNSで「あけましておめでとう」と新年の挨拶を済ませようと方がどんどん増えてきています。個人同士ではあればいつまで言うかは問題はありません。しかし、会社内の人であったり、取引先関係だとSNSだけでは失礼になります。
SNSがダメというわけではありません。いつまでに言うかや「あけましておめでとう」の一括送信だと挨拶が挨拶と感じれなくなります。手紙や電話を使って気持ちよく伝えましょう。
相手が新年の挨拶をしてこない場合は注意
こちらが「あけましておめでとう」と新年の挨拶をしても、相手が返事を返さないことはあります。それはどういうときかというと、相手の身内に不幸があった場合です。身内の不幸中に「あけましておめでとう」と言うべきではありません。しかし、相手の都合はわからないです。ましてやこちらから積極的に聞くなんて不可能に近いです。
ではそのときどうしたらいいのでしょうか?一番いいのは、相手側が「あけましておめでとう」と言うのを待つのがいいです。いつまで待てばいいのかが疑問に感じるでしょう。15日前後で「あけましておめでとう」がなければ相手の身内に不幸があったと思いましょう。
もう一ついい方法はは万人受けする言葉を使う。例えば、「今年もよろしくお願いします」です。これなら相手の都合関係なく自然に挨拶ができますので「あけましておめでとう」というよりリスクが少ないです。
「あけましておめでとう」がいつまで使えるか悩んだ時
「あけましておめでとうっていつまで使えるのか」と悩むのであれば、早いうちに手を打っておきましょう。今の時代、スマートフォンの発達で気軽に送れる時代になりました。年が開ける前に送りたい相手や送る言葉を考えておきましょう。
しかし、ここで注意することがあります。定型文にならないことです。送る相手が多いと定型文で事済ませようと思う方は多いです。しかし、定型文だと相手に「流れ作業で送っているな」と思われてしまいます。挨拶文はそのままでいいので、それ以外に相手と共感できるエピソードを入れてあげるとGOODです。
また、マナーを守ることも大事です。何でもかんでもメールやSNSに頼るのではなくハガキや電話で伝えれる場合は伝えたほうが、相手に好印象を与えます。
「あけましておめでとう」で相手に好印象を与えよう!
ここでは、少しの工夫で相手に好印象を与える新年の挨拶を紹介します。まず、相手の趣味・興味を知ること。相手がどんな方であれ必ず趣味や興味はあります。それを普段から知るクセをつけましょう。SNSの投稿や写真、普段の相手からの会話にヒントは隠されてます。
次に相手の趣味や興味に自分は関心があることを伝える。例えばワインが趣味の場合は「今度おいしいワイン見つけたので一緒にいきませんか。」ワインが趣味の相手からしたら、「もっとこの人と関わっていきたい」と思います。
また、メールで伝える場合、相手の名前を積極的に入れてあげるのも効果的です。相手の名前が入っていることによってメールに特別感がでて親しみを覚えやすいからです。
海外の「あけましておめでとう」はいつまで言えるのか
海外でも「あけましておめでとう」をいつまで言うか疑問に思うでしょう。日本と海外、それぞれの国で、文化や風習、行事が異なります。そのため、新年に関する考え方が異なります。また、いつまで言えるのかもそれぞれの国の文化・風習で違ってきます。ここでは、アメリカ・イギリス・ブラジルを例にあげていきます。
アメリカやイギリスの場合
英語の「あけましておめでとう」はHappy new yearです。英語が使われるアメリカやイギリスだと1月1日だけになります。なぜなら、日本と違いアメリカやイギリスはクリスマスが年末年始のメインイベントだからです。
日本にはクリスマス、お正月と分けていますがアメリカやイギリスはクリスマスを重要しています。また、クリスマスの延長として大晦日や新年が続く考え方なので、お正月という概念がないです。そのため「あけましておめでとう」をいつまで言えるかというと1月1日の1日だけになるのです。
ブラジルの場合
ブラジルの場合もクリスマスが年末年始のメインイベントです。これはキリスト教を信仰している方が多く、アメリカやイギリスと同じような考えを持っているからです。
したがって、「あけましておめでとう」はいつまで言うのかはなく、1日だけになります。ちなみにブラジルの「あけましておめでとう」はFeliz Ano Novo(フェリース アノ ノーヴォ)といいます。
「あけましておめでとう」がいつまでかは1月15日が目安
「あけましておめでとう」がいつまで言えるのかは1月15日までを目安に考えたらいいです。いつまでと期間を気にするあまり、相手に挨拶できないのはもったいないです。また、相手の形式のことを考えすぎて「あけましておめでとう」と挨拶できないのももったいないです。
新年の挨拶で大切なことは、去年1年お世話になったという感謝と今年お世話になるという相手への敬意です。感謝と敬意、そして相手を好きになる気持ちがこもった挨拶は相手に必ず伝わります。相手に気持ちいいと思える新年の挨拶をしましょう。